夏も終わり秋が深まりつつある今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか? ついこの間までは猛暑で汗だくになっていたのを懐かしく感じます。 さて、目指してきた一つの目標でもありますが、以前ブログでご紹介したゼゼラやツチフキの繁殖した個体が展示デビューしましたのでご報告します。 さぁ、どこにいるかわかるでしょうか? ん?もしかしてこれか?と思うような大きさかもしれません。 居場所さえわかってしまえば、見つけるのはたやすいかもしれませんが、この水槽の中にいるという前提で見なければ、なかなか見つけるのも難しく、周りの風景にも同化しています。 まだまだ小さいので、このまま順調に育つことを祈るばかりです。 また、トトベビー水槽で展示していたウシモツゴの繁殖個体も時を同じくしてデビューしています。 ゼゼラやツチフキに比べると、ウシモツゴのほうがわかりやすいので、来館された方はすでに気づいているかもしれません。 新しい世代が次々に誕生して成長してデビューし、水槽のなかでも世代交代は行われていきます。 理想を言えば、水槽内で産卵された卵が育って、自然に世代交代をしてくれればよいのですが、そう簡単にはいきませんので、我々が一つ二つ手を貸すことで、種を絶やさないように心がけています。 頑張ったところで種が絶えない保証が絶対にあるわけではありませんが、このような形が水族館内における人と生き物との共存という一つの形でもあるように思います。 途中経過をお伝えしてそのままになっているニシシマドジョウも大きくなりました。 生まれたときから3,4カ月経過すると、まぁまぁな大きさまで育つことがわかりましたが、まだ展示するには小さいので、もう少しあたためておきます。 Tweet