おもしろ飼育コラム

水辺の清掃活動はじめました
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水辺の清掃活動はじめました

こんにちは。 おかげさまでアクア・トト ぎふは開館20周年を迎えることができました。 これからも引き続き、水族館が好きな方・生き物が好きな方・地域にお住いの方々に愛される水族館を目指してスタッフ一同、精進していきます。 また、それと同時に水辺の生き物にとっての役に立つ水族館でありたいという思いも強くあります。でも結局のところ、自分に何ができるだろう?と考えてみると、生き物の現状を水族館から情報発信することと、生き物がすむ環境を少しでもきれいにすることぐらいでした。 というわけで、「水辺の清掃活動~みんなの川を未来へ」を始動しました。 これまでにも、川の調査へ行った際には、袋いっぱいになるぐらいのごみを回収してはいたのですが、それでは拾いきれず、もう本気でやりたい!!とエンジンがかかってしまったわけです。 記念すべき初回は7月3日。まずは水族館近くの木曽川右岸を攻めることにしました。 どちらかというと、大きな川の本流よりも市街地を流れる小規模な水路のほうがごみが多い印象がありましたが、いざ拾ってみると、木曽川中流のごみの量もなかなかのもの…。 ごみの多くはペットボトルと発泡スチロール片、食品トレイも多くありました。それから肥料のビニル袋も多くありました。中身の入った焼き肉のたれや洗剤、なかには使用済み割りばしを詰め込んだペットボトルもあり、キャンプやバーベキューで出たごみも多かったです。 熱い日だったので休憩をこまめにとりながら、予定していた範囲はざっと2時間半でだいぶきれいになりました。ごみを拾いながら道を進み、ごみのない道で戻ってくるのはうれしいものでした。 小学生が地域のごみ拾い活動などに勤しんでくれることが多いなか、まずは大人がごみを拾う、大人のごみは大人がひろう、こんな信念をもって、これから継続して活動していきます。 こんな垂れ幕を付けた車を見かけたら、温かく見守っていただけるとうれしいです。

企画展のダイダイイソミミズハゼ
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企画展のダイダイイソミミズハゼ

こんにちは。寒い日が続きますね。 今日は、現在の企画展で展示しているダイダイイソミミズハゼをご紹介します。   そもそもミミズハゼの仲間が、どのような生き物なのかといいますと、 呼び名の通り「ミミズのような体つきをしたハゼ」です。夜行性であり、石の下にかくれていたり、地面を何十cmも掘らないと発見できなかったりで、目立たないくらしをしています。人目につきにくいくらしぶりのせいか、調査・研究の途上にあり、学名がつけられていない種類がたくさんいます。 国内のどこにどの種がすんでいるのかもわかっていないことが多く、捕まえたミミズハゼが、一体なにミミズハゼなのか、識別できる人はなかなかいません。   なにミミズハゼ? なにミミズハゼ? わたしも目下のところ勉強中です。 これまで当館では、企画展や「河口の生き物」水槽で短期間の展示をしたことがありました。その際も、なにミミズハゼなのかの判断に困り「ミミズハゼの仲間」として展示しました。   しかし、今回の企画展ではピシッ!と和名と学名を添えて展示しています。 展示しているのは「ダイダイイソミミズハゼ」。 この展示は和歌山県自然博物館にご協力いただきました。 2019年に新種記載された種で、沿岸の浅い磯礫中などから見つかっており、眼の下に数本のヒゲ状突起があるのが特徴とのこと。 拡大してみても目の下のヒゲ状突起の存在は確認しづらく、肉眼でぱっとわかるものではなさそうです(おそらく矢印で示したところだと思います)。   明るい展示槽では、下の写真のように隠れてしまい、なかなかお客さまに全身を見ていただくことができていません。 給餌したら(活発な捕食シーンをご覧いただけるかも…。)と思い、試したのですが残念ながら全くの無反応。『食欲 < 隠れ欲』でした。 というわけで、いつも夕方の消灯時間前後に給餌することにしています。 暗がりでは活発に動いて、しかも、けっこうたくさんの量の餌を食べます。       いかがでしたでしょうか?   ミミズハゼの仲間を知らなかった、見たことがなかったという方に、ぜひ見ていただきたいです。

企画展「ココがちがうんです!」のネズミ
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企画展「ココがちがうんです!」のネズミ

みなさま、こんにちは!   今回は、開催中の企画展「ココがちがうんです!~生き物の見分けは難しい!?~」で展示している2種のネズミの仲間をご紹介します。 今回の企画展で唯一、生体展示している哺乳類が「アカネズミ」と「ヒメネズミ」です(標本でコウモリ4種とモグラ2種、ヌートリアも展示しています)。     この2種は、日本の固有種です。 日本全国に分布していて、岐阜県にもすんでいます。   この2種を当館で展示するのは初めてのこととなります。 初めてということで、それぞれの特徴を生かせるような展示ができないかと考えました。     まず、アカネズミは、モグラの穴を使って巣を作ることもあるそうで、地中に潜っている様子を見せられるように地下にトンネルを作りました。       はじめこそよく潜っていたのですが、最近は、だいぶ展示水槽の環境に慣れてくれたようで、2匹でトンネル上のスペースで寝ていることが多いです。(観察しやすい位置にいるのでいいことなんですけどね!) たまに使ってくれていると嬉しくなります。     そしてヒメネズミは、木登りが得意で半樹上生活をしています。そこで、枝を組んで、高さのある展示にしました。   時間によっては枝に登っているので、樹上生活を再現できたのではないかと思います。 ですが、ここでひとつ問題が、、、 ヒメネズミが、元気すぎることです。   日中は、そうでもないのですが、 (寝ていることが多いです。)   夜になると、超活発になります。     フタにぶら下がっていることも!!すごいジャンプ力で、びっくりです。 とてもアクティブです笑   最近はスタッフがフタを開けると、日中でもフタにぶら下がりにくることがあるので、作業する時はドキドキです。 フタを開けた時、逃げ出さないように対策として、スタッフ二人体制で作業するようにしています。     さて、この2種ですが、どこで見分けるかと言いますと、 「足のサイズ」 で、見分けることができるのです。   成獣同士で見比べてみると、、、 アカネズミは、2.2cm以上で     ヒメネズミは、2.2cm未満なんです。   じっくり見ていただきたいと思い、剥製標本も一緒に展示しています。   2種のちがいをぜひ見つけてみてくださいね。     Tweet

古い写真から
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古い写真から

こんにちは。台風が去り、今日は秋晴れですね。 ニホンカナヘビのふ化、そして幼体を、「飼育2年目の岩本」がブログにアップして、 で、現在、展示をしています。 ふ化前後のニホンカナヘビの幼体には、卵歯という突起が鼻先にあって、 この卵歯で内側からたまごに裂け目をつくり、顔を出します。 顔を出した状態で、数時間じっとしてから外に出てきます。 この一連のふ化の様子は、ヘビの仲間アオダイショウと似ています。 アオダイショウの卵の大きさは… サインペンのマッキ―の太いほうのキャップぐらい(汗)。←いい例えが思い浮かばない…。 もう、何年も前ですが、写真があったのでご覧ください。 ①たまごに裂け目ができました。 ②たまごの裂け目から、顔を出しています。 ③産まれました。全長40センチぐらいです。 かわいい?それとも気持ち悪い?   バックヤードにアオダイショウがたくさんいても、展示できるのは1匹だけなので、 この時以来、繁殖はさせていません。最初で最後の貴重な写真となりそうです。では、また。     ツイート  

プロ野球開幕!~パート2~
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プロ野球開幕!~パート2~

はいさーい!   飼育員2年目の岩本です。 前回に引き続き、今日も勢いで4月のマンスリー水槽にいる生き物を紹介したいと思います。 今日は、中日VS横浜!!! ということで、この生き物をご紹介いたします。   ヒトデてッ!!!何のひねりもないやんかー! と思った方、すみません。 でも、ヒトデですけど、その名は 「モミジガイ」 ヒトデなのに貝の名を持つ。 貝の名を持つくせにヒトデ。 そんなひねくれた彼です。   水槽に底砂を敷いていると、みるみる間に砂に潜って隠れてしまい、飼育係を困らせます。   夜になると出てきて、餌を食べるみたいなのですけどね。 シャイな彼です。   そして、ヒトデには口から胃を吐きだして体外で食べ物の消化するものと、普通に口に餌を入れるものとがいるのですが、 モミジガイは普通に餌を口から飲み込みます。 どちらかと言うと大胆な彼です。     また、砂地に生きる彼らには、多くのヒトデの体の裏側の管足(かんそく)と呼ばれる器官の先にある吸盤がありません(下の写真参照、少し見えにくいです)。 普段、砂の中で暮らす彼にとっては、岩などにくっついたりするための吸盤は必要ないようです。 適地適作?適材適所??? どちらも少し違う表現な気がしますが、そんな感じです。   そんなわけで、砂に潜って隠れていることの多いモミジガイですが、ベイスターズファンの方も、そうでない方も、ぜひゆっくりとその姿をご覧いただき… 同じように見えるヒトデにも、いろいろあるんだなーと思いを馳せつつ・・・ プロ野球に熱狂して下さい。   おしまい♪     おまけ   イナバウアー(懐かしい!)     ツイート  

プロ野球開幕!
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プロ野球開幕!

はいさーい! 気がつけばもう4月ですね! そして気がつけば、プロ野球が開幕しましたね!!! 愛知県出身でガチガチの中日ファンの私は、密かに盛り上がっているのであります。 ちなみに、川上選手が好きです。   というわけで?4月のマンスリー水槽のテーマは「セ・リーグ6球団にちなんだ生き物」 週一でブログ更新を公約に掲げたことですし、 今月は6球団=6種を、このブログで紹介できたらと思っております。   記念すべき第一号は・・・    「ヒゴイ」 金魚じゃないよ。 写真だと小さく見えますが… いえ、実際今はまだ小さな幼魚なのですが… これから大きくなるんです。 鯉ですから。   ヒゴイ=緋鯉=赤!コイ(=カープ)!!! ということで、東洋広島カープにちなんでいます。 今まさに、この広島カープと中日ドラゴンズは 熱い開幕初戦を繰り広げているところであります。 中日ファンの私でありますが、このヒゴイは、 私が飼育員になって初めて一人で搬入した思い出深い魚。 そんなヒゴイのこれからの成長を祈って、 広島カープも頑張れということで、今回のブログを無理やり閉じまーす!   おしまい♪   ツイート    

学生に朗報。
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学生に朗報。

めーだーかーの学校は~   川のなかぁ~♪♪ というわけで、3月31日まで、学生を対象に学割キャンペーンを実施しています。 あと数日です。 サークルK&サンクス、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン、 チケットぴあの各店舗のみでの販売となり、 水族館の窓口ではお買い求めになれませんのであしからず。 昨年の今頃は学生最期の自由な生活を謳歌し、 卒業旅行だのヒッチハイクだのに勤しんでいた私ですが、 気がつけば私も社会人となってから1年が経過しようとしています。 今年は… 今年は・・・ 定期的にブログ書きます。   写真のメダカは、水族館の水田や用水路の生き物の水槽にいます。 汚れや高水温、塩分にも強く、かつてはどの田んぼや用水路でも見られ親しまれていましたが、 現在は数が減り、見かけることが少なくなった魚のひとつでもあります。 学生のみなさん、新学期や新入学の前に、 日本の自然のこれからに思いをはせてみてはいかがでしょうか。   あ。春休み期間中も、朝10時半のアシカショーは一日の中で一番空いている時間なので、 ぜひ早起きしてお越しください!   おしまい♪   ツイート      

次回特別展予告!
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次回特別展予告!

皆様こんにちは。 展示飼育の尾崎です。 今回は、12月16日から始まる企画展についてのお話です。   現在は特殊能力展で、両生爬虫類や魚類、 昆虫まで様々な生物を展示していますが、 今度の特別展の主役はこちら!!     そう、トゲウオです。(写真はトゲウオの仲間、ハリヨです。 ハリヨは常設展示でも見ることができますよ。) タイトルは「命まもる魚 トゲウオからのメッセージ」です。   私は淡水魚の中ではハリヨが一番好きで、 今回の特別展の担当も希望しました。 ハリヨはその姿も好きなのですが、生活史がとても面白く、 長く私のNo1淡水魚でした。   そして現在、トゲウオ展(タイトルが長いので、 私たちは「トゲウオ展」と呼んでいます。)の準備を進めているわけですが、 水族館に入って長年私のNo1を守ってきたハリヨを超える魚に出会ってしまいました。 その魚…こちら!     「イトヨ」です。皆様いかがですか? 私はこのメタリックな美しい銀色の体に心を奪われてしまいました。 イトヨはハリヨと同じ仲間なので、生活史も似ています。   私は水槽の中でしかイトヨを見たことがありませんが、 自然界で見た人に聞くと、イトヨが太陽の光を浴びて、 キラキラと体が輝き、とても美しかったそうです。 ぜひ、私も見てみたいものです!!   そんなイトヨやハリヨなどを展示する、今回のトゲウオ展。 まだまだ準備で大変ですが、良い展示になるよう頑張りますので、 ぜひ見に来て下さいね。   ツイート    

ひとり甲殻機動隊! part 2
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ひとり甲殻機動隊! part 2

こんにちは。甲殻機動隊part1から、はや2ヶ月も経過…。この2ヶ月は、主役の登場を、今か今かと待ち焦がれていたのでした。     今日のお題は、その主役、「オカガニがきたー」 です。     12月のマンスリー水槽の主役の座を射止めております。   こちら↓     なんだ、ふつうのカニではないか? いやいやいや…。大きくて硬くて…。迫力満点!そして力持ち。 甲幅8cmぐらいです。はさまれるとやばいので、しっかりは測っておりません。   オカガニは名前の通り、基本的に丘=陸地で生活するカニです。 産卵の時だけ、海に移動します。 わりと、山の方にすんでいるので、移動の時は、道路を横断することもあります。 なので、オカガニがすんでいる沖縄やその周辺の島では、 オカガニの交通事故死が多いそうな…。 わたしも、石垣島で、道路を横断するオカガニに遭遇しました。 はぁ、かっこいい。   いつも「サンショウウオ!サンショウウオ!」って言っている田上も、 いつも「ハリヨ!ハリヨ!」って言っている尾崎も、 なんだか、オカガニに魅了されちゃってるみたいですよ。   そしてもちろん私も。 こんなカニがいるんなら、沖縄に移住してもいいかも…。 って思ってるぐらいですから。   いろいろと文献や図鑑を見ましたけど、 日本でオカガニを研究している人はあまりいないようです。 なので、オカガニの生態について詳しくは分からないのです。 何年かかってこの大きさになるのかすら分からない。   というわけで、たった1ヶ月の展示ですが、 オカガニについて分かったこと、気がついたこと、おもしろいことがあれば、 またブログに書きます!   とりあえず次は、 「オカガニがたべたー!」 つまり、オカガニの食性について、書こうと思ってます。 ツイート    

模型
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模型

館内には水槽だけでなく、色々な展示物があります。 たとえば、こんなの。 これは触ってもOKなものです。 実際の標本から型をとって製作したと聞いたことがありますが、 細かい点までは再現出来ていません。 ポリプテルスは特徴的な鱗(ガノイン)をしていますので、 欲をいえば、そういう細部までこだわって作ればいいのになーと思います。 (私は製作には携わっておりません)   他にもこんなものも。 これは触れる展示物ではなく、装飾品といったものなのですが、よく見ると・・・   歴戦の傷跡が(笑) 修理するのも私たちですので、お取り扱いはほどほどでお願いします。   で、なんでいきなりこんな話題を持ち出したのかと言うと、 そこには深い訳があるのです。     これですよ・・・。 この模型、実は職員オオシマ氏手作りなのです! ちょっと前から夕方頃になると、工作室にこもって、 発泡スチロールと石膏粘土をコネコネコネコネ何をやっとるんだと思っていたら、 これが出来上がりました。   なかなかどうして、プロ顔負けとまでは言いませんが、 素人耳勝ちくらいは言っても良いくらいの、素晴らしい出来です。 残念なのは、私が作ったのではないという点です。   じゃあ、なんでわざわざ私が記事にしたのかというと、 「すごいっすね」って話をふった時の、オオシマ氏の表情と言ったら! もう見たことないくらいのドヤ顔。 鼻の穴も広がる広がる。   そんなん見たら、切なくなりまして・・。 記事にした次第です。 おあとがよろしいようで・・・。   (何に使われるのかは、まだ秘密です)     ツイート    

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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