3階、「ゆるい流れの魚」の水槽ではコイと鳥のコサギを同じ水槽で飼育しています。コサギはいつも水槽の上の木などにとまっていますが、飼育係の与えるエサを食べる時には水面近くの岩の上に降りてきます。この時、コイはコサギの足元に集まり、口を大きく開けてパクパクします。自然では、コサギがコイの子どもを食べることはあってもコイにエサを与えることはありません。どうしてここのコイはコサギにエサをねだるのでしょうか。ある日、コサギがエサを食べようとしているところを見ていてなぞが解けました。コサギがエサを誤って「ポトッ」と水中に落としてしまったのです。次の瞬間、集まっていたコイがエサを食べてしまいました。あーあ。コイはコサギがエサを落っことすのを待っていたのでした。 ※左のほうにコイの背中が見えています。