おもしろ飼育コラム

ミミクリーシリーズ第6弾
  • 企画展・特別展示

ミミクリーシリーズ第6弾

ご無沙汰いたしました。お待ちかねの第6弾です。 しかし、あっという間で、この特別企画展も残すところあと1カ月となってしまいました。 ブログ急がないと、間に合わないっ!!と焦り始めた次第です。 さて今回、ご紹介するのは、水着です。 このところ、運動不足で、たるんだお腹周りが気になるという方(私もですが・・・)に朗報です。 競泳用水着といえば、過去にシドニー五輪で、サメ肌水着が脚光を浴び、 新記録が続出したのは、記憶に新しいところです。 しかし、2005年に国際水泳連盟が使用禁止にした経緯もあって、 新たなる水着の研究は続けられていました。 そんな中、ミズノ株式会社が開発したのが、これです!   手前に写っているかっこいいカラーリングの方です。 実は、この水着は、カジキの体表面にヒントを得て、開発されたのです。 その名も、「ミズノ アクセルスーツ ウォータージーン」!!  (なんだかすごそうだ・・・) 今までの、「撥水による低抵抗」から「水との融合による低抵抗」という発想に切り替えたのです。 魚類を触ってみると、粘液でヌルヌルしていますよね? これは、水中の細菌や寄生虫から身を守る役割もありますが、 体の抵抗を減らす役目も果たしていたのです。 摩擦が生地とその表面を流れる水との関係ではなく、 ジェル化した生地表面の水と表面を流れる水との関係になるため、 抵抗を軽減することが実現されたのです。 ちょっと難しいですが、サメの次はカジキで勝負ということですね。 これを着用し、プールでタイムを競ってみませんか? 今までにないタイムを叩きだすかもしれませんよ。 今回、サンプル水着、資料、 ならびに迫力満点のカジキの画像をご提供いただきましたミズノ株式会社様には、 この場をお借りして御礼申し上げます。 うん、これ着て、プールに通ってみようかな・・・

動物奮闘記~宿敵あらわる!?カワウソ「エナ」!!~
  • アクア・トトの生き物

動物奮闘記~宿敵あらわる!?カワウソ「エナ」!!~

みなさま、こんにちは!   動物班の尾崎です。   以前書きましたが、動物班へ移動した当初の私の苦労話その①です。 動物班に移動してから一番苦労し、悩まされたのがカワウソの「エナ」です。 (現在エナは展示の巣穴の方で見ることができます。)   カワウソの給餌をはじめたのは異動して1カ月後ぐらいでした。 カワウソは現在ナガラ・ミナミ・エナ・レンゲの4頭を飼育しています。 そして先輩いわく、『エナが一番給餌しやすいだろう。』ということで、エナの給餌から始まりました。   『部屋に入ったら座って待っていれば寄ってくるよ。』と言われ、いざエナの待つ部屋へ!!   しかし、いくら座って待ってもエナは近づいてこない!!しかも威嚇しているような…気が…。 エナはそのまま、ドンゴロスに隠れてしまいました。 どうすればいいのか分からず、外で見ている先輩を見てみると、 『ドンゴロスから出して!』とジェスチャーで指示がきました。 恐る恐るドンゴロスを持ちあげると…   噛まれた!!ドンゴロスに入っているにも関わらず、噛まれたぁ~。  ドンゴロスに入っているのも関わらず、なぜ私の手の場所がわかった!? けっこう痛いですし、なにより怖かった…。 その後も1時間おきに給餌に入るも、毎回のように噛まれました…。 結局その日は先輩と交代し、カワウソデビューは痛い、痛い思い出となりました。   はたして私はエナと仲良くなれる日は来るのか!? つづく。

ミミクリーシリーズ第5弾
  • 企画展・特別展示

ミミクリーシリーズ第5弾

時季外れではありますが、「夏」「ぷ~ん」「かゆい」といえば・・・?                     蚊です。みなさんも毎年、必ず刺されていることでしょう。 でも、この蚊に刺された瞬間に気づきますか? 刺された後、痒くなって気づく方がほとんどでしょう。 蚊の口吻は、80マイクロメートル(1マイクロメートルは、1ミリメートルの1/1000)と細く、 さらにキチン質というしなやかな物質でできています。また、その表面はギザギザになっていて、 細胞との接触面積を少なくし、さらに、刺す時に針を振動させ、細胞を押しのけるように刺すので、痛みを感じないのです。 この蚊の口吻をマネして、作られたのが、これです!   株式会社ライトニックスが、開発した世界初の生分解性・生体適応材料を用いた苦痛を伴わない安全な微細針! 名付けて「PINNIX」です!!   今までの注射針は、金属と樹脂の二つの素材からできていて、廃棄するにも手間がかかっていました。   が、しかし、これはポリ乳酸という材料でできていて、なんと生分解されてしまうのです。 樹脂成型なので、こんなにちいさくてもギザギザの3D形状が可能なのです。 針にクスリを閉じ込めて、直接患部に刺してしまえば、あとは、体の中で分解されてしまうのです! 初めてこれを見た時は、とにかく「すごいっ」としか言いようがありませんでした。 ホント、兵庫県まで出張した甲斐がありました。 近い日に、さまざまな医療施設で使われることとなるでしょう。 そんな最新の注射針が、一足お先にアクアトトでお披露目というわけです。 一見の価値アリです!! 一度、自分で本当に痛くないか試してみたいと思う私でした・・・。   今回、サンプルならびに資料のご提供していただきました株式会社ライトニックス様には、この場をお借りして御礼申し上げます。 ほんっとに、ちっちゃいなぁ~

はなぞの幼稚園の皆様からのプレゼント!
  • お知らせ

はなぞの幼稚園の皆様からのプレゼント!

先日レクチャーに来ていただいた、岐阜市のはなぞの幼稚園なでしこぐみの皆様から こんなかわいらしい手作りピラルクーをいただきました。 ウロコ一枚一枚をみんなで作った力作です。 とてもステキな作品にスタッフは大喜びです。本当にありがとうございました。 しばらく多目的ホールに飾らせていただきます。  

動物奮闘記
  • アクア・トトの生き物

動物奮闘記

みなさま、こんにちは!   元魚類チーム、そして現在動物チームの尾崎です。 以前、先輩が書いたブログに書かれていた通り、 現在アシカのミントのトレーニングに燃えております(笑) ミントをはじめて近くで見た時は、あまりの大きさ・迫力に驚き、近づくのも怖かったです…。 本当に怖かった…。 しかし恐怖の初対面から約3カ月、今では仲良しになりました♪   もちろん、何の苦労もなく、今に至るわけではありません。 はじめは動物達(特にカワウソ)となじめず、 「これからやっていけるだろうか…。」 と、悩みに悩みました…。   そんな苦労話を交えて、お客様からはなかなか見られない、 動物達の姿を数回に分けて、ご紹介していきたいと思います!!(なんせ、苦労話が多いもので、一回では書ききれませんから。)   お楽しみに!! ちなみに写真はミントです。    

大きくなりました
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  • 日本の両生類

大きくなりました

2年前の春に、バックヤードで繁殖に成功したナガレヒキガエルですが、 その後、生まれた子どもたちは今、どうしているのかというと、 ゆっくりではありますが、着実に大きくなっています。 大きいものだと、体長7cmにまでなりました。   というわけで、3匹だけ、展示デビューすることにしました。 本当は、20匹ぐらいデビューさせてもいいのですが、 ナガレヒキガエルは、そんなに簡単に見つけられる種類ではないので、 水槽内にうじゃうじゃいれてしまうと、ナガレヒキガエルの品格が台無しになりますからね。   展示水槽で、自分たちの伯父さん叔母さんと一緒になりました。 写真の左に写っている2匹が、新米です。 右にいるのが伯父さんか、叔母さん…。やっぱり大きくて貫禄あります。 新しいすみかで、伯父さん叔母さんにもまれながら、 たくましく成長してください!!

寝てても見えるよ
  • アクア・トトの生き物

寝てても見えるよ

コツメカワウソのエナに、新しい寝床をプレゼントしました。 これなら、床がぬれてても、布団代わりの麻袋までぬれてしまうことはないし、 寝てる姿を、お客様に見てもらえるし、一石二鳥です。   気に入ってくれたようで、ごらんのとおり。   愛らしい寝姿に、ちょっと心がなごみます。

ミミクリーシリーズ第4弾
  • 企画展・特別展示

ミミクリーシリーズ第4弾

明けましておめでとうございます。 年末年始にかけての寒波の影響で、ここ岐阜県各務原市でも雪がちらちら。 慌てて、元日にスタッドレスタイヤに交換するハメになりました。やれやれ・・・。 それにしても、毎日寒い日が続きますね。 こんな寒い日は、ダウンジャケットを着るしかないっ!! と、いうことで今回ご紹介するのは、倉敷紡績株式会社が開発した「エアーフレイク」です。 もともと、この製品のモデルとなったのは、北極圏に生息するホンケワタガモの羽毛でした。 ホンケワタガモは、厳しい寒さの中、卵を温めるために、保温性に優れた羽毛をもっています。 現地の人たちは、ヒナが巣立った後、この羽毛を採って防寒着にしていたとのこと。 種は違いますが、水族館周辺に見られるカルガモの巣も、こんな感じです。 なんて温かそうなんでしょう!     ホンケワタガモの羽毛は、アイダーダウンと呼ばれ、その保温性と希少価値から羽毛の王様とも言われているんですって!! 知らなかった・・・。 でも実際に触ってみると、軽くて、柔らかくて、温かくて、まさに王様。     この羽毛の王様をマネして、エアーフレイクが作られたのです。   それが、これです。   形こそ違えど、なんだか温かそうだ。 いくつかの試作の末、これが最新版だそうです。 防寒具の中にも生物を模倣した素材が隠されていたわけです。 このエアーフレイクを使用した就寝マフラーというものがあるようですよ。夜、寒くて眠れないという方は、一度、チェックしてみては? 今回、サンプル資料をご提供していただきました倉敷紡績株式会社様には、この場をお借りして御礼申し上げます。 う~ん、こりゃあったか~ぃ

ザリガニ博士になろう!
  • イベント

ザリガニ博士になろう!

今回はアクア・スクールの「ザリガニ博士になろう!」をご紹介します。 今回のメインは皆さんが良く知っているアメリカザリガニです。 田んぼや川で見かけたり、家で飼ったりしたことがある人も多いのでは? アメリカから来た外来種ですが、今では身近な生き物です。 こんな身近な生き物ですが、「体のつくり」は面白いことがいっぱいです。 そんなザリガニの謎に迫るのがこの企画。 クイズや解剖をしながらザリガニのことを楽しく深く学んでいきます。   むむむっ こんなところにこんなものが・・・ という発見や これはね、○○って言うんだよ~。 というザリガニ豆知識まで!!   この機会に、ザリガニのことをもっともっと知ってください。 ここにはきっと、今まで知らなかった新しい発見がありますよ!! 只今解剖中。奥が深いぜ、アメリカザリガニ!! ザリガニが好きな人、興味がある人はぜひご参加くださいね! お申込みはこちらからどうぞ!!

ととのいました!
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ととのいました!

やっと念願かなって「カエルの冬眠」の展示をすることができました。   こんなかんじで。 屋内の暖かいところと、屋外の寒いところにガラス越しに水槽を並べて設置して、 気温差のあるなかでのカエルの行動を見比べてみましょう。   というのが狙いです。 ですが、展示開始から数日間、新しい環境に慣れていないカエルたちは、 気温差など関係ないかのように、どちらも土に潜ってしまい、 「・・・」   まいったなぁ~と悩んでおりましたが、 ようやく、それぞれねらい通りの行動を見せてくれるようになりました。 こちら、屋外の寒いところにいるカエルです。 見事、冬眠中。 (右:トノサマガエル 左:ナゴヤダルマガエル)   冬眠中はもちろんエサなし。動き回って水槽を汚すこともないので掃除もなし。 たまに乾燥しないように、霧吹きするだけでよし。   でも、 夜はたまに、もぞもぞと動いています。 もぞもぞしながら、少しずつ位置や体の向きを変えています。   「今日はどのぐらいもぞもぞしたのかな?」   と、毎朝見るのが楽しみです。

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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