おもしろ飼育コラム

お魚ストラップをつくろう!
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お魚ストラップをつくろう!

こんにちは!!学習プログラム担当の河合です!! 今日は、アクア・トトのぎふの学習プログラム「アクア・スクール」を紹介します。 アクア・スクールは、毎月第2日曜日に低学年(小1~小3)、毎月第4日曜日に高学年(小4~小6)を対象に実施しています。内容は、2カ月に1回変わるのでHPや館内のチラシを要チェック!!。今回は、今月実施した内容をちょっとご紹介します。 今月の12日(日)に「お魚ストラップをつくろう!」というプログラムを実施しました。どんな内容かというと・・・ まず初めに、魚の形について考えます。どんな形してるっけ?ヒレはどこについていたっけ??などなど・・・。 形のことが分かったら、今度は生き物の観察とスケッチをしに館内へ移動します。 どんな形のストラップを作ろうかとじっくり観察中のみなさん↓ お友達とあれこれ相談しながら観察するのも楽しそうですね。 観察のあとは、部屋に戻っていよいよストラップ作りに挑戦です! さっき観察してきた生き物を思い浮かべながら形を整えていきます。さて、上手にできているでしょうか・・・? 気になる完成品はこちら!! じゃ~ん サンショウウオのストラップ完成! 難しい形でしたが、とてもキュートに仕上がりました。でも、これで終わりじゃないんですよ!! みんなが作り終わったら部屋の電気を消します。 すると・・・!! ストラップが・・・!? ここから先は参加してからのお楽しみです。 スクールが終わると、 「また作ってみたい」 「魚をいろいろな角度から意識してみることができた」 「魚の形にいろいろあることが楽しかった」 など参加者の声も!! 満足していただけたようです。 今まで知らなかったことを知ると、生き物たちの見方も変わりますし、水族館の楽しみ方も変わりますよ。 このアクア・スクール「お魚ストラップをつくろう!」は1月9日(日)にも実施します。このチャンスをお見逃しなく!! みなさんのご参加、お待ちしております。

ミミクリーシリーズ第2弾
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ミミクリーシリーズ第2弾

みなさんはミツバチの巣を見たことがありますか?   私が、初めてミツバチの巣を見た時は、その整然と並んだ六角形に感動しました。(T〇T)/ なにか道具を使うわけでもなく、本能でこの巣を造り上げているのです。 この巣のスゴイところは、六角形であるところなのです。 つまり・・・ 同じ形を隙間なく並べて広い面積を作ることが可能な形は、正三角形、正方形、正六角形で、そのうち、同じ面積で最も周が短い形は正六角形です。これは同じ量の材料を使って、最も広い面積を作ることが出来るということです。つまり、より少ない材料で広い空間を覆うことができるため、より軽くなります。また、たくさん並べられた筒の一部が衝撃によって壊れたとしても、その破壊力が他の筒に及びにくいので、全体の破壊につながらないのです。 これが、ハニカム(ハチの巣)構造なのです。 このハニカム構造は、いろんなものに使われています。 例えば、飛行機や新幹線の外板とか通気口とか・・・     これは、アクア・トトぎふの近所にある「かかみがはら航空宇宙科学博物館」で展示しているものを写真撮影させていただきました。 そこで、ミツバチの巣を見たスタッフは、マネしてこんなものを造ってしまいました!     ・・・踏み台です。 みなさんも乗ってみてくださいね?(スタッフのなかで一番ふくよかなH氏が乗っても大丈夫!!)   「へぇ~こりゃ、丈夫だわ」 

クリスマスリポート
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クリスマスリポート

クリスマスまであと10日!!街に出るとイルミネーションがキラキラしていて、「あぁ、クリスマスだなぁ。」って実感します。アクア・トトぎふも、すっかりクリスマスモードです。 ・・・と、いうわけで、今回はわたしが館内のクリスマスをリポートしたいと思います!! まずはエントランス。今年も彼(彼女?)が登場しています。アクア・トトぎふのクリスマスといえばやはりデンキウナギのクリスマスツリーですよね~。毎日14時のエサの時間は元気いっぱいです。今日も勢いよく電気を出していました。 エントランスを入ると、今度はこのツリーがお出迎え!このツリーのオーナメントはお客様の手作り!ホームページにあるオーナメントのぬりえをダウンロードして持参していただくと、幼児のお子様は入館無料に、お付き添いの方は5名様まで1割引になるんです。お得です。オーナメントは個性豊かで力作ぞろい!みんなが一生懸命作ってくれたんだと思うと、見ていてほんわかします。 そして、その先にあるのはこちら!!ふわふわマリモのグラスツリー。ツリーの中にはマリモとアカヒレが展示されています。ライトアップされていてとってもキレイですねぇ。 そして!!最後はこれ!!!12月のマンスリー水そう「クリスマスタウン物語」です。クリスマスの街並みをイメージした水槽に、イルミネーションのように鮮やかな魚たちが展示されています。わたしのオススメはこのお家!!!なんとスタッフの手作りです。しかもあかりも灯ってます。なんとも女子心をくすぐりますねぇ。 他にも、館内全体でクリスマススタンプラリーなんかも開催しています。外は寒くなってきますが、暖かい水族館でみなさんも素敵なクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょう? 以上、現場からはたがきがお送りしました~!!

ミミクリーシリーズ第1弾
  • 企画展・特別展示

ミミクリーシリーズ第1弾

さて、第1弾は、これっ!    ハスの葉です( 写真は展示しているハスの園芸品種)。 ハスの葉の上の水滴は、まるでビー玉のように転がり落ちていきます。 これを「ロータス効果」といいます。 この撥水構造をマネして、たとえば雨傘やレインコートはもちろん車の撥水剤、 ビルの外壁なんかにも応用されているのです。 そんなハスですが、本来ならば、シーズンオフで葉がない状態なのです。 でも、葉っぱが主役のこの展示、葉のついているハスをどうしても手に入れなければ!! と、探しまわったあげく、やっと1株手に入れることができました。 でも、館内の企画展スペースでは、照明不足や気温低下のためか、 やはり少しづつ茶色の部分が増えてきているような・・・。 (お願い!枯れてしまわないで!!)と切に願う私です。 さて、このロータス効果をみなさまに体感していただきたく、一工夫施しました。それは・・・   このボタンスイッチです。   ボタンを見るとつい押したくなってしまうのが、人の性。 このボタンを押すと・・・さて、どうなることやら。それは、見に来てからのおたのしみ♪ 開催開始から、今日で4日が経ちますが、お陰様で、 多くのお客様にこのボタンを押していただいております。 そして、このロータス効果を体感していただいております。   「なるほど、これがロータス効果なのか・・・」

いよいよスタート!!
  • 企画展・特別展示

いよいよスタート!!

さて、ついにこの日がやってきました。 12月3日・・・そう、特別企画展「自然に学べ!生きものに学べ!!」の開催日なのです。 今回のテーマは「バイオミミクリー」・・・。  といっても、「なにそれ?」という答えが聞こえてきそうなので、ここで、簡単にご説明を・・・。 バイオミミクリーとは、生きものの形や行動、さらには生きものをとりまく自然の仕組みなんかもマネして、私たちの生活に役立てようという科学分野なのです。最近、注目を集めている分野で、多くの企業や研究施設などで実用化に向けて開発が行なわれているのです。 すでに実用化されているものもたくさんあります。たとえば、おなじみのマジックテープやハニカム構造などなど・・・。    ま、このあたりの詳しいコトは、この企画展会場の解説パネルを読んでいただくとして、ここでは、会場に展示しているそれぞれのブースを連載で(・・・で、で、できるのか???)詳しくお話していきたいと考えております。 あんなモノやこんなモノまでいろいろ集め、さらには、ちょっとした仕掛けなんかも用意しています。 それは、来てのお楽しみ♪       この特別企画展を開催するにあたり、多くの企業、博物館、動物園、水族館にご協力いただきました。 この場をお借りして、お礼申し上げます。  

ミノムシを見て、ふと。
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ミノムシを見て、ふと。

水族館のまわりの木々も、すっかり葉を落としてしまいました。 特に何も考えず、枝を見ていると、 ミノムシ発見!! でもチャミノガのようで、昔馴染みのオオミノガではないようです。 オオミノガの「ミノムシ」は近頃では本当に見かけません。 昔は駐車場のフェンスや、サツキの植え込みなどにたくさんついていた記憶があります。 ミノムシの「ミノ」をとって、毛糸で「ミノ」を作らせてみる定番の実験をしたこともありますし、 ただ単に、「ミノ」をはいで幼虫を確認してみたり(今思うとかわいそうなことを・・・)していました。   でも、それほどたくさんいたんですね。 なぜ減ってしまったかというと、オオミノガヤドリバエというミノムシに寄生する虫により、 駆逐されていったそうです。もちろん外来種です。   あれだけたくさんいた「ミノムシ」を絶滅危惧種に追い込む外来種。 よそから「生物」を持ちこむ(持ち込まれる)ことの恐ろしさを痛感します。 これは外国のものに限らず、同じ日本にすむ種でも同じこと。   もちろん虫だけでなく、魚もカエルもそうですし、ドングリも・・・です。  

1mmの成長
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1mmの成長

 こんにちは。 みなさんも気になって仕方がないのではないかと思い、  先日のチビっこのサワガニの続編を書きます。   10月のはじめと11月のはじめにぞくぞくと脱皮しまして、 ちょっと大きくなりました。2回脱皮したわけです。   今、甲幅が、6~7mmぐらいです。  前回(10月4日)のブログでは、5mmぐらいでしたから、わずかに1mm成長しただけですが、 ぱっと見た感じでは、だいぶ大きくなった気がします。 捕まえて手にのせると、多少重みを感じるようになりました。 また、大きくなったらお知らせします。    隣の水槽には、ちびっこたちの父親と母親たちが入っているのですが、 来年の繁殖に向けて、現在、栄養蓄え中です。 こちら、さかさまになってエサのオキアミを食べているのはメスです。  で、下の写真がオスです。オキアミ2匹キープしています。 オスとメスの違いはわかりますか? お腹をよく見てくださいね。 オスのお腹にもメスのお腹にも「ふんどし」とよばれる三角形があります。 ペロンと伸ばすと、そこには呼吸器官のエラが付いているんですが、 そのふんどしの三角形が長細いとオスで、 お腹いっぱいにひろがっているのがメスです。 メスはその部分に卵を抱くわけですから、大きいふんどしの方がいいですよね。   ちびっこたちでもお腹を見れば、もうオスかメスか判別できるのかな? デリケートですからね。まだ今は見るのやめておきますが、 近々、確かめてみようと思います。   では、また。

ヘビ小考
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ヘビ小考

先日ご紹介しましたシロマダラですが、無事エサも食べて、元気にしております。 (スタッフの自宅庭にいたニホンカナヘビをエサにしました。展示しているカナヘビじゃないですよ。) さて、次は展示をどうするかという話ですが、いかんせん、小さな個体です。 おそらくみえないだろうし・・・。来年かなぁ。 とりあえず、検討中ということでお願いいたします。   それにしても、ヘビの展示は、いろいろと気を使うことが多いです。 ちょっとした隙間があれば脱走しますし、神経質な個体はストレスで拒食することもよくあることです。 何より、一番の悩みは、ヘビが苦手という方がダントツに多い点です。 当館のスタッフにもヘビ嫌いはチラホラいますし、そういえば私の母もそうでした。 その昔、自慢げに捕まえたシマヘビを母に見せたら、 絶叫に近い悲鳴と、バカ息子への怒号が、近所中に響き渡りました。 まぁ、これは良い思い出です。   常設展示しているアオダイショウや、エメラルドツリーボアの種名板の写真をみるだけで、 「気持ち悪い」と目をそむける人も中にはいます。 「気持ち悪い」とアクリル面を持っているステッキでこづいている お客様を見たこともあります。(これは悲しかった)   また、ほとんど動かない生物です。 ちょっとでも動かそうとアクリル面をたたかれることは、本当によくあること。 (もちろん、じっくりと観察してくれる人が大多数です。嫌いな人も多いですが、人気が高いのも特徴です。)   ゴールデンウィークには、毎年コーンスネークを使って、ヘビのふれあいを行っていますが、 こちらは本当に大人気。 苦手な方は、恐る恐る触るところからスタートしますが、だんだん平気になって、 いろいろ質問してくれるようになります。 ヘビと来館者の間に、「インタープリター」が介在するとまったく問題ありません。 しかし、常に水槽の前にたっているわけにもいきませんからね・・・。   ヘビは、もう全てが洗練された素晴らしい生物だと思っています。 全員とまではいかないまでも、嫌いな人も好きな人も、展示しているヘビに興味を持って 観察していただけるように、まだまだ工夫が足りないということ。頑張らねば。   と、シロマダラを見ながら、思ったことをつらつらと・・・。

チビっこのサワガニ
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チビっこのサワガニ

サワガニの子どもが産まれました。 大きさは甲幅(こうらの横幅)5mmぐらいです。 親に比べるとなんだか少し、あしが長くてスレンダーなスタイルな気がします。 そしてすばらしい脚力の持ち主!垂直の壁でもぐんぐんよじ登っていきます。 20匹ほどの稚ガニたち、無事に育ってくれればいいんですけど。   さて、話はさかのぼり、ちょうど1年前のこと。サワガニを繁殖させてみようと思いたちました。 その以前から、たま~にサワガニが交尾しているのは知っていました。 そして、お腹に卵を抱いた母ガニの姿を見かけたこともあります。 ですが、稚ガニが誕生することはありませんでした。 というわけで、サワガニ専用の繁殖槽をせっせと作り、 体が大きくて立派なオスとメスを選んで繁殖槽へと移しました。 冬が過ぎ、 春が来て、 5月になった頃、 繁殖槽のメスたちが一斉にお腹に卵を抱いていました。 「よーし!!」と喜んだのもつかの間、 私に見られた母サワガニはポイポイと卵を捨ててしまったのです。 どうやら、私に見られる=多大なストレスだったようです。 そのことに気づき、繁殖槽のサワガニを見ないようにしました。 朝、照明をつけて、夕方消す。 たったそれだけにしました。 その結果、稚ガニが誕生したのです。 飼育係としては、実に寂しい繁殖技ではありますが…。 来年は、なんとかもう少し観察できるように工夫してみます。 この写真は、先日、野外で見つけたサワガニ誕生の瞬間です。 こんなふうに観察できるといいんだけどなぁ。  

珍しいお客様
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珍しいお客様

夏休みもほぼ終わりに近づいた8月30日。 ちょっとびっくりなお客様が水族館に来館されました。 そのお方とは・・・。     シロマダラ(幼蛇)さんです!!! なんと水族館のバックヤード廊下をピョロピョロ這っていたのです。 何故そんなところに・・・。 もちろん嬉々としてゲット。   水族館のある公園内には、3種のヘビがいるのは知っていましたが、 まさかシロマダラまでいたとはびっくりしました。 このシロマダラが餌としている生物は、トカゲ・カナヘビ・ヘビです。 よくよく考えてみると、餌としている生物は公園内にたくさんいます。 とくに今年の夏はニホンカナヘビの当たり年。 アシカショーの最中、小道具を箱から取り出そうとしたら、カナヘビさんこんにちは。 ステージの床の上でも、カナヘビさんこんにちは。 そして、マリンよ。カナヘビは餌ではないので、ショーに集中しなさい。 ということが何度もありました。   おっと、カナヘビの話ではありませんでしたね、シロマダラの話に戻りましょう。 とまぁ、公園内にいてもおかしくないなということです。   さて、先ほども書いたとおり、餌は爬虫類ですので、 飼うためにはこれらを捕まえなくてはなりません。   ふっふっふ。 こんなこともあろうかと、私はね、ちゃんと準備していたんですよ。 過去に、展示しているニホンカナヘビが尾を自切してしまった時が何度かあり、 その「尾」をこんな時のためにラップにくるんで、冷凍していたのです! なんという準備の良さ!さぁ、今こそ出番だ。カナヘビのしっぽよ!       ・・・。 すっ、捨てられてる・・・ (´;ω;`)ブワッ     つづく(のか?)

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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