さあ、岐阜県に生息するサンショウウオ紹介もあと2種です。 次はコガタブチサンショウウオをご紹介。 コガタブチサンショウウオ(通称:コブチ)は、昨年より常設展示しました。 そのあたりは、昨年のブログに書きました。(下記リンクを参照) http://blog.goo.ne.jp/aquatotto_staff/e/e49d84b4b82c5cb82108f94cf5da2d55 なかなか出合えなかったので、そういった意味でも、非常に思い入れのあるサンショウウオであります。 さて、このコブチが産卵する場所は、伏流水のしみだす岩などの奥の奥の奥~の方ですので、 卵のうは、普通に見れるものではございません。 見つけるためには、根気と勇気と体力と愛が必要です。 ここだけの話、、、 実は当館のサンショウウオ展で見れるんですよ。 カスミサンショウウオと比べると卵の大きさが全然違いますね。 産卵する場所は地中深くですから、餌となる生物がほとんどいないんでしょう。 そのため、卵の栄養だけで変態できるそうです。すなわち、栄養たっぷりなわけですね。大きいはずだわ。 ちなみに、この卵のう、当館で産卵したものです(ちょっと自慢)。 産卵場所の環境をイメージし、ホームセンターにて資材をセレクトし、繁殖水槽をハンドメイドした結果! 4対の産卵が見られました。 しかし、すべて未授精卵という悲しい結果が、上記の標本展示につながっております。 標本ビンの中に入っている保存液には、私の涙もちょっぴり含まれているとか、いないとか・・・。 来年こそ!!!