水生昆虫水槽にヤゴ登場
                                    こんにちは、展示飼育部の松下です。
日中はまだ暑いものの、ようやく夜は涼しい風を感じられるようになりましたね。
季節の変化を楽しむのも風流だなあと思う今日この頃です。
 
さて、みなさまはお気づきでしょうか。今年リニューアルした水生昆虫・里山の生き物水槽の展示生物も少しずつ変化していることに……!
特によく入れ替わるのはこちら、右端の2本です。
 
リニューアルオープン時はタイコウチ、ヒメゲンゴロウの組み合わせでした。
8月からはコオニヤンマ、ハグロトンボのヤゴ。
そして現在はオニヤンマ、シオカラトンボのヤゴをそれぞれ展示しています。
[caption id="attachment_17320" align="alignnone" width="525"] オニヤンマのヤゴ[/caption]
[caption id="attachment_17322" align="alignnone" width="525"] シオカラトンボのヤゴ[/caption]
 
ヤゴとはトンボのなかまの幼虫のことをさします。ヤゴは水中で生活し、何度も脱皮をくり返したのちに羽化してトンボとなるのです。
 
こちらは公園で撮影したシオカラトンボの成虫です。幼虫と成虫でこんなにも大きく姿が変わってしまうというのはなんとも不思議ですね。
 
ヤゴはすべて肉食性で、ほかの小さな水生昆虫などを食べます。普段は折り畳んでいる下唇を長く伸ばし、獲物を捕らえるという特徴を持っています。
 
 
オニヤンマにコオロギを与えた際の動画を撮影したので、こちらをご覧ください。
[video width="1280" height="720" mp4="/wp-content/uploads/2023/09/0923-2.mp4"][/video]
 
まるでマジックハンドのような下唇は見えましたか?
あまりの早業だったので、こちらに動画からの切り抜き画像を用意しました。
普段の姿からは想像もつかないような口の構造ですね。私も初めて見た際は開いた口が塞がりませんでした!
ヤゴの魅力は伝わりましたでしょうか。
今後もこちらの展示水槽はさまざまな生物に入れ替わっていく予定ですので、ぜひご来館の際の楽しみの一つにしてくださいね。読んでくださり、ありがとうございました!
 
 
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