おもしろ飼育コラム

トカゲの色変化
  • 爬虫類

トカゲの色変化

こんにちは、展示飼育部の松下です。 青い空に白い入道雲。夏ですね! みなさまはすでに野外のアクティビティを楽しまれましたか?   さて、先日展示水槽にヒガシニホントカゲの幼体を追加展示しました。水槽にもようやく慣れてきたようで、石の下から出ていることも多くなりました。   水槽の前を通りがかった際、お客さま同士が「うちの庭に出るやつだ!」とお話が盛り上がっているのを聞き、展示した甲斐があったと嬉しい気持ちになりました。     こちらのヒガシニホントカゲ。じつは大人と子どもで体の色が異なるという特徴を持っています。 次の写真は今年生まれの幼体です。鮮やかな青色の尾をしているのがお分かりいただけるでしょうか。 ヒガシニホントカゲは天敵に襲われた際、自ら尾を切り離し逃走します。一般的には、残った尾に注意を引くため目立つ色をしているといわれます。 しかしながら、成長するにしたがい、この青色はしだいに薄れてきます。     次の写真は、おそらく生まれてから1~2年が経過した個体です。鮮やかだった青色は少し鈍く変化しています。また、背面も黒色から褐色に代わっています。     次の写真が成体です。尾は完全に体と同じ褐色になり、全体的に落ち着いた印象を受けます。性成熟し、繁殖できる年齢に達しています。当館の展示水槽には成体が2個体入っているので、ぜひ観察してみてください。     なんだか大人は地味だな……と思った方。成体でも鮮やかな色をもつことがあります。それがこちら。 7月に野外で捕まえたオスの個体です。喉元が鮮やかな橙色に染まっています。(この個体は観察後、元の場所に返しています。) この色は婚姻色と呼ばれ、春から夏にかけての繁殖期にメスにアピールするため色が変わります。     いかがでしたでしょうか。この季節、野外へ出かけると日向ぼっこをしているトカゲを見かけることも多くなりました。近づくと逃げられてしまうので、遠くからこっそりと美しい体色を観察してみてくださいね。 野外が暑すぎるよ、という方はぜひ当館へ。成体も幼体もそろってお待ちしております!     Tweet  

美濃和紙で彩るアクア・トトの金魚展
  • 企画展・特別展示

美濃和紙で彩るアクア・トトの金魚展

みなさま、こんにちは。 暑い日が続きますが、熱中症に気を付けてお過ごしください。 先日の企画展『きんトト今昔物語~時代を彩る金魚たち~』のおもしろ飼育コラム、みなさまご覧になりましたでしょうか。 今回は、企画展の装飾についてもっと詳しく紹介していきます!   みなさまは金魚といえば、どのようなイメージがありますか? 夏の風鈴や扇子に金魚がよく用いられていることから『和』や『涼やか』といった印象があるかもしれません。 そんな金魚のイメージに合うように企画展のブースを考えよう!ということで、金魚を展示しているほかの水族館へ視察に行ったり、当館のデザイナーと話し合ったりして、少しずつイメージを固めていきました。 その中で、岐阜県ならではの金魚展にしたい!そうだ!美濃和紙だ!ということで 企画展のブースを伝統工芸品である美濃和紙をたくさん使って装飾しました。   例えば、企画展スペース入ってすぐのこちらの水槽↓   左端にある障子に美濃和紙を貼っています。 こちらは美濃和紙の中でも、本美濃和紙となっています。 そもそも、美濃和紙とは、岐阜県美濃市で作られた和紙のことをいいます。 その中でも本美濃紙保存会員が、決められた原料と製法で漉いたものを本美濃和紙といい、「重要無形文化財」や「世界無形文化遺産(ユネスコ)」に登録されています。   日本三大和紙の1つともされる美濃和紙ですが、なんといっても薄くて丈夫なところが特徴です。素人ながらですが、光に当てたときの光沢感や美しい白さが魅力的だと思います!   実は、美濃和紙について勉強するために美濃市へも視察に行ってきました。 その時に、岐阜提灯の職人さんを紹介してもらい、岐阜提灯の作り方を見学しました。 その職人さんに作っていただいた岐阜提灯も展示しています。     大きくてかわいい金魚!実はこの企画展のために作ってもらったオリジナルのものにです。   もともと、美濃和紙は障子紙として使用されていましたが、様々な工芸品に用いられるようになってきました。近年では、丈夫であること、自然素材といった特徴を活かして、アクセサリーやインテリア用品など、さまざまな用途で用いられています。 その中の1つとして、美濃和紙製の壁紙があり、金魚の新品種を展示している水槽の周りを彩るように飾りつけしています。     これらの装飾物は壊れやすいため、触ってもらうことができませんが、みなさまにも美濃和紙を実際に触って魅力を感じてもらいたいと思い、イベントを開催することにしました!   その名も、『美濃和紙でミニあんどんづくり』です! ちぎった美濃和紙を貼り付けて、オリジナルのあんどんをつくります。 8月10日(木)から8月16日(水)の10時から16時に水族館1階にある多目的ホールで開催します。 詳しくはこちらのページをご覧ください。   試作品はこちら↓     夏らしい、金魚や花火をモチーフとした自分だけのあんどんを作ってみませんか?       Tweet  

企画展「きんトト今昔物語-時代を彩る金魚たち-」
  • 企画展・特別展示

企画展「きんトト今昔物語-時代を彩る金魚たち-」

こんにちは、展示飼育部の松下です。 夏もいよいよ真っ盛りとなり、少し外に出ただけでバテてしまうような今日このごろ。 本日はそんなみなさまへ、夏らしい涼を感じるのにぴったりの空間をご紹介したいと思います。それがこちら。 7月14日より開催している企画展「きんトト今昔物語-時代を彩る金魚たち-」です。 青色を基調とした涼し気なブースで、水中を優雅に泳ぐ金魚たちをご鑑賞いただけます。     展示している金魚は全部で約30品種、100点。和金、らんちゅう、琉金など、金魚の系統を大まかにグループ分けし、さまざまな色や形の品種を観察することができます。   特に、和金のなかまが泳ぐ大迫力の水槽は必見です!     さらに、注目して頂きたいのが「桜頂天眼」というこちらの品種。   アップにするとこんな感じ。 上を向いた目に、「桜」と呼ばれる模様が特徴的です。じつはまだほとんど市場に出回っておらず、令和2年に開発された新しい品種です。今回は愛知県水産試験場のご協力のもと、特別に展示することができました。   また、本企画展では装飾にもこだわっています。 例えば金魚を上から観察できる「上見水槽」のブース。こちらの鉢は、もとはシンプルなプラスチック製だったものを、工作が得意なスタッフが美濃焼風に塗装してくれました!     他にも、ブース各所の装飾に美濃和紙、岐阜和傘など岐阜県の伝統工芸品を取り入れています。岐阜県に位置する当館ならではの展示を、というコンセプトです。 美濃和紙などについては、もう一人の企画展担当の小野さんが、後日紹介してくれるそうですので、そちらをお楽しみに。 写真撮影にぴったりのスポットも多いので、カメラを片手に廻っていただけたら嬉しいです。     暑い今年の夏、ぜひ当館の企画展へ涼みにきてくださいね。爽やかな気持ちになること請け合いです!     Tweet  

コサギが3羽に!
  • アクア・トトの生き物

コサギが3羽に!

こんにちは。   現在、水族館の3階にある「ゆるい流れの魚」水槽にコサギが増え、合計3羽の展示となりました。     実は、6月11日までは1羽のみの展示でしたが、 縁あって、大阪の天王寺動物園からコサギ2羽を譲り受けたのです。しかし、いきなり展示水槽へ!というわけにはいきません。   まずは、新しくやってきた2羽のコサギをバックヤードで飼育し、健康管理や状態の把握に努めます。   しばらくして異常がなさそうなので、展示水槽へ移す段階に入ります。 ですが、元々展示していたコサギがとても気の強い個体なので、いきなり合流させると喧嘩する恐れがありました。 そこで、まずは、元々いたコサギ1羽をバックヤードに移し、新しくやってきたコサギ2羽を展示水槽へ移し、展示の環境に慣れてもらうことにしました。 これで、元々いた個体の縄張り意識が薄まれば、3羽を一緒に展示しても、喧嘩しないのではないかと考えました。   そして、1ヶ月ほど様子を見て、7月の休館日に、バックヤードに移していたコサギ1羽を、展示水槽へ戻し、3羽の展示となりました。   その日は1日かけて、担当者で交代しながら展示水槽のコサギを「喧嘩しやんといてよ~、仲良くね!」など緊張しながら観察していました。観察を続けても大きな喧嘩もなかったためこれで本当の3羽での展示となりました。   ぜひ、ゆるい流れの魚水槽をご覧になる時は、水の中だけではなく、上の木々にも目を向けてみてください。 夏になり、頭に立派なかざり羽が生えた3羽のコサギに、ぜひ会いにきてくださいね。 お待ちしております!       Tweet  

カヤネズミの展示水槽をリニューアル!
  • アクア・トトの生き物
  • 新しい展示

カヤネズミの展示水槽をリニューアル!

こんにちは。   カヤネズミの展示槽をリニューアルしました!   リニューアルに向けて、去年の末から少しずつ準備をしてきました。   カヤネズミは、日本最小のネズミで、おもに河川敷や休耕田などの草地に生息しています。 ほとんどの時間を草の上で生活し、イネ科の植物を使って地上から高さ1mほどのところに巣を作ります。草の上を移動する時には長い尾を植物に巻きつけてバランスをとることもあります。     しかし、これまでの展示水槽は高さがなく、背の高い植物を入れられなかったこともあり、これらの行動を見ることができませんでした。   そこで、カヤネズミの本来の暮らしぶりがわかるような展示水槽を目指し、完成したのがこちら!     1m以上の高さのある展示水槽に、本物のイネ科植物のオギとチガヤを入れて、生息環境に似せたレイアウトにしました。   リニューアルの前夜、カヤネズミがどんな行動を見せてくれるかワクワクしながら、新しい棲み家となる展示水槽に20頭を収容しました。しばらく観察していると、尾を巻きつけて植物に登る姿を見ることができました。     さらに翌朝には、巣を作ろうとしている痕跡を発見!     さらにその翌日には巣が半分くらいできあがっていました。     今後も巣が増えたり、四季に応じて植物の色あいが変化したりすると思います。 ぜひ、何度も観ていただき、変化を楽しんでもらえたら嬉しいです。         Tweet  

みんな釘付け!見どころ満載の水生昆虫大水槽
  • アクア・トトの生き物

みんな釘付け!見どころ満載の水生昆虫大水槽

当館の水生昆虫水槽がリニューアルして早くも2ヵ月が過ぎました。     お客様の反応はどうかなと思っていましたが、 休日には水槽の前に列ができるほど見ていただいたり、 SNSなどでもたくさん投稿されていたり、 「なかなか人気じゃん!」 と嬉しく思っています。     今回は一番大きな水槽(下の写真)の見どころをご紹介したいと思います。       まずはゲンゴロウ。   泳ぎが得意なゲンゴロウの仲間たちですが、 いつでもビュンビュン泳いでいるわけではありません。   底でじっとしたり、植物につかまっていたり…       ゲンゴロウの仲間は水面上の空気で呼吸をするため、定期的に浮上します。   ですので、数分間水槽の前にいるとゲンゴロウが泳いでいる姿が見られます。   腹部の先端を水面に出して呼吸をします。   そのビュンビュンと泳ぐ姿がこちら。       ゲンゴロウの仲間はにおいに敏感で、水槽にアカムシやコオロギを入れると この時もやはりビュンビュン泳いでエサを探します。     給餌の時間は決まっていませんが、今の時期はほぼ毎日与えていますので、 タイミングが良ければ見られるかもしれません。     次はガムシ。     ガムシの成虫はおもに植物食で、水槽に植えてあるクロモをよく食べています。   この写真はクロモを食べながら緑色のフンをしています。   よく食べて、よくフンをする、そんな印象です。     ガムシの仲間は水面から取り入れた空気を腹面に貯めておくので、 下からのぞくと腹面が空気の膜できらきらしています。     最後にマツモムシ。 マツモムシは背泳ぎで生活している昆虫で、水面付近にいます。       このようにゲンゴロウ、ガムシ、マツモムシの泳ぐ様子や 食事の様子が目の前で見られます。     他にも、ときどき水から出た場所で甲羅干し(甲羅ではなく翅ですが、 カメの甲羅干しから水生昆虫でも甲羅干しということが多いです)をしたり、     最近ではゲンゴロウやマツモムシが交尾していることもあります。     見どころ満載の水生昆虫水槽、ぜひ見に来てくださいね。     Tweet  

カピバラのアグアについて
  • 治療

カピバラのアグアについて

みなさま、こんにちは。獣医の小野です。 気温が高くなり、暑い夏がやってきました。熱中症に気を付けてお過ごしください。     今回は、カピバラのアグアについてのお話です。   アグアは2016年に当館にやってきた7歳のカピバラです。 カピバラの平均寿命は8~10年といわれており、高齢のカピバラになります。     アグアは約1年前に糞便の状態が悪くなり、軟らかい便を排泄するようになったと同時に体重が少しずつ落ちてきました。消化管の病気を疑い、整腸剤や抗生物質を投与して治療を試みましたが状態が改善しなかったため、より詳しく検査を行いました。   その結果、炎症性腸疾患という病気であることがわかりました。   炎症性腸疾患という病気はあまり聞きなれないかもしれません。 この病気の明らかな原因は特定されていませんが、遺伝や免疫システムの異常などが考えられています。炎症性腸疾患は、腸粘膜に対して、自分の免疫細胞が攻撃してしまい、炎症を起こす病気です。 (じつは、アグアと兄弟のパンタやラーゴも炎症性腸症を起因とする形質細胞腫という腫瘍によって死亡しています。)     現在、アグアは免疫システムを抑える薬剤を投与して治療を行っています。 この薬剤の影響でからだの一部で脱毛が認められ、また小さな傷でも治りが遅く、悪化しやすい状態になっています。 しかし、治療を中止すると、腸粘膜の状態が悪化し、栄養や水分を腸から吸収できなくなり、衰弱してしまいます。   そのため、薬剤の影響を最小限にするよう薬剤の量をアグアの状態に合わせて調整したり、傷が治りやすいように軟膏を塗ったり、脱毛が広がらないようにブラッシングを行ったりして対応しています。   また、最近の研究で健康なカピバラの糞便を移植することで症状が改善したという報告があり、そちらについても取り組んでいます。     なぜ、病気のカピバラを展示しているのかという疑問があるかもしれません。 カピバラは自然界では平均10頭の小さい群れをつくって行動しています。この群れになわばりのようなものが存在して行動範囲がかぶらないようになっています。   当館ではアグア以外に兄弟のリオも飼育しています。 アグアとリオは兄弟ですが、治療のため、別々に飼育した後に再び同居させると、けんかになってしまいます。最悪の場合は、命に関わることもあります。 このため、アグアをバックヤードへ移動せずに、リオと顔を合わせられる距離で飼育を続けています。   これからも、飼育スタッフと協力して、アグアの病気が快復するよう、最善をつくしていきます。アグアのことを温かく見守っていただけると嬉しいです。     Tweet  

古代生物がやってきた!~ミズクラゲ~
  • 企画展・特別展示

古代生物がやってきた!~ミズクラゲ~

企画展「古代生物がやってきた!~時を超えた生き物たち~」の展示期間も残りわずかとなりました。   最後にどうしても皆さまにお伝えしたい、私が個人的に大好きな生き物をご紹介します。 それはこちら、ミズクラゲです!     クラゲのゆったりとした動きは、見ていてとても癒されるなぁと感じます。   企画展のテーマは「古代生物」ですが、クラゲはいつ頃、地球上に現れたのでしょうか?   古代生物のことを知るには、化石を調べるのが一般的な方法かと思います。 しかし、クラゲの体には骨などの硬い組織が無く、ほとんどが水分でできているため、化石に残るのは稀なことです。 この企画展では、クラゲの化石が見つかっている例として、アメリカ・イリノイ州のメゾンクリーク生物群がある地層の年代に合わせ、石炭紀(約3億5890万年前)の生物として紹介しています。   ですが、それ以前の時代の化石からもクラゲと思われる生物やその痕跡が見つかってきており、また、クラゲ類が属する刺胞動物門や有櫛動物門は動物界のなかでも原始的なグループとされているので、数ある動物たちのなかでもかなり初期に誕生したのではないか、とも考えられています。   そんな大昔からクラゲの仲間が暮らしていたのも驚きですが、その生命力や増え方にも驚かされます。     ある日、いつものようにミズクラゲの状態をチェックしていると、水槽の壁面やネットにオレンジ色の粒々したものがくっついているのを見つけました。 それがこちら。     なんだかイソギンチャクのような形をしていますよね。 これはポリプと呼ばれるものです。 一般的にイメージされる丸くてふわふわ漂うクラゲは、ミズクラゲの生活史のなかのほんの一部の世代です。 クラゲのオスとメスが出会い受精卵を作ると、それがプラヌラという世代を経て、岩などに固着して暮らすポリプに変わります。 ポリプは分裂して増えていくのですが、この水槽内の環境がポリプにとって良かったのか、気がついたら数えきれないほどびっしりとついていました。   漂うクラゲたちから少し目線をそらして壁面を探していただくと、見つけられるかと思います。     さらに、実は今、もう1種類、クラゲがいます。 そのクラゲを見られるのはここ、ヌタウナギの水槽です。     水槽のアクリル面に小さなものがついているのですが、拡大するとこんな感じ。   これはハイクラゲという種類のクラゲです。 ミズクラゲのように泳ぐことはなく、名前の通り這うようにして移動します。   潮間帯の海藻などにくっついて生息するのですが、水族館の水槽にもたびたび発生する、神出鬼没のクラゲです。 いつまで見られるか分かりませんが、ぜひこの機会に観察してみてください。   企画展は7月9日までとなっております。 普段の当館では見られないクラゲ!じっくりご覧くださいね。   Tweet  

古代生物がやってきた!~工作も楽しい~
  • 企画展・特別展示

古代生物がやってきた!~工作も楽しい~

みなさま こんにちは。   4月15日(土)から始まった企画展「古代生物がやってきた」もいよいよ終盤で 7月9日(日)までの開催予定です。 この企画展を目当てに多くの方にご来館いただけているようで嬉しいかぎりです。   お客さまに人気なのはハリネズミとミズクラゲのようです。 意外だなと思ったのはアメリカカブトガニの人気ぶり。 昼間に良く動き、腹側の様子がよく観察できるため、多くの方に楽しんでいただいております。 あとは最近SNSで話題を集めたサカバンバスピスですね。   企画展スペースでじっくり生き物を観察したあとには、その隣にあるトト・ラボでおさらいも兼ねてちょっとしたものづくりはいかがでしょうか?   平日限定のものづくりワークショップ「ガチャポン水族館をつくろう!」です。 ガチャカプセルと専用の型紙を使って「カブトガニ」と「クラゲ」が作れます。 他にも「ぬりえ」や数字をつないで生き物を描く「点つなぎ」も用意しています。     これらはこの企画展開催期間中だけの内容となっています。 生き物を見て更に工作をして楽しんでくださいね。   7月2日(日)には岐阜県博物館とコラボレーションしたワークショップも開催します。   詳しくはこちらをご覧ください。   まだまだ企画展「古代生物がやってきた」は終わりません!! 是非、遊びに来てください。     Tweet  

子育て応援企画『おさかな、いこう♪』がはじまります
  • イベント

子育て応援企画『おさかな、いこう♪』がはじまります

6月13日(火)から、子育て応援企画『おさかな、いこう♪』がはじまります。   実はこの企画、今年の2~3月に初めて実施し、今回が第2弾となります。   ※注 ここからは、担当者の長~い話がはじまります。 参加してくれた方や、今回は行こうかなと思ってくださる方には読んでほしいなと思いつつ。長いのです。あしからず。     当館は公園の一角に位置することもあり、平日には1~3歳くらいの小さなお子様と親子で遊びに来てくださるお客様を多く見かけます。   水族館のイベントは休日が中心です。平日に「なにか楽しんでいただくことはできないかな」、「気軽に何度でもお越しいただけないかな」そんな思いからこの企画はうまれました。     まずは小さなお子様連れのお客様が、何を求めているのか聞いてみたい。 アンケートや館内でお声がけをさせていただきました。   やってみたい体験や、ちょっと困っていること、こんな工夫があれば楽しいなど、さまざなお話を聞かせていただきました。本当にありがとうございました。     そして、アンケートを基に、2~3月に第1弾を実施しました。     実施後には、参加者のみなさまに再度アンケートをお願いしました。 このアンケートが、私の想像を遥かに超えたものでした。   驚きのひとつは短期間でたくさん集まったこと。 そしてもうひとつは、自由記載欄にたくさんのメッセージを書いてくださったこと。   参加した感想。 イベントを通じてお子様が発見したこと。 もっとこうしたら良いというアドバイス。   私、こんなに寄り添ってくれたアンケートは見たことがありません。 羅列しただけでA4用紙5~6枚はあるんです。 全部読ませていただきました。歳ですねぇ、うるっときます。     アンケートをお願いしておきながら、お礼をお伝えする機会がありませんでした。 この場を借りて、お礼申し上げます。 本当に本当にありがとうございました。   みなさまの声はできるだけ第2弾に反映させました。 全部を反映することができないのが、とても申し訳ない気持ちです。   厚かましいですが、せめてもの恩返しが今回第2弾の企画です。     第2弾の子育て応援企画『おさかな、いこう♪』のご紹介です。   いきものさがし 植栽や雰囲気ではなく、生き物に注目するお子様にとっては、淡水魚の展示は単調に見えてしまうようです。   「いつも通り過ぎてしまう水槽にも注目する工夫が欲しい」という声から、カードと同じ生き物を館内で探してみようという企画です。   「お家に帰ってからも振り返りでお話ができたらいいな」そんな声もあり、小さなカードにしました。 前回は5種類だったのですが、「もっと種類があるといいな」という声もあり、今回は前回と違う8種類にしてみました。   設置するカードはランダムで変えていこうと思いますので、今日はどんな生き物かなとチェックしてみてくださいね。     キッズスペースとワークショップ(工作) ちょっと休憩していただける場所を、館内の最後に設置します。 岐阜の木材を使用した魚のつみ木など、おもちゃで遊んでくださいね。   「手軽にできる工作があるといい」そんな声もあり、前回はペーパークラフトを用意しました。   今回は七夕にあわせて、壁面に緑のテープで作った大きな笹の絵を設置します。 名付けて「大きなペタペタ笹飾り」。 折り紙や短冊で飾り付けをお願いします。     おさかな手形アート 「思い出づくりになるイベントがあると嬉しい」そんな声から、成長の記録にもなる手形作品をつくっていただきます。 前回はお子様が持ち歩きできるトートバックでした。   「思い出になってとても嬉しかった」という声をたくさんいただきました。 今回も手形はやりたい!ということで、素材はTシャツに変えてみました。 着てもOK、飾ってもOKです。 手形の大きさで成長を感じることができますし、あの時はこの身長だったんだとTシャツのサイズでも思い出になるかなと思っています。 すぐにサイズアウトしちゃいますしね。   前回、「インクがあまり濃くつかない」という声もいただきました。 そうなんです。説明書通りにやってもうまくつかないことがありました。 残念な思いをされた方、申し訳ございませんでした。   濃いインクにすれば良いのですが、ウェットティッシュで簡単に落とせるインクにはしておきたく、あらためてメーカーさんにも相談し、インクが乾かないようにもう少し工夫してみます。   インクパッド(朱肉)への押し方もいろいろ試してみましたので、お伝えできればと思います。   今回も無印良品 イオンモール各務原様のご協力で実施します。 お子様の肌に触れるものなので、素材も気になると思います。 Tシャツは無印良品製です。   そして今回は、父の日が間近ということで大人サイズも用意しました! パパを泣かせるサプライズプレゼント、いかがでしょう。   こどもサイズは80~100、おとなサイズはS~Lです。それぞれ数に限りがありますので、あらかじめご了承ください。     岐阜の木のおもちゃであそぼう 「遊べる場所があると嬉しい」という声から、今回も実施します。 岐阜県の8割を占める豊かな森で育った木のおもちゃに触れてみませんか。 「お子様の年齢にあわせてスペースがあると嬉しい」との声もいただきましたので、今回は室内に2か所のスペースを設置する予定です。     おさかな七夕飾りをつくろう! 思いでづくりになるイベントをもうひとつ。 七夕にあわせて七夕飾りをつくります。 自分で笹を用意するのは意外と大変。 でもお家で飾ってみたいな、七夕にお子様と笹の葉の写真を撮ってあげたいな。 そんな希望を叶えます!   折り紙で飾りをつくって、短冊に願い事を書いたらできあがり。   笹のサイズは50~60cmほどを予定しています。 ちなみに笹は水の吸い上げが弱いらしく、葉が縮むのが早いようです。 手元で試しているのですが、その点はご容赦ください。     LINEショップカード LINEを使用したポイントカードです。 期間中の平日に2回(2ポイント)のご来館で、ガラポンくじにチャレンジ!   前回はプチプレゼントだったのですが、お子様にも楽しんでいただけるガラポンくじにしてみました。 何が当たるかはお楽しみ。 参加には、当館公式LINEアカウントの友だち追加が必要となります。 また、位置情報の許可が必須となりますので、設定画面が表示された際には「許可」をお願いします。     おさかなハイハイレース おさかなになりきってハイハイでよ~いどん! 定員15名のため、参加できなかったという声もあり、今回は午前午後の2回開催します。   ”おさかなになりきって”というのは、尾ビレの形のスポンジをお尻のあたりに付けてもらおうと思います。 前回、とても可愛いお子様たちの姿が印象的でした。尾ビレはバージョンアップを模索中です。   お申し込みの開始は6月下旬頃を予定しています。     各イベントの詳しい時間や料金などはこちらのページをご覧ください。   外で遊ぶには大変な梅雨の時期。「おさかな、いこう♪」とお出かけしてみてはいかがでしょうか。 それでは、水族館でお待ちしています!     Tweet  

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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