おもしろ飼育コラム

ちがうよ
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ちがうよ

もうお馴染みのこのシーン、カエルが抱接しています。でもよく見てください、ちょっと違ってますよね?そうなんです。シュレーゲルアオガエルの背中にのっているのは、ニホンアマガエルなんです。繁殖期のオスは近くで動くものなら何にでも抱きつく習性があるため、今回のように違う種類で抱接することは少なくないようです。でも、当館では初めて目にする光景だったので、きっちり写真におさめてみました。…ぷにっとしたシュレーゲルアオガエルの背中、さぞ気持ちよかろう。

お手を拝見
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お手を拝見

巣穴水槽へ転居したタカと芸達者のミナミ。以前、タカはくるっと回ることを覚えたと報じましたが、今ではお手も覚えました。しかしミナミのお手とタカのお手は少し違います。ミナミは係が手を差し出すと「ぺちぺちぺち」と軽く何度も右前脚を添えてきます。タカは係が手を差し出すと「むぎゅぅ」と力いっぱい左前脚を押し付けてきます。これで良いのかい?といった感じに。ある係はミナミの脚の裏の感覚がたまらないといいます。ある係はタカのあの必死さが愛おしいといいます。みなさんはどちらがお好みですか?

あつい!!
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あつい!!

来るかと思っていた台風7号がそれ、連日暑い日が続いています。ちょっとした作業でもポタポタ汗をかき、もうぐったりです。でも、ぐったりしているのは何も人間だけではありません。写真のとおり水族館1階の中庭にいるアルダブラゾウガメたちも、この暑さに少々うんざり顔。コマチは小屋の中で、キャンディは小屋の陰で、デコはパラソルの下で…。みんなそれぞれの避暑地で暑さに耐えています。でも、食欲は衰えることなく、毎回ペロリとエサを平らげます。さすが。それにしても、岐阜ってなんでこんなに暑いんだろ?

ピラニアどきどき
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ピラニアどきどき

写真の彼が手をつっこんでいる水槽。ここには、ピラニアがたくさん入っています。え、大丈夫なの?だってピラニアだよ?あっというまに骨にされるよ?と思われる方も多いでしょうが、大丈夫。ピラニアは、とても臆病な魚で、こうやって手を入れても水槽のはしっこで小さくなっているだけなんです。いや、それどころか、水槽の隣を人が通っただけでびっくりして逃げ惑う始末。実は小心者のピラニアたち。たしかに歯は鋭いけど、よくみるとキュートな顔をしていますよ。鱗もきらきらだし。

ケラ・ケラ・オケラ
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ケラ・ケラ・オケラ

夏の特別展示「むし研究所」と題し、知っているようで知らない身近な虫たちを紹介しています。アリジゴクやナナフシなどに混じってケラの展示を行っています。ケラは土の中に穴を掘って生活をしており、水田の畦に穴を開けて水漏れをさせる農家泣かせの虫ですが、普段はなかなか目にすることが出来ません。よくミミズがジーっと鳴くと言われますが、それはケラの声。さて採集に出掛け、ケラを探し続けて5時間あまり、ようやく見つけることが出来ました。私たちも知っているようで知らないこのケラ、展示を通して観察を続けていきたいと思います。人々は親しみを込めてケラをこう呼びます、「オケラ」と。

材料集め
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材料集め

夏休み期間中、水族館1階にある多目的ホールでは、ものづくりワークショップ-ヨシのすだれとくずかご作り-を行っています。そこで使われるヨシやクズはすべて水族館周辺に生えているもの。空いた時間に外へ出掛けて行き、ぱちんぱちんとはさみで切って、ぞろぞろと引きずって帰ってきます。その後、葉を落とし、長さを切りそろえ乾燥させたらできあがり。外は暑いし、しかも理由もなくあちこちがかゆくなる…。苦手なバッタも往来するしね。でも、きれいに束ねられた材料たちを見て思うことは、「お客様がいっぱい参加されて、楽しんでってくれるといいなぁ」ってこと。大変だった作業は、あっという間に忘れちゃいます。

ヘビとストッキング?
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ヘビとストッキング?

ではありません。ぶら下がっているのは、脱皮した皮です。これはアマゾンコーナーにいるエメラルドツリーボアですが、脱皮のとき、たいていヘビたちは、木や石など何か引っかかりになるものを利用し、体をこすり付けて、頭から尾のほうへずるーっと剥いていきます。そのため、脱ぎ捨てられた皮は、脱ぎっぱなしの靴下みたいになっているわけです。普段のヘビたちを見ていると、手や足などなくても何の不自由もないように見えますが、脱皮のときだけは別。「手」欲しいだろうなぁ…と思わずにはいられません。

血ぃ吸ぅたろか
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血ぃ吸ぅたろか

水生昆虫の水槽でミズカマキリがエサとなる小魚を捕まえ食事中でした。ミズカマキリは針のようになっている口をエサに刺し、消化液を流しこみ溶かして、それを吸って食べます。食べられてしまった小魚は明日の朝には皮だけになっていることでしょう。色々飼育していますが、食べ方は様々です。丸呑みしてしまうもの、よく噛んで食べるもの…。いろいろあるけど、ミズカマキリの場合はがっちり捕まえて、「血ぃ吸ぅたろか?」。

キノコ
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キノコ

ある日の夜間巡回のとき、流木からあやしげなキノコが1本生えているのを発見。その隣には力尽きたキノコもありました。もしこのキノコを食べたら某有名ゲーム・スーパーMブラザーズのように…。大きくなれるかな?いやっもしかしたら1UP?!なんてことを考えてキノコをしばらく見ていました。当館も開館2年を迎え、いろんなところに植えた覚えのないコケやキノコなどが生え始めています。意外なところに意外な発見があるのも魅力の1つでは?水族館にお越しの際には水族館の中の自然を見つけてみてください。面白い発見があるかも。

将来有望
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将来有望

ニホントカゲの若い個体は、きれいな青く光るしっぽを持っています。最近、3階のニホントカゲが展示してある水槽に、しっぽの青い個体を追加しました。この個体は、もっともっと小さい頃からバックヤードで飼育されていたので、他の個体に比べて警戒心が少なく、アクリルの近くで寝たり、ピンセットから餌をもらったりとなかなかいい働きをしてくれます。これまで再三、トカゲの土とん術に頭を悩ませてきた私たちですが、この有望株のお陰でちょっと一安心。展示水槽に移っても、このまま懐っこいといいな。

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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