おもしろ飼育コラム

アクアマイスターになろう!6月の活動
  • イベント

アクアマイスターになろう!6月の活動

皆さまこんにちは。 体験学習班の河合です。   アクアマイスター、今月の活動内容は「田んぼ調査」。水族館近くの田んぼをお借りして生き物調査を実施しました   田んぼに行く前に、当館の多目的ホールで、田んぼ調査の内容 ①「田んぼやあぜ、用水路にはどんな生き物がいるのかを調べる」 ②「生き物にとって田んぼがどのような場所なのかを考える」と、 田んぼでのマナーを確認し、出発しました。   歩くこと約20分。道中で出会う虫を観察しながら田んぼに到着しました。   到着後は田んぼを管理されている小野木さんに挨拶をして、調査開始!   参加した子供たちが真っ先につかまえにいったのは、カエルとオタマジャクシ。 田んぼと言えばカエルのイメージなのでしょうか? 調査開始から10分、15分経過… 捕獲した生き物を入れるバケツやプラケースの中を覗くとカエル カエル カエル ほぼカエルしかいません。     もう一度、今回の調査内容の説明し、調査を続けました。 その後は、他の生き物にも目をむけてくれるようになり、用水路やあぜの草の中なども捜索しはじめました。     40分ほど調査した後に観察と記録の時間。 捕獲した生き物や目視で確認できた生き物をチェックシートに記録しました。 誤同定しやすい「ツチガエルとヌマガエル」、「ヒメタニシとスクミリンゴガイ」の見分け方にも注目しながらじっくり生き物を観察し、記録をとりました。   記録が終わったら生き物を田んぼにリリースし、もう一度小野木さんにお礼を言って帰路につきました。     多目的ホールに戻ってからは、みんなで調査結果をまとめました。 今回の調査では、ドジョウ、ヌマガエル、コシマゲンゴロウ、コオイムシ、ヒメタニシ、スクミリンゴガイ、エンマコオロギ、ツバメなど18種の生き物を確認することができました。   それから生き物にとって田んぼはどのような場所なのか?についても考えました。 「生きるために必要な場所」「繁殖の場」「成長する場所」などの意見があり、田んぼは、人間にとっても生き物にとっても重要な場所であることに気づいてもらえたと思います。   次回は館内での活動です。 では。     Tweet

もうすぐ七夕
  • 企画展・特別展示

もうすぐ七夕

エントランスのテーマ水槽の展示内容が変わりました。 7月ですので「七夕」をテーマにしています。 タイトルは「きらきらおさかな天の川」です。     それでは設営の様子を少しご紹介します。 まずは、梅雨を先取りした、前回のテーマ水槽「晴れ間が待ち遠しい梅雨」を片付けます。 ※撤去した翌日、東海地方は梅雨入りしました・・・   今回、天の川を演出する魚は、ネオンテトラとプリステラ、南米の小さなカラシンたちです。 ネオン色に輝く青と赤の星々(ネオンテトラ)、透明感のある白を基調とした星々たち(プリステラ)をイメージしています。 ちなみにステラは星という意味です。     笹と短冊も用意しました。 さて完成かと思いきや、ちょっと昼間のように明るすぎます。     そこで照明を変更することにしました。 ミッドナイトな雰囲気で実にムーディーです。   7月10日まで展示しています。 是非、見に来てください。     Tweet

オスフロ・デコイ作戦
  • アクア・トトの生き物
  • 新しい展示

オスフロ・デコイ作戦

こんにちは。   「メコン川中流の魚」水槽に‶チャンナ・アウロフラメア″が仲間入りしました。   昨年のこの時期に企画展「極色蛇頭魚」で展示していた大型のスネークヘッドです。 企画展では‶コブラスネークヘッド”として展示しておりましたので、本コラムでも、なじみのあるコブラスネークヘッドとしてご紹介します。   企画展終了の時点では、メコン川中流の魚水槽に入れるには、まだ小さかったため、とりあえず大きくしよう!…ということでバックヤードで育ててきました。   そして、9カ月たった今年の4月、大きく太くなったので「もういけるんじゃないか!?」と判断し、展示水槽に移すことにしました。 展示予定の水槽には、ワラゴ属やチタラ属など、口の大きい強者がそろっています。当館で最も殺伐とした水槽です。そのためコブラスネークヘッドが傷つけられないか、気を付けなければいけません。   そしてやっぱり。 心配した通り、日に日に尾びれに傷がふえていき、コブラスネークヘッドも所在なさげに水面近くでじっとしてばかりいました。     傷の感じからすると、犯人ならぬ犯魚はオスフロに違いない。   犯魚↓   仕方なく、1週間ほどで展示を終了し、バックヤードで傷が癒えるのを待つことにしました。   それからおよそ1ヵ月。作戦をたてました。 ① 空気呼吸がしやすい場所にかくれ場所をつくる ② 新たなオスフロも仲間入りさせて、オスフロの興味をそらす     オスフロは見た目ほのぼのとした雰囲気の魚ですが、組み合わせしだいでは同種間で激しく闘争します。   新入りオスフロ vs 古参オスフロでにらみ合っている合間に、 コブラスネークヘッドが自分の居場所を作って堂々としてくれれば、オスフロにつつかれる心配はまずないでしょう。   そして移動日。まずはオスフロから。     続いてコブラスネークヘッド。   コブラスネークヘッドはすぐに用意しておいたかくれ場所にすっぽり収まってくれました。 いい感じです。   でも、かくれ場所から外へ出ると、オスフロたちの注目の的に。 ヒヤヒヤな日が続きます。   それでも1週間もすると、コブラスネークヘッドはだいぶ慣れた様子で、かくれ場所から出てきて、流木の陰に隠れたり、広い場所を泳いだりするようになりました。 色つやもいいし、傷もできてない。もう大丈夫そうです。     仲間入り成功です!!   ところで、新入りオスフロはというと、古参オスフロに少しつつかれることはありましたが、それももう収束したようで、こちらも無事に仲間入りをはたしました。   スネークヘッドは一般的にじっとして動きが少ない魚ですが、 こちらの水槽に来てから、この個体はよく動きます。 見ていておもしろい、オススメの1匹になりました。       Tweet

今年のカワウソウィーク!!!
  • コツメカワウソ

今年のカワウソウィーク!!!

こんにちは。   毎年5月の最終水曜日は「世界カワウソの日」です。   これは世界に生息しているカワウソの仲間がおかれている現状に目を向ける日として、イギリスのInternational Otter Survival Fund(国際カワウソ保護基金)によって制定されたものです。そして、この日には世界各地でカワウソに関するイベントや保護活動などが行われます。     当館でも4年前から特別フィーディングウォッチなど、さまざまなイベントを実施するカワウソウィークを開催しています。今年は5月21日~6月5日に開催しましたので、その様子をお伝えします。 今年は昨年までの内容に加えて2つの新しい試みを実施しました。   まず1つ目が 「世界カワウソの日 特別インスタライブ!!」 です。   当館で飼育しているコツメカワウソの紹介や、給餌の様子をお見せしながらの解説、カワウソに関するクイズなどをインスタグラムで生配信しました。     本番までに、運営スタッフで何度も練習を行い、「ここはこうした方が見やすいかも」、「どんなクイズにしたら難しくなりすぎず現状を伝えられるかな」など、意見を出し合って改良を重ねて当日を迎えました。     そして、いざ本番。 私自身、初のインスタライブということで最初はとても緊張していました・・・   ですが、ご覧いただいている方からの温かいコメントで緊張もほぐれて、途中から楽しく行うことができました!   たくさんの方にご参加いただき、とても盛り上がりましたー! ありがとうございました!!     残念ながらご覧いただけなかった方!! 安心してください!!   当館の公式インスタグラムにアーカイブが残っていますので、そちらからご覧いただけますよ! 気になる方は是非!     そして、2つ目は 「特別ワークショップ コツメカワウソに手作りフィーダーをプレゼント!!」です。   こちらは5月29日と6月5日の日曜日に実施しました。   フィーダーとは、飼育している生き物たちのごはんを入れる容器のことです。 実はこのフィーダーから、ごはんを簡単に取り出せないように加工することで、コツメカワウソたちが工夫をしたり遊んだりしながら食べるようになり、食事時間を刺激のあるものにすることができるのです。 今回は、オリジナルのフィーダー作りを通して、コツメカワウソの行動や手先の器用さなど、普段見られない姿もご覧いただきたいと思い企画しました。   そして、フィーダー作りに先駆けてレクチャーも行いました。 現在、世界に生息しているカワウソの仲間は、生息環境の悪化やペット目的の売買のために乱獲が行われている現状があります。     参加者のみなさま、真剣に聞いてくださいました。     そして、お待ちかねのフィーダー作りスタートです!   飼育スタッフが考案した4種類の中から2つを選び、作成していただきました。             個性の光るフィーダーが完成!!!   いよいよ、コツメカワウソにプレゼントします。 大興奮のコツメカワウソたち。笑   ブレまくりで上手に撮れませんでした・・・笑 ご自分で作ったフィーダーで熱心に遊ぶカワウソの様子を、嬉しそうに観察したり、写真を撮ったりされていました!     一緒に参加されていた保護者の方からもカワウソについての質問などをいただき、興味をもっていただけたんだなと嬉しく思いました。   どちらも初めてのイベントでしたが、カワウソの現状など普段伝えきれないことを発信できたのではないかと思います。   来年以降も、より満足していただける内容をプラスして開催できたらと考えていますので、その時はぜひご参加くださいね!!   では!!     Tweet

アミア・カルヴァ展示しました!
  • 企画展・特別展示

アミア・カルヴァ展示しました!

みなさま、こんにちは。 SNSにてご紹介しましたが、改めてアミア・カルヴァ、登場のお知らせです。   現在開催中の企画展「スウィミングスタイル~さかなの泳ぎかた~」で展示中です。 もう名前がカッコイイです、アミア・カルヴァ。   「ジムナルカス」とバトンタッチです。   ジムナルカスとアミア・カルヴァでは、分布域(ジムナルカスがアフリカ、アミア・カルヴァが北米)も違い、系統的にも離れているにもかかわらず、共通する特徴をもっています。   それが今回の企画展のタイトルになっている「スウィミングスタイル」、つまり泳ぎかたです。   どのような泳ぎかたなのかといいますと、こちらをご覧ください。 *ヒレの動きにご注目ください。   ジムナルカスの泳ぎかた     アミア・カルヴァの泳ぎかた   共通点は分かりましたでしょうか。   この2種は、背ビレをつかって前進、後退、急停止、方向転換など多彩に泳ぐことができます。   では、なぜこのような泳ぎかたをするのでしょうか。 アミア・カルヴァは、肉食性で魚や甲殻類などを襲って食べています。それら獲物を捕らえる時に待ち伏せしたり、ゆっくりと後ろからストーキングしたりするそうです。     こんな可愛らしい見た目で、なかなか怖いです・・・     一つのヒレを動かすだけで泳げるアミア・カルヴァは、水流を最小限に抑えることができるので、獲物から気づかれないように、そっと近づくことができるとされています。     一方のジムナルカスは、弱い電気を放ち、それを感知することで外敵や獲物となる生き物を探します。 仮に、全身を動かして激しく泳ぐと、水流が乱れ、電場が不安定になり感知しにくくなってしまいます。 それに対してジムナルカスは、一つのヒレを動かすだけで泳げるので、水流が乱れず、電場が安定し感知しやすくなります。   つまり、この泳ぎかたは、電気魚にとってとても理にかなったものとされています。   最初は、なぜこのような泳ぎかたをするのか不思議だなくらいにしか思っていませんでしたが、理由が分かると賢い泳ぎかたにみえてしまいます。     企画展では、なぜこのような泳ぎかたなのか?という点にも触れていますので、そちらもご覧くださいね。   最後に、当館があるここ岐阜県では、一億年以上前の地層から、なんとアミア・カルヴァの仲間の化石が見つかっているとのこと。 ロマンを感じますね!       Tweet

初めてコツメカワウソの体温測定に挑戦! ~No.2~
  • コツメカワウソ

初めてコツメカワウソの体温測定に挑戦! ~No.2~

皆さまこんにちは! 当館で働き始めて半年が経過し、動物の給餌や小屋の掃除などできることも増えてきました。 少しずつ自分が成長できていると実感できて、毎日がとても充実しています!     前回のコラムでは、コツメカワウソ「ヒダ」の体温測定の様子をお伝えしました。 あれから1カ月が経ち、ヒダの体温測定もかなりスムーズに行えるようになりました。   さて、今回は「ミヤマ」の体温測定の様子をお届けしていきます。 実は、同じコツメカワウソであっても、個体によって測定のコツが違ってくるのです。 そのため、まずは先輩のやり方を見学。 ミヤマはヒダと違い仰向けにならず、指を鼻先に当てるとそのままの姿勢で尻尾だけを上げてくれるので、その間に体温計を肛門に挿入するようです。 自ら尻尾を持ち上げた!しかもお尻をトレーナーの方へ向けている! これなら動かずにじっとしてくれているからやりやすそうだぞ! できそうな気がする!     その翌日、ミヤマの体温測定を実際にやってみると…   じっとしてくれない…。 お尻が上がらない…。 肛門が見えない…。 なぜだ…。   原因を先輩に聞きました。 原因1つ目は体温測定を狙うタイミング。 体温測定は給餌の際に併せて行うのですが、当然この時点でミヤマはとてもお腹が空いています。そのため、空腹を少し満たしてあげてから試みると落ちつくみたいです。   原因2つ目はやり方。 鼻先にタッチしている手をもう少し下げると頭の位置が地面に近づく、そうすれば尻尾が上がりやすくなるとのこと。   なるほど。私のやり方が悪かったのだと反省。 よし!リベンジだ!   先輩に言われた通り、空腹を少し満たしてあげてから体温測定を試みます。 その際、鼻先にタッチする指は地面に近づける様に意識してやってみると…。 できたーーー!!   肛門に体温計が入っていき、表示される数値が上がっていくときに心の中で叫んでいました! 本当は声に出したかったのですが、ミヤマが驚いてしまうといけないのでだいぶ喜びを抑えました。おそらく顔はニヤついていたと思います。笑   これでヒダとミヤマの体温測定ができるようになりました。 残りはカシワ、アサヒ、サクラの3頭です。 はたして、この3頭はどんな姿勢で体温測定を行っているのか。そして、無事全頭の体温測定ができるようになるのか! 次回のコラムで3頭との様子をお届けできるように頑張ります!     Tweet

今年も開幕「アクアマイスターになろう!」
  • イベント

今年も開幕「アクアマイスターになろう!」

皆さまこんにちは。 体験学習班の河合です。   各務原市と共同開催している講座「淡水生物豆博士 アクアマイスターになろう!」が今年度も始まりました。 この講座は、2005年度からスタートし、今年度で17回目の開催となります。(※2020年度は、感染症拡大防止のため開催中止)   この講座を簡単に紹介すると、少人数制で小学4年生から6年生が対象です。 毎月1回の活動日があり、5月に開講し2月に閉講する10回連続の講座です。 プログラム内容は、館内見学やバックヤードツアーなど水族館で活動するものと、田んぼや新境川、長良川などの野外で活動するものがあり、身近な環境や生き物について様々な体験を通じて学ぶことができます。   これまでに約270名の小学生が受講してくださり、なかには複数回参加してくれた方もいらっしゃいます。 参加申し込みは毎年4月に各務原市川島ライフデザインセンターで受け付けており、おかげさまで毎年抽選になるほど人気の講座です。   今年度の受講生は11名で、5月21日に開講しました。   初回の活動は、こちら。自己紹介とグループ分け。 野外体験で必要な安全管理講習 企画展の見学や清流ふれあいプールでの魚とのふれあい体験   受講生たちは初対面ということもあり、自己紹介では恥ずかしそうにしていましたが、その後の活動のなかでしだいに打ち解けていきました。これから楽しい活動があるのできっとみんな仲良くなれることでしょう。   2回目となる6月は、水族館近くの田んぼで生き物調査の予定です。 田植えをしたばかりの田んぼにはどんな生き物がいるのでしょうか? すでに楽しみにしてくれている受講生もいらっしゃいます。   まずは安全第一に。 けがや事故がないようにしっかりサポートしつつ、私も一緒に楽しみたいです。   そして、できるだけ多くの体験をしてもらい、楽しく学べる講座になるように頑張ります。     Tweet

梅雨入り間近
  • 企画展・特別展示

梅雨入り間近

こんにちは。   梅雨の時期がもう間もなく到来しますね。   梅雨の時期は晴れ間が待ち遠しく感じるものです。     当館では、一足早く「梅雨」をテーマにした水槽をエントランスにて公開中です。   今回は、「晴れ間に現れる虹」をイメージにして、名前にレインボーとつく魚を2種展示しています。   その名も、「バタフライレインボー」と「ネオンドワーフレインボー」。     準備のなかで一番苦労したことは、何といっても「てるてる坊主」。   絵心のない私にとっては、顔を描くのに一苦労。     一つ描いてはみたものの、やっぱり上手く描けませんでした・・・。 あきらめて、残りの三つは他のスタッフにバトンタッチすることに・・・。   梅雨時に咲く花「アジサイ」と晴れ間を願う「てるてる坊主」とともに、   虹色の光沢をもつレインボーフィッシュの仲間たちをご覧いただきたいと思います。 展示期間は6月12日(日)までです。 あーした天気になーあれ。     Tweet

タガメの繁殖
  • 企画展・特別展示

タガメの繁殖

みなさま、こんにちは。 現在、3階の田んぼや用水路の生き物エリアの特別水槽でタガメのペアを展示しています。   常設展示水槽でも成虫1個体を展示していますが、これは個別で飼育しないと共食いすることがあるからです。 そのため、常にエサを与えることができるバックヤードで繁殖を行ってきました。   タガメの1令幼虫は、脱皮までの期間は3~4日と短く、2令幼虫、3令幼虫と成長に伴って脱皮までの期間が長くなります。ふ化したばかりの小さい1令幼虫や2令幼虫はタイコウチなど捕食者が多いことから、できるだけ早く安全な大きさまで成長することで生存率を高めていると考えられています。   今回は水槽内で産卵して、オスが卵保護しているところから、幼虫が脱皮を繰り返して成虫になるまでの一連の成長過程を見ていただきたいということで、タガメのペア飼育展示を行うことになりました。   5月10日にこれまで展示していたシロヒレタビラの稚魚から、タガメのペアに展示の入れ替え作業を行いました。 はじめに陸場の土が流れないように仕切りとして、焼いた木杭を入れて全体のレイアウトのバランスを見ます。 手前の水場には底砂を入れて、足場となる立ち木を入れていきます。 陸場には田土を敷き、そこに水田周囲の畔に生える植物をいろいろ植えていきました。 しばらく注水して濁りがとれてきたら、タガメのペアを入れて展示開始です。   右上にあるモニターでは、当館で撮影した産卵やふ化の様子を放映しています。 あとは水槽内でタガメが産卵してくれるのを願うばかりです。 (産卵が終わってお腹のすいたメスに、オスが食べられないようにするため、産卵したらメスは取り出す予定です。)     Tweet

プレアクア・スクール開催しました
  • イベント

プレアクア・スクール開催しました

こんにちは、体験学習班の河合です。   年中児・年長児を対象とした体験学習プログラム「プレアクア・スクール」を5月7日に開催しました。 今回のテーマは「春のいきものさがし」 水族館周辺を散策しながら草花遊びや昆虫観察をしました。 具体的には芽吹いたばかりの柔らかい葉や花びらを使って紙にお絵描き。 クレヨンや色鉛筆がなくてもこんな素敵な作品が作れますよ。 他にもヨモギやドクダミなどの食べられる野草のにおいを嗅いだり、スギナやカタバミで手品をしたり、タンポポの茎を使ってシャボン玉などいっぱい草花で遊びました。   昆虫探しは、草むらでうまれて間もないバッタの赤ちゃんやテントウムシなどを観察したり、低木が生える場所で、木の葉に隠れるナナフシやクモ、毛虫などの観察をしたりしました。 危険な植物や虫についても実物を見てもらいながら紹介しました。   虫を探してただ観察するだけでありません。 植物とその茎にくっつくアブラムシ、アブラムシ周辺にいるアリやテントウムシを観察し、生き物のつながりについてもお話ししました。   約1時間半、屋外でたっぷり自然体験をしましたが、子どもたちからは「もう終わりなの?」「まだ遊びたい」「楽しかった」などの声があがりました。まだまだ遊び足りなかったようです。 このような言葉が聞けてとても嬉しかったです。 ここで覚えた自然遊びを家に帰ってからも実践していただければと思います。   自然と接する機会が減っている時代ですが、このような企画を通じて、五感を使い自然の見方や接し方を身につけてほしい。そして、自然に興味を持ってくれる子どもが増えてくれればと。 そんな思いで実施させていただきました。     夏は川に入って生き物観察、秋には落ち葉やどんぐりを使った遊びなど、今後も季節ごとの自然体験ができるプレアクア・スクールを計画しています。 開催が決まれば、館内チラシやホームページで告知しますので、お楽しみに!     Tweet

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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