老いたハゼ
こんにちは。
気が付けばもう12月。1年は早いですね。
さて、今回は長良川エリア「河口の魚」水槽のウロハゼにスポットを当ててみます。
こちらがウロハゼ。
こんなふうに、いつも顔だけ見えています。
ハゼ釣りでは外道扱いされることもあり、
名前もほとんど知られていないハゼなのではないでしょうか。
漢字では洞鯊や虚鯊となり、
洞穴のような空間に隠れることからつけられた名前のようです。
わたしはてっきり、ウロコが大きいという特徴から
ウロハゼなんだとばかり思っていました。
他の特徴としては、
①あごから目にかけて斜めに入る黒線
②受け口(下あごが上あごより突き出ている)
のふたつがあります。
このふたつだけでいえば、ビリンゴも同じなので、
ビリンゴ ↓
全長が3~4cmぐらいの時は、捕まえた瞬間に見間違えることもしばしば。
(こうして見てみると全然違うんですけどね。)
個人的にはビリンゴが大好きなので、
ビリンゴだと、「あ!ビリンゴだ♡」となり、
ウロハゼだと「なんだ、ウロハゼか」となります。
とはいえ、ウロハゼも大きくなり貫禄が出てくると、
隅に置けない素敵なハゼです。
2018年の春からウロハゼの展示をはじめたのですが、
ずっとこの写真の個体が頑張ってくれています。
バックヤードで幼魚の頃から15cmぐらいまで育てたのちに、
展示水槽デビューしているので、
トータルではもう4年ぐらい生きているんじゃないでしょうか。
短命な種類が多いハゼにしては長生きです。
現在は全長23cmになりました。
しかし、さすがに近頃は見るからに「老い」を感じます。
凛々しかった頃のウロハゼ ↓ 渋くてかっこいい。
現在のウロハゼ ↓
体の色がくすんで、目も少し白くなってきました。
粗っぽさがなくなり、なんだかぼんやりしているよう。
もう日々不安です。今日は元気かな~?と毎朝はらはらしながら確認しています。
私の中の、ウロハゼの印象を変えてくれてくれた1匹です。
全然、外道じゃない!超かっこいいじゃん!
1日でも長く生きて、みなさまに見に来てもらえたらうれしいです。
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