パンタナール展が終了してから2カ月ほど経ちました。 展示されていた魚類の一部は、バックヤードで大切に飼育を続けています。 先日、バックヤードでエサを与えていた時のことです。 1匹のきれいな魚が、水槽の正面まで出てきてエサを食べにきました。 この魚・・・パンタナール展で展示していたアピストグラマの仲間です。 水槽にはたくさんの魚たちが混在しているため、この魚を収容したことを 忘れておりました。 パンタナール展開催中は、小さな水槽で幼魚を展示していました。 種名板の写真は3月上旬頃に撮影したものです。 3か月程で背びれが伸長し、体色も青を基調として背びれの先端に黄色味が増してきました。 以前アマゾンに出向いた時、たくさんのアピストグラマに出会った事を思いだしました。 流れの緩い沼地や、湿地のような水溜まりのようなところにのみ生息していました。 いずれも水の色は茶色で、土壌の腐植質の成分が溶け出した止水環境です。 pHを測定したのですが、どこもpH4~5の値ばかりでした。 特異な環境で素晴らしい発色を見せるアピストグラマ・・・ 日本の水槽の中でもきれいな姿を見せてくるのは、状態の良い証拠なのですね・・・ これからも大事に育てていきたいと思います! Tweet