おもしろ飼育コラム

帰国からもう8カ月
  • 企画展・特別展示

帰国からもう8カ月

こんにちは パンタナールに行った河合です。   企画展の第2章も好評でルリコンゴウインコやマタコミツオビアルマジロが人気のようです。 まだの方は是非ご覧くださいね。 企画展示スペースだけでなく、トトラボでも楽しめる工夫をしていますよ。 展示ではなかなか伝えられないような内容(河合、大島の思い出best3)をDVDで絶賛放映中です!!     さて話は変わりますが、 パンタナールに行ってからもう8カ月が経ちました。   伝えたいことはたくさんあるのですが、 そして写真や映像もたくさんあるのですが、 皆さんが何に興味をもってくれるのかがわからず、完全に僕の頭の中は迷子状態です。   なので飼育コラムでは、裏話や体験談、感想などをできるだけたくさん紹介していこうと思います。   3月29日にはパンタナールの講演会も開催します。ここでもできるだけ多くのことをお話出来たらと思っています。 カピバラ写真家の渡辺克仁氏をお招きするので野生のカピバラのお話もたくさん聞けるかもしれません。お楽しみに! 詳細はこちら 企画展特別講演会『カピバラのふるさとパンタナール』     さて今回は、第2章も始まったことですし、もう一度、調査の旅を振り返えってみようと思います。   まずは旅程 セントレアから成田空港 約1時間 乗り換えまで2時間半待ち 成田空港からダラス空港 約12時間 約3時間待ち ダラス空港からサンパウロのグアリューリョス空港 約10時間 約7時間半待ち グアリューリョス空港からカンポグランデ空港 約2時間 カンポグランデ空港からボニートまで約3時間半 カンポグランデで1泊 ボニートのホテルから調査地点まで 約1時間 こんな日程で南パンタナールの水源地 ボニート周辺のプラタ川に辿り着きました。     まずはセントレアでの出来事、僕のキャリーケースの車輪はここで壊れました。   盗難にあわないように、傷だらけになってもいいようにと思い、中古を入手したのですが…。この有様です。 盗まれにくくなったと考えればこれもある意味良かったのかと! 旅は始まったばかり 波乱の幕開けの予感が! でもトラブルがないと旅は面白くないですよね。 でも、実際にこの後なんのトラブルもなく 大した土産話もなくて…。トホホ     飛行機の中はとにかくやることがなく暇で 寝るかひたすら映画を見るか、ゲームやるか セントレアで換金した現地通貨レアルを見て喜んでみるとか     なんとかダラスまでの12時間を乗り切り ダラスについて待ち時間の間にブラジルで合流するメンバーたちに報告 この時点でオリバー以外の情報はほとんどなく、メンバーには誰がいるのか、どんな人たちなのかほぼ知りませんでした。   この時にお互いの顔写真を送り合い、誰が誰かを知ることになりました。 左からオリバー、マーガレット、パブロ 左:レアンドロ、右:ホセ   こんな感じも日本的ではなくて面白いですよね! ダラスからブラジルのグアリューリョス空港までの約10時間 冷房はガンガンでとにかく寒かったです。そして隣の席の人がよく席を立つ人でゆっくり寝ることもできず、機内は満席。大きな声で喋る人も多くてしんどかったです。     グアリューリョス空港に到着して待つこと約4時間 ようやくカナダから来たオリバー、パブロ、マーガレットと合流しましたが、それまでの4時間は我々二人だけ。右も左もわからない空港内を散策し、待ち合わせ予定のお店でまずは乾杯。ブラジルといえばコーヒーでしょ。 コーヒー好きの個人的な感想ですが、日本のほうがおいしいコーヒーが飲めると思います。     そして念願のカナダチームとの合流 出会いの映像がこちら オリバー達と合流でき、すごくホッとしましたね。ずーっと不安で緊張していましたから。   そしてビールで乾杯&自己紹介 ここから英語での会話。グーグル翻訳使いまくりです。 乾杯までは良かったのですが、先ほど二人で飲み食いしたばかり、満腹状態で僕はほとんど食べることができず…。食べ物を残す大失態!!   そうこうしているうちにカンポグランデで待っているブラジル人チームから連絡があり「今、ホテルの近くにカピバラがいるよ」と。   テンション上げ上げ ホテルの近くにカピバラが出没するってどんなところよーと大興奮したことを覚えています。       約7時間半待ってようやく国内線に乗り換えカンポグランデに到着 カンポグランデの空港でホセとレアンドロと合流し、宿泊先に向かいました。   今回はここまで   滞在日数約9日間 ざっくりとした旅程(計画)はありましたが、そんなものはあってないようなもの。毎朝、朝食を食べながら打ち合わせをして予定がよく変わる面白いブラジル調査でした。   続く     Tweet

新しく仲間入り!
  • アクア・トトの生き物
  • アマゾンの生き物

新しく仲間入り!

みなさん、こんにちは。 段々と寒くなってきましたね。 インフルエンザや風邪の対策はばっちりでしょうか? さて、今回の主役はこちらの「アマゾン川の魚Ⅱ」水槽で展示している、一番大きな魚ピラルクーです。 最近、こちらの水槽のピラルクーの数が増えたのはお気付きになりましたでしょうか? なんと!合計4匹を展示しています!!     とても大きいピラルクーが1匹、少し前に仲間入りした中くらいのピラルクーが1匹、そして、最近仲間入りした小さいピラルクーが2匹の計4匹です。 写真で大きさを比較してみましょう!   大きさはおおよそ、大きいピラルクーは2m弱、中くらいのピラルクーが90cm、小さいピラルクーが60cmでしょうか。   日々、少しずつ成長していますので、今後に注目してくださいね! 毎日11時30分からはこの「アマゾン川の魚Ⅱ」水槽にてフィーディングウォッチも開催していますので、そちらもぜひ、ご覧くださいね!       Tweet

あこがれのオヤニラミ
  • アクア・トトの生き物
  • 新しい展示
  • 日本の淡水魚

あこがれのオヤニラミ

こんにちは。   ニッタン(日本産淡水魚)好きの方に絶大な人気のあるオヤニラミ。 京都以西の本州、九州北部、四国東北部が自然分布域です。 きりっとした顔立ち 鮮やかな色彩 これぞ魚!という体形 肉食性の名ハンター そのくせ、卵に寄り添い見守る姿は、まさにギャップ。キュンとなりますよね。 ところが水槽で飼育してみると、オヤニラミ同士の闘争が絶えず、お互いをぼろぼろにしてしまいます。 1匹だけでは、全長10cmぐらいとあまり大きくない上に、水槽の角にかくれたり、木に寄り添うように立ち泳ぎして、見えないことも多い。じつに飼育係泣かせのオヤニラミです。 ところで、日本にオヤニラミの仲間はこの1種類だけですが、 海を渡った大陸(朝鮮半島・中国・ベトナム)には、4種類が生息しています。     1つは以前、当館でも展示していたコウライオヤニラミ。 最大で全長18cmと日本のオヤニラミよりもかなり大きいです。 さらに中国には、20cmオーバーの大型のオヤニラミも生息しています。 ナンシオヤニラミという種類なんですが…。   う~~ん、見てみたい。かっこよさそうだなぁ。   というわけで…。   展示スタートしました!   今はまだ20cm未満ですが、貫禄は十分。 気分によってなのか分かりませんが、体の斑紋もしま模様だったり、複雑なまだら模様だったりと変わる様子。   小っちゃかったころは、こんな様子でした。 小さくても、エサを食べる時はいっぱしの名ハンター。     なかには、生きたエビや小魚しか食べてくれない個体もいて、野性味を失わないところも、また魅力的です。   大きくなった今の写真は、ここでは貼るのをやめておきます。 どんな魚か楽しみに来館してくださる方もきっといらっしゃると思いますので。   じつは、アクア・トトのこのエリア(釧路湿原から中国・メコン川)には「日本の魚はどこからやってきたの?」というテーマがありまして…。 「日本には、大陸の魚と同じ仲間の魚がいるんだよ。」ということもそのテーマの一部です。 まさにオヤニラミもそう。太古の日本列島が本当に大陸とつながっていたんだなぁ…ということが、オヤニラミの仲間の分布域からも分かります。   「いつか絶対に展示してやるぞ!」と長年思い続けた魚ですので、 展示をスタートすることができて、本当にワクワクしています。   展示場所は2Fの「雲南省の魚Ⅱ」という名前の水槽です。見つけてくださいね。           Tweet

ドット模様の魚は…?
  • アクア・トトの生き物

ドット模様の魚は…?

皆さまこんにちは。 2020年もアクア・トトをよろしくお願い致します。   当館には「タンガニーカ湖の魚」水槽があります。     ある日この水槽を観察していると、こんな魚を見つけました。   あれ、種名板には載っていない…気がしますが…。 実はこちらトロフェウス・ドゥボイシィの幼魚です。 展示水槽内で繁殖したようです。 幼魚と成魚では、成長により模様に変化が生じます。幼魚のうちは、ドット模様がおしゃれでかわいいですよね。     ちなみにこちらがドゥボイシィの成魚。   ドット模様は成魚になるにつれて薄れて、この白いラインが出てくるようです。 ドゥボイシィの幼魚、潜水中は何度か見たことありますが、私が観覧側から見たのは初めてです。     ドゥボイシィは本来、岩に付着している藻類を食べています。 こんな感じでついばんでいる動画が撮れましたのでぜひご覧ください。   また、ドゥボイシィは卵や稚魚を親の口の中で保護する口内保育型と呼ばれる繁殖様式をとります。 今水槽にいる幼魚は、4cmくらいに成長しておりそこまで小さくはないので、口から出てきたばかりというわけではありませんが、それでもかわいらしいです。     今回、ご紹介したドゥボイシィ以外にも様々な生態を持つ魚たちを展示しています。 これといった主役がいるわけではない(と私は思っている)この水槽ですが、見どころは多いのではないかと思います。   ぜひじっくりとご覧ください。 (特に平日がゆっくりとご覧になれるのでおすすめです…笑)     Tweet

パンタナール展~第2章~のいきもの『アルマジロ』
  • 企画展・特別展示

パンタナール展~第2章~のいきもの『アルマジロ』

さて、今回は企画展で展示中の『マタコミツオビアルマジロ』の魅力をみなさんにお伝えしようと思います!   そもそもみなさん、「アルマジロ」ってどんな動物か知っていますか?   アルマジロの展示の前を通ると、 「ダンゴムシ」 「ネズミ」 といった言葉がたまに聞こえてくるのですが、全然違うんです!   まず、「アルマジロ」とは、スペイン語で「武装したちいさなもの」という意味らしいです。たしかに背中はかたく、とても丈夫です。 そして、他の哺乳類にはない関節が腰にあることから、「異節類」というグループに分けられます。(このグループは他に、アリクイやナマケモノがいます。) そして、そして、この「異節類」の中でも、背中がうろこのようなかたい骨の板で覆われているものが「アルマジロ」と呼ばれています。     アルマジロは全部で20種程で、その中でも、完全に体を丸くできるのは、「ミツオビアルマジロ」のなかまだけなんです!!!   で、ここが重要なんですが、 現在、企画展で展示しているアルマジロは、 「マタコミツオビアルマジロ」といいます。   私がお伝えしたいことは、伝わりましたでしょうか?   マタコミツオビアルマジロは、ミツオビアルマジロのなかま・・・   完全に丸くなることのできる種なのです!!! この丸くなっている姿がとても、とても可愛いんです!!!   これはぜひともみなさんにも見ていただきたい! 背中を丸め、頭としっぽをうまくはめ込み、完全な球体になっている姿を運が良ければ見ることができるかもしれません!!!   アルマジロは、基本的に夜行性です。一日のほとんどを寝て過ごす動物なので、日中、丸くなって寝ているところを見れることが多いです。     ですが、 やっぱり、起きているところも見てみたいですよね? 企画展が始まってもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。だいたいですが、16時ごろには起きて、走り回っていることが多いです!!朝から走り回っていることもありますが・・・ なので、16時くらいにも覗いていただくと、今度は、展示スペースを走り回っている姿が見れるかもしれません!!!これもまた、見ていて飽きない! ちなみに、動きが速すぎて写真はブレブレです。   アルマジロの歩き方って面白くて、指の先にかぎ爪がついていて、その爪を使って歩くんです。意外とはやく歩くこともできます。これも一度、自分の目で見てみたくないですか?     アルマジロは、お昼と夕方の2回見ていただくのがおすすめなので、ぜひ、覗いて見てくださいね!!!!     Tweet

魚闘病日記パート①
  • 治療

魚闘病日記パート①

みなさん、こんにちは! インフルエンザが流行する時期になりましたが、対策はばっちりでしょうか?   今回は、こちらのホトケドジョウが主役です。   11月某日に展示水槽の中で尾鰭の付け根が赤いホトケドジョウを発見しました。 細菌感染が疑われるため、早速、隔離して抗生物質の薬浴を開始しました。   薬浴とは、薬剤を溶かした水で飼育し治療することで、薬浴を実施する時間は薬剤や症状によって異なります。今回は1時間の薬浴を4日間行いました。     薬浴用の水槽に毎日移動して行っていましたが… 移動がストレスになり、免疫力が低下したことにより、尾鰭に水カビが発生してしまいました…。 ※綿のように白く見えるのが水カビです。   急遽、抗生物質の薬浴を中止し、水カビに対応するために塩水浴に切り替えました。塩水浴とは、塩を溶かした水で飼育し治療することです。 塩水浴のおかげで、水カビの発生は収まったものの、大部分の尾鰭は消失してしまいました…。   その後は、抗生物質を少しずつ追加していく方法に変え、尾鰭の付け根の赤みは無事に消失しました。     現在は、消失した尾鰭の回復を待っているところです。   少しずつ、尾鰭が良くなってきているのがお分かりいただけるでしょうか⁈ 後日、無事に展示水槽に再びデビューしました。   ※写真は、極力、魚にストレスを与えないように遠くから撮影したものを拡大しているため、見えにくいものとなっております。ご了承ください。   Tweet

水生昆虫の冬越し
  • アクア・トトの生き物

水生昆虫の冬越し

急に寒くなってきましたが、皆さんは風邪などひいてないですか?   寒くなると冬眠する生き物といえば、すぐに思いつくのはクマやリスといった哺乳類ではないでしょうか。 昆虫ですとテントウムシやカメムシが、集団で木の皮の間などで越冬しているのを見かけた方もいらっしゃるかもしれません。     そして、水生昆虫も越冬するのですが、どんなふうに冬を越すと思いますか? 自然下では、流れの緩やかな用水路やため池の中などで越冬する水中越冬や、山や田んぼの落ち葉やわらの下などで越冬する陸上越冬が見られます。   当館で展示しているタガメなどの水生昆虫は、館内の空調や水温管理により、冬眠させていませんが、バックヤードで飼育してる予備個体は冬眠させています。 飼育条件を自然環境に近づけることで、冬場の体力を温存させ、翌年の繁殖がうまくいくようにしているのです。 ゲンゴロウは気温が下がっても餌を食べて動き回っているので、冬眠はさせていません。   では、当館における水生昆虫の冬眠方法を紹介します。 まずプラケースにミズゴケを敷き詰めて、その上に水生昆虫を置いておくと、自分たちでミズゴケの中に潜って動かなくなります。       ミズゴケの中に入っている様子   そうなったら屋外に置いておきます。こうしておくと、翌春まですやすやと冬眠します。   春までの期間はミズゴケが乾燥しないように、適度な水分を補充します。 春になると、ミズゴケの中から這い出してきて水場に行こうと動き出し、すぐに餌を食べ始めます。 来春に元気に出てくる姿を楽しみにしつつ、水生昆虫の冬眠を見守っています。     Tweet

パンタナール展~第2章~のいきもの
  • 企画展・特別展示

パンタナール展~第2章~のいきもの

ついに始まりました、パンタナール展第2章。 ひと際大きな水槽に、大きなインコが2羽。   ルリコンゴウインコです。 2羽には名前がついており、「サンゴ」と「ミョン」といいます。     右がサンゴで、左がミョンです。   一見見分けが・・・つきませんね。 見分け方は、顔が大きい方がサンゴ、小さい方がミョン・・・。 あとは、くちばしの形が違っていたり、黒目の大きさが違っていたりします。 性格も違い、サンゴは強気ですが、ミョンはビビりです。   さて、今は環境にも落ち着いていますが、アクア・トトへ来た当初は警戒していたようで、人が通るたびに「ギャー!ギャー!!」と大音量。 飼育スタッフも耳をふさぐほどの鳴き声でした。 展示が始まったら企画展エリアはどうなってしまうのか心配していましたが、どうやら落ち着いてくれたようです。 まだ、掃除のときなどには叫ばれることもありますが、大半は穏やかに過ごしています。   鮮やかな羽根の色に魅了されますが、くちばしの力は強く、挟まれるとペンチでギュッとされた感じの痛さだとか・・・。   簡単な言葉も覚えるようですので、なにか会話できるようになる日がくるといいなぁと思う日々です。   ちなみに、横からのぞける秘密の窓もありますので、こちらからもご覧ください。 運が良ければ、金網にへばりつく脚の裏が見られるかもしれません。     Tweet

2019年生まれのナガレタゴガエル
  • 日本の両生類

2019年生まれのナガレタゴガエル

4Fで展示しているナガレタゴガエル。繁殖期のオスは皮膚がたるんでビロビロになることで有名です。当館では展示水槽内で毎年産卵していますが、ここ数年は未授精でした。   そこで少し環境を変えてあげたところ、今年は受精卵を得ることができました。幼生は餌を与えなくても変態するし、上陸幼体もコオロギの幼生を食べれる大きさだし、最高!と言いたいところですが、1点だけどうしても困ることがあります。   幼体の動きがとても早いのです…。まるで残像が見えるようなレベル! 飼育しているプラケースのフタを開けた刹那、複数個体が四方八方にジャンプして逃げていったときの恐怖といったら。 それ以降、フタを大きく開けて管理作業をするときは、捕獲担当スタッフを配置しています。     さて、展示水槽内のナガレタゴガエルたちの現在はというと、野生個体同様、水中にいることが多いため少し見えにくいのですが、2月くらいになると水槽内でもこのように抱接シーンをご覧いただけると思いますので、ぜひお楽しみに。       Tweet

お尻の穴の話
  • アクア・トトの生き物
  • 企画展・特別展示

お尻の穴の話

開催中の企画展「ブラジルパンタナール大湿原~第2章残された森~」には、大きなハイギョ「レピドシレン・パラドクサ」を展示しています。   ハイギョは、足のように細長く伸びた胸びれと腹びれが特徴です。 ある日このレピドシレンを眺めていたところ、右の腹びれの後ろにピンクのおへそのようなものを発見しました。 これは総排泄口、つまりお尻の穴です。 人間はおしっことウンチが別々の穴から出ますが、魚類や鳥類などでは同じ一つの穴から出ます。この穴が総排泄口です。   それにしても普通、お尻の穴というものは、生き物の体の正中線(真ん中)上にあるものですが、このレピドシレンのは右に偏っていますね。 調べてみると、ハイギョはオスもメスも、写真のように総排泄口が左右どちらかにかたよっているのだそうです。 しかも聞くところによると、右に寄るか左に寄るかは、1匹ずつ違うのだとか!   ものすごく気になったので、バックヤードにいる別のレピドシレン・パラドクサを見てみました。 するとこちらは左寄りでした!   右と左、割合は半々なのか? それとも右が多いとかあるのか?? 地域によって割合に差があったりとかするのか??? もっとたくさん調べてみたくなりました。 本当に個体によって違うのですね。面白いなあ・・・。   みなさんもどこかでハイギョをご覧になったら、お尻の穴をチェックしてみてくださいね。 そして、「どこそこのハイギョの総排泄口は右だった」と私に教えてください。 Tweet

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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