おもしろ飼育コラム

「トトラボにもいるよ!」かくれじょうず通信⑤
  • 企画展・特別展示

「トトラボにもいるよ!」かくれじょうず通信⑤

ナナフシ、ってご存知ですか? 木の枝にそっくりな昆虫として有名ですよね。 けれど「名前は聞いたことあるけど、見たことない」という方も多いのではないでしょうか。   そこら中にたくさんいる虫なのですが、その特徴のとおり枝に紛れてなかなか人目につきません。まさに「かくれじょうず」。   ということで、現在トト・ラボにて、ナナフシモドキ(ナナフシ)を展示しております! 何匹いるか分かりますか?   ちょっと1匹出てきてもらいました。節くれだった感じとか、ほんとに枝っぽいですね。   このナナフシモドキ、4月からずっと飼育しているのですが、こんな発見もありました。   ナナフシの仲間はとても足が取れやすい生き物です。展示するために捕まえた個体の中にも、足が1本ないものを見つけました。   「あー、足取れちゃってる。これ、また生えてくるのかな・・・」 そう思ってよく見ると、そこにはすでに小さな足が生えかけていました(矢印)。   あれ、でもなんか変だぞ・・・足が丸い・・・??   写真を拡大してみると、確かに足の先がくるりと丸まっています。なんだこれ。   調べてみるとナナフシモドキは、足が取れてしまった時、   足取れる→脱皮→丸まった足が生える→脱皮→足が伸びて元の長さに戻る   という過程を経て、元通りになるんだそうです。 知らなかったなー。でもどうして丸まってるんだろう?     ナナフシモドキはアクア・トト ぎふがある公園内にもたくさんいますので、トト・ラボで特徴を覚えたら探しに行ってみてはいかがでしょう? エノキやアキニレ、サクラの葉によくくっついています。     Tweet

こっちも泥団子
  • 日本の淡水魚

こっちも泥団子

現在、写真のような氾濫原(はんらんげん)とよばれる環境に生息する魚類の個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されてる傾向がみられます。 当館で展示している魚類で言えば、イタセンパラやトウカイコガタスジシマドジョウ、前回のブログでご紹介したゼゼラなども該当します。 そして今回ご紹介するツチフキという魚もそうです。 これまでにツチフキをブログで紹介したことは少ないかもしれません。 ゼゼラとよく似ています。 カマツカにも似ていると思います。 ツチフキのほうがゼゼラやカマツカよりも底が泥っぽいところを好んで生息しているように思います。 このツチフキという魚は全国的にみて個体数が減少しており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。   現在、水族館の裏側で飼育・繁殖に取り組んでいます。 こちらが飼育している水槽で、昨年はじめて繁殖が確認されました。 屋外の水槽なので、水温や日長の変化などは自然のままです。 水槽内に使用しているのは田んぼの土なので、ツチフキ好みの環境を再現してます。 ある日、エサをあげようと水槽内を確認したところ、泥にまみれた丸い粒々のものがパッと視界に飛び込んできました。 前回のブログで紹介したゼゼラの卵とよく似ています。 比べてみると、ツチフキの卵(左)の方がゼゼラのもの(右)より大きいです。   また、ツチフキの卵(左)はゼゼラのような卵塊(右)ではなく、ばらけています。 同じような感じの卵ですが、このあたりの違いは面白いです。   ツチフキは卵を産むために、オスが底にすり鉢状の巣を作り、そこにメスが産卵して、そのあとオスが卵を守ります。   その一連の過程を動画に収めたいところですが、そう簡単にはいかないので、今回はオスが卵を保護している様子をご覧ください。   底を耕すように土を吹いている様子、これがツチフキという名前の由来でもあるそうです。 耕すような行動が繰り返されることで、土の中から卵が掘り起こされたり、埋められたりが繰り返されています。 産卵された卵をこのまま水槽内に置いておいても育つことは昨年確認できましたが、成長過程を観察するために一部の卵を回収して育てています。   ゼゼラと同じように成長過程を追っていきますので、まとめてお伝えしていこうと思います。 冒頭でもお伝えしましたが、氾濫原のような変化に富んだ環境で絶滅の危機にさらされている魚類を、少しずつ、確実に飼育下で自然に繁殖できるようになってきました。 このまま前進あるのみ。   Tweet

「特別ガイド開催中!!」かくれじょうず通信④
  • 企画展・特別展示

「特別ガイド開催中!!」かくれじょうず通信④

こんにちは! 現在開催中の企画展「かくれ上手な生き物たち」も残すところあと、1カ月をきりました。 みなさんはもうご覧になっていただけたでしょうか? かくれ上手なだけあって、普段はなかなか動かない生き物ばかり(よく動いているやつもいますが・・・)ですので、見つけるのも苦労した方も多いのではないでしょうか? そんなかくれ上手な生き物たちですが、エサを食べるときはとても俊敏な動きをする生き物が多いんです! そこで!! みなさんに動いているかくれ上手な生き物を見ていただこうと、特別ガイドを実施することにしました!! その名も 「かくれ上手が動き出す!?」 です。 そのまんまの意味ですね。 かくれ上手が動き出します。   6/16(土)~7/8(日)の16:00から、企画展スペースで実施いたします!! (もう始まってます) 実はこのガイド、毎回エサをあげる生き物が違うんです。 1回のガイドで3~4種類の生き物のガイドをする予定なんですが、毎回同じとは限りません。 ちなみに 16日は、リーフフィッシュ・ポットベリーシーホース・ヒラメ・アマモ水槽のガイドを行いました。 17日は、オニダルマオコゼ・ヒラメ・アマモ水槽でした。 アマモ水槽は、毎回エサをあげる予定にはしていますが、他はランダム! 私たちの采配で決めていきます。 少し様子をお見せしますと・・・ 水槽の前でガイドをします。 裏では他のスタッフがスタンバイし、エサをあげていきます。 こちらは、オニダルマオコゼのエサやりの様子です。 最後にアマモ水槽のガイドです。 アマモ水槽は、いっせいに生き物たちがエサを食べだすのでスタッフも食らい付いて見入ってしまいます。 アマモ場を再現した水槽になっていますので、いろんな生き物たちがいるんです!! たまに、種名板にのっていない生き物を見つけることもあります。それもまた、面白いですよね!!!!!!! (ちなみに、アマモ水槽ですが、企画展が始まったころは小さかったエビやカズナギがこの期間中に成長してとても大きくなりました!探したけど見つけられなかったという方は、今がチャンスです!!)   みなさんに夢中になって見ていただき、ガイドをする側としてもとても楽しく実施することができました!! 残り6回、どの生き物のガイドをするか楽しみにしててください!! ぜひ、見に来てくださいね!! お待ちしております!!! Tweet

泥団子
  • 日本の淡水魚

泥団子

こんにちは。 こちらのワンド水槽で展示しているゼゼラが産卵しました。 ある朝、水槽を掃除していると水槽内に丸い粒粒のものが塊になって沈んでいました。   実際に本物を見るのは初めてでしたが、パッと見てゼゼラの卵とわかりました。 泥で覆われているので、知らない人がみれば普通にゴミとして捨ててしまいそうです。 昨年、水族館の裏側で初めてゼゼラの繁殖に成功しましたが、展示水槽では初めての記録になり、当館での繁殖は2年連続となりました。 積極的にエサを食べにくる魚ではないので、痩せないように1日3回エサをあげるようにしており、その効果もあってか飼育を始めて3年経過しましたが、一番よい状態でこの繁殖期をむかえていました。 展示水槽では多くの人の目にふれるので、繁殖までは期待できないと思っていました。 ただ、少し前からそわそわしているので、もしかしてとは思いましたが、本当に産卵するとは・・・ 正直驚きました。 数日でフ化するので、この状況を皆様に見ていただくことは難しく、フ化した仔魚も育つ可能性が低いので、卵を回収して水族館の裏側で育てています。 今のところ順調に育っていますので、成長した様子はもう少し育った段階でご報告させていただきます。   いつも色々とアドバイスをいただいているゼゼラの専門家からも、おめでとうと祝福の言葉をいただきました。 このように産卵してくれたということは、水槽内の環境が本来ゼゼラが生息しているような環境に近づいているのかもしれません。   それでは、最後に産卵前のオスとメスの行動や産卵後のオスが卵を保護する様子の動画をぜひご覧ください。     このようにうろうろしているのは、本来であれば植物の根などに産みつけたりするのですが、水槽内にそれらしいものがないので、探しているような状況だったのかもしれません。     卵を中心に周囲を警戒し、他の魚がきたら追い払い、卵に新鮮な水を送るために卵の上に乗ったり中をくぐりぬけたり、つついたりするような行動がみられました。 面白い。その一言に尽きます。   水槽をよく観察すると、いろいろな発見があります。 油断できませんね。       Tweet

ヒダサンショウウオ産卵
  • 新しい展示
  • 日本の両生類

ヒダサンショウウオ産卵

ようやく、ようやく、ようやく、ヒダサンショウウオの繁殖に成功しました。 これで、当館での流水産卵性の小型サンショウウオの繁殖は、コガタブチサンショウウオとブチサンショウウオに次ぎ3種めとなりました。 本種の繁殖に取り組み始めたのは、かれこれ7~8年前くらいになるでしょうか。 ヒダサンショウウオの飼育下繁殖例はいくつかの施設で数例あるのですが、当館ではメスが抱卵まではするものの、なかなかうまく産卵してくれませんでした。 チャンスは年一回なので、毎年少しずつ飼育方法や環境を変えて取り組んできましたが、ようやく実を結びました。 親個体は雌雄とも、ずーーっと飼育し続けてきた個体ですので、その分喜びも大きいわけです。感動です。 ヒダサンショウウオの卵のうといえば、青みがかった虹色の光沢をもち、とても美しいことで有名です。 苦労した分、私には他の人より3倍はキラキラしているように見えているんでしょうが、それを差し引いてもこの美しさよ。。。 こんな感じで展示開始しましたので、この渓流の宝石をぜひ見に来てください!   順調に発生がすすみますように…。     Tweet

「砂に溶け込む魚」かくれじょうず通信③
  • 企画展・特別展示

「砂に溶け込む魚」かくれじょうず通信③

みなさん、こんにちは!! 企画展ブログ第3弾は、砂に溶け込む魚、「ヒラメ」の紹介です!! 誰もが一度は見たこと、あるいは、聞いたことがあるのではないでしょうか? 「左ヒラメに右カレイ」なんて、よくいいますよね? ヒラメは、両目が左側についている魚です。   そして、大きな口に鋭い歯も持っているんです。   そんなヒラメが砂に溶け込んでいる姿を、みなさんは直接ご覧になったことがあるでしょうか?   そんな姿をご覧いただこうと思い、あえて、レイアウトはせず、砂砂砂の水槽にしています!! (※レイアウトがめんどくさくて、砂しか入れてないわけじゃないんですよ!!!)   まわりの色に合わせて体色を変化させることのできるヒラメは、私たちの思惑通り、見事に砂に溶け込んでくれました。 いるのに、わからない!!   というレイアウトを目指している今回の企画展で、砂しかない水槽で見事にそれを成し遂げたヒラメに感動です。   しかし、若干砂の中に入り込んだりもしていて・・・ かくれんぼレベルは5段階中「3」ですが、わたしたちも探すのに苦労することがあります・・・。 そこで、見つけるヒントをひとつ、みなさんにも教えちゃいましょう!! それは ヒラメの目です!!   どんなに上手に隠れていても、周りを見るために両目は外に出しているんです!! こんな風に・・・ 小さな石に見えなくもないですが、水槽の中をのぞくと、キョロキョロと周りを見回していることも多いので是非、静かに動いているヒラメたちの目を探してみてくださいね!!!   では、最後に・・・ ヒラメはどこにいるでしょう? 探してみてくださいね!!!!!   あ。 全部で4匹いますので!!!       Tweet

見頃は今
  • 日本の淡水魚

見頃は今

こんにちは。 水族館にはたくさんの水槽がありますが、アクア・トト ぎふの4階から3階の水槽は四季に応じて色々な表情をもっており、今の時期に見頃をむかえた水槽があります。   こちらは先日ブログで紹介しました、スミウキゴリがいる「下流の魚」水槽です。 新たに展示種として加わったスミウキゴリもおススメですが、それ以外の魚も負けじと魅せてくれます。 オイカワは婚姻色が色濃くでて、毎日といっていいほど産卵する様子が観察できます。   産卵の様子は以前にもブログで紹介しましたが、オイカワの繁殖生態を観察するには今が最高の時期でしょう。 自然の川で観察するには運と根気も必要になってきますので、気軽に観察できるところが水族館の一つの良さでもあるかもしれません。     こちらはゴクラクハゼですが、オスとメスが寄り添って、仲良さそうです。おそらくこれから産卵するのでしょう。 奥のほうにあるような石をひっくり返すと、ゴクラクハゼの卵も確認できました。   エサをあげたあとに観察をしていると、ご夫婦で観察されているお客様と5分ほどこの水槽について楽しく会話させていただきました。 その翌日もまた別のお客様とあれこれお話させていただきました。 「ずっとみていても飽きない」と話されておりましたが、私も同じような気持ちで眺めておりました。 目が離せない下流の水槽です。       Tweet

「レタス似の魚?ハナオコゼ」かくれじょうず通信② 
  • 企画展・特別展示

「レタス似の魚?ハナオコゼ」かくれじょうず通信② 

こんにちは。 今日、企画展からご紹介するのはこちら、ハナオコゼです。 うーん、なるべく分かりやすいように写真を撮ったつもりなんですが・・・。   青い線で囲ってみました。左を向いています。 ハナオコゼはあたたかい海に生息し、1匹ずつ模様がちがいます。海をただよう海藻にまぎれて暮らし、小魚などを食べます。 色やヒレの形もそうですが、体にひらひらした突起(皮弁)がたくさんついていて、海藻によく似ています。   企画展を準備しているとき、このハナオコゼの写真を探そうと、あるサイトで画像検索(写真をもとに、似ている写真を探し出す)をしてみたことがありました。 すると、ハナオコゼではなく、リーフレタス(↓)の写真がたくさん見つかりました。   確かにこのフリル感が似ている、かな・・・? 検索サイトもだませるほどのハナオコゼ。自然ってすごいなあ。   以来、スーパーなどでこの野菜を見かけるたびに「あ、ハナオコゼ」と思うようになった私です。 ハナオコゼはかくれんぼレベル2です。今回の企画展の中では探しやすい生き物ですよ。   でも水槽の中だから見つけられるけど、実際に海で見たら、分からないだろうなあ・・・。 さあ、ハナオコゼはどこにいるでしょうか??       Tweet

「動く枯葉!?」かくれじょうず通信 ①
  • 企画展・特別展示

「動く枯葉!?」かくれじょうず通信 ①

みなさん、こんにちは。 4月14日より始まりました企画展「かくれじょうずな生き物たち」はもうご覧になりましたか。   今回展示した生き物は、どれも周りのものなどに隠れる(擬態する)ことに特化しているので、もしかしたらお客様が見つけられず、諦めて素通りされてしまうかもと思ったのですが・・・・。   むしろ、通りがかる人が吸い込まれるように「どれどれ見つけてやろうか」と水槽をのぞく姿をみて、企画展担当スタッフとしては「やったかいがあったなー」と思っています。 そして、生き物を一生懸命お探しになっている横で「そこそこ、そこにいるよー」と教えたそうな顔をしている人や、本当にそこだけかなー?とニヤっとしている人がいたら、その人はきっと企画展担当スタッフです。   さて、今回から「かくれじょうず通信」と題して企画展を担当したスタッフが、展示している生き物をご紹介していきます。 第1回目、私がご紹介する生き物はこちら。 リーフフィッシュです。 どこにいるかわかりますか?   ここです。 このリーフフィッシュが擬態するものは「枯葉」です。「枯葉」に擬態する生き物の中でも、より魅力的な点をご紹介します。 リーフフィッシュはアマゾン川に生息しており、主に流れがゆるやかで枯葉がたまるような環境の表層で生活しています。   それでは、全身をよく見ていきましょう。 体の色、全体がもう枯葉に似ていますが、こまかく見ると目の周辺やヒレの先までしっかり枯葉の模様があります。 また、口の先にあるヒゲのようなものは、皮弁と言われる皮膚の一部で葉っぱの葉柄に似せているのではないかとの話もあります。 更に驚くのは、遊泳するために必要なヒレには模様はなく、透明で見えません。透明なヒレは胸ビレ、背ビレ、尻ビレ、尾ビレですが、しっかり全体が枯葉のフォルムになるよう一部は模様がついたりしています。 そして行動については、基本的に枝や枯葉にぴったりとくっついて擬態しているので、じっと動きません。 しかし、この「動かない」というのは視た側からであり、実はリーフフィッシュ自身は結構動いているんです!! その動画を是非見てください。   みえましたか? 動かしているのは主に胸ビレです。 確かに魚はヒレを動かして泳いでいないと浮かんだり、沈んだりしてしまいますよね。 更に枝や漂う枯葉に似せようとすると、その場から動かないようにしたり、ちょっとズレたりして修正するために移動する必要があります。   この擬態に対する必死さに最初に気づいたときは、感服する一方で、擬態する生物は、決まってじっと動かないという固定概念を覆されました。 他にも、擬態に対する特筆すべき体の構造があるのですが、今日はこのくらいにして次にいきます。。。   もう一つのおもしろい行動について。それは、捕食です。 リーフフィッシュが擬態する理由の一つには、天敵に見つからないようにすることがありますが、もう一つは獲物に対しても見つからないようにすることもあります。 自然界では小型のテトラ類を獲物としていて、夜になり枯葉などが集まる流れがゆるい場所へ休息にきたところを襲って食べているようです。 想像しやすいですが、捕食シーンを撮影しましたのでご覧ください。   ひらりひらりと水中を漂う枯葉のように近づき、一瞬で飲み込む。 恐るべし、吸引力。 獲物である魚からしたら、休息する場所の周りの枯葉が、実はリーフフィッシュだらけだったとなると恐ろしいですね・・・・ ここまで来ると、リーフフィッシュがこのような枯葉に擬態するように進化した過程を想像するだけで話が尽きませんね。   ど派手でいつも目立つような生物とは反対に、目立たないように隠れている生物は飼育員泣かせな一面があるのですが、今回の企画展では、思う存分隠れることで存在感をアピールしてもらいたいです。   それでは最後に。リーフフィッシュはどこにいるでしょう。 ぜひ探しに来てくださいね。 (10匹はいますよ)         Tweet

うくかうかないか?
  • 新しい展示
  • 日本の淡水魚

うくかうかないか?

こんにちは。 「下流の魚」水槽に新たな仲間が加わりました。 さて、だれでしょうか?少し考えてみましょう。 ヒントを出していきますね。   1.魚です 2.在来種です 3.下流や河口の汽水域にすんでいます 4.大きさは10~15cmぐらい   なにか思い浮かびましたか? さらなるヒントを出していきます。   5.ハゼの仲間です 6.背ビレに黒斑も白斑もありません 7.ハゼの仲間ですが、中層を浮遊することもあります   そして、最後のヒント。   8.見た目はこちら ↓   正解はスミウキゴリです。 なじみのない魚なので難問だったと思いますが、正解された方おめでとうございます。 ウキゴリの仲間とはいえ、普通のウキゴリほどは浮きません。幼魚や若魚のころは群れて浮いていますが、成魚になると石の下などにかくれて生活することが多くなります。 1年ほど予備槽で飼っていた個体も全く浮くことはなく、石のかげにいたり、砂にもぐっていたりと隠れてばかりいたので、「ウキゴリのくせに」と苦笑していた私です。   しかしです。 この「下流の魚」水槽に移して様子を見ていたところ、なんとちょっと浮き気味の個体があらわれました。 浮いているスミウキゴリ…めっちゃいいです。   ボケボケの写真ですが、イメージだけでもお伝えできればと思いまして…。 個体数が少ないので、見つけにくいかもしれませんが、ぜひ探してみてください。 「スミウキゴリどこですか?」っていつでも聞いてくださいね。           Tweet

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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