おもしろ飼育コラム

カピバラが泳いだ!!!
  • カピバラ

カピバラが泳いだ!!!

みなさん、こんにちは! 今年の3月にカピバラテラスがオープンしてから はやくも半年が過ぎました。 オープンと共にやってきた リオ、アグア、ラーゴ、パンタのカピバラ4頭も 来た時より、だいぶ大きくなりましたよ! 思い返せばこの半年でいろいろなことがありました。 アクア・トト ぎふにやってきたばかりの時は 警戒度MAXで、人工で育てられたパンタ以外は 人に寄り付こうとしませんでした。 4頭の中でも特に警戒心の強いリオは 慣れるのに一番時間がかかりました。 ふれあいイベントを行うため 触る練習をしたり (↑今では、触ってほしくて自ら寄ってきます) ちゃんと水の中で排便・排尿ができるよう トイレの練習をしたり (↑ほぼ浅い方の池でできるようになりました) 大きなプールで泳げるように 浅い方の池に入り、泳ぐ練習をしたり・・・ (↑全頭ずぶ濡れになりながら遊んでいます) 今は、カピバラテラスのメインともいえる 大きなプールに入る練習をしています。 さてさて・・・ これがなかなか大変で・・・ まだ体が小さいこともあり 怖がって入ってくれません。 プールに入る階段も 一段一段が急でツルツル滑るので それも怖いみたいです。 それでも、少しずつ少しずつ 下がっていき、 ついに! ついに!! ついに!!! 2016年9月14日(水)   リオが大きなプールに入りましたーーーーーーー!!!!!! (だいぶ水位を下げた状態でですが・・・笑) 思わず、叫んでしまうほどの喜びです!!! この喜びをみなさんとも分かち合いたい思い ブログをかいた次第です。 リオがプールに入ったと聞いたスタッフが ぞろぞろと部署を問わず、見に来てくれました。 それほど、みんなが待ちに待った瞬間だったんです!! お尻からそろそろと入ってきたと思ったら そのまま水中に!! 泳ぎ始めた時は 驚きで口と目が空いてふさがりませんでした。 泳いだり   潜ったり   時には、足をついて立って餌を食べたりして   約10分程でしょうか、 何事もなかったかのように 水から上がっていきました。 それから何日か経ちまして 水に顔をつけることがありますが 泳いではいません・・・。 もう夏も終わり 寒くなってくる時期なので もしかしたら、今年は大きなプールに入る姿を 見ることは難しいかもしれません。   しかし、 「入れる!!!!!」 という、ことがわかったのは 大きな進歩です!!! 今年ももう少し、大きなプールに入る練習は続けますが 来年の夏は、餌の時間以外にも 楽しそうに大きなプールで遊ぶ姿をみて頂けるよう カピバラたちには頑張ってもらいたいと思います!! みなさんも応援、よろしくお願いいたします!!! と、締める予定だったのですが・・・   その後9月21日(水) リオが!!!!     また泳いだ!!!!! だいぶ慣れてくれたんだなーっと ホッとしていたらと・・・   おっ?後ろから1頭降りてきたぞ。   あれは、一番小さなラーゴじゃないですか!!! もしかして・・・   なんて思っていたら ついに!!   一番泳ぎだすのに 時間がかかるだろうと思っていた 体の小さなラーゴが 泳ぎだしましたーーーーーーー!!! やったーーーー!!! 2頭で仲良く 水中でエサを食べたり、じゃれ合ったりして 10分程でしょうか? 勢いよく水から上がっていきました。 それから、何日か経っていますが 今のところ ほぼ毎日、午後のエサの時間になると 2頭が泳いでくれるようになりました。 でも そろそろ水の中も冷たくなってきています。 なんとも言えないのですが、 今年は今の時期が最後かもしれません。 まだ、アクア・トト ぎふで泳ぐカピバラをご覧になっていない方は お早めにお越しくださいね!! 毎日15:00頃から練習しています。 水中で立っている姿がなんとも言えないかわいさです。 ちなみに、 泳いでいるのは 一番大きなリオと 一番小さなラーゴです。 中間のパンタとアグアは 相変わらず 踏ん張っています。笑 私たちの予定では、 来年は4頭とも泳ぐ!!!(はずです…) 踏ん張っている姿もなかなか かわいいので そちらも注目してみてください!!   それでは、また進展があったら 報告させて頂きます!   ツイート  

シモフリシマハゼ
  • 日本の淡水魚

シモフリシマハゼ

こんにちは。  今日は毎度おなじみ3Fの「下流のカニ」水槽からのお知らせです。 ある朝、排水口の掃除をしようと、かぶせてある擬岩をかぱっとあけたところ・・・ 「あっ!!!」 拡大してみると↓  「あっ!!!」   卵がありました。シモフリシマハゼです!(赤丸の部分) 卵を守っているオスもいます。(白い部分が胸ビレのつけ根です) いやぁ、展示槽で産卵してくれるのはうれしいですね。でも、そう。ここ排水口のすぐ横。ということは、ふ化した仔魚は流されて、あっという間に濾過槽へ…。稚魚を回収するのは難しいので、残念ですがこの卵の運は天に任せます。バックヤードではシモフリシマハゼの別のペアが順調に繁殖してくれていますから、その稚魚を大切に育てています。 まずは、見にくいですが、産卵中の動画があるのでご覧ください。↓ メスが卵を産みつけて、直後にオスが精子をかけているのかな? これを何度も繰りかえし、産卵には数時間かかっていました。 メスが卵を産みつけているあいだ、オスは周りを警戒していました。成長の様子を写真でご紹介しますと…① 産卵後はオスが卵を守ります。 ② 4日ぐらいでふ化します。目ができているのが見えます。  ③ いっせいにふ化がはじまります。稚魚は約3mmです。 めっちゃたくさんいます。 ④ 約1か月後。8mmぐらいになりました。遊泳生活中。 ⑤ 約2か月後。1.5cmぐらいになり、底生生活開始。 体に模様もつきはじめました。 ⑥ そして3か月後の今↓ 縦しま模様もくっきりでて、なんともかわいらしい! ちりめんじゃこみたいだった稚魚が、立派なシモフリシマハゼになって感激です。 ところで、バックヤードで繁殖させていたのは、1ペアだけですが、 なんと、この夏6回も産卵してくれたんです。6月17日6月23日6月28日7月  7日7月18日7月25日産卵の前日になると、トンネル内の見回りや整備のためか、オスが内側にはりついて、そわそわします。そわそわするオスを見ては「え?また産むの?」って驚かされました。6回の産卵を終えて、オスもメスも死んでしまいましたが、たくさん産んでくれてありがとう。本当に感謝です。 育った幼魚の何匹かを来週あたりに展示槽デビューさせようと思っています。 アイドル級のかわいらしさです。 「圧巻!イタセンパラの大群泳」 のついでに、ちょっとのぞいてみてください!   ツイート  

コツメカワウソの撮影に挑戦!!
  • コツメカワウソ

コツメカワウソの撮影に挑戦!!

コツメカワウソにこどもが生まれてから、 成長過程の記録のために撮影をしています。 幼仔期は成長に伴って顔の印象が変化していきますが、 顔のアップはお客様にはなかなか見ていただけないので、 今回は顔がよく分かる写真を撮影して ブログでご紹介することにしました。 しかし、コツメカワウソは活動中だと動きが早く そう簡単に顔に近寄った写真は撮れません。 そこで、睡眠中に狙いを定めました。 まずは、展示水槽の上から眠っているのを確認。  5頭全頭眠っているのを確認したら、睡眠中に失礼!! さっそく水槽に入ったのですが失敗。 ドアノブを回す音や扉の開く音、人が近付く気配を察知して、 驚き、すばやく身構えてしまうのです。     すると、首から下げたカメラに興味津々で近寄ってきて、 全く撮影どころではなくなってしまいます。 2度の失敗から、慎重に慎重を重ね、 ゆっくりすぎるほどの動きでそろ~りそろ~りと水槽に侵入しました。 完全に寝込みを襲った感じです。 しかし、やはり野生動物であるコツメカワウソ、 警戒心が強く、こちらに気付きました。 頭を上げて眠そうな目でこちらを観察するのですが、ここで私はストップ。 すると、コツメカワウソも安心するのか再び眠り始めました。 5頭いるので、次々と他の個体も気付きましたが、その度に動きを止める私。 じりじりと距離を詰め、撮影に適した距離まで近づくことができました。    おしりに頭を乗せているのが父親のライ。         ヤマトなんて仰向けで、なんて無防備な。目の前に人がいるのに。   カメラのシャッターがおりる音で、何度か頭を上げましたが、 それでももう起きることはなく、存分に撮影させてくれました。   まずは、母親のミノ。           “小さいツメのカワウソ”という名前の由来通り、 ツメがとっても小さいですね。 続いて娘のアサヒ。     まだこどものため、擦り減っていない鋭い犬歯が見えますね。 咬まれたら痛そう、、、。   息子のミヤマ。    石を枕に。熟睡です。   どことなく、こどもっぽい表情が残っていますね。         こちらに気付いてしばらく見つめてきました。   最後に、息子のヤマト。       あくび連発。人間同様、眠い時にはあくびをしています。        左:息子ミヤマ 右:母親ミノ 生後2ヶ月ごろの時の様子と比べると     顔の幼さもなくなってきて、大人と区別がつかなくなってきましたが それでも性成熟していないので、まだこどもです。 陽の光が差し込み温かくなるお昼前後に眠ることが多いです。 ご紹介した写真のように、顔をのぞくことは難しいですが 家族5頭が仲良く睡眠している様子もぜひ観察してみてください。   ツイート  

衝撃の?オタマジャクシ
  • アクア・トトの生き物
  • アマゾンの生き物

衝撃の?オタマジャクシ

7月16日からスタートした企画展「インパクト・アクアリウム」       刺激的な姿を持つ生き物たちを前に、 怖い…と立ちすくんでしまうこどもたちもチラホラ見かけます。 絶賛開催中のインパクト展には是非足を運んで頂くとして、 今日はバックヤードで見つけたインパクト!な生き物を紹介しましょう!   はいドーン!   どうですか、このオタマジャクシ。 なかなかの衝撃的な姿ではないでしょうか。   実はこれ、南米に生息する 「キオビヤドクガエル」のオタマジャクシなんです。   アクア・トト ぎふでは、1階のデンキウナギがいる水槽の隣で展示しています。   このオタマジャクシとの出会いはというと、 話は少しさかのぼります。   4月、展示水槽にてオスがしきりに鳴き始めました。 カエルの声とは想像できないような、美しい鳴き声です。 全身を震わせ、メスに向かって猛アピール!   これはもしかして、産卵してくれるかな!?ということで、 展示水槽に忍ばせていた産卵用のケースを確認すると・・・       卵を生んでくれました!   このプルプル感…まるで水まんじゅうのようです。 この黒い塊のような状態から、卵は目まぐるしく姿を変えていきます。 キオビヤドクガエルは4~5月にかけて定期的に産卵してくれたので、 その成長段階を追って撮影することができました。   卵回収から約3日後   黒い塊の上に小さなオタマジャクシの形が現れました。   卵回収から約4日後 なにやらオタマジャクシの頭からツノのような突起物が出ています! 突起物はどんどん細長く伸びていき…   卵回収から約7日後     始めにご紹介したあの姿に! オタマジャクシから伸びているこの血管のような部分について調べてみると、 どうやら『外鰓(がいさい)※』だということが分かりました。 ※エラのことです!   ヤドクガエルの仲間は、 自然下では植物の葉と葉のすきまにできるような わずかな水たまりで産卵するといわれています。 少ない水の中で、効率的に酸素を得るためのものでしょうか。 なんともカッコイイ姿に感動しました。   外鰓ができてしばらくすると、卵膜を破ってふ化しました。   この特徴的な外鰓、ここからどのように成長するのだろう!?と観察を続けましたが、 日を追うごとに体にどんどん吸収され、短くなっていきました。 1対あった外鰓は片側にしか見られなくなり 卵回収から12日~14日後に全て吸収されてしまいました。   ちょっと細長いオタマジャクシですね!     キオビヤドクガエルの、ほんの少しの期間のみ見られる姿に インパクトを受けて頂けたでしょうか!?   この後、オタマジャクシはどう育つのか!? 黄色い模様はいつ出てきたのか!? 気になる成長については、改めてご紹介させて頂こうと思います。   それでは、また!   ツイート  

ショップ通信 夏休み号【後半】
  • お知らせ

ショップ通信 夏休み号【後半】

夏休みが終わってしまいましたが... ショップの自由研究は、まだ終わっていません。   前回のショップ通信でご紹介した、育成中のカブトエビは果たして・・・!? ●カブトエビの誕生 卵を入れた3日後、水槽の中に2つの白い物体が・・・   う、生まれたぁぁぁぁぁーーっ!! それもなんと2匹も!! 奥の方の白い物体が「カブトエビ」です。 小さすぎでうまく写りませんでした・・・。 ちなみに、2匹生まれたということで水槽をふたつに分けました (その理由も説明書にあります)。 大きくなってくれるといいですね。 さてさて、ここでいきなりですが。 カブトエビの飼育観察に役立つグッズをお見せしましょう!! それがこちら なんだ、これ。 そう、思いますよね。私も思いました。 さらっとですが、作り方もご紹介します。 【用意するもの】 ・ビニールテープ         ×1 ・ボールペン(キャップ式のもの)   ×1 ・ゴムチューブ1mくらい      ×1   ※ゴムチューブはホームセンターなどで購入することが出来ます。 ①ボールペンを解体します。 思い切りが大切です。 ばらばらにします。 ②ゴムチューブと合体させます。 合っ体!! ペン先のほうにゴムチューブをはめ込みます。 形が出来上がってきました。 ③ビニールテープで固定します。   くるくる・・・ くるくる・・・完成です!! 使い道もよくわからないこの棒があるシーンでとっても役立ちます。 それは・・・今、この瞬間!! ●水替えをします。   ボールペン側を水に入れて、ゴムチューブ側から吸い上げます。 このとき、間違って水を飲まないようにご注意!! 途中まで吸い上げたあと、 ゴムチューブの口をふさぎながら下を向けるとあら不思議。 ※排出口はボールペン側の吸込み口より低くします。 水が流れ出てくるではありませんか!! このように少しずつ、汚れた水を外に流していきます。 全部水を入れ替えるとカブトエビが驚いてしまうので「少しずつ」が大事です。 同じ方法で汲み置きした水を水槽に移していきます。   これでOK!! 水替え終了です。 ●カブトエビのそれから カブトエビが誕生して数日・・・   こんなに大きくなりました!! 写真にも写るサイズになりましたよ!! そして、このカブトエビに名前がつきました。 その名も「カブオ」です。 なんというネーミング・・・。 そんなカブオさんですが、 ショップFish Tankで今後も成長を見守っていきますので、 ぜひみなさんもカブオさんの成長を見に来てください! スタッフ、カブオ共々、お待ちしております!!     ツイート  

タゴガエルの展示再開
  • 新しい展示
  • 日本の両生類

タゴガエルの展示再開

先日、4Fから3Fにかけてのスロープにある水槽、 その名も「スロープ水槽(そのまま)」にタゴガエルを展示しました!   タゴガエルは本州に広く分布するカエルですが、 タイプ標本(新種記載の際、よりどころとなる標本)の産地は、 岐阜県の旧上宝村(現高山市)です。 なので、このカエルは岐阜県の水族館として、 なんとしても展示しなくてはならないカエルなのです。 (たぶん、そう息巻いているのは私だけなんですが)   タゴガエル、これまでもいくつかの水槽で展示していたのですが、 なかなかうまくいきませんでした。 色々理由はあるのですが、一番の理由は「見えない」ということ。 最初は4Fのこの水槽に展示していたり、         その後、3Fのこちらの水槽に移動したり・・・       やっぱりうまくいきません。 となれば、最後の切り札、スロープ水槽しかないわけです。 しかしこの水槽、フタがありません…。 このままいれたら、タゴガエル即逃げです。   スロープの雰囲気を壊すような、目立つフタをつけるのも問題がありますので、 いっそのことネズミ返しのようなもので、脱出を防げるかなと考え、 予備槽に取り付けて実験してみたところ、どうやら大丈夫そう。   ならばとスロープ水槽にネズミ返しを取り付け、 数匹のタゴガエルを入れてみました。 5分後。   ネズミ返しをいとも簡単に乗り越え、水槽の上に鎮座するタゴガエル氏の姿が。 タゴガエルの運動能力をなめていました。 そそくさとタゴガエルを捕獲し、赤面しつつあらためてフタを作製した次第です・・・。   で、先日ようやく三度目のデビューです。         現在、ご覧のようにありとあらゆる場所で脱走を試みていますが、 そのうち落ち着いてくれるでしょう。 岐阜にゆかりのあるタゴガエル、皆様ぜひご覧ください。   ツイート  

ショップ通信 夏休み号【前半】
  • お知らせ

ショップ通信 夏休み号【前半】

みなさん、こんにちは。 暑いですね・・・30度越えばかりで、まさに夏!!って感じです。 夏休みももうすぐ終わりですが、みなさん、夏休みにはどんな思い出がありますか? 私の記憶にあるのは自由研究です。意外とこれが難しかったんですよね。 ショップFish Tankでは、まだ間に合う(!?)自由研究に役立つ商品を たくさん取り揃えています。 中でもオススメなのはコチラ     「トリオプス飼育観察オールインワンセット(¥1,510)」!!   以前は「エビ伝説」という名前で販売されていたので 記憶にある方もいらっしゃるのでは・・・? なんといってもこの商品、 生きた化石と呼ばれる「カブトエビ」を飼育観察できちゃう優れもの!! これがあれば自由研究もはかどること間違いなし!? 「なんだ、商品の紹介か・・・」なんて思っていませんか? 今回のショップ通信はいつもと違うことに挑戦します!! これはなんでしょうか? そう、これは「トリオプス(カブトエビ)」の中身です!! 私たちショップスタッフもこの夏、自由研究をしています。 その様子をみなさんにお届けしたいなと・・・。 それではさっそくいきますよー!!説明書片手に進めていきます。 ●カブトエビの水槽を作ります。     はい、どーーーーーん!!   この水槽を使って観察していきます。 水槽を作るときに気をつけなくてはいけないのが「水」です。 水道水で大丈夫ですが、一日汲み置きしてカルキ抜きをしてくださいね。 説明書にもありますので要チェック!! ●カブトエビの栄養を入れます。 一緒に入ってる「カブトエビの栄養」を全部投入!! これで、カブトエビを育てる環境が整いました。 ●卵を入れます。 それではおまちかね、カブトエビの卵の登場です。 こちらも一緒に入ってるチューブボトルに水槽の水を入れて カブトエビの卵を半分くらい入れて・・・振ります。 このようによく混ざったら、水槽に全部入れます。 これで準備は終了!! あとは、無事にカブトエビが生まれてくれることを祈ります・・・。 気になるカブトエビの運命やいかに――――続きは後半!!   ツイート  

カピバラのシズちゃん
  • カピバラ

カピバラのシズちゃん

8月14日、カピバラのシズが永眠しました。 10歳1か月でした。      14日朝、「シズの様子がおかしい」と聞いて獣舎に向かうと、 まっすぐ立つことができず、フラフラと歩き続けるシズの姿がありました。   明らかに普段の様子とは違い、 時折床に倒れては体をよじるような動作を見せました。 次第に立ち上がることもできなくなり、そのまま心肺停止。 心臓マッサージに当たっていたスタッフの最後の呼びかけもかなわず、 11時25分、死亡を確認しました。  歩行の異常を見つけてからわずか3時間ほど、本当にあっという間でした。  長年ふれあいイベントで活躍してくれたシズ。 シズは高齢ということもあり、カピバラテラスの建設工事開始と同時に 展示スペースから退き、ストレスの少ないバックヤードで飼育をしていました。   最近でもカピバラテラスで作業をしていると、お客様から 「大きなカピバラは元気にしていますか?」 「シズはどこですか?」 といった声をかけて頂くことが多くありました。 こんなに愛してもらっているんだから、 シズのバックヤードでの暮らしぶりをお伝えしなきゃな! と写真を撮っていましたが、それよりも先に訃報をお伝えすることになり、 飼育担当として不甲斐なく感じています。   今更かもしれませんが、(そして、一部ではありますが…) ぜひ、ご紹介させてください。    7月1日 座っていることの多いシズの肢に負担がかからないよう、 飼育場に砂場スペースを作製しました。   設置してすぐは何事かというような顔をしていましたが… 次の日には顔に砂をつけていました。  寝転がったのかな?!利用してくれたようで一安心でした。   8月9日 おやつにスイカをあげました。     念入りに匂いをフンフン。   しばらくかいだ後、だいぶお上品に食べてくれました。     。。。。。。。。。この14日を迎えるまでに、様子に変わりはなかったのかな。食欲はどうだったかな。振り返ってみて、私は十分に観察ができていただろうかと、考えることがたくさんあります。空っぽになったシズの獣舎を見ていると、この経験も生かして生き物に携わっていきなさい!と、お尻を叩いてもらっているような気持ちになります。いつまでも落ち込んでいては、いけませんね。    シズ、最後まで学ばせてくれてありがとう。   そして、シズのことを愛して下さったみなさま、本当にありがとうございました。      カピバラテラスには8月18日より、シズの献花台を設置しています。 すでに、たくさんの方からお花やスイカ、 大好物だったリンゴなどを手向けて頂いており、 感謝の気持ちでいっぱいです。          ※献花台は8月28日まで設けております。 ツイート  

目指せ金メダル!黄金ナマズが応援
  • イベント

目指せ金メダル!黄金ナマズが応援

日本の裏側で行われているスポーツの祭典を盛り上げよう!! ということで、今回のテーマ水槽は、 金、銀、銅のメダルの色にちなんだ魚を展示しています。 金色は、縁起が良いとのことから 毎年のように正月に展示している黄金色のナマズ(アルビノ個体)。    当館に何度も足を運んでいただいているお客様はご存知の方もいらっしゃるかと思います。   銀色は、アロワナなどを展示している水槽に群れているパクー。 「パクー」というのは、特定の生物種を指すのではなく、 当館でも飼育しているメチニスやミロソマなどを総称した呼び名です。  銅色は、昨年の企画展「アフリカ進化の湖」でマラウィ湖に生息する シクリッドとして展示した、イオドトロフェウス・スプレンゲリー。 鉄さび色のシクリッドという意味で別名「rusty cichlid(ラスティ シクリッド)」 とも呼ばれています。 下の写真を観てください、銅色に輝く体色を!!    私としては、これまであまり注目していなかったのですが、 今回体色に着目してみるとシブめのかっこよさに日に日に惹かれてきました!! (他の別名では「ラベンダーシクリッド」とも呼ばれるように、体色には青紫色の部分も、、、)   黄金ナマズとイオドトロフェウス・スプレンゲリーについては バックヤードに控えていましたが、今回の展示のために登場しました。 パクーはアロワナたちが泳ぐ水槽に常設展示しているので、 捕まえて今回の水槽に移すことになりました。 ...この作業が困難を極めました。。 閉館後、飼育スタッフが2名がかりでアマゾン水槽に潜り 捕獲作業開始です。 魚たちを傷つけぬよう、一発で捕まえる作戦を立てるも 失敗に次ぐ失敗で逃げられ続ける中、 1時間ほどの格闘でやっと狙いのパクー3尾を捕まえることができました。 その作業中、水槽内で捕獲作業をしていたスタッフではなく、 陸上で様子を見守っていただけのスタッフが 負傷するという謎のアクシデントに陥るも、 魚たちをなんとか無事に展示することができました。 黄金ナマズは展示開始数日間は泳ぎ回っていましたが、 現在は中央の筒の中で落ち着いて過ごすようになり、 思い描いていた状態になってきました。  イオドトロフェウス・スプレンゲリーの銅色のシブいかっこよさは 写真ではどうしても伝わらないので、 ぜひご自身の目で確かめにいらしてください。 テーマ水槽「目指せ金メダル! 黄金ナマズが応援!」は 9月4日(日)までの展示となります。   そしてみなさんも暑い夏をもっと熱くさせるような 気合いのこもった応援をしましょう!! ツイート  

インパクト大! でっかい金魚
  • 企画展・特別展示

インパクト大! でっかい金魚

みなさんこんにちは。  夏休みに合わせ、企画展「インパクト・アクアリウム ~衝撃の生き物たち~」 がスタートしました。 タイトル通り、“インパクト”のある生き物たちが大集結!しています。 企画展コーナーもさることながら、 今回テーマ水槽でも企画展「インパクト・アクアリウム」にあわせ インパクトのある生き物を展示しています。 なんと... 体長30cm以上もある金魚!! なんです。 このでっかい金魚は岐阜県七宗町にある 「でか金倶楽部」にご協力いただき展示をしています。 でか金倶楽部とは、みのかも定住自立圏地域まちづくり事業の一環として、 でか金(ジャンボ獅子頭)の繁殖と普及に取り組んでいるグループです。 くわしくはコチラをご覧ください。 今日は、このでっかい金魚がアクア・トト ぎふに来るまでのお話を少し。 6月某日 水族館から車で約1時間30分、岐阜県加茂郡七宗町の山奥に その金魚たちはいました。   でか金倶楽部のメンバー宅で、各々育てているそうです。 その中から数点、りっぱな金魚たちを選んでいただきました。     いままで見たこともない、とても大きな金魚たち。 展示にあたり、 金魚だけでなく水槽の水もポンプで分けていただきます。  水槽の水をタンクに汲み取り... そうしてまた1時間30分の道のりを経て水族館に持ち帰り、   数日後テーマ水槽に華々しくデビューしました。   その姿は圧巻!!   大きさの比較ができるよう、 子どものジャンボ獅子頭も一緒に展示しています。 こんなサイズの金魚はそうそうお目にかかることはできないはず! 夏らしく、かつインパクト大のでっかい金魚。 8/7(日)までの展示ですのでお見逃しなく! それでは、また!       ツイート  

58ページ(全153ページ)

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内