おもしろ飼育コラム

ようこそ!
  • アクア・トトの生き物

ようこそ!

元旦のアクア・トト。 新年が明けて間もなく、珍客が来てくれました。    モクズガニです! オアシスパーク内の水辺から迷い込んでしまったのでしょうか、 なんと館内のアシカステージで発見されました。 しかも、なかなかの大きさです!   重さは約400グラム!   これもきっと、何かのご縁!? さっそく展示に仲間入りしてもらうことになりました。 場所はカルガモのいるこの水槽です。   「さあ、新居はこちらですよー」と地面に置くと、 いそいそと水槽の中へ入っていきました。   観覧面からみると、こんな感じ。 お迎えした水槽はかなり広いので、 見つけるのはなかなか難しいかもしれませんが、 出会うことが出来たらラッキーです! これからよろしくね、モクズガニ!!!   さて、今年一番のサービスショット! モクズガニの脚のフサフサのアップです。   なんて美しい毛並! 今年の干支、羊のそれとはちょっと違いますが、 なんとも魅力的ですね! それではまた♪   ツイート

2015 あけましておめでとうございます!
  • お知らせ

2015 あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!! 昨年は開館10周年を迎え、大変多くのお客様にご来館いただきました。 今年も皆さんに楽しんでいただけるような水族館を目指して スタッフ一同努力してまいりますので、応援よろしくお願いします!     さて2015年の幕開けは雪が少し残るとても寒い日となりました。 開館が1時間遅れたものの、元日から休まず開館しております! 入館後、左手に見えますのは今年新たに登場したお正月水槽。   黄金のトト・宝船水槽です。 宝船に、5種の黄金の生き物が展示されています。   対面のトト神社には幸運の黄金トトおみくじ。 黄金の生き物の写真が入ったおみくじカードで 今年の運勢が占えちゃいます! 他にも各日先着100名様には 「開運!黄金ナマズシール」のプレゼントも! ちなみに、このおみくじカードと開運シールは 岐阜市にある金(こがね)神社でご祈祷していただきました! 昨年好評だったトト漢字コンテストも第2回目を開催。 応募コーナーには昨年の優秀作品も展示してあります。 ※応募方法など詳しくはこちらをご覧ください。 そして! 毎年人気の黄金ナマズもエントランスでお待ちしています!   今年はスタッフ須田お手製の水中門松が 水槽の中を華やかに飾っています。   黄金ナマズもちょとうれしそう。   明日も少しだけ雪の心配がありますが、今のところ通常通り開館予定です。 (変更がある場合はホームページにてご案内いたします)   今年は初詣ならぬ「トト詣」で、新年をスタートしてみませんか。 それでは、また!   ツイート

カラシン展好評開催中!
  • 企画展・特別展示

カラシン展好評開催中!

開館10周年特別企画「神秘の大河 ~グレイトアマゾン~」にて 開催中の企画展「赤い清流」第二弾 「アマゾンのシンボル カラシン展」がスタートしています。   カラシンとはスズキやコイ、ナマズといった 魚の分類群(グループ)の一つで その分布の殆どは南米アマゾンに集中しているのです。   企画展「赤い清流」第一弾 「水族館スタッフが見た!生のアマゾン体当たりリポート!!」は あれやこれやのお祭り騒ぎの展示内容で 私もいささか興奮気味でしたが、後半戦は少し落ち着いて カラシンという魚たちとじっくり向き合ってみました。   お客様からは 「あれっ、変わったね!」 「おっ、すごい魚の数だね!」 という声も聞こえてきます。   私がアマゾンで見たカラシンは種類がとても多く、 どこにでも生息していて、とりわけその資源量(生息数)には 目を見張るものがありました。       そのような魚であるがゆえに、日々の食卓にものぼる、 アマゾンの人々の生活に根付いた魚でもあるのです。       そんなアマゾンのシンボル的存在『カラシン』を たくさんの種類と展示数で構成して、皆様をお待ちしております。       ツイート

あの魚は今!
  • アクア・トトの生き物

あの魚は今!

トト・サンタのプレゼント水槽! もうご覧になられたでしょうか? そのなかでも、今回はこちらの水槽に注目して頂きたいのです。 「この魚、どこかで見たことあるかも?」と思った方は、  かなりのアクア・トト通かもしれません。    実は、今年の4月マンスリー水槽で活躍してくれた ラピドクロミス・カエルレウスなんです! この魚は、メスが口の中で稚魚を保護する生態を持ちます。 5月には、メスの口から稚魚たちを取り出したことについて、 ブログでも紹介させて頂きました。 このたびのプレゼント水槽では、その稚魚たちを展示しています!! 口から出てすぐは、あんなに小さかったのに…   こんなに大きく、黄色くなって…! 種としては、育てやすい魚なのかもしれません。 ですが、水族館にやってきてくれた生き物たちが繁殖をして、 さらにその稚魚たちが育ち、再び展示で活躍してくれるということは、 本当に本当に嬉しいです。 今回のプレゼント水槽には、ブログで取り上げた稚魚たちはもちろん、 その後、卵から取り上げて育てたものもいます。 せっかくですので、その成長過程をご紹介させてください!   こちらがカエルレウスの卵。大きさとしては4ミリ程です。 しずくのような形をしています。 孵化する直前の卵です。 表面にうっすら魚の形があり、血管も見えています。 上の状態から2日後、お腹に大きな卵黄を付けたまま孵化しました! ころん、と横たえた状態で、時折ぴょこぴょこ動きます。 孵化から一週間、卵黄は相変わらず大きいですが、 眼と口、さらには体のヒレも出来てきました。   もうすこし大きくなると、体を持ち上げた姿勢を保てるようになりました。 15ミリほどに成長した稚魚。だいぶ親と似た姿になりました。 卵黄をほとんど吸収し、餌を食べ始めます。 ここまでの発達過程は本来親個体の口の中で進んでいきます。 大きな卵黄を持ち、なかなか泳ぎださないことも 育つ環境が安全な親の口であるからこそなのかな、と思うと 本当に面白い生き物だなぁと感心してしまいます。 そんな成長を経て大きくなった稚魚たち、 この機会にぜひご覧くださいね! プレゼント水槽にて、お待ちしています!     ツイート

水面ヨーーシ!水中は!?
  • アクア・トトの生き物

水面ヨーーシ!水中は!?

ある日… この水族館で一番大きな水槽、そう! メコンオオナマズが泳ぐ水槽での魚の捕獲作業の話です。   メコンオオナマズの水槽の裏側、こんな感じです。 いつも餌をあげる時はここから投げています。   18時から作業スタート。   この水槽で作業する時は細心の注意が必要です。 な・ぜ・な・ら!! この魚の存在があるからです。 朝、皆さんが来館される前、潜水して掃除をする時があります。 そんな時、一言で言いますと、全然落ち着きません。 何度が見たことがある方もいるでしょう。 メコンオオナマズが狂ったように泳ぐ瞬間を… あれに突進されたらひとたまりもありません。 ということで、今回の作業も網でゆっーーーーーーーくりと挟み撃ち作戦。   あえなく玉砕。 しかし、これをひたすら繰り返すしかありません。 水中2名、陸上からのサポートが2名という体制でしたが、 1時間半を過ぎても依然として硬直状態。 仕事の後ということもあり、あまりにも動きがないので、 陸上ではこんな感じで疲れ切っていました。   水中の1名の様子を観察すると、中腰でじっと様子を伺っています。 10分経過、15分経過しても同じ姿勢。まったく動きません。 すごい集中力…   ん?なんかちょっと様子が変……ですよね。 そんな中、2時間が経過しようとした時、チャンス到来。 持久戦でさすがに魚も疲れており、 うまくスペースにおびきよせた所をすかさず捕獲―――!!!   いや~~~~~長かった。 ところで、さきほどの変な姿勢の人に話を聞いたところ、 ずっとトイレを我慢していたそうでした(笑) なるほど… 色んなものと格闘しとったわけですね、ほんまにお疲れ様でした。   ツイート

イルミネーションの冬
  • イベント

イルミネーションの冬

みなさんこんにちは。 12月に入り気分はすっかりクリスマス。 アクア・トト ぎふのある公園では きれいなイルミネーションが公園を賑わせています。   アクア・トト ぎふでも11/15(土)より クリスマスの展示がスタートしました! 今年は新たなクリスマスの水槽を作ろうということで、 10月から担当スタッフが集まってミーティング。     こんなのいいね!これも素敵!! と、アイディアを膨らませながら... そして予算や現実的かどうかも加味しながら... 何度も打ち合わせや試作をしました。 そして完成したのがその名も   :*:.☆゜:*:.♪ トト・サンタのプレゼント水槽 ♪.:*:゜☆.:*: ソリに乗せたプレゼント(水槽)の中は グッピーやレッドビーシュリンプ、マリモなど きれいな生き物が泳いでいます。 他にも、毎年人気のデンキウナギのクリスマスツリーが 今年はアマゾンバージョンになって登場!   開催中の企画展「赤い清流」にちなんで、赤色のツリーにお色直し。 デンキウナギの発電を感知して、ツリーが赤色にライトアップします!   スタッフがアイデアを出し合って試行錯誤してできた クリスマスの水槽たち。 この冬は水族館らしいクリスマスの展示と キラキラに輝くイルミネーションの河川環境楽園を お楽しみください~♪   それでは、また!   ツイート

秋の田んぼ
  • 研究・調査

秋の田んぼ

早く書かねば冬が来てしまう!もう来てる!? とやや焦りながら、今回は秋のお話です!   一か月ほど前の話になりますが、稲刈りの見学に行ってきました。 新米!最高においしいですよね!   田んぼの環境は様々な生き物に利用されていますが、 秋ごろ見られるのはどんな生き物かなぁと思い探してみました。 稲刈りが始まると、コンバイン(収穫する機械)の後を追っている鳥が!   「ツバメ」です!今年生まれて巣立ったツバメだと思いますが、 集団で田んぼを飛び回っています。 収穫する際、イナゴなどの昆虫が驚いて飛び出してくるため、 それを狙って飛んできているようでした。なんて賢い! 驚いて出てくるのは昆虫だけではありません。 足元を見てみると、たくさんのカエルたちの姿がありました。 ヌマガエル       トノサマガエル みんな数か月前にはオタマジャクシだったんでしょうね! 稲の茂みを隠れ家にしていたのでしょうか。 まだ幼さが残るような、小さい個体に多く出会うことができました。 田んぼに隣接している水路を歩いていると… こんなのも見つけました!     動物の足跡!なんの生き物かなーと足跡を追っていると、 山に繋がる茂みの中に消えていきました。そこで気づいたのですが、 これ、イノシシの足跡です! 同じ道を歩いたのか!と思うと、 なんだか冷や汗が出るような気持ちになります。     田んぼのあぜも、よく見てみると掘り返されたような跡がありました。 これもどうやらイノシシの仕業とのこと。 穂を食べてしまうこともあるそうです。   普段何気なく見ている地元の田んぼも、 少し歩いてみるだけでいろんな出会いや、 考えさせられることがあるものだなーとしみじみ感じました。   同じ自然を利用する生き物同士、 ちょうど良い距離を保ちたいものです。     ツイート

おじいちゃんカワネズミ
  • アクア・トトの生き物

おじいちゃんカワネズミ

こんにちは、お久しぶりのカワネズミのお話です。 (カワネズミって何だ?って人はコチラをご覧ください。ネズミじゃないぜ!)   現在展示中のカワネズミ♂(個体名称:No.4)ですが、何と!   飼育開始から2年が経過しました!!! 飼育2年と言っても、きっと何がスゴイのかピンとこないかもしれませんが、 カワネズミは飼育がとーっても難しいとされてきた生き物で、 これまでなかなか長期飼育には成功してきませんでした。   そして、カワネズミの野生下では3年程度生きた記録があります。   展示中の1頭は2012年の秋に捕獲され、 成体サイズで当館にやってきたことを考えると、   既に2年半程度は生きている   =たぶん、きっと結構なおじいちゃん。   =そんな年になるまで飼育できたよー。   ということです。     この個体(No.4)の飼育を開始した2012年の秋といえば、 当館が初めてカワネズミの飼育を開始した頃です。 (若かりし頃のNo.4)     「幻の水中モグラ」と言われるだけあって、その飼育には大変な苦労がありました。   まず、どこに生息しているのかわからない。   生息地がわかったところで、どうやって捕まえるのかわからない。   捕まえたところで、どうやって水族館まで運ぶのかわからない。   適した餌がわからない。飼育ケージがわからない。気温がわからない・・・。     「水に潜って餌を捕るんだから、水場いるべや。」   と思って水場を入れたら全身ずぶ濡れになり、     「魚食べるんだから、アジ食うべや。」   と思えば、少し齧って放置されたり...     こちらの思うようにいかないことばかり。     問題が発生すると、その都度先輩である田上氏と相談しながら、 より良い飼育環境を探る日々の連続。 (ドジョウも与えた。イマイチでした。)   とにもかくにも、基本的に上手くいかないことばかり。   そんな中での私の(たぶん田上氏も)希望が「No.4♂」でした。   他のカワネズミが搬入直後に死亡してしまったり、 原因不明の死を遂げてしまうこともある中、生き続けたNo.4。   カワネズミ飼育ド素人が手探りで用意する環境ですから、 決してカワネズミにとって心地よい環境ばかりではなかったと思います。    それでも、No.4は生きている 上手くいかないことばかりのカワネズミ飼育の中で、 その存在がどれだけ支えになったことでしょう。   この飼育方法で本当に正しいのか?大丈夫なのか?   その最低ラインが「生きている」こと。     手探りの飼育を続ける中で、 No.4は常に「正しい」方向への希望を見出してくれたように思います。 (若かりし頃のNo.4。石とガラスの間がお気に入り)     飼育開始から2年が経過した今、飼育を始めたばかりのころの日誌を見返すたびに、 どれだけカワネズミにとって不適切な環境しか   用意できていなかったかを再認識させられます。   自身の力量不足を深く反省しつつ、   カワネズミに対して自分ができることは何だろうかと問い続ける日々です。 (現在のNo.4)     不甲斐無い飼育担当の元で何とか生き抜いてくれたNo.4。     その存在によって、少しでも「カワネズミ」という存在の認知度が上がり、 興味を持ってくれる人が増えることを祈りつつ、   No.4の飼育下2年記念をひっそりと祝いながら・・・     何となく足取りが悪く、白い毛の多くなったNo.4に 「老い」を感じて早くも涙する今日この頃です。     ツイート

アンコール開催 決定!
  • イベント

アンコール開催 決定!

早いものでもう11月。 夏休みから始まった企画展「赤い清流」第1弾も 12月7日(日)で終了となります。 さて、この企画展「赤い清流」第一弾のテーマは “ 水族館スタッフが見た! 生のアマゾン体当たりリポート! ” ということで、 当館の飼育スタッフ国崎が昨年、アマゾン現地に行って…       採集してきた生き物を 飼育スタッフ国崎の体験記風にご紹介しているのですが、 実際に本人からお話を聞いてみたいですよね?! というわけで、こちらに注目! アクア・スクール1 「アマゾンはかせになろう!」   これは小学1年生~3年生(親子同伴)を対象にした 体験学習プログラムなんですが、 今回のテーマでは、飼育スタッフ国崎がアマゾンの体験談をしたり     アマゾンの幸運の実「ワイルーロ」を使い工作をします。     その他ワークシートを活用して、企画展「赤い清流」の見学も!   さらにはアマゾンの生き物を間近に見られるかも?!     開催は 11月30日(日) 10:00~12:00 ※10日前までに申込み なんと 1人300円! ※入館料別途 で参加できるんです! このプログラム、8月と9月にも開催したのですが 人気のため今回アンコール開催となりました。 詳しい募集内容、応募はこちらから。 【アクア・スクール1 アマゾンはかせになろう! 11月30日開催】 スクールに参加して楽しく学び、水族館を2倍楽しみましょう♪   それでは、また!   ツイート

休憩中
  • アクア・トトの生き物

休憩中

毎日の見回りの時、ドキッとする場面に出会うことがあります。 それがメコン川エリアのこの水槽。   水槽を覗いてみると…     シンクロサス・ヘローデスが岩に挟まってる!? その岩の下では…     集団で倒れてる!!? 初めて見たときは「これ弱ってるんじゃないの!?大丈夫!?」 とかなり驚きました。 心配して観察を続けていると、 むくっと起き上がって普通に泳ぎだすので一安心なんですが、 この姿に遭遇するたびに、なかなか不安な気持ちにさせてくれます。 いったい寝転んで何をしているのか?というと、 実はこれ、休憩中の姿のようなんです。 岩に定位しているヘローデスを見ていると、だんだん体の色が薄くなり、 コロンっと倒れる様子も見ることができました。 まるで、うとうとしている人がカクっと寝てしまうような、そんな感じです。 お客様から「あの…これって大丈夫ですか…?」 と心配の声を耳にするほど見事な休みっぷり。 ぜひ、こんな姿に出会った際は、じっくりと観察してみてくださいね。 タイミングもありますが、むっくり起き上がる場面が見られるかもしれません。 ちなみにシンクロサス・ヘローデスはドジョウのなかまです。 ということは、日本の川の水槽にいるドジョウたちももしかして… 砂にささってる…! こちらはよく見かける光景なので、観察にはオススメです。     最後にわたくし秘蔵の、魚のお休みシーンを紹介したいと思います。 バックヤードの予備水槽にいる、 アマゾンに生息するナマズのなかまの「バトラクスキャット」です。 いつもはこんな感じで過ごしているのですが、     あるとき覗いてみたら…   ひっくり返ってる!!! この写真からお分かり頂けるでしょうか…!   (ピンボケすみません)     写真を撮った後、あまりにも動かないので心配になり隠れ家をどけてみると、       起き上がってくれました。 びっくりさせてゴメンね、バトラクスキャット…   ○追記○ 別の日のバトラクスキャット、またやってくれました。 上手に撮れたのでご紹介します。   ごろん     ツイート

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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