秋晴れとなった3連休。その初日に水辺の清掃活動~みんなの川を未来へ~を実施しました。今回は当館のスタッフだけではなく、羽島高校、大垣東高校、羽島中学校、日本モンキーセンター、(株)建設環境研究所の方々も活動に加わってくださいました。 場所は天然記念物イタセンパラの分布域でもある木曽川の下流域で行いました。 木曽川イタセンパラの保全に関係のある方や、地域の環境教育に興味を持つ方にお声がけしたところ、このような形で実施できることになりました。多くの方にお集まりいただき、開始前から感動でした。 清掃時間は1時間と短いものでしたが、藪の中に分け入ってごみを拾うなど、みなさま本当に熱心に取り組んでくださいました。 今回のごみで多かったのは、いつもながらのペットボトルに加えて、釣り道具、それと分別しにくくてどこに捨てたらよいかわかりにくい家庭ごみでした。 私を含めた3名は水の中に入り、そこでごみを回収したり、生き物を採集したりしました。 周辺にはどんな生き物がいるのか、お見せしたかったからです。 在来種は、モツゴ、コウライモロコ、イトモロコ、ヨシノボリ、モクズガニ。 それからイタセンパラが卵を産みつける二枚貝も。二枚貝を披露すると、「おぉ二枚貝だ!!」と高校生たちから歓声が上がりました。二枚貝に歓声があがるなんてうれしい。 そして、オオクチバス、ブルーギル、カダヤシ、カムルチーといった外来種もお見せしました。「ブルーギルはテレビでしか見たことがなかったから、本当にいるんだということが知れてうれしい」と言ってくださる生徒さんもいて、清掃活動に生き物観察を取り入れた甲斐があったなぁ。と私もうれしい気持ちになりました。 清掃活動はまだ始めたばかりです。これからもいろいろな場所をきれいにしに行きたいですし、「川原はごみ捨て場じゃないぞ」っていう思いをいろいろな方と共有できたらいいなと思っています。