おもしろ飼育コラム

長良川からの贈り物
  • お知らせ

長良川からの贈り物

みなさんこんにちは。 GWも後半に入りましたが、水族館も沢山のお客さまで賑わっています。 そんなさなか、 本日長良川の川漁師さんからサツキマスが獲れたとの一報がありました! サツキマスは、渓流魚でもあるアマゴが海へ下り大きく育って また産卵のために川へ遡ってきた魚です。 ちょうど、この5月から6月にかけてが遡上時期にあたり、 この時期の長良川の風物詩ともなっています。   連絡を受けてから急いで搬入の準備をして、 川漁師さんのご自宅の生簀(いけす)からビニール袋に入れ、 酸素パッキングをし、一路水族館へ。 そのままにしておくと水温が上がってしまいますので、 水族館の展示水槽に袋のまま浮かべて 水槽と袋の中の水温を合わせます。   水温が合ったところで、全長・体長を計測し、体の傷なども確認します。     全長 30 ~ 40cmのサツキマスが7尾。 体表に見える赤い朱点がサツキマスの証。 さぁ、水槽へ。   水槽で泳ぐ姿は、とても美しいですね。 このサツキマス、泳ぐ姿を見られる水族館は少ないのではないでしょうか。 当館では、長良川で漁を営む漁師さんのご厚意で、展示が出来ています。 今日も、今年初めて獲れたサツキマスを、しかも展示映えするようにと、 形が良く傷の少ない大きなものを残して頂きました。 漁師さんからは、 「少しでも多くの方々にこのサツキマスを見て欲しいんだ、特に子供たちに。 そのためにトトさん(水族館)へ元気なサツキマスをお渡しするんだよ」 と、思いのこもったお話をお聞きしました。 漁獲量は一昔前から随分と減ってしまったそうです。 今は、幻の魚になりつつあるのです。 長良川からの贈り物、サツキマス。 少しでも多くの方々に見て頂ければと思います。     ツイート  

モモジロコウモリを展示します。
  • 新しい展示

モモジロコウモリを展示します。

こんにちは、 休みの日もモグラ捕り。風間です。   ブログを書くのはずいぶん久しぶりですが、さくっと宣伝をば。       モモジロコウモリ、展示します。       モモジロコウモリといえば、 河川上流部とかにいる、虫などを食べている小型のコウモリです。   虫を食べるコウモリの仲間は、 日本国内の動物園・水族館での展示は非常に稀で、 モモジロコウモリは、当館だけです。     どんなコウモリかってゆうと、 こんなです。        写真提供:先崎啓究     日々トレーニングを重ね、体重測定を毎日行い、 人工飼料も食べるようになりました。   おかげで、最近は心なしか太り気味です。   私の手作りの個体識別用リングを翼につけ(誰か既製品を下さい…)、 少し不満そうな今日この頃ですが、 5月1日からは、満を持してマンスリー水槽で展示開始ですので、 ぜひ一度見に来てください。        意外と、可愛らしい顔をしています。        モモジロコウモリの魅力について、 まだまだ語りたいところはあるのですが、今日はこの辺で。     ではっ!!!     ツイート  

ゴールデンウィークのイベント
  • イベント

ゴールデンウィークのイベント

みなさんこんにちは。 アクア・トト ぎふでは、 今週末からゴールデンウィークイベントが始まります!   清流!トト・ウィーク ~アクア・トト ぎふのGW~ 4/26(土)~5/6(振) 9:30~19:00 ※4/28、30、5/1、2は18:00まで (いずれも最終入館は1時間前)   今年は『清流』をテーマに 清流バージョンの『清流!バックヤードツアー』や、 清流にすむ生き物を探す『清流探検』など、、、 皆さんに楽しんでいただけるようなイベントをご用意しているんですが、   今日は、イベントの一つ GW期間中の土日祝開催  『清流!生き物トーク』 をご紹介します!   『清流!生き物トーク』では 飼育スタッフが館内に登場して、 清流にすむ生き物のお話や、簡単な実験や体験を スタッフが自ら考えたテーマで行います。   準備の様子を見てみると…   『水上スキーヤー・アメンボ』 堀江&近藤 こちらはアメンボの模型を製作中。これを使って水の実験をするようです。   『アマゴ?サツキマス?』 大島&須田 初舞台に緊張しながら発表の練習。こちらでは、アマゴの稚魚を特別に公開!   『砂の忍者 カマツカ』 国崎&中野 新入社員の中野君は、先輩スタッフと一緒に「砂に潜る魚」について相談中。 『清流の生きた化石を探せ』 波多野&野口 こちらのテーマは二枚貝。先輩スタッフが見守る中、本番さながら解説。 『虫を食べる小さなハンター』 風間 手元に見えるのは、、、コウモリ?!めずらしい骨格標本なんかも見れます!     『カワウソという生き物』 立川 カワウソと人との繋がりがテーマだそう。みんな真剣に聞いていますね、、、!   みなさんが来たときは、どのスタッフの、 どんなお話に出会えるでしょう?! 開催はGWの土日祝(4/26、27、29、5/3、4、5、6)で、 時間は下記の通り。 1/10:30~11:30  2/14:00~15:00  3/17:00~18:00 今回、17:00~の回もありますので 夕方から入館いただいたお客様にも楽しんでいただけますよ♪   若手スタッフもはりきって準備をしていますので、 ぜひみなさん見に来て下さいね。   それでは、また!     ツイート  

何を作っているんでしょうか?
  • アクア・トトの生き物

何を作っているんでしょうか?

  みなさんこんにちは。 学習チームの河合です。 イモリ展が始まりホッと一息したところ。 微力ながらイモリ展に関わって準備をしてきました。   今までは微力でしたが、ここから本領発揮?と思いつつ…。 水面下でひそかに動いています。 何をたくらんでいるかといいますと…   とりあえず この写真を見てください。 さぁ何を作っているんでしょうか? ※ものづくりワークショップの宣伝ではございませんよ。   これが材料   ↓ お湯を使いながら整形    ↓ 色をぬったりして   ↓   これはもしかしてイモリのたまごでは?   ↓ じゃ~ん! ストラップのできあがり     とりあえずはアクア・スクール2「イモリ博士になろう!」 の中で作る予定です。(対象:小学4~6年生) イモリ展との連動企画で イモリをもっと楽しんでもらおうと試行錯誤しているところです。   もちろん、ただ作るだけではありませんよ。 イモリの卵を顕微鏡で観察し、卵のことを勉強して作ります。 (イモリの卵をじっくりと観察する機会ってないですからね) さらに産卵しているビデオを見ながら 「イモリの卵ストラップ」を作ろう!なんてことを考えています。 なんてマニアックなんだ!!   こんな熱い一品を作る教室を開催するところは他にはないと思いますよ。 ムフフフフッ 反応が良ければスクール以外でもやってみようかな? イモリ好きにはたまらないでしょう~ きっと。   ツイート  

イモリもりもり「イモリ」展~卵・幼生・幼体の展示~
  • 企画展・特別展示

イモリもりもり「イモリ」展~卵・幼生・幼体の展示~

皆様こんにちは。 イモリもりもりイモリ展日記、その2です。 イモリ展が開催されている特別展スペースの半分は、 皆さんおなじみアカハライモリについて解説しています。 岐阜県内でも山際の水路や田んぼを覗くと、 数が減ってきているとはいえ、 まだまだたくさん観察することができます。 捕まえたことある方も多いのではないでしょうか。 ところで。 アカハライモリの卵や幼生(オタマジャクシ)ってみたことありますか? さらに。 変態後の幼体ってみたことありますか? 普通、目にするのは成体、いわゆるおとなの個体です。 幼体は水の中にはいないので、なかなか見ることはできません。 ということで、   卵・幼生・幼体、すべて展示しました! (右:卵と幼生、左:幼体) 企画展は6月30日まで開催する予定です。 長期間にわたる展示を継続する上で、一番やっかいなのは「卵」。 予備水槽や展示水槽内でポコポコうんでくれているのですが、 ほかの個体が食べてしまうこともよくあります。 また、突然うまなくなっても困るので、裏ではこんなこともやりました。   ホルモン注射。 麻酔をかけて注射して、二日くらい待つと産卵します。 アカハライモリのメスは精子を体内で蓄えているので、 これでばっちり受精卵を得ることができます。 (※注射されたメスも元気にしてますよ) でも、一度にたくさんの卵を得ても、 全部同じように発生がすすむのでは、意味がありません。 一気にフ化してしまいますから。 では、どのように発生段階をずらし、展示を続けているのか…。 今回は、思い切ってその秘密を公開いたしましょう。 こちらをご覧ください。 ↓ ↓ ↓   冷蔵庫。 すごいひっぱりましたが、エサを保管するただの冷蔵庫でしたー。 リンゴの上に目を向けると、怪しい容器がこっそりと収容されています。     容器の中ではこの通り、 冷やされた卵が非常にゆっくりと発生を続けています。 発生のスピードは温度で大きく変わってきますので、 これでフ化の時期をずらしているわけです。 このようにして展示をつないでいるよ、というお話でした。   ツイート

水草水槽 リニューアル!
  • 新しい展示

水草水槽 リニューアル!

みなさんこんにちは。 先日ブログで紹介した「8m水槽」。 ブログを読んで8m水槽の最後を見に来て下さったお客様、 ありがとうございます。 役目を終えた8m水槽は、閉館後…   飼育スタッフが総出で生き物たちをすくい取り…     水や水草も抜かれ、空っぽに。 そして後日、施工会社の方により ぶいーーーーーーーん!!!!!     と、ぶつ切りに! そうなんです。 設置当初はそのまま搬入できたようなんですが、 現在は特別展などの設置により そのままでは運び出せなかったのです。 そして土台も撤去され…     更地に。 みんなを癒してくれた8m水槽、ありがとうございました。 後日、ついに新しい水槽が設置され、 再びスタッフ総出で今度は水草の植え込み作業。               さあ、どんな素敵な水槽ができあがったでしょう?!   ちょこっとだけお見せすると…     こんな感じで、緑が生い茂る素敵な水槽に。 しばらく水槽内が安定するまで魚は入っていませんが、 それでも十分見ごたえのある水槽ができました。 ぜひ、アクア・トト ぎふにお越しの際は 注目して見てみてくださいね。 それでは、また!     ツイート  

隠れてます
  • アクア・トトの生き物

隠れてます

こんにちは。 2月24日から展示している「ナガレタゴガエルの卵」について。 Facebookでは、広報担当者から何度か紹介させていただきましたが、 ここではまだだったので。 卵は2月10日に産み出されたものでしたが、 それから約1ケ月後の3月7日ごろに 幼生(オタマジャクシ)がふ化しました。 ふ化の時の写真です。 下のほうの卵から、オタマジャクシの尾が出てるのわかりますか?   真っ白で、おなかに栄養をたっぷり備えたオタマジャクシが 約70匹産まれました。   エサを食べなくても、おなかにある栄養だけでカエルへと成長するので、 メンテナンスが楽です。 エサを与えなくていいし、水もほとんど汚れません。 「いつまでも。そうだなぁカエルになるまで展示継続しておこうかなぁ。」 なんてのんきに考えていましたが…。 自力でうまく泳げるようになったオタマジャクシたちは、 思い思いの場所へと隠れてしまって… ほとんどがこのように石の下に入り込んで、ぜんぜん見えないんです。 パッと見は、何も飼育していないただの水だけの水槽です。   こんな水槽を、長いこと展示してても面白くないではないか! とりあえず、数匹をポケット水槽に閉じ込めて、 見えるようにはなっていますが、そろそろ潮時かなぁ。と思っていたのですが、 常連のお客様に「探すのが楽しい」「見つけるとうれしい」と言っていただき、 もうちょっと、展示しておこう。って思いなおしたところです。 ちなみにナガレタゴガエルは、 卵もオタマジャクシも白い白いとPOPやちらしなどに 書いてきましたが、実はちょっとグレーになってきたぞ。   それではまた。   ツイート  

イモリもりもり「イモリ」展~ごあいさつ~
  • 企画展・特別展示

イモリもりもり「イモリ」展~ごあいさつ~

  皆様こんにちは。 魂の企画展「イモリ」がはじまって早2週間が過ぎました。     企画展開催以来、ブースの影から来館者の方々の反応をこっそりと伺うという、 怪しい生活からオサラバし、 この飼育日記で見所や展示の工夫、苦労、イモリへの愛、もりもりご紹介していきます。   今回の展示も多くの皆様にご協力いただきました。   あらためてお礼申し上げます。   限られたスペースではありますが、 とにかくイモリに興味をもってもらえるような展示に仕上がっておりますので、 ぜひお越しくださいませ。   ツイート  

ぐるぐる巻き
  • アクア・トトの生き物

ぐるぐる巻き

こんにちは。桜の季節ですね。 春休みを控えた3連休の前の日の夜、 4Fで展示しているヒキガエルの水槽をのぞいてみたら、 ちょうど産卵の真っ最中でした。   写真の左下にいるのが、産卵中のペアで、下がメス、上がオスです。 右上の黒いヒモ状のものが、今まさに産みつけられている卵塊です。 ヒモ状なので「卵紐」と呼ばれたりもします。 水中に沈んでいる枝にグルグルと巻きつけられていました。 (※野外では、渓流に集まり産卵するので、卵が流されないように枝などに巻きつけるといわれています。) わたしがのぞいたので、ペアは驚いて産卵巻きつけ作業をいったん中断しましたが、 しばらく見ていると、枝の周りを時計回りに回りながら、 ふたたび卵塊を巻きつけていきました。     翌朝には、このとおり。 ぐるぐる巻きです。   さらに翌日には、ほかのペアも同じように巻きつけて産卵したので、 今はもっとゴージャスな感じに仕上がっています。 春休みを控えた3連休の前日にこんなふうに水槽内で産卵してくれるなんて!! タイミングばっちり。ヒキガエルたちのプロの仕事ですね。 ちょっとでもお客様の目に留まるように、水槽内にPOPをつけておきました。 1週間~10日ぐらいでふ化しますので、お早めに見に来てください。 それではまた。   ツイート  

8m水槽
  • アクア・トトの生き物

8m水槽

みなさんこんにちは。 水槽の上で、こんな花が咲いているの みたことありますか?       これ、どこの水槽かというと…         そうです、常設展示の最後の水槽、 通称「水草水槽」です。   ご存知の方もいるかと思いますが、 この水槽上の部分が空いていて、 こんな風に水草がニョキッと伸びてるんですねえ。   さて、この「水草水槽」上が開放しているのも特徴なんですが、 もっと注目すべきはこの長さ! (写真が暗くて分かりにくいですが…)       なんと全長8m!!   開館当初、こんな風に   スタッフ総出で運んだという代物なんです。     そしてこの水草水槽… 実は… あと4日で見納めなんです…!!   老朽化ということもあり、 新しい水槽にリニューアル予定♪   新たな水槽はもちろん楽しみですが、 この8mの水草水槽を拝めるのも、あとわずか…。   水草水槽最後の勇姿を 見届けてくださいね。   それでは、また!   ツイート  

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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