おもしろ飼育コラム

イモリの幼生・幼体追加展示!~イモリもりもり「イモリ」展
  • 企画展・特別展示

イモリの幼生・幼体追加展示!~イモリもりもり「イモリ」展

イモリ展終了まで、いよいよあと一ヶ月となりました。 そこで、バックヤードに温存していた切り札をここで登場させることにしました。 今回、新たに追加展示したのは、5種のイモリ幼生・幼体です。 まずはイボイモリとシリケンイモリの幼生!   <イボイモリ幼生>   以前よりアカハライモリの幼生は展示してますので、 日本に生息する3種全種の幼生と成体を観察することができます! 今回展示しているイボイモリ成体は、 広島大学より出展協力していただいております。 その成体が展示水槽で産卵し、孵化した幼生を展示しています。 また外国産の幼生・幼体たちもこのように、 新しいブースを設けて展示中。 これが、また、可愛いんですよ。。。特にファイアーサラマンダー。。。   成体と比較するとこの通り。 たまりませんねぇ。 また、6月の土曜日と日曜日にはイモリ展会場にて、 担当者3名によるフロアトークも開催中です。 時間は決まっていませんが、午後に登場することが多いです。 自称、イモリ大好き学芸員たちが熱く語ります!クゥ~! 問い合わせの多いアカハライモリの飼育相談なども 受け付けますので、ぜひお越しください。     ツイート

口から赤ちゃん
  • アクア・トトの生き物
  • バックヤード

口から赤ちゃん

こんにちは! 5月も後半に差し掛かりましたが… 今回は先月展示した4月マンスリー水槽のおはなしです。 4月マンスリー水槽では 「春の小川の生き物たち」ということで、 春の風景にちなんだ魚たちを展示しました。   そのなかでのこの水槽!   小川のほとりに咲く、タンポポをイメージして選んだのは、   ラピドクロミス・カエルレウスという、 アフリカのマラウィ湖に生息するシクリッドのなかまです。   この魚は、メスが卵を口の中で育て、 稚魚になるまで保護するという面白い生態を持っています。 それについて解説板にも紹介していたのですが… なんと! 展示期間中に卵を持ってくれたんです!    よく見ると、あごの部分がこんもりしているのが分かります。   展示水槽には ↑ このようなステッカーを貼り、紹介させて頂きました! 4月が終わるころには、 4匹のメスが卵をくわえていました。 さてさて、4月の展示期間も終わり、 裏の予備水槽に移動してもらったカエルレウスたち。 先日、口の中の稚魚を取り出すことにしました。 ある程度母個体の口内で成長すると、稚魚は口から吐き出されます。 そのままにしておくと、 稚魚が同居している他の魚たちに食べられてしまうため、 そうなる前に口内から取り出して 稚魚だけの水槽にお引っ越しすることにしました。 母個体を傷つけることなく、 口の中の稚魚を出すにはどうしたらいいのか…!? 考えた結果、 「先を丸くした鉛筆」で母個体の口を開けることにしました。 その時の映像がこちら。     4匹の母個体から、全部で34匹の稚魚を取り出しました!   稚魚はこんな感じ。 ラピドクロミス・カエルレウスの特徴である 鮮やかな黄色ではなく、透き通った体をしていますね!  おなかに黄色く見えるのは卵黄です。 少し頼りない感じはしますが、 引っ越し先の予備水槽でにょろにょろ泳いでいますよ! これからは、母個体に代わって子育てに励みたいと思います!!  ※母個体も元気に予備水槽で泳いでいますので、ご安心くださいね。   ツイート

いろんなアカハライモリ~イモリもりもり「イモリ展」~
  • 企画展・特別展示

いろんなアカハライモリ~イモリもりもり「イモリ展」~

イモリ展、好評です! さて、今回はアカハライモリの「見た目」のお話し。 アカハライモリは日本各地にすんでいて、 その名の通り赤いお腹が特徴的です。 このお腹の模様、地域や個体によってかなり違いがあります。   日本各地のアカハライモリの姿形やお腹の模様を調べた研究では、 6つグループに分けられています。 さらには繁殖行動にも違いがあり、 異なるグループ間では繁殖成功率が下がることもわかっています。 また、お腹以外の部分、見た目からして結構違うのもいます。 たとえば、岐阜県産はこちら。   次に長崎県五島列島産のアカハライモリ。   全然違いますねー!   このように、地域ごとに比較できるように展示してますので、 ぜひ見比べてみてください。 ちなみに現在展示しているのは、 左から秋田県産、兵庫県産、長崎県産です。 たとえ同じ地域のアカハライモリでも、 個体ごとに違いが結構あるので、 野外でみつけたらぜひ手にとって見比べてみてください。 面白いですよ。 (捕まえた手はちゃんと洗いましょう。そのまま目をこすったりしないように!) 最後にとっておきの岐阜県産アカハライモリを紹介しましょう。 これらの個体、現在バックヤードで飼育中ですが、 たまに館内で見れるかもしれません。     ツイート

つぼみ成長期1
  • アシカショー

つぼみ成長期1

こんにちは。 はじめまして、近藤です。 入社してから初めてのブログです! 今回の主役は 先日、アクア・トトにやってきた カリフォルニアアシカの つぼみ です。 前のブログでは、体重測定ができるようになったとかきましたが、 あれから数週間・・・ もっと、いろんなことができるようになりました!   まずは、口開け   そして、目薬   他にも、 伏せ  ボディタッチ  待て  握手  顔隠し などなど・・・ とりあえずは、体調管理がしっかりできるようにと 毎日の健康チェックに必要な種目からトレーニングを進めていきました。 とても覚えがよく、たった1か月ちょいで さくさくっといろんなことができるようになってきましたよ。 今は、早くみなさんの近くに行けるようにと お散歩の練習や   お辞儀の練習をしている最中です。   まだまだ、やることはたくさんあります。 さあ!明日からもトレーニングがんばりましょう!! あ、みなさん、 もし、トレーニング中の つぼみ を見かけたら・・・ 温かく見守ってあげてくださいね! 応援よろしくお願いします。 それではまた。 次回をお楽しみに!   ツイート

岐阜市産カスミサンショウウオの幼生展示中。
  • アクア・トトの生き物

岐阜市産カスミサンショウウオの幼生展示中。

  5月3日より 岐阜市産カスミサンショウウオの保護幼生を展示しています。   岐阜県内にはカスミサンショウウオの生息地は2か所しかなく、 そのうちの一つ、 岐阜市の個体群は絶滅寸前まで数が減っていたため、 岐阜高校、岐阜市役所、岐阜大学と当館で 連携して保全活動に取り組んでいます。 ○詳しい内容はコチラを <当館飼育日記> https://aquatotto.com/blog-diary/2012/04/post674.html   <冊子「ぎふの淡水生物をまもる」> http://blogs.yahoo.co.jp/zooreplab/56133878.html   今年も保護された幼生たちが当館にやってきました。 その数ざっと2000匹以上! そのうち100個体を展示しております。 また、生息地がなかなか厳しい環境のため、 岐阜市市有地、岐阜大学構内、当館敷地内に生息域外保全地をつくって、 もしもの場合に備えています。 当館敷地内の域外保全地では、 一昨年から繁殖が見られるようになりました。   今年の初産卵確認日はまだ雪がちらつく2月中旬   水場のよしずをちらっとめくると、、、     うんどるでー! 今年はなんと40対以上も産卵が見られました! 本当に狭い場所です。 まさかここまで産卵数が増えるとは思ってもみませんでした。   いまや例年通りドクダミ畑となっている場所ですが、 おそるべきカスミ育成ポテンシャル・・・。 さて、保護幼生に話を戻しましょう。 展示個体をふくめ、保護幼生は変態直前にすべて放流します。 たぶん5月中は展示していると思いますが、幼生の成長は早いです。 早めに見に来てくださいね。   ツイート

新しいアシカ
  • アシカショー

新しいアシカ

こんにちは。 ゴールデンウィークはたくさんのお客様に来ていただくことができました。 ありがとうございました!!! ところでっ ついに来ましたよ!マリンの後輩が!! 1才11ケ月のメスのカリフォルニアアシカです。 3月24日の午後、東山動物園からやってきました。 3月!? けっこう前です。 生き物ですから何があるかわかりませんからね。 この時期にやっと公表してもいいだろうと判断された次第です。 さかのぼること1か月半前…。     運ばれてる最中の写真です。 初めの数日間は、新しい環境に慣れず、 エサを食べたり食べなかったり、 なぜかイカのゲソしか食べない日があったりと 不安定な日が続きましたが、 1週間がたったころから、食べる量が安定し、 食べ方もそれらしくなってきました。 安定してエサを食べるようになったら、いよいよトレーニング開始です。 とにもかくにも体重測定をしたいので、  体重計に見立てた四角い板を置いて、  その上に乗ることを覚えさせました。  まずは、前足だけでも…。  ちょっと慣れたら後ろあしも…。   しっかり乗れました。 4、5日訓練して、初めて体重がはかれたのは、4月8日のこと。 結果は37.0㎏でした。 それから1か月後の今朝は40.8㎏になっていました。 順調に大きくなっているのかな。 そうそう、肝心の名前なんですが、 「つぼみ」にしました。 桜のつぼみの季節だったし、 これから、ひとつずつ種目を覚えて、 いつかステージで花開くようにと願って名づけました。 体調次第ではありますが、 給餌は毎日3回ステージに出てやってますので、 タイミングが合えば、ご覧いただけます! このブログでも、時々、 近況報告していきますのでお楽しみに。 「つぼみ」の成長を見守ってあげてくださいね。   ツイート

コウモリの食事風景
  • アクア・トトの生き物

コウモリの食事風景

こんにちは。 GW最終日をいかがお過ごしでしょうか? 私は、今日は休みなので・・・モグラ捕りにでも。 さて、 個人的には大流行中の モモジロコウモリの食事風景を動画に撮りましたので、 みなさんにご覧いただきたいと思います。 そもそも、モモジロコウモリはかわいい顔をしているのですが、   仕草はもっと素敵です。 動画では、 口半開きで超音波を出しながらエサを探す姿から、 口のまわりを汚しながら美味しそうにエサを食べる姿まで、 写真ではわからない、 コウモリの真の魅力を知っていただけることかと思います。 どうぞ、ご覧ください。 では。     ちなみに、コウモリのぬいぐるみ、ショップにて売ってます。 飛んでるバージョンと 寝てるバージョン。 寝てるバージョンは、カナリおすすめです。 ではでは。   ツイート

長良川からの贈り物
  • お知らせ

長良川からの贈り物

みなさんこんにちは。 GWも後半に入りましたが、水族館も沢山のお客さまで賑わっています。 そんなさなか、 本日長良川の川漁師さんからサツキマスが獲れたとの一報がありました! サツキマスは、渓流魚でもあるアマゴが海へ下り大きく育って また産卵のために川へ遡ってきた魚です。 ちょうど、この5月から6月にかけてが遡上時期にあたり、 この時期の長良川の風物詩ともなっています。   連絡を受けてから急いで搬入の準備をして、 川漁師さんのご自宅の生簀(いけす)からビニール袋に入れ、 酸素パッキングをし、一路水族館へ。 そのままにしておくと水温が上がってしまいますので、 水族館の展示水槽に袋のまま浮かべて 水槽と袋の中の水温を合わせます。   水温が合ったところで、全長・体長を計測し、体の傷なども確認します。     全長 30 ~ 40cmのサツキマスが7尾。 体表に見える赤い朱点がサツキマスの証。 さぁ、水槽へ。   水槽で泳ぐ姿は、とても美しいですね。 このサツキマス、泳ぐ姿を見られる水族館は少ないのではないでしょうか。 当館では、長良川で漁を営む漁師さんのご厚意で、展示が出来ています。 今日も、今年初めて獲れたサツキマスを、しかも展示映えするようにと、 形が良く傷の少ない大きなものを残して頂きました。 漁師さんからは、 「少しでも多くの方々にこのサツキマスを見て欲しいんだ、特に子供たちに。 そのためにトトさん(水族館)へ元気なサツキマスをお渡しするんだよ」 と、思いのこもったお話をお聞きしました。 漁獲量は一昔前から随分と減ってしまったそうです。 今は、幻の魚になりつつあるのです。 長良川からの贈り物、サツキマス。 少しでも多くの方々に見て頂ければと思います。     ツイート  

モモジロコウモリを展示します。
  • 新しい展示

モモジロコウモリを展示します。

こんにちは、 休みの日もモグラ捕り。風間です。   ブログを書くのはずいぶん久しぶりですが、さくっと宣伝をば。       モモジロコウモリ、展示します。       モモジロコウモリといえば、 河川上流部とかにいる、虫などを食べている小型のコウモリです。   虫を食べるコウモリの仲間は、 日本国内の動物園・水族館での展示は非常に稀で、 モモジロコウモリは、当館だけです。     どんなコウモリかってゆうと、 こんなです。        写真提供:先崎啓究     日々トレーニングを重ね、体重測定を毎日行い、 人工飼料も食べるようになりました。   おかげで、最近は心なしか太り気味です。   私の手作りの個体識別用リングを翼につけ(誰か既製品を下さい…)、 少し不満そうな今日この頃ですが、 5月1日からは、満を持してマンスリー水槽で展示開始ですので、 ぜひ一度見に来てください。        意外と、可愛らしい顔をしています。        モモジロコウモリの魅力について、 まだまだ語りたいところはあるのですが、今日はこの辺で。     ではっ!!!     ツイート  

ゴールデンウィークのイベント
  • イベント

ゴールデンウィークのイベント

みなさんこんにちは。 アクア・トト ぎふでは、 今週末からゴールデンウィークイベントが始まります!   清流!トト・ウィーク ~アクア・トト ぎふのGW~ 4/26(土)~5/6(振) 9:30~19:00 ※4/28、30、5/1、2は18:00まで (いずれも最終入館は1時間前)   今年は『清流』をテーマに 清流バージョンの『清流!バックヤードツアー』や、 清流にすむ生き物を探す『清流探検』など、、、 皆さんに楽しんでいただけるようなイベントをご用意しているんですが、   今日は、イベントの一つ GW期間中の土日祝開催  『清流!生き物トーク』 をご紹介します!   『清流!生き物トーク』では 飼育スタッフが館内に登場して、 清流にすむ生き物のお話や、簡単な実験や体験を スタッフが自ら考えたテーマで行います。   準備の様子を見てみると…   『水上スキーヤー・アメンボ』 堀江&近藤 こちらはアメンボの模型を製作中。これを使って水の実験をするようです。   『アマゴ?サツキマス?』 大島&須田 初舞台に緊張しながら発表の練習。こちらでは、アマゴの稚魚を特別に公開!   『砂の忍者 カマツカ』 国崎&中野 新入社員の中野君は、先輩スタッフと一緒に「砂に潜る魚」について相談中。 『清流の生きた化石を探せ』 波多野&野口 こちらのテーマは二枚貝。先輩スタッフが見守る中、本番さながら解説。 『虫を食べる小さなハンター』 風間 手元に見えるのは、、、コウモリ?!めずらしい骨格標本なんかも見れます!     『カワウソという生き物』 立川 カワウソと人との繋がりがテーマだそう。みんな真剣に聞いていますね、、、!   みなさんが来たときは、どのスタッフの、 どんなお話に出会えるでしょう?! 開催はGWの土日祝(4/26、27、29、5/3、4、5、6)で、 時間は下記の通り。 1/10:30~11:30  2/14:00~15:00  3/17:00~18:00 今回、17:00~の回もありますので 夕方から入館いただいたお客様にも楽しんでいただけますよ♪   若手スタッフもはりきって準備をしていますので、 ぜひみなさん見に来て下さいね。   それでは、また!     ツイート  

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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