おもしろ飼育コラム

よく見てみると・・・
  • アクア・トトの生き物

よく見てみると・・・

はじめまして! 昨年の12月に入社した新人の須田です! 担当は魚類チームということで、 これから担当する生き物たちの情報をお届けしていきたいな! と意気込んでいます。みなさんよろしくお願いします!   さてさっそくですが… 飼育員の仕事は様々ありますが、 そのうちの一つとして「メコンオオナマズの個体識別」があります。  アクア・トトにいるメコンオオナマズは全部で6個体! それぞれに愛称がついています。 愛称はタイの言葉で1~6の数字を表しており、 1.ヌン 2.ソン 3.サム 4.シー 5.ハー 6.ホク  と、なかなかオシャレな名前がついているんですよ!   毎日の餌の時間には、「どの個体が、どれだけ食べたか」をチェックするため、 個体識別が必要になります。  “えっ、みんな同じ顔じゃないの?” と思っていた時期が私にもありました…    あるんです、個性が!   お恥ずかしいですが私が彼らを見分けるためのポイントを まとめたノートをお見せしますと… こんな感じで、 それぞれの顔の形、ほくろ(黒点)の位置、体の大きさなどで見分けています。 「ヌンと似てる」というメモが多いのは、私の彼らを見分ける基準としているのがヌンちゃんだからです…   写真で見てみると、こちらがヌンちゃん。   こちらはシーちゃんです。   それぞれの顔つきの違いがお分かり頂けるでしょうか? みなさんもぜひ、アクアトトにお越しの際は、 メコンオオナマズたちの個性を観察してみてくださいね!   それではまた!       ツイート       

落語会
  • イベント

落語会

ようこそのおはこびで。 あつく御礼申し上げます。   さて、皆さん。 「落語」って観たことはありますか? 落語といえば日本の伝統芸能の一つです。 巧みな語りと身振り手振り、また扇子と手ぬぐいといった数少ない道具だけで、 観客を噺の世界へ引き込み、時に笑わせ、時に泣かせ、それはそれは素晴らしいものです。   なんでいきなり落語の話をしているのかというと…、 新春!トト・フェスタで開催するイベントの一つで、落語会をやるのでーす! その名もズバリ、「新春!トト落語会」 (くわしくはコチラ) 今回は岐阜大学落語研究会の皆さまに演じていただきます。 古典落語の演目には、生物がでてくる噺が結構ありまして、 たとえば、「池田の猪買い(イノシシ)」「鷺とり(サギの仲間) 「いもりの黒焼き(アカハライモリ)」などなど。 今回は水族館ということで、「魚」が登場する噺を演じてもらいます。 なにをやるかは来てのお楽しみ! 底抜けに楽しみやがな~!(by徒然亭小草若)   ちなみに、この岐阜の地は落語にとってもゆかりのある場所です。 落語の祖と呼ばれる安楽庵策伝がなんと岐阜生まれなんですね。 また、その策伝和尚にちなんで、 毎年岐阜市にて全日本学生落語選手権「策伝大賞」が行われます。 今回、演じてくれる方も出場するそうですよ! http://www.sakuden.jp/taisho/gaiyou_24.html   いろいろ書いてきましたが、実は私も落語が大好きでして、通勤のお供はほぼ落語。 で、ある時閃いたんです。 「落語スタイルで生き物解説したら、めちゃめちゃ伝わるんとちゃうやろか…」 何の経験もないにもかかわらず、湧き上がる根拠のない自信。 時は2010年のゴールデンウィーク。 「カメ」の話を盛り込んだ自作落語を来館者の前で披露しました。       普通に考えれば、まぁ、厳しいですよね…。 もう、和服きて落語をやるっていうだけで、頭の中がお花畑だったんですね。 結果。   ぽつーーーん あれ!周りに人がまったくいなくなったぞ! ゴールデンウィークなのに!   この事件、私の「消したい過去ランキング」でいまだ上位にいつづけています。     ということで、今回は私は一観客として、楽しみたいと思います。 みなさんも是非お越しください!       ツイート       

新春!トト・フェスタ ~書道パフォーマンス~
  • イベント

新春!トト・フェスタ ~書道パフォーマンス~

みなさんこんにちは。 昨日から雪がチラついて、 一段と寒くなりましたね。    新年がスタートして、もう10日が過ぎましたが、 お正月休みは、初詣にいったり、 故郷に帰省したりしましたか?   アクア・トト ぎふは元旦から 『新春!トト・フェスタ』と題して イベントを盛りだくさん行っています。   アクア・トトの仲間たちがトト七福神になって占う 「トト七福神おみくじ」があったり、     新春スタンプラリー「トト七福神をさがそう!」では こんなかわいいシールがもらえたり!       さらに。 「魚」に自由な文字を組み合わせて オリジナルの漢字を作る トト漢字コンテストなど 19(日)まで実施しています。       そして、今週末は ■生きものクイズ大会 (11日、12日 14:00~) ■冬のプレミアム・バックヤードツアー   (11日、12日、13日、18日、19日 11:30~/13:30~ 受付は9:30~) などのイベントもあります!    それから、ゲストを招いたこんなイベントも!     県立岐阜商業高校 書道部のみなさんによる 書道パフォーマンス! です。    今日は特別に、 練習風景をチラリ…       作品のテーマは、アクア・トト ぎふをイメージして 考えてくださったんですよ。  楽しみですね♪   『県岐商 書道ガールズパフォーマンス』 1/13(祝)  1回目 11:00~  2回目 14:00~   13(祝)限り、2回の公演です。 ぜひ、華麗なパフォーマンスを間近でご覧ください! ( 私も不慣れな司会の練習をして、皆様をお待ちしています。。)   その他のイベント詳細はこちらをご覧ください♪ それでは、また!     ツイート       

幸せの青いカエル?
  • 日本の両生類

幸せの青いカエル?

あけましておめでとうございます!!    新しい年のスタートに、ふさわしいネタは何かなぁ…と考えた結果、 「幸せの青いカエル」が思い浮かびました。   昨年の11月末に、沖縄で発見された青いオキナワアオガエルが、 ニュースになり、ネット上でちょっとした話題となっていました。       (こちらの写真は青いニホンアマガエルです。ニュースとは関係ありません) ニュースのなかで、インドネシアのバリ島では青いカエルを「幸せの青いカエル」と言うと紹介していました。 たしかに、野外で青いカエルに出会ったら、うれしいだろう。「幸せの…」なんて言われるのもよくわかります。わたしもなんとかして見つけたい。   そんな一方で、わたしにとっては青いカエルは悩みの種でもあります。 こちらの2匹のカエル…。   2匹ともモリアオガエルです。左側の個体、青いですよね?これ、青くなっちゃったんです。   モリアオガエルを繁殖させて育てると、子どもたちはなぜか全部青くなっちゃうんです。 オタマジャクシの時はふつうに黒っぽい色をしていますが、 カエルに変態したとたん青いんです。   本来のモリアオガエルは濃い緑色のはずなんですが…。   エサが原因か、太陽光を浴びてないのがいけないのか…。 それ以外に何か原因があるのか…。   繁殖した個体と野外で捕ってきたオタマジャクシやカエルを、 いろんな条件で飼育して比べた結果、 やっぱり太陽光だなぁ。しかも幼体の頃が重要なんじゃないのかなぁ、 という仮説にたどり着いたので、 昨年の夏に変態した個体を、せっせせっせと日光浴をさせてみることにしました。       多少寒かろうが、日のあたる場所をみつけて。1日30分でもいいから、雨の日以外は、ほぼ毎日。       その結果…。青い個体と深緑色の個体が育ちました。   というわけで半分成功です。 この違いは、日光浴を開始した日にあるのではないかと思っています(たぶん)。 変態直後から日光浴した個体は深緑色で(たぶん)、 変態後、数日たってから日光浴を開始した個体は青くなってしまった(たぶん)… そんな気がします。   まだ、現段階では試しに日光浴させてみたというレベルですので、 本当に太陽光がモリアオガエルの体色に影響をおよぼすとは断定できません。   今年はしっかりデータをとって、実験としてやってみたいなと思っているところです。   ただ、もし、本当に太陽光の影響を受けるのだとすれば、 夜行性で暗いといころが好きなカエルでも、 人知れず太陽光を浴びて生きてるんだなぁとちょっとした感動を覚えますね。   新しい年のスタートに、幸運に関連したネタを書こうと思って書き始めたこのブログですが、 ただのマニアックなカエル記事になってしまいました。 こんなわたくしではありますが、みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。   ツイート       

新年に向けて…
  • イベント

新年に向けて…

みなさんこんにちは。   今年も今日で終わりですね。 新年の準備は整いましたか?   私はというと… 新春のイベントの準備に追われています(汗)   そう、アクア・トト ぎふは 1/1(祝)元日から休まず開館しているんです。 そして、今年は「新春!トト・フェスタ」と題して た~~くさん!イベントを用意しています。           いろいろ紹介したいのですが、とりあえずこちら。     1日~5日まで 先着50名様にヘビの抜け殻お守りをプレゼント! ご覧のとおり、すべて、スタッフの手作りです。       アクア・トト ぎふにいるヘビ(アオダイショウ、エメラルドツリーボア) の本物の抜け殻を使っています。   他にも、参加型のイベントがたくさんありますので、 詳しくはこちらをご覧ください♪    初詣の帰りには、アクア・トト ぎふへ!   それではみなさん、よいお年を~。   ツイート     

いつもは
  • アクア・トトの生き物
  • アマゾンの生き物

いつもは

  いつもは離れているけれど、      今日は少しだけ寄り添ってみました。 こんな微笑ましいタイガーショベルノーズキャットは、 水族館1階のアマゾン川の水槽でご覧頂けます。     ツイート       

水族館で魚釣り?
  • アクア・トトの生き物

水族館で魚釣り?

こんにちは、   風間です。 モグラの記事かと思いきや、それは飛ばして担当違いの魚の話です。   ある朝出勤すると、 1Fの水草水槽に、不思議な物体が投げ込まれていました。         ん?           んんー???       これは…   お魚キラー(※)ではありませんか!!! (※)魚を捕る網のこと        しかも、 けっこう大漁!!!          そりゃそうですよね。 外敵のいない環境で、 しかも餌も上から降ってきて、ぬくぬくと過ごす毎日。 そんな守られた暮らしの中に突如として舞い降りるお魚キラー。 危険を察知できるわけがない。 むしろ、餌と勘違いして入る魚が続出すること必須です。   水族館で魚釣りかー!!!その発想はなかったなー。 と、思わず感心。   魚類担当のスタッフにお魚キラーが入っている理由を尋ねると、 「違う水槽に移動したい魚を捕まえたい」だそうな。 ちなみに、お目当てのお魚は、「ブラックテトラ@体長約5cm」        移動先は、シルバーアロワナとかの大型魚がウヨウヨいる水槽↓       大丈夫かいな!?   と思って見に行ったら、意外と上手いこと共存していましたー。        というわけで、そんなほのぼのしたお話でした。 モグラはまた今度ということで。 ではー。   ツイート       

卵を産みに来る前に
  • バックヤード
  • 日本の両生類

卵を産みに来る前に

当館敷地内にある岐阜市産カスミサンショウウオの 域外保全区域(ほったらかし飼育場)   詳しくは https://aquatotto.com/blog-diary/2012/04/post674.html  に生えるカツラもすっかり葉っぱを落として、 いよいよ冬らしくなってきました。     ごらんのような、荒れっぷりが逆にすがすがしいと巷で評判です。 産卵用の水場にもいい感じに泥やら色々な堆積物が溜まっていて、 環境的には実に良い感じです。   でも、卵や幼生をまったく観察できない状況では困りますので、 思い切って掃除を行いました。     こんな風にタモ網でどんどん堆積物をすくっていきます。   すると… もうオスが水場に入っていました!   いやー、この調子だと来年も順調に繁殖してくれることでしょう。 泥がなくなったことで、 戸惑いオロオロと水底を徘徊し続けるオスたちを見て見ぬふりして、 「よしず(鳥対策)」をかぶせて作業終了! たくさんのメスが産卵に来ることを、オスも私も期待しています。   ツイート       

冬限定メニュー
  • アクア・トトの生き物

冬限定メニュー

こんにちは。 やっぱり12月は寒いですね。   バックヤードのカエルたち、落ち葉にもぐってみんな寝てますよ。 ちょっと落ち葉をかき分けると…? トノサマガエルが冷たーくなって、じっとしています。   ほかに、モリアオガエルやナガレヒキガエル、 カジカガエルもこんな感じですごしています。   いつも火曜日と金曜日がカエルにエサを与える日なんですが、 みんなこんな感じなので、もちろんエサは食べません。     となると…、ふだん通りにコオロギを養殖していると、 ご覧の通り!!!     コオロギが大量に余っています。 カエルが活発な季節は、どんなに頑張ってコオロギを育てても、 いつも足りなくてヒーヒー言ってるのに…。   「コオロギせっかく殖やしてるんだから、だれか食べておくれよ~! あ、そうだ、コサギにあげよう。毎年あげてるんだった。忘れてた。」  ということで…   逃げないように、コオロギのあしを切って、容器に入れておくと、 3羽のコサギがかわるがわるやってきて、うれしそうに?食べてくれました。 育てたコオロギが無駄にならずにすんで、私もうれしいっす。 今日は以上です。   たわいもない内容で恐縮です。 それではまた。   ツイート       

広報なつめの【サケマス展レポート・Ⅴ】
  • 企画展・特別展示

広報なつめの【サケマス展レポート・Ⅴ】

みなさんこんにちは。   さあ、今回は「サケ・マス展レポート 最終回!」 ということで、 最後の現場レポートに行きたいと思います。   12月某日   最後に紹介するのは、こちら!         おおー。 なんか、ロッククライミングのような、 公園のアスレチックのような? 大きなハンズオンですね。   こちらは…       こんな風に…       サケの滝登りを体験できるコーナーです。   上手にできました!         生まれた川に戻ったサケは、 産卵できる場所を目指し どんどん上流へと向かい、 時には、滝までも登るんです。 そして、産卵場をみつけ卵を産み、 その一生を終えます。   さあ、5回にわたり 各コーナーをご紹介してきましたが いかがでしたでしょうか。   ええ、そうですよね。 見ているだけではなかなか伝わりません。 ぜひ、アクア・トト ぎふにお越しいただき、 実際に体感してみてください!   見て学ぶよりも、より分かりやすく サケの一生を知ることができると思います。 「親子で体感!サケ・マス展」は 12月8日(日)で終了!   まだご覧になっていない方も、 2回目、3回目の方も ぜひぜひお越しください♪   [番外編] 今回紹介したサケの一生を体感できるコーナー以外にも サケの絵本やアート作品が見られる ギャラリーコーナーや           イラストレーター「アサリマユミ」さんによる、 イラスト展も同時開催しています。     お越しの際は、こちらもお楽しみください。   それでは、また!   ツイート       

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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