おもしろ飼育コラム

秋ガエル
  • 日本の両生類

秋ガエル

こんにちは。 もうすっかり秋ですね、朝はちょっと肌寒いくらいです。 なので、今日はトノサマガエルが いつでも冬眠できるように準備しました。 これからさらに、ヒキガエル、カジカガエル、タゴガエル… の冬眠準備をすすめる予定。 カエルたちには、冬はじっとしててもらいます。     ですが、今年生まれのカエルたちは、まだ小さいので、 冬にもあったかくしてエサをあたえて、 大きくなり続けてもらいます。 それが私の流儀なんでね。     今年生まれのカエルたち、 4月~5月に展示していたころに比べて、 だいぶ大きくなりましたよ。   上の写真は、 展示していたころのニホンアカガエルのオタマジャクシです。 順調に成長し、たくさんカエルになりました。   下が現在。体長は2cmほどです。   成長の差が少なく、みんな同じぐらいの大きさです。 仲良さそうにならんでいたので、 あわててカメラをとりに行き撮影しました。 お気に入りの1枚です。     カエル嫌いな女の人が、やっぱり世の中には多いようですが、 この写真でもダメですか? かわいいと思うんだけどな~…。   それではまた。     ツイート  

不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介③~
  • 企画展・特別展示

不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介③~

  こんにちは!   今回、登場する展示生物は「アオジタトカゲ」です!       アオジタトカゲの仲間は インドネシア東部~オーストラリアにかけて分布している 雑食性のトカゲです。 名前の通り「青い舌」を持っています。   今回の企画展では 岐阜県のご当地妖怪「ツチノコ」にちなんで紹介しております! 「ツチノコって妖怪?」 と思う方々もたくさんいらっしゃると思いますし、 どちらかというと「未確認動物(UMA)」 としてのイメージが強いと思います。   そこで妖怪の本(大人になって読むとこれが意外に面白い)を読んでみると、 「猛毒を持つ槌蛇(つちへび)」といった形で 様々な紹介がされておりました。   私が小学生だった 1980年代半ば~1990年代前半にかけては、 夏休みになると朝や昼間のワイドショーに加え、 ゴールデンタイムでも怪奇番組特集がよく放映されており、 その中でも時々「未確認生物特集」という形で 「雪男の足跡」や「河童のミイラ」といったコーナーがあり、 もちろん「ツチノコ目撃談」も紹介されていました。   ツチノコについては様々な伝説があり、 ●未確認動物 説 ●ヤマカガシやマムシといった蛇が 獲物を飲み込んで腹が膨れている状況を見間違えた 説 などがあります。   また、いくつかの番組の中では 「アオジタトカゲ誤認説」を取り上げていました。 写真の通り、見た目がツチノコの特徴とそっくりなので、 ペットとして飼育されていた個体が逃げ出して、 偶然発見して誤認したという説です。   今はもう無くなってしまいましたが、 1980年代半ばに家の近くにある某有名デパートの 屋上にあった総合ペットショップで、 この「アオジタトカゲ」が売られているの見たことがあります。 上の文章でも少し書きましたが、 日本各地で目撃情報があるのは当然だったのかもしれません。 全てが当てはまるとは言えませんが…。   「アオジタトカゲ誤認説」に関連して、 いつも私が皆様にお願いをしている事があります。 それは 「一度飼育した生物は最後まで責任を持って飼育すること」 です。 何らかの事情で飼育している生き物を手放す場合は 「責任を持って次の飼い主を捜すこと」です。 これが生き物を飼育する上での必要最低限のマナーです。 これ以上、全国各地で 「アオジタトカゲ誤認説」が出ないことを祈っています!   企画展「不思議な水ゾクッ館~妖怪たちに出会える夏~」は 9月24日まで開催しておりますので、 みんなアクア・トトぎふに遊びに来て下さいね! ツイート        

ミニイモリ
  • 日本の両生類

ミニイモリ

こんにちは。 敬老の日にちなんで、長生きする生き物を紹介します。     「カメ!」なんてありきたりですから除外です。   ここでご紹介するのは、 みなさんご存じのアカハライモリです。     突然ですが、問題です。 アカハライモリは何年ぐらい生きるでしょうか?4択です。 ①3~5年 ②8~10年 ③20~25年 ④40年以上   正解は…③20~25年 です。 あんなに小さくて頼りなさげな生き物が こんなにも長く生きるなんて、すごくないですか?     長生きするあまり、これまで、 繁殖にまったく力を入れていませんでした。 イモリの数が減ってきたら繁殖させればいいかな~。 てな具合に思っていたのですが、 なんとなく、今、育てています。       こんな感じ。 変態してから2週間ぐらい経ちました。 小さくてプリプリしています。 手にのせると、      おーーーー!! これが、そのうちこれぐらいになる。     ちなみに小さい頃のお腹の色は、 大人に比べて淡い桃色をしています。   赤と黒のまだら模様もまだ不完全です。 さわり心地は、いっちょうまえにガサガサです。    上陸したミニイモリは、 水から離れて森や林の土壌で生活し、 3~5年たっておとなになると、水辺にやってきます。   ミニイモリたちがおとなになる頃、 私は何歳になってるかな…?   考えたくもありませんね。   ではまた。     ツイート

敬老の日には…
  • イベント

敬老の日には…

みなさんこんにちは。 今日は少し暑かったですが、 9月に入って朝晩涼しくなり、すっかり秋の様子ですね。 カルガモのいる外の水槽には、彼岸花が咲いています。     さて、今週末は「敬老の日」ということで、 アクア・トト ぎふではこんなイベントを企画しています!   そうなんです! なんと65歳以上の方は9/14,15,16の3日間 無料で!ご入館いただけます。   今回のポスターは「 ご長寿 = カメ 」にちなみ、 かわいい親子三世代のカメさんのイラスト。   こちらは親子三世代かわかりませんが… イラストみたいに3匹のカメが、 顔を出してこちらを眺めていました。   そして 「 ご長寿 」 「 カメ 」 といえば、こんな商品も!   その名も かめば、まんねん! ご長寿だんご!! ♪ もちもち噛めよ~ かめダンゴ~ ♪   ショップフィッシュタンクにて好評発売中(1個 630円)。 敬老の日のプレゼントやお土産は これで決まり!   今週末はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に 水族館でのんびり過ごしませんか?   それでは、また!   ツイート

地震、雷、火事、おやじ
  • アクア・トトの生き物

地震、雷、火事、おやじ

温帯低気圧と秋雨前線による豪雨が過ぎ去った翌日、 水族館の窓から外を眺めると・・・ 行き合いの空が見られました。   『行き合いの空』って???という反応でしょうか??? この言葉は、二つの季節が表現されている空を意味しており、 先日は、低い空に夏の代表格「積雲」と 高い空に秋の代表格「巻雲」が同時に見られました。 地上だけでなく、 上空でも夏から秋への衣替えが進んでいるようですね。 (写真はないんです、ごめんなさい)   さて、季節が進むということは暦も進んでおり、   マンスリー水槽も変わりました。 9月のテーマ 【9月1日は防災の日 ~恐い災害に備えよう~】 とうことで、 昔から恐いものの代表として挙げられる 「地震、雷、火事、おやじ」 の言葉にちなんだ生物を展示しています。   その中でお客様の人気を2分しているのが、 「地震」と「おやじ」のようです。   「地中の巨大ナマズが怒れば地面が揺れる」という 日本人におなじみの言い伝えから「地震」はナマズ。   水槽には隠れ家として土管を入れており、 ちょうどお客様の方に顔を出しているので、 お客様から「かわいい」という声が聞こえてきます。 こんな感じ。   そして、もうひとつの人気生物が「おやじ」ならぬ「オジサン」です。 お客様からは「うそ~」という声が聞こえてきますが、 本当にオジサンという種名の魚です。   写真も載せようと思いましたが、 是非アクア・トトぎふへ見に来てください。 オジサンという名前も見たら納得するのではないでしょうか。 (生物の体調などにより、展示内容が変更になることもございますので、あらかじめご了承ください。)   ツイート

コサギ抱卵中につき
  • アクア・トトの生き物

コサギ抱卵中につき

夏休みも終わり、少し涼しくなってきましたが、 雨が続き蒸し暑い今日この頃。 そんな中、コサギが卵を温め続け、頑張っています。   今年、春頃からコサギが せっせと巣作りしている姿が毎日見られました。 まだ、若い個体で未熟なせいか(経験が浅いのか)、 小枝を運んでは水槽に落とし、 また運ぶという行動が見られ、 いつになったら出来上がるのかなぁと思いながら、 暖かい目で見守っていました。 (内心下手くそやなぁと、思っていましたが・・・)   その後、 お盆過ぎの8月20日に展示槽内の植栽を剪定している時に、 ふと、巣の中を覗くと、卵が2個ありました。 ついに、産卵したんだなぁ、と思ったと同時に、 びっくりさせちゃったかなぁと反省。   抱卵しなくなっちゃうかなぁと心配していましたが、 その後も献身的に抱卵しています。 繁殖期は春から初夏ということもあり、 今年は諦めかけていた矢先、卵を発見したときは、 とてもうれしく思いました。   ちゃんとした受精卵であれば、 約23日後には、ふ化するはずです。   今から、楽しみです。 当館にお越しの際には、暖かく見守ってあげてください。 もう少ししたら、ヒナの餌を準備しよっと。         ツイート

不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介②~
  • 企画展・特別展示

不思議な水ゾクッ館~展示生物紹介②~

こんにちは! 少し期間が空いてしまいましたが、 不思議な水ゾクッ館の展示生物を紹介したいと思います!   みなさんは「妖怪 土蜘蛛」ってご存知ですか? 日本の怪談に登場する、巨大なクモの妖怪です。   そこで、 この「妖怪 土蜘蛛」をイメージして展示しているのがこちら↓ チリアン・コモンというタランチュラの仲間で、 別名を「ローズヘアータランチュラ」といいます。 主にチリからアルゼンチンにかけて分布しています。    タランチュラの仲間は毒を持っていますが、 このチリアン・コモンは、比較的毒が弱いとされています。   びっくりするかもしれませんが、実はこのタランチュラは 2006年11月のマンスリー水槽「ハロウィン」で登場した 同一個体なのです。 今現在は2013年9月前半… トトに来てから7年目に突入しております!   「クモなのにそんなに長生きするの?」 と思う方たくさんいらっしゃると思いますが、 タランチュラの仲間は比較的寿命が長く、 種類にもよりますがオスは5年くらい、 メスは数10年も生きる個体がいます。   圧倒的にメスが長生きします。 当館のタランチュラはメス(♀)です!   さらにアクア・トトに来てからは 大きさがほとんど変わっていないので、 推定ですが10年以上生きていると思います。 日本に生息しているジョロウグモの仲間の寿命は約1年なので、 それと比較すると寿命が長いのも不思議ですが、 もっと不思議なことが突然やって来る「絶食」です。   チリアン・コモン(ローズヘアータランチュラ)の 生息している場所は気温が高く、 とても乾燥している厳しい環境です。 そういった環境に生息しているので、 長期の絶食や乾燥に耐えられるように適応していると思われます。  絶食すると1~3ヶ月は食べません。   容器に水を入れてありますが、 飲んでいるかどうかも分かりません。 この絶食が年に数回突然やってきます。 しかもお腹はパンパンな上に、見た目も健康体ですし、 特に弱っている気配もありません。 いつ餌を食べ始めるか全く分かりませんので、 最初の内はとても戸惑いました。   今でも絶食が終わった後に 餌を食べ始める様子を見ると、安心します。    余談ではありますが、個人的には 水族館でのタランチュラ長期飼育記録レコードを目指しています!   夏休みも終わってしまいましたが、 皆さんアクア・トトぎふに遊びに来て下さいね!        ツイート

PRキャラバン in MOZO
  • イベント

PRキャラバン in MOZO

こんにちは。 夏休みも終盤に差しかかってますね。 お盆はどこかへ出かけましたか?     私は、お盆最終日の18日に名古屋市西区のMOZOへ行ってきました。 生物を展示して、ぬり絵やカードを無料で配布、そして決まった時間にクイズ大会…。     のうちの、生物の展示だけお手伝いしてきました。   朝6時に生物や水槽、それと水槽に入れる砂利などを持って水族館を出発し、 開店前のMOZOで、せっせと会場設営をします。       一部、設備が破損し大ピンチ!!…。 もありましたが、こんなかんじにできあがりました↓↓↓     展示した生物は、ニホンイシガメやサワガニ、アズマヒキガエルなど、 身近な生き物ばかりです。持ち運びがラクっていうのも決め手になってます(^^;)     開店時間の10時を迎えると、あっという間に、 ぬりえ&カード作成コーナーがお客様でいっぱいになりました。             設営が終わると、ここから後は、営業部の仕事になるので、 水族館に戻って、夕方の撤収まで通常業務を行うわけで… ちょっとハード。   でもでもでもでも、そんなの関係ねぇ!! キャラバン行くの大好きなんです。 できれば毎日でも行きたいぐらいです。   今のところ、生物展示有りでの次回のキャラバンは決まっていないらしく、 うちの営業マンにくれぐれもキャラバンの仕事をとって来てくれるようにお願いしました。   どこへでも行きまっせー!! もし、このブログをみて、アクアトトのPRキャラバンに興味をもたれた方が いらっしゃいましたら、ぜひご連絡を。 おまちしています。       ツイート

淡い色?
  • 日本の両生類

淡い色?

早速ですが、今年も色変わりカエル情報がちょくちょく当館にも入ってきております。 また、捕まえた変な色のカエルを直接持ってきてくださる方もいらっしゃいました。 それらのカエルたちはバックヤードで育ててましたが、いよいよ展示開始したのでご報告です。   今年の色変わりカエル展示は、「青いニホンアマガエル」、「白いトノサマガエル幼生」とあと一匹。 今回のセンターです。総選挙(脳内)を勝ち抜いたカエルを紹介します。 その名も「淡い色したナゴヤダルマガエル」!             フーンって感じしますよね、わかります。 でも、他に言いようが思いつかなかったんです…。   まず当館にやって来た時はこんなオタマジャクシ。 なんとも見たことないオタマでした。 お腹がすけているので、虹色細胞の異常なんだろうとは思いましたが、 果たしてどんなカエルになるのか楽しみでした。 それが、成長するにつれてこのように。   なんか妖艶な雰囲気をまとったカエルになりそうですよ!! 次は変態完了の写真です。 このような色になりました。 ちなみに普通のナゴヤダルマガエル幼体はこんな感じ。 ね、これに比べると淡いでしょう。 なんだか淡い色から儚さが伝わってくる、まさに夏の終わりにピッタリのカエルです。   そういうわけで、いよいよ展示です。 企画書書いて、解説書いて、パネル作って、さあいよいよだ!ってここまでやった時には、   真っ白になってました…。   いや、だったら白いカエルって書いたのに!!!! とりあえず、今回は「淡い」でとおさせていただきます。まだ色変わるかもしれないですから。   ツイート      

涼しさを求めて…
  • アクア・トトの生き物

涼しさを求めて…

皆様こんにちは。 動物班の尾崎です。 毎月内容が変わるマンスリー水槽の8月を担当する事となりました。   今月は見ているだけで涼しくなるような青系色の魚を展示しています。 タイトルは「Cool Summer ~青系色の魚たち~」です。   開館中も時々マンスリー水槽裏で作業していることがあります。 するとお客様のリアルな感想が聞こえてくるので、ドキドキしながら作業しています。   今回一番人気なのは「デバスズメダイ」。   みなさん「きれいだね~」と言ってくれます。 ですがこの水槽が一番汚れるのが早く、メンテナンスに苦労する水槽でもあります。   そしてなぜか子ども(特に女の子)に人気なのが、アクリルアイス…。   見た目が涼しいかな~と思って入れたのですが、 「水槽の中に宝石が落ちてるよ!!」と以外に好評。 宝石もいいけどお魚も見てね~。   デバスズメダイの他にも ブルーグラス・グッピーや、ブルーダイヤモンド・ディスカス、ベタを展示しています。 (生物の体調などにより、展示内容が変更になることもございますので、あらかじめご了承ください。)   暑さ厳しい毎日ですが、ぜひ見に来て下さいね。     ツイート      

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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