あと少しで渓流展も終了となります。 このハコネサンショウウオ幼生達も特別展終了後はバックヤードに移動させます。 ハコネサンショウウオといえば、先月、筑波山地に生息しているものが、 新たにツクバハコネサンショウウオ Onychodactylus tsukubaensis として新種記載されました。 そんな、今アツいサンショウウオであるハコネサンショウウオの幼生、今後の展示は未定です。 じゃあ、いつ見るか? 今でしょ! 話を展示にもどします。 卵嚢からまだでてきていない個体もいるので、見比べても面白いです。 また、ハコネサンショウウオの卵嚢は、非常にしっかりとしていて、 ちょっとやそっとじゃ破れそうにないシロモノです。 どうやって出てくるかと言うと、 幼生は孵化酵素を分泌して、頑丈な卵嚢をいわばよわーくして出てきます。 幼生が出た後の卵嚢は、こんな風に出てきたところだけ穴があいた状態です。 こんなのも、今ならみれます。 ハコネサンショウウオの幼生は姿形も特徴的。 このように黒いツメや、あしに膜ヒレをもっています。 バックヤードに今年生まれのカスミサンショウウオの幼生がいますので、 ぜひ比較して展示したいところですが、 特別展のコンセプトとずれるのでまたの機会に。 それでは皆様、 ハコネだけにハやくコネーとみれませんとだけお伝えして、筆を置きたいと思います。 ごきげんよう。 ●例の脱出した幼生 まだココにいます…。 ツイート