おもしろ飼育コラム

窓にキラキラのお魚たち
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窓にキラキラのお魚たち

みなさんこんにちは。 今日はアクア・トト休館日でした。  水族館はお休みでも、生き物は年中無休ですので、スタッフはお仕事なんですよ。   休館日は、お客さんがいらっしゃらない時にしかできない作業に取りかかったりします。 掃除をしたり、 商品の入れ替えをしたり、  修理をしたり、 潜ったり。   私も、今日はコレを撤去しようと思っていたのですが…     みなさん、ご覧になっていただきましたでしょうか?   この作品は、昨年末クリスマスの企画として 岐阜県立加納高校美術科の生徒さんに作っていただいた作品です。   こちら、出口ゲート付近の窓ガラスに展示してあるんですが、 実はこれ、「グラスデコ」という、ガラスに描ける絵の具でパーツを作って、 組み合わせて貼ってあるんです! 光が当たると、お魚がキラキラしてとってもキレイ♪   当初はクリスマスの期間だけの展示予定だったのですが、 好評につき、延長しています。   それで、今日剥がそうかと予定していたのですが、 「作品がなくなってしまうのは寂しい」 「まだご覧になっていない方もいらっしゃるのでは?!」 と思い… もうしばらく展示しておくことに決めました。   気になった方は、出口ゲート付近でご覧になってみてください♪   ちなみに… こちらのガラスに描ける絵の具「グラスデコ」、実は当館でも販売しております。   ただし、展示してあるレベルの「超大作!!」が完成するかはみなさまの腕次第なので… あしからず。   それでは、また!    ツイート

渓流展ブログ5 「渓流魚」
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渓流展ブログ5 「渓流魚」

みなさんこんにちは。    渓流展も開催から1ヶ月が過ぎ、色々と変化もありました。 そんな中、今日は「渓流魚」について書いてみたいと思います。   渓流にすむ魚と言えば、アマゴやヤマメ、ニッコウイワナやヤマトイワナなどの いわゆるサケ科の魚たちが良く知られていますね。   これらサケの仲間は主に水の冷たい環境でなくては生きていけません。   渓流域では、夏場でも川岸にある森(渓畔林)によって日射が遮られ、水温が低く保たれており、 そのため日本の本州では、 河川上流の一年を通して水温の低い渓流域がアマゴやイワナの 主な生息場所となっています。     他にも森は、渓流魚の餌となるような落下昆虫や、水生昆虫の餌となる落ち葉も供給し、 大きく育った水生昆虫は渓流魚の大切な餌ともなります。 まさに森がないと渓流魚も生きてはいけないのです。    またアマゴやヤマメの一部は海に下り、大きくなって産卵のために 上流域へ遡ってくるという回遊生態を持っています。 川の上流から海までつながっていないとこのような回遊は遮断されてしまい、 その生態系を維持出来ないのです。    次に習性について少し。 渓流魚のすむ川の上流は水が透き通り、良く見渡せます。 そのため渓流魚たちも、目を良く使い、餌を追います。 水面に落ちてきた餌には瞬時に反応し、物陰から一気に水面へとび出してきます。       では今回は、アマゴの頭をご紹介しましょう。 まずは上から         そしてこちらを開くと、このように魚の脳が見えてきました。    アマゴなどのサケ科の特徴としては、目を使い獲物を捕えるので、 視蓋という視覚に係わる部位が脳の中でも発達しています。 脳の形を見るとその魚の生態を良く反映していることが分かります。   本当は他にナマズの脳などと比べられると良いのですが、 写真を持っていませんので、またご紹介出来ると良いですね。    このようにアマゴなどの渓流魚は目を使い獲物を追う習性があるので、 毛バリやルアーなどで釣ることが出来るのですね。   そして今回特別展では、アマゴの受精卵を展示しておりました。     アマゴは秋になると産卵をし、二ヶ月程した冬に孵化が始まります。  アマゴは見たことあっても、受精卵や孵化した仔魚を見る機会は少ないのではないでしょうか。    特別展で展示していました受精卵も12月下旬に孵化が始まりました。     日々成長をする姿、この機会にぜひご覧下さい。    特別企画展「渓流 命の旅のはじまり」は3月10日(日)まで開催しております。   長々とお付き合いありがとうございました!      ツイート  

季節はずれ
  • アクア・トトの生き物

季節はずれ

こんにちは。毎日寒いですね。 冬、カエルは冬眠中なので、物足りない感じがします。こんな季節は、ここぞとばかりにみっちりとデスクワークにいそしみます。さしあたって今は、アクア・トトのニュースレター(FreshWater)と、水族館入り口で販売している両生類専門のクイズラリー「カエル検定」の改訂版を作成中!と思ったら、そんな矢先、水族館で展示しているモリアオガエルが産卵しました。真冬なのにー。           大きさはグレープフルーツぐらいです。しっかり泡立っているので、オスも産卵に参加したはずです。無事に1週間、この状態をキープできればいいんですけど…。夜な夜な、カエルが泡の上に乗るようで、ちょっとずつ下がってきています。たまごが落下しちゃったら、待ってました!とばかり下で待ち構えているアカハライモリに食われるでしょう。     1週間たえぬいたら、オタマジャクシが泡から泳ぎ出てきて、 水槽の水の中にぽちゃんぽちゃんと落ちていきます。     新しい命の誕生です!と思った瞬間に、これまたアカハライモリに食われるけど…。食われないように、その時は手を差し伸べますので、ご安心ください。    今回頑張ったのはこのオスです。おつかれさまでした。    ツイート      

新人広報なつめ 【特別展取材日記 Vol.3】
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新人広報なつめ 【特別展取材日記 Vol.3】

みなさん、こんにちは。 今日から仕事始めという方も多いんじゃないでしょうか。 なかなか、しばらくはお正月気分って抜けないですよねえ。。   アクア・トト は年末年始も開館していましたので、 たくさんのお客様にお越しいただきました。   今回も、特別展の取材レポートをしたいと思います!   1月6日(日) お正月遊びの定番といえば、こちら。 そう、すごろくですね。 昨日まではお正月遊びコーナーにもあったんですが、 特別展の一角にもあるんですね。   こちらは親子で何やら楽しんでいるご様子。 二人でオリジナルのルールにして遊んでくれていました。   こちらの特別展すごろく、ただのすごろくじゃあないんです!   こんな   こんな   渓流のいきもの「カゲロウ」の一生をテーマにしたすごろくなんです! ふ化したところから産卵するまで、 すごろくを楽しみながら「カゲロウ」のくらしも、知れちゃうんですねえ。   前回紹介した「落葉プール」に引き続き、今回の特別展は お子様が楽しく遊べるコーナーが充実しています。 「渓流」って、ちょっとお子様には難しそうなテーマなんですが、 こんな風に、気軽に楽しんでもらえるコーナーもありますので ぜひお子様も一緒に楽しんでみてください♪   次回はどの部分を紹介しようかなあ…。 お楽しみに!   それでは、また!    ツイート

カワネズミ写真集
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カワネズミ写真集

  こんにちは、   岩本です。 カワネズミの株を上げにきました。         どうですか? この正面顔。   本来はこのような形でいろいろな意味での魅力あるカワネズミを プロデュースするのはどうかと思うのですが、 しかし、まずはその存在を知ってもらうことが先決! ということで、写真集ブログを書きます。 ぜひツイッターやフェイスブックでツイート・イイネ!していただき、 より多くの方にカワネズミという存在を知っていただけると幸いです。     ちなみに、現在展示中のカワネズミ、   「パイプに入りっぱなしで見えない」 「丸まって寝ていて顔が見えない」   と、もっぱら話題です。 そりゃそうですよ! あのN○Kのダー○ィンが来た!でも、幻の水中モグラと紹介されるくらいですから、 そう簡単にお顔を見せてくれるはずがないのです!   でも!!! でもですね、 ちゃんと動く時もあるんです。   というわけで、私がカワネズミを溺愛するあまりに水槽に張り付いて撮った 素敵な写真の数々をお見せしたく思います。 たぶん・・・ 超超超超超ー!!! 貴重なシーンも多くありますので、ぜひご覧ください。         小さな目が萌えですね。         予想に反して、目は更に小さくなるようです。         ってか、目ぇつぶることできたの!?           足の裏の黒豆みたいなの何?           まったりすることもある。         こっち見た!!!         やっぱ見てないわ。           めっちゃ餌がっつく。(餌はコオロギ、猫缶など)            毛づくろい。          まだ毛づくろい。         たまにアクロバティック。          歯っ!!!         余裕で立ちあがる。          噂の肛門舐め行動?          しっぽ。なんかガジガジ。         排便シーン。       排尿シーン。       なんだなんだ???                     出たーーーーー!!!     それでは最後に・・・          ハッピーカワネズミ❤           よい一年をっ★      ツイート

渓流展ブログ4「カワネズミ」
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渓流展ブログ4「カワネズミ」

ネズミですか? いいえ、モグラです。 モグラですか?        いいえ、カワネズミです。   というわけで、みなさま、あけましておめでとうございます。 新年早々、岩本の記事ですみません。 リレーブログなるものが回ってきましたので、筆をとらせていただきます。 お題は、 「カワネズミ」 です。   この記事を通して、カワネズミの展示がいかに貴重であるか、少しだけご理解いただけると幸いです。   手始めに、カワネズミを見たことがないであろうそこのアナタに、この写真を       これが、カワネズミです。 なんとなく、口先が尖ってるって? 目ぇ、小さいって?   そうなんです。   カワネズミは、ネズミじゃないんです。 どちらかというと、モグラの仲間に近い生き物なのです。   では、モグラの仲間に近いとうことを念頭に、展示水槽をご覧ください。   水!? コケ!?   そうなんです。 カワネズミは、渓流に棲む生き物なのです。   お次は、こちらの写真を。  魚食べてる!? そうなんです。 魚、食べるんです。 ついでに言うと、水生昆虫もたくさん食べるんです。     ということは… そうなんです、泳ぐんです。(すみません、写真ないです。)     水を上手にかくために、足の指には毛が生えているのです。 ということで、 おさらいしましょう。   カワネズミは、 ネズミじゃない。 モグラの仲間。 渓流に生息し、 魚や水生昆虫を食べる。       カワネズミは渓流域に生息し、かつ川を駆けるように動き回ることから、 自然界でもなかなかお目にかかることができず、 「幻の水中モグラ」とも言われています。   その上、その生活史には謎が多く、飼育技術も十分に確立されていないため、 非常に展示の難しい生き物です。   日本の水族館で、カワネズミを見ることができるのは、実は当館だけです。     さぁ、見たくなってきましたね!?     ぜひ!来ちゃってください!!!     そして、「これが幻の水中モグラか~、さすがだなー。」って言っちゃってください。   でも…せっかくここまでブログを読んでくださったのだから、 少しだけ、その展示の様子を写真でお見せしましょうか。。。     展示の様子は、こちら。      ・・・・・・・!   どこっ!?     おらんがや!(名古屋弁)     しいて教えるとするならば・・・        というわけで、幻の水中モグラは、そう簡単には見ることができないのです。     わたくしは、声を大にしています。     ちゃんと、いますので、がんばって探してください!   ※最近は展示にも慣れてきて、巣材運びしてる姿なども見られるようになってきました。 暖かい目で見守ってやってください。       以上。   新年ブログでした。       さて、お次は…  誰が登場するでしょうか??   お楽しみに!!     ツイート

■謹■賀■新■年■ 今年も宜しくお願いいたします。
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■謹■賀■新■年■ 今年も宜しくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。 昨年は大変多くのお客様にご来館いただき、誠にありがとうございました。 今年も皆様に楽しんでいただける水族館を目指し、努力してまいりますので アクア・トト ぎふを宜しくお願いいたします。   さて! 今日ブログがアップされたということは… そうです! アクア・トト ぎふは本日元旦から休まず開館しております。 しかも、1/1(祝)~3(木)は18:00まで延長営業中です♪   お正月に水族館?? いえいえ、お正月だから水族館!!なんです。   お正月アクア・トト ぎふに来ると、こんな嬉しいことが!   その1  金運アップ?! ヘビの抜け殻プレゼント!(1/3まで、先着50名) アクア・トト ぎふで飼育しているへびの、本物の抜け殻を使っています! そしてこちらのカード、全て私たちスタッフが1個ずつ丹精込めて 作ってるんですよ。それはそれは手間暇かけて…。 (まだ3日分が完成しておらず、焦っている今日この頃…)   その2 お正月イベント多数開催!(1/6まで) こちらは、2013年の抱負や目標を書いて貼って、 みんなで大きなへび年賀状をつくるコーナー。   こんな風に、自分でペタッ!と貼ります。   インタビューしたお子様二人の抱負は… 「アイスクリーム屋さんになる!!」だそうです(^^) 他にも、おみくじやお正月遊びコーナーも充実しています。   こたつでぬくぬく~、のお正月もいいですが 今年のお正月はぜひ、 “初詣の帰りにアクア・トト ぎふ” で、オツな正月の過ごし方をしてみませんか。   それでは、また!

渓流展ブログ3 「ナガレタゴガエル」
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渓流展ブログ3 「ナガレタゴガエル」

ご指名いただきました、タガミです。  今回私がご紹介するのは「ナガレタゴガエル」。   はっきり言います。 必見です。 この時期だからこその展示となっています。早速ご説明しましょう。   ナガレタゴガエル(以下ナガレタゴ)は関東から山陰地方の山にすむカエルで、 同じアカガエル科のタゴガエル(以下タゴ)と非常に良く似ています。   <上:ナガレタゴガエル、下:タゴガエル>   そっくりでしょう? 一見すると同じようですが、ナガレタゴは後肢の水かきが発達しているので、 タゴと見分けることが出来ます。 <ナガレタゴの水かき>   そんでもって、「何がこの時期だからこそ」かというと、 ナガレタゴは秋の終わりごろから繁殖場所である渓流内に集まります。 そのまま水中で越冬し、2~4月の繁殖期を待ちます。   するとどうでしょう?水中のオスたちの姿に変化が!? ビロビロ― すっごく皮膚がたるんできます。 このビロビロ状態が今回の特別展では観察することが出来るんですね。 なんて素敵。   この写真はナガレタゴの抱接シーン(上がオス)。 特別展期間中に水槽内でこんなシーンが観察できるかも知れませんよ。 ウフフ。   この写真、2010年2月に岐阜県某所で撮影しました。 撮影時はサンショウウオ観察で山へ入っており、 この場所にナガレタゴがいることなどまったく予期していなかったので、 かなりアタフタしたのをはっきりと覚えています。   後年、「またナガレタゴの繁殖を見に行くぞ!」と同じ場所に行って、 沢筋の斜面を滑落し別の意味でアタフタしたことも良い思い出です。 いやいや、良くない。怖かった。   以来、抱接している個体を観察出来ていないので、来年こそと思っています。 今回のナガレタゴ展示は岐阜県立岐阜高等学校の高木先生にご協力いただきました。 お礼申し上げます。   それでは、バトンを次の人へ。 次回は「謎のプレコ女」「カナヘビの母」「ミス研摩」など数々のあだ名を持つ イワモトマミさんです。 よろしくお願いします。  ツイート

新人広報なつめ 【特別展取材日記 Vol.2】
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新人広報なつめ 【特別展取材日記 Vol.2】

こんにちは。 今日も、只今開催中の特別展のレポートをしたいと思います!   12/26(水) 特別展の一角で、こんなシーンを目撃しました。    すごーい!落葉がいっぱいで楽しそう!  なんと、今回の企画展には本物の落葉を集めて作った “落葉プール”があるんです。    「落葉のプールってどんな感じ?」   「おもしろーい!」 「こんなにたくさんの落葉、見たことなーい!」     ふたりのお子様が、落葉をつかんだり、踏んだりして 落葉プールで遊んでくれていました。 最近では、こんな落葉のプールで遊ぶ機会なんてないんじゃないでしょうか。    この落葉プールの落葉は、 水族館のスタッフで集めたものなんですよ。 (落葉の時期は、水族館の入口前の落葉掃きが日課でした…)   さすがに落葉プールに飛び込む勇気はない… という大人の方も、このコーナーの楽しみ方があります!   それは… くんくんくん。       そうなんです。 落葉って、葉っぱのいい匂いがするんです。 この前、学習チームのスタッフに教えてもらったんですが、 それまで私は落葉に匂いがあるなんて、知りませんでした。   自然って、目や手で感じるだけでなく、 鼻を使っても感じることができるんですね。   お子様はもちろん、大人の方もこんな風に 落葉プールを楽しんでみてください♪   ところで! 「落葉」と「渓流」って関係あるんでしょうか? 実は、落葉は渓流にとって、とーっても大切な役割があるんです。 では、一体どんな役割なんでしょう?? 特別展にて詳しい説明がありますので、 気になった方は、特別展をのぞいてみてください。   ちなみに! 落葉がなくなったら終了ですので(他の企画に変わります!) ぜひ、お早めにお越しくださいませ。  それでは、また!    ツイート

ご好評につき?
  • アクア・トトの生き物

ご好評につき?

特別展示「夜行性動物展」も無事終わり、 展示生物たちは水族館裏側へ転居したものもいれば、 他園館へ返却されたものもいます。     そんな中、引き続き展示を再開した生き物もいます。  それは、こちら        カヤネズミです。 今でも愛くるしい姿を、皆様にご覧いただいております。 特別展示中から、皆の視線を集中させていたカヤネズミ。 ぜひ、これからもよろしくお願いいたします。   ただ、寿命が1~2年と短いので、上手く繁殖してくれないと・・・・・ですね。 子供産んでくれないかなぁ。   3F田んぼと用水路の生きもの手前の通路にて、絶賛展示中。          ツイート

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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