おもしろ飼育コラム

大雨で…
  • アクア・トトの生き物

大雨で…

 こんにちは。一昨日はたっぷり雨が降りましたね。   雨が降るとカエルがそわそわしているので、雨の日はけっこう好きなんです! でも、屋外で飼育している生き物はちょっと困った事態になることもしばしば…。 こちらアルダブラゾウガメのデコです。 雨が降って水たまりができて、そこに入ったデコがあしをとられて出られません! と見せかけて、好きで入っているのです。 ゾウガメは泳げません。というか重くて浮きませんから、 最初に見た時は本当にあせって、水たまりから救出したのですが、 すぐにまた同じ場所で同じ状況に…。 出られないのかどうか、試しにエサをちらつかせたら、 フツウに歩いて出てきたそうです。   というわけで、出られないのではなく、 好きで水たまりに浸かっているということが分かりました。 なにが楽しいんだい?   ツイート    

柄付きブラシ
  • アクア・トトの生き物

柄付きブラシ

突然ですが、私はオニテナガエビのモノマネが得意です。 ことあるごとにご披露しては、ひとり悦に入ることしきり。   どんなモノマネかというと、 1番目のハサミ(毛はえてます)でコシコシコシコシ体をこすっている行動です。 (青く大きなハサミは実は2番目の歩脚。細かい毛がびっしり!)       いやー、風呂入って体洗っている人みたい。 なんだか見てて飽きません。 結構頻繁にやってますので、ご来館の際はぜひ観察してください。     それでは、最後に私のモノマネを動画でご披露しようかと思い、 当直時にわざわざ三脚立ててビデオを撮ってみました・・・・が、 とてもご披露できる代物ではなかったわけで・・・。   その日の夜間巡回。 自信満々にモノマネしている自分を事あるごとに思い出しては、 あまりの恥ずかしさにもだえ苦しむ私。。   館内には幾度となく突然の奇声がこだましていたそうな。   ツイート    

カナヘビ産まれたよー!
  • アクア・トトの生き物

カナヘビ産まれたよー!

  わかりやすいタイトルをつけてみました。   飼育員2年目、カナヘビの母になった岩本です。 前々回の記事、前回の記事でご紹介させていただいたニホンカナヘビの卵ですが、 5月13日に採卵分の4個の卵全てが、無事にふ化しました。 見たいですか?見たいですよね。 というわけで、感動の瞬間をば!!!     HAHAHAHAHA! So cute!!!! 日本語で言うと、萌え!!! 大人のカナヘビですら、かわいさとカッコよさを兼ね備えた完璧な存在であるのに、 その子どもときたら・・・カッコかわいすぎます!!!!   産まれかけの赤ちゃんは、怪獣みたい。       小さいくせに、生意気にも爬虫類らしい鋭い目つきをしております。       産まれたときから、非常に長いシッポをお持ちでございます。       あぁ、小さい。小さいのね。萌え(*´∇`)       せっかくなので、このカナヘビ達の健やかな成長を願って、 7月8日まで開催中のトト短冊に思いをしたためました。     みんな元気に育ちますようにー。っとね。   しかし、あと14卵あるという現実が頭をもたげます。 ・・・・・(-_-)(-_-)(-_-)       家族計画は万全に!!! また定期的に、カナヘビ達の成長っぷりをご紹介したいと思いまーす!   おしまい♪     ツイート  

17児の母
  • アクア・トトの生き物

17児の母

  こんにちは、飼育員2年目、   カナヘビの卵を集め続ける岩本です。   前回の記事で、カナヘビの卵を孵化させるべく別の場所で保管するのです! なんていうお話を書いたのですが、その後しばらく… 産むわ産むわの産卵ラッシュ。 気が付いたら、17個もの卵を集めておりました。 採取日も記入され、なんだか小学生の頃に育てたアサガオのようですね。 一番始めに採取したのは5月下旬なので、孵化まで約40日と考えると・・・ もうすぐです!   カナヘビの卵は必要な養分は卵の中にあるものの、水分は十分ではないそうで、 土から水分を吸うため、少しずつ卵自体が大きくなるそうです。 私の見守る卵達も、今のところ大きくなっていっているように思います。 (下の写真左手が6/4採取、右手が6/19採取) ここまでブログに載せてしまったのだから、みなさんの期待に応えるためにも、 必ず無事に産まれてくれー!と、切に願う日々です。   と、いうわけで、孵化したわけでもないのですが、ただの近況報告でした。 卵だけでは寂しいので、私の思う、これから産まれ来るカナヘビの赤ちゃんの絵を載せておきます。 画力がちょっとアレですが、まぁ、こんなもんでしょう!!! おしまい♪   ツイート    

時は来た。~タゴガエル編~
  • 日本の両生類

時は来た。~タゴガエル編~

        みなさま、こんにちは。   「時はきた。」は読まれましたか?   タゴガエル担当の堀江真子です。 展示の水槽作りや解説作りは、コガタブチサンショウウオ担当のおじさんがぜーんぶやってくれまして、 おんぶにだっこで、助かりました。   展示しているタゴガエルは、あしが生えぼちぼち上陸です。 でも、バックヤードで飼育していたほうは、水温が高かったので、 10日前ぐらいに上陸しています。   まずは後ろあしが生えて…。(前あしは体の中でできています。)     前あしが生えて…、     尾がなくなり、カエルになります♪     こちら上陸したての子どもです。 私の中指先端にのっています。どれだけ小さいかお分かりいただけますか? 体長6.5ミリ前後。   小さいのは覚悟していましたが、これほど小さいとは…(T T) こんなに小さいの育てられないよっ!!(泣) しかも大量にいます。150匹ぐらい。   と思っていましたが、今のところ順調です。 やっとここ数日で、ふ化したてのコオロギが食べられるようになりました。 それまでは、トビムシというちょんちょんした白い虫をあげていました。   再来年、この子どもたちを繁殖させることを見据えて、 頑張って育てます。 2年で性成熟しないかもしれませんが…。しなければ3年後!! それまで育てて見せます。     ツイート    

脱ぎながら食べます。
  • アクア・トトの生き物

脱ぎながら食べます。

ヤマアカガエルです。   閉館後の見回り中に脱皮していました。   前あしの皮を口で引っ張っています。   脱皮中は、こんなふうに口を開いたり、目を閉じたりします。   脱皮の時の動作はかなりゆっくりです。前あしの付け根あたりまで来ました。     申し訳ありませんが、わたくしせっかちなもので、というか待つのが苦手な性分ですので、 しばらく見てても、脱皮が一向に進まず、この後を見ずに立ち去ってしまいました。   カエルが脱皮をすることにびっくりした方もいらっしゃるかもしれませんが、 わりと頻繁にカエルは脱皮をします。 何日おきとは断定できませんが…。 夕方の見回りの時に、全カエルをチェックするとたいてい1匹ぐらいは脱皮しているような気がします。   …そういえば、ヒキガエルの脱皮をしらべた論文があったなー。 …読んでまいりました。   それによると、 ① 気温が高いほどよく脱皮をする。 ② メスの方がオスよりも脱皮する ③ 若い個体の方がよく脱皮をする ④ 脱皮をする時間は15~21時が多い ⑤ 冬眠中も脱皮をする だそうです。知らなかったな~   脱皮の法則、調べてみたらおもしろそうです!   ツイート    

魚を上手に飼う為のコツ②~餌の準備できていますか?~
  • お知らせ

魚を上手に飼う為のコツ②~餌の準備できていますか?~

こんにちは! 前回4/27に紹介した「ろ過槽の準備できていますか?」の続編になります。   今回も比較的質問が多い「餌」についての基本的なお話しをします!  「ペットショップでの魚の購入」や「採集」を含めて、 魚の飼育を始める前や考えている方は、どんな餌が必要か必ず勉強して、 事前に購入するようにしましょう!後で慌てなくてすみますよ!   お客様からの飼育に関係する質問で必ず上位に入って来るのが 「餌」に関する問い合わせです。 お客様) 「近所の川で魚を採集してきたが、どんな餌をあげればいいの?」             「川魚に与える餌は何処に売っていますか?」 こういった質問をよく頂きます。   私はおおよそ魚の種類を推測しながらこう答えます。 私) 「魚の種類にもよりますが、 基本的には市販されているメダカや金魚の餌で充分ですよ。」 お客様) 「それで本当に大丈夫ですか?」             「それで良いですか?」 と驚きの声が聞こえてきます。   私も昔は少なくとも同じように思っていました。 というのも、近所の川や用水路でも比較的採れやすいのが「コイの仲間」が多く、 お馴染みの「フナ」、「タナゴ」、「オイカワ」、「モツゴ」「ドジョウ」は 網でも充分採集が可能です。 コイの仲間ではありませんが「メダカ」も混じることもよくあると思います。   せっかく川で捕まえてきても、「餌」が充実している金魚やメダカと違い、 「川魚専門の餌」という商品名で売られているものは圧倒的に少ないのが現状です。 この辺りがおそらく川魚に「何をあげていいか分からない。」 という判断基準の一つになっていると思われます。   もう一つは悲しいですけど、メジャーな金魚やメダカに比べて、 他の日本産淡水魚がマイナー過ぎて種類が分からず 「何を食べるのだろう?」 と疑問を持つ方が多いのも原因の一つではないかと私は思っています。   基本的には「市販されている人工飼料」で充分対応できます。 最近の金魚やメダカの餌は「川魚」にとっても、嗜好性が高く 栄養価のバランスが優れています。 コイの仲間は水槽へも慣れやすく、 採集してきた次の日には餌を食べ始める個体もたくさんいます。 とても餌付けしやすいです。   ここでアクア・トトぎふの魚たちに与えている「人工飼料」の紹介をします! アクア・トトぎふでは週に2回程「魚の切り身」を与える 「生餌の日」というのがあります。(2011年6月11日にブログで紹介しました!)   しかし、魚たちも私たち人間と同じように、毎日魚の切り身ばかり与えていると 栄養が偏り、与える切り身の種類によっては 内蔵脂肪が蓄積してしまう事があります。 そこで、人間の手によって作られた 栄養価のバランスのいい配合飼料の出番となります。 見たことないですか? 水族館だからと言って特殊な餌をあげている訳ではありません。   左の写真がペットショップで市販されている「フレークタイプ」と呼ばれているものです。 すり潰すことによって細かくでき、口の小さな稚魚にも与えることができます。 右の写真が「アカムシ」を凍結した「冷凍生餌」で 人工飼料に餌付きにくい種類の魚や導入したての魚が 比較的好んで食べてくれるため、嗜好性が高いです。 原料は血を吸わないユスリカの幼虫です。      次に紹介するのが、コイやマスの養殖家などが使うタイプの業務用配合飼料です。 粒の大きさも成長段階に応じて稚魚~成魚用まであります。 アクア・トトぎふで最も多く使用している飼料です。   原材料は「小麦粉」や「フィッシュミール」が使われており、 こちらも比較的嗜好性が良いです。   しかし、「魚の種類」によっては「人工飼料」に慣れるまでに時間が必要な魚種もいます。   例えばナマズの幼魚には「アカムシ」で少しづつ慣らしてから、 人工の餌に切り替えて行くのも一つの手段です。 大きなナマズには 活き餌→魚の切り身→人工飼料も良いと思います。 最近は「熱帯魚用大型魚の餌」も販売されおり、そちらを使うのも良いでしょう。   逆に食欲が不活発になった時や、今まで食べていた「配合飼料」を食べなくなった場合は 「活き餌」や「生餌」を与えるのも有効な手段です。   長くなりましたが、最後に 「飼育する生き物については勿論の事、設備についてもよく検討しましょう!」 をお願いしたいと思います。   前回、前々回のブログで「飼育設備」や「数年先の事」についてお話しましたが、 「餌」についても例外ではありません!   私の小学生の時の失敗談を話して「餌編」の話は終了したいと思います。   小学生当時「熱帯魚」にハマっていた私は毎日のように通っていた熱帯魚ショップへ行き、 店長に進められるがままに「冷凍アカムシ」を購入しました。   わくわくしながら「早く帰って熱帯魚に餌をあげたい!」 という強い気持ちで急いで家に帰りました。 楽しい餌やりの時間も終わり、餌を片付けようとした時の事です。 「冷凍庫にしまわなきゃ!」 冷凍アカムシなので当然の事ですが、ここで大きな問題が… 「母に見つかったら絶対怒られる…」 そこで新聞紙で厳重に包み、冷凍食品の一番下へ隠して 「誰にも見つかるまい…」と一安心した所に 母の叫び声が…   母)「また勝手にこんな気持ちの悪いもの買ってきて!」      「早く処分しなさい!」     「ここは人間の食べ物を入れる所です!」   と「正論」を言われ、小学生の私には太刀打ちできなかった思い出があります。   「餌」に関してもそうですが、 必ず家族や一緒に住んでいるの人の「了承」を得るようにしましょう! 次回は地味ながらも必要不可欠な「エアーポンプ」の話をしたいと思います!     ツイート  

時は来た。
  • アクア・トトの生き物

時は来た。

お待たせしました。 ようやく展示することが出来ました。コガタブチサンショウウオの卵のう!       展示水槽も地下伏流水をイメージした、こじゃれたモノとなっています。   しかもタゴガエルの幼生とセットで展示という豪華さ。 どちらも当館で繁殖したのですよ。 この2種をセットで展示した理由。 それは両種の幼生(オタマジャクシ)とも、「餌を食べなくても卵黄の栄養だけで変態することができる」からです。 また、日のあたらないところで成長するわけですから、どちらの幼生も体色は薄く、なんとも儚く美しい。     コガタブチサンショウウオのほうは、卵のうの中でクリンクリン動くようになっており、 タゴガエルにいたってはもう後肢が生えてきました。 刻一刻と成長しています。 お早めに、そして何度も通って観察してもらえたら、おじさんとってもうれしいです。   写真はすべてコガタブチ。タゴガエルの紹介は堀江真子さんに任せます。 以前、サンショウウオファンにアツい展示をお届けするとの宣言し、 非常にプレッシャーを感じていたのですが、一応形になって一安心です。 当初思い描いていた展示内容はどうにも算段がつかず、 タゴガエル繁殖の知らせとともに進行方向を思いっきり変更したことは 絶対にバレない仕上がりに私は満足しています。   満足しています。   いや、ホントに。     ツイート  

産卵なう@ニホンカナヘビ
  • アクア・トトの生き物

産卵なう@ニホンカナヘビ

  こんにちは、飼育員2年目、岩本です。   先日、カナヘビ水槽の前を通りすぎたところ、ある異変に気がつきました。     あの丸の中に何かがあるのです。 アップで見ると、こんな感じ↓       そう、卵です。 流木の下にひっそりと卵がうみつけられていたのです。   そこで早速、裏側へ行って流木に手を伸ばし・・・       流木どけると・・・       大量!!!     7個もの卵がありました。   そして更に視線を下に落とすと…     産卵なう!        まさに今、カナヘビ母さんが産卵中でございました。 しばらく見ていると、無事に3つの卵を産み終え、そそくさとその場から去って行きました。       しかし、残念なことに水槽という限られたスペースの中では、この卵は他の個体に蹴飛ばされたりしてしまいます。 そこで、24歳の母、岩本の登場。 産卵された卵を別の容器に移して管理することにしました。         果たして、無事に孵化してくれるでしょうか!? またの機会に結果をご報告したく思っておりますので、楽しみにしていて下さいね★ (孵化しなかったらごめんなさい。)   おしまい♪   ツイート  

Gの季節
  • アクア・トトの生き物

Gの季節

  こんにちは。   飼育員2年目、岩本です。 先日まで、春めいてきました。なんて言っていたのに、もう夏の気配ですね。 夏と言えば、「G」すなはち、ゴキブリの季節。 …だけではなく、虫達がたくさん現れる季節です。 というわけで、今日は、ゾウガメ舎周辺に出没する虫についてのお話です。   昨年の秋口、ゾウガメ舎の掃除をしていると不意にどこからか視線を感じました。 気になって見てみると、そこにはアノ有名な虫さんがいらっしゃいました。 通称「こっちみんなの虫」     正しくは、クロウリハムシというそうです。 本当に、こっち見んな!と言っているかのような顔つきをしていますね。   秋口に幾度となくお目にかかったこの虫、冬になるとめっきり姿を見ることがなくなり、 そしてここ最近、またゾウガメ舎周辺に姿を現し始めました。 しかも、大量に。  クロウリハムシは、土の中や木の隙間などで集団で越冬するとのことなので、 きっとゾウガメ舎の近くに越冬場所があるのでしょう。   残念ながらクロウリハムシの集団越冬の写真は撮れなかったのですが、 同じく集団越冬するナミテントウの、越冬のために集まってきた際の写真を掲載しておきます。 ※虫が苦手な方はご遠慮下さい。               キモチワルイ(゜レ゜)   けれど、これがすべてクロウリハムシだったら、 きっといくつものあの視線が並び、さぞかし素敵な光景が広がるのだろうと心躍りますね♪♪   というわけで、来年はぜひともクロウリハムシの越冬場所を見つけ出し ブログにUPしたいなぁと思っておりますので、 「こっち見んなの虫」ファンになってしまった方々、来年までしばらくお待ちくださいませ。   そして、アクア・トトぎふにご来館の際は、 ぜひともゾウガメ舎付近でクロウリハムシを探してみて下さい★    おしまい♪♪   ツイート  

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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