おもしろ飼育コラム

コツメカワウソ3兄妹の展示を開始しました!
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コツメカワウソ3兄妹の展示を開始しました!

みなさまこんにちは   おかげさまで、コツメカワウソの子どもたちはすくすくと成長しています。 生まれてからの様子は、コチラをご覧ください。     1月中旬ごろの様子   2月に入ったあたりから離乳が少しずつ始まり、中旬には3頭の離乳を確認することができました。安定してごはんを食べてくれるようになりましたので、2月22日より「3Fコツメカワウソの巣穴」にて展示を開始しています。         父親のミヤマと母親のサクラは、初めての子育てにも関わらず、慣れたように子どもを扱っていて、子育てしている自身としては、非常に感心しながら接しています。         時々、子どものごはんを奪ってしまったり、子どもがサクラのごはんに近づくと怒ったりすることもあり、その時は大人げないなとも思ったりしますが・・・。       成長を見守ってくださっていたお客さまへカワウソ親子の元気な姿をお見せすることができ、嬉しい気持ちと、熱心に子育てしてくれたミヤマとサクラへ感謝の気持ちでいっぱいです。   さて、お披露目することができて、一安心しているところですが、じつはまだ大事なことが決まっていません・・・ それは名前です。   呼び名が現在オス、メスとかなんです・・・   7年ぶりの誕生!せっかくなので、みなさまに素敵な名前を考えてもらいたい! ということで、名前を募集中です。     命名者に選ばれた方には、「オリジナル命名書」や「カワウソグッズ」のプレゼントもありますので、みなさまのご応募お待ちしています。 応募方法について、詳しくはこちらをご覧ください。   さあ、では名前を考えてもらう子どもたちの顔を見比べてみましょう。     似すぎている!みんなそっくりです。同じ子どもの写真じゃありませんよ。   よーく見比べると、目や鼻のあたりがミヤマに似ていたり、サクラに似ていたりするのですが、まだまだ顔つきに個性ができてくるのはこれからですね。   顔だけでなく父親のミヤマはおっとりした性格で、母親のサクラはおてんばな性格なので、その子どもたちがどのように成長していくか楽しみです。   また、成長の様子などSNS等で発信していきますので、 これからもミヤマサクラファミリーの応援よろしくお願いします。     ではまた。      

魚類闘病日記パート⑥
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魚類闘病日記パート⑥

みなさま、こんにちは。 今回はプロトプテルス・ドロイの治療についてです。   こちらの魚は2階の「コンゴ川 下流の魚」水槽で展示されています。     先月、予備水槽で飼育しているプロトプテルス・ドロイにある異変が確認されました。   お分かりいただけるでしょうか? からだの一部が浮き上がってしまっている状態になっています。   実は、こちらのプロトプテルス・ドロイはハイギョの仲間になります。 ハイギョは私たちと同じように、直接空気を肺に取りこんで呼吸を行います。 そのため、水面まで浮上して空気を吸う必要があります。     少しでも呼吸がしやすいよう、水槽の水位をさげました。 過去にハイギョの仲間がこのような状態になったことをみたことがあるスタッフ曰く、 水位をさげて管理しても、体が浮き上がることが治らないと死んでしまうとのこと。   何かできないだろうかと、まずは浮き上がっている原因を調べることにしました。 おそらく浮き上がっている部分に空気が入っているだろうと、 プロトプテルス・ドロイを保定して注射針を刺してみました。 すると、予想通り少し空気が抜け、下の写真のように浮きあがることがなくなりました!   しかし、数分後には元の状態に戻ってしまったことから、おそらくお腹の中になんらかの異常があるのではないかと考えられました。 空気(ガス)が貯まりそうな場所は、肺や消化管が考えられます。   ハイギョの肺や消化管の病気について調べても、ほとんど情報がなく、行き詰ってしまいました…。 そこで、ハイギョ以外の魚において浮き上がってしまう病気について調べると 鰾(うきぶくろ)の異常で同じような症状を確認することができました。   鰾の異常では、細菌や真菌、寄生虫感染が関与していると言われています。 原因を特定するためには麻酔下で肺や消化管を直接、確認する必要があり、その方法ではプロトプテルス・ドロイに負担がかかり過ぎてしまいます。 そのため、診断的治療として毎日、抗生物質の筋肉注射を行い、経過をみてみることにしました。     治療を始めてから4日目の朝、プロトプテルス・ドロイの様子を見に行くと、すっぽりと隠れ家である塩ビ管の中に入ってこちらを見ていました。 おっ!これは良くなってきたのではないかと思い、一旦、治療を中断し、摂餌欲が回復するかを観察していくことにしました。   その数日後、問題なく餌も食べるようになり、再発する様子もなく治療終了することができ、一安心!   現在も、浮き上がることなく、元気に予備水槽で過ごしています。 しかし、浮き上がってしまった原因が、肺にあったのか、消化管にあったのかは未解決のままです。 魚類の病気や治療法については、まだまだわかっていないことも多いため、このように治療に対しての経過をみて判断することもあります。 こうしたデータを蓄積して、よりよい治療をできるように努め、今後もしっかりと健康管理していきたいと思います!         (閲覧注意:魚の内臓の写真があります。) ちなみにですが、ハイギョの仲間であるプロトプテルス・エチオピクスが死亡したときに剖検したときの写真がこちらになります。 肺も消化管もお腹の中に長く分布しており、浮き上がっている部分が尾側でしたが、どちらの可能性も否定することができませんでした。  

第11回 トト漢字コンテスト 受賞作品発表!
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第11回 トト漢字コンテスト 受賞作品発表!

みなさんこんにちは。   昨年より募集をしておりました「第11回 トト漢字コンテスト」の受賞作品が決定しました! 「トト漢字コンテスト」は「魚」に自由な文字を組み合わせて漢字を作るアクア・トト ぎふの創作漢字コンテストです。 記念すべき第11回の今回は、館内応募に加えてはがきやFAXで計1,278点ものご応募をいただきました。 なんと、第1回から11回までに皆さまからご応募いただいた作品の総数は10,166点! 力作ぞろいの作品の数々をいつもスタッフ一同、悩みながら選考してまいりました。 これまでご応募いただいた皆さま、本当にありがとうございました。   さて、今年の最優秀作品はどんなトト漢字でしょう!? 一般の部 <最優秀賞>   【読み方/なまえ】 かまぼこ 【説明】 板の上にタラのすり身がのっているから 【受賞者名】 小林 則恵 (42才)   <優秀賞>   【読み方/なまえ】 ちりめんじゃこ 【説明】 主に鰯の稚魚から作られるちりめんじゃこですが、小さな鮫や蛸などが入っていることがあるので沢山の鰯の中に紛れ込ませました 【受賞者名】 水嶋 奏帆(16才)     【読み方/なまえ】 ハタハタ 【説明】 ハタハタと旗がはためく様子です 【受賞者名】 山本 聡(59才)   <特別賞>   【読み方/なまえ】 チカ 【説明】 エレベーターで地下に行くときは ” B1 ” を押します 【受賞者名】 浅井 恵(42才)     【読み方/なまえ】 ウオッチ 【説明】 時計のウォッチと魚のうおが一緒になったダジャレ文字 【受賞者名】 吉﨑 陽子(46才)     【読み方/なまえ】 ハモ 【説明】 いくつかの音がかさなってハモっている 【受賞者名】 中村 美月(16才)   <佳作>   【読み方/なまえ】 サクラマス 【説明】 海へ下ったヤマメが桜の咲くころ川に戻ってくるのをイメージしたのであります 【受賞者名】 相撲 正一(88才)     【読み方/なまえ】 リュウグウノツカイ 【説明】 リュウグウは浦島太郎に出てくることから 【受賞者名】 田原 向葵(高校2年生)     【読み方/なまえ】 アオブダイ 【説明】 口から出した粘液の中で寝るから 【受賞者名】 加藤 昭利(47才)     【読み方/なまえ】 かつおぶし 【説明】 刃物で削るからかつおぶしです 【受賞者名】 上杉 莉央(15才)     【読み方/なまえ】 クマノミ 【説明】 くま “のみ” をonlyで表しました 【受賞者名】 小林 夏埜子(16才)     【読み方/なまえ】 ワラスボ 【説明】 有明海のエイリアンであり、エイリアンのモデルにもなったから 【受賞者名】 岩木 陽菜(16才)   キッズの部(小学生以下) <最優秀賞>   【読み方/なまえ】 サツキマス 【説明】 サツキは五月 マスは口 【受賞者名】 一山 美輝(8才)   <優秀賞> 【読み方/なまえ】 ハイギョ 【説明】 はいこきゅうをするから 【受賞者名】 志賀 広望(11才)     【読み方/なまえ】 コンペイトウ 【説明】 こんぺいとうは砂糖でできているので砂糖とかきました 【受賞者名】 小林 千紘(10才)   <特別賞>   【読み方/なまえ】 テトラオドン・ムブ 【説明】 模様が迷路みたいだから 【受賞者名】 左髙 莉帆(小学1年生)     【読み方/なまえ】 チョウザメ 【説明】 超冷めたかんじがするサメです(ダジャレ) 【受賞者名】 大野 瑛祐(9才)     【読み方/なまえ】 クラゲ 【説明】 クラゲは毒を持っているクラゲもいるし透明なのでこのかんじにしました 【受賞者名】 松葉 千咲己(小学5年生)   <佳作>   【読み方/なまえ】 オニテナガエビ 【説明】 オニテナガエビの鬼! 【受賞者名】 立川 蒼依(11才)     【読み方/なまえ】 ヘコアユ 【説明】 集まって立ち泳ぎするから 【受賞者名】 加藤 明希(11才)   【読み方/なまえ】 エイ 【説明】 うちわみたいなすがただから 【受賞者名】 鈴木 裕里菜(11才)     【読み方/なまえ】 タナゴモドキ 【説明】 タナゴという漢字の中に似せているという漢字を入れました 「モドキ」という名前からばれないようにまぎらわせました 【受賞者名】 定政 遥希(12歳)     【読み方/なまえ】 ハリヨ 【説明】 ∧は、はりで(ハリヨははりが三本あるから)ヨはカタカナのヨだからです 【受賞者名】 長縄 柊吾(10才)     【読み方/なまえ】 メダカ 【説明】 め=目 だか=高をイメージしてかきました 【受賞者名】 世古口 万由(小学5年生)     今年も個性的な作品が揃いました。 受賞された皆さま、おめでとうございます! 2月中旬に賞状と副賞を送付させていただきます。楽しみにお待ちください。     入賞作品は2月上旬から水族館ガレリア(出口ゲート付近)に展示予定です。   水族館には受賞作のテーマになった生き物もたくさんいるので、ぜひ作品とともに見てみてくださいね。     Tweet

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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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