- アクア・トトの生き物
ほんとに同じ魚なの?
- 安原
みなさま、こんにちは。
今年の4月に入社した新人の安原です。
どうぞよろしくお願いいたします。
初めての飼育コラムで何を書くかとても悩みましたが、今回は自分が担当しているクラウンテトラについてお話ししたいと思います。
クラウンテトラは成長にともない体の色や模様がかなり変化する魚です。
見ていただいた方が分かりやすいと思うので、早速小さい頃の写真から
こちらになります!
種類はショートノーズクラウンテトラで、黒いしま模様と鮮やかなオレンジ色の体がとてもキレイですよね。
しかし、成長するとこちら
しま模様は薄れ、鮮やかできれいだったオレンジ色は黒ずんでしまいます。
クラウンテトラは成長すると小さいころとはかなり見た目が変わるのです。
小さなクラウンテトラたちは、私が入社した時には展示に出せる大きさではなかったため、まだバックヤードにいたのですが、魚の名前が覚えきれていない私は、まさか同じ魚だとは知らず給餌をしていました…。
その後、バックヤードでしっかりと成長したため、夏休みにあわせてコンゴ川下流の魚の水槽で展示を開始しました。
水槽に向かって左寄りには小さな個体を、右寄りには大きな個体を展示しています。
小さい個体はしま模様もはっきりしていて鮮やかなオレンジ色も見ることができます。
成長したクラウンテトラとの違いをぜひ比べてご覧ください。
どのくらいで模様が消えていくのか、今後の成長がとても楽しみです。