- 企画展・特別展示
ワニガメのアレコレ
- 田上
現在開催中の企画展『すごいぞ!生きもののパワー ~野生を生き抜く「超」能力~』、

最初の水槽にいる生物がこちら。

ワニガメです!
ワニガメは大きい個体では、甲長80㎝、体重は100kgに達します。
現在、展示している個体は甲長約45㎝、体重18㎏で、ワニガメとしてはまだまだ小さいのですが、それでも持ち上げると口をカッと開いて咬みつこうとする姿は迫力がありますね。
ワニガメを当館で展示するのは2011年の企画展以来ですので、15年ぶりです。
それにしても、本当にカッコいいカメですね…。大好き。
さて、こちらのワニガメは岐阜大学応用生物科学部動物保全繁殖学研究室からお借りしました(双方での飼養保管や移動に際しては法律上の許可を得ています)。
実はこの個体、2025年に岐阜県多治見市内で捕獲された個体になります。
カミツキガメほど多くはありませんが、岐阜県では2000年頃から現在まで、少なくとも10頭が捕獲されています(楠田ほか,2019;楠田ほか,2023)。
カミツキガメとは違い、岐阜県内の野外での繁殖は確認されておらず、誰かが飼育していた個体を遺棄したか、逃げ出した個体と考えられます。
ワニガメは特定動物であることから、現在は原則飼育禁止となっています。
多くの個体が新たに野外へ放されることはないかと思いますが、非常に長寿な生物ですので、まだまだ県内で見つかる可能性はあるでしょう。
もし発見した場合は関係機関へ通報するとともに、情報提供いただければと思います。
※これまでの発見記録はこちらで見ることができます。
岐阜県博物館調査研究報告
楠田哲士,矢部 隆,原口句美,野呂達哉,田上正隆,説田健一.2019.岐阜県内でのカミツキガメおよびワニガメ属の捕獲記録(2003~2018年).岐阜県博物館調査研究報告39:15-20.
楠田哲士,橋爪涼子,川村きこ,大野倫太郎,野間明加里,大西健夫,説田健一.2023.岐阜県内でのカミツキガメおよびワニガメ属の捕獲記録Ⅱ(2019~2022年).岐阜県博物館調査研究報告43:6-12.