おもしろ飼育コラム

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ハコネサンショウウオ幼生

  • 田上


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あと少しで渓流展も終了となります。

 

このハコネサンショウウオ幼生達も特別展終了後はバックヤードに移動させます。

ハコネサンショウウオといえば、先月、筑波山地に生息しているものが、

新たにツクバハコネサンショウウオ Onychodactylus tsukubaensis として新種記載されました。

そんな、今アツいサンショウウオであるハコネサンショウウオの幼生、今後の展示は未定です。

じゃあ、いつ見るか?

今でしょ!

 

話を展示にもどします。

卵嚢からまだでてきていない個体もいるので、見比べても面白いです。

また、ハコネサンショウウオの卵嚢は、非常にしっかりとしていて、

ちょっとやそっとじゃ破れそうにないシロモノです。

どうやって出てくるかと言うと、

幼生は孵化酵素を分泌して、頑丈な卵嚢をいわばよわーくして出てきます。

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幼生が出た後の卵嚢は、こんな風に出てきたところだけ穴があいた状態です。

こんなのも、今ならみれます。

 

ハコネサンショウウオの幼生は姿形も特徴的。

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このように黒いツメや、あしに膜ヒレをもっています。

 

バックヤードに今年生まれのカスミサンショウウオの幼生がいますので、

ぜひ比較して展示したいところですが、

特別展のコンセプトとずれるのでまたの機会に。

それでは皆様、

ハコネだけにやくコネーとみれませんとだけお伝えして、筆を置きたいと思います。

 

ごきげんよう。

 

●例の脱出した幼生

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まだココにいます…。

 

 

 

 

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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