- 日本の淡水魚
秋真っ盛り
- 野口
ご存じの方も多いタナゴの仲間。
繁殖期になると♂がきれいな体の色(婚姻色)になります。
タナゴの繁殖期は大きく分けて、春産卵型、秋産卵型の2タイプに分かれます。
この水族館にいるタナゴの仲間は、
・アブラボテ ・ヤリタナゴ ・イチモンジタナゴ ・シロヒレタビラ
・イタセンパラ ・タイリクバラタナゴ ・ニッポンバラタナゴ
・スイゲンゼニタナゴ ・カネヒラ がいます。
いくつか紹介しますとこんな感じです。
きれいですよね。惚れ惚れします。
ただ!今回紹介したい魚はこのイタセンパラという魚。
上で紹介した水族館のタナゴの仲間は、 イタセンパラは秋産卵型のタイプです。 この時期ぐらいになると、写真のようなきれいな感じになってきます。 水族館では今まさにイタセンパラが見ごろを迎えています。 寿命が一年という魚ですので、 この秋が終わると一生を終えてしまうものが大半です。 タイミングを逃すとまた一年後になってしまいますよ。 昨年も同じ大きな水槽でイタセンパラを展示しました。 その数800匹!! 数で皆さんを圧倒させていただきました。 今年は、より自然な感じで水中を泳ぐイタセンパラを見ることができます。 単独で泳ぐのか、群れで泳ぐのか。縄張り争いはするのか...。 なかなか見ることができない水の中の世界を のぞいてみてはいかがでしょうか?
カネヒラ、イタセンパラを除いて、すべて春産卵型のタナゴの仲間です。