- アクア・トトの生き物
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コーキング補修作業
- 廣瀬
今回は以前のブログで紹介いたしました、
水槽のコーキング部分(水槽のアクリル板を固定している部分)の
かじり被害を防止するための補修作業を紹介します。
「河口の魚」水槽では
アイゴがコーキング部分をガジガジとかじってしまい、
コーキング部分は写真のようにデコボコと無残なことに・・・。
植物質の餌が足りていないのでは?
という可能性を考えてレタスを与えると、
コーキングをかじる被害は少し落ち着いてきました。
しかしコーキングがむきだしでは
またかじられるかもしれません。
そこでこれ以上かじられないよう、塩ビ板で補強することにしました。
塩ビ板の貼り付けには
生き物に影響がなく、他の水族館でも使用例がある
シリコン剤(接着剤)を使用しました。
水槽に入り早速作業開始です。
潜水するスタッフはそっと水槽に入りますが
魚たちはびっくりして、水槽の端っこで
「何が始まるんだ?」と小さくなっています。
スタッフはもくもくと作業を進めていきます。
シリコン剤を水中で塗り広げ、
そこに切り出した塩ビ板を貼り付けていきます。
作業は順調に進み、無事完了です。
おびえていた魚たちも、
作業後は何事もなかったかのように餌を食べてくれたので
一安心です。
これでかじり被害はなくなるはずです。
あと「アマゾン川の魚Ⅰ」の水槽も、近々補修する予定でいます。