おもしろ飼育コラム

2月3日は節分の日!
  • 企画展・特別展示

2月3日は節分の日!

みなさま、こんにちは。 毎週のように寒波がやってきていますね。 体調管理に気をつけてくださいね。     昨日2月3日は節分でした。 アクア・トト ぎふでは、先月からエントランスにてニホンウナギの恵方巻を展示しています。   こちら↓     節分の日には、豆をまいて鬼を払い、歳の数だけ豆を食べて無病息災を祈る慣習があります。 近年では、その年の良い方角(恵方)に向いて、恵方巻(太い巻き寿司)を食べる文化が全国的に広まってきています。   恵方巻を食べる風習の発祥は定かではありませんが、大阪が発祥といわれています。 大阪出身の私としては、ぜひ岐阜でも恵方巻を広めよう!ということで実は3年前にもエントランスの水槽に恵方巻を展示しました。 このときは、ファイヤースパイニィイールというトゲウナギの仲間を展示しました。     今回は、この3年前のものよりもクオリティーの高い恵方巻を作ろう!ということを目標に、営業企画部のスタッフとともに、打ち合わせを行ってきました。 担当の私だけでは、なかなか妙案が思いつかず、他の展示飼育部のスタッフにアドバイスをもらったり、試作品を見てもらい意見をもらったりとして完成したのは、展示開始する1週間前とギリギリでした。     恵方巻はこちら↓   3年前に比べて、よりリアルな具材たち!どうでしょう! 具材はフェルトで作ったきゅうり、たまご、カニカマ、かんぴょうです。お米は食品サンプルの米粒で再現して、海苔は寒冷紗で表現しました。   しかも、こちらの恵方巻は、今年の恵方である南南東(実は3年前も南南東!)を向いて設置しています。   ニホンウナギは、石の隙間などに身を隠す習性があるため、恵方巻の中に入る姿や顔を出す姿が観察できるようになっています。   ぜひ、アクア・トト ぎふに遊びに来てご覧になってくださいね! 2月8日(日)まで展示しています。
子育て応援企画『おさかな、いこう♪』がはじまります
  • イベント

子育て応援企画『おさかな、いこう♪』がはじまります

2026年2月17日(火)から、子育て応援企画『おさかな、いこう♪』がはじまります。   毎年2~3月の寒い時期と、6~7月の梅雨時期に開催していて、今回が第7弾となります。     そもそも… 当館は公園の一角に位置することもあり、平日には1~3歳くらいの小さなお子様と親子で遊びに来てくださるお客様を多く見かけます。   水族館のイベントは休日が中心です。平日に「なにか楽しんでいただくことはできないかな」、「気軽に何度でもお越しいただけないかな」「生き物に興味を持ってもらえるきっかけができないかな」そんな思いからこの企画はうまれました。     さて、第7弾となる子育て応援企画『おさかな、いこう♪』。 イベントの内容はこちらのページでご覧ください。   このコラムは、前回6月にご紹介した内容と重複する部分もありますが、初めて水族館にお越しいただく方に向けて、少しだけ役立てば良いなという情報をご紹介します。担当者の私見ですのであしからず…。   ベビーカーで行けるの? 館内はエレベーターで4階まで上がり、3階、2階、1階へはすべてスロープで降りる構造になっています。 4階、2階の一部を除き、ほとんどの床はカーペット敷きになっているので、ベビーカーでもガタガタ感はありません。 歩くことができるお子様には、格好のお散歩スポットです。 ちなみに、水族館の入り口から最も近い駐車場は、一般道の中央駐車場です。     こどものトイレやオムツ替えは? 1階のミュージアムショップ横(入館前)、館内1階(カピバラの近く)、館内2階(メコン川淡水環境研究所)にトイレがあり、男女とも各トイレにオムツ替えの台を設置しています。 また同じ場所に多目的トイレもあり、こちらにも設置しています。 4階~3階にはトイレがありませんので、オムツがパンパンかも?という場合は、入館前にミュージアムショップ横のトイレをご利用ください。   こども用の便座シートは、各多目的トイレに設置しています。     こども用のトイレは、館内1階(カピバラの近く)の女性用トイレ内に2か所あります。   大人がトイレに行くときは? 各所のトイレの個室に、男女とも各1部屋ベビーキープを設置しています。 たくさんの個室が並んでいる場合は、一番手前の個室をご確認ください。 個室内は広くないため、ベビーカーの持ち込みは難しいと思います。     授乳室は? 1階のミュージアムショップ横に授乳室があります。女性のみがご利用いただけるお部屋になっており、部屋内はカーテンにより2ブースに仕切られています。 あまり広くないので、大型のベビーカーの持ち込みは難しいかもしれません。 お湯の設置はありませんので、通路を挟んだレストランでお声がけください。 尚、こちらが使用中の場合は、公園内の授乳室もご利用ください。 水族館の目の前にある観覧車の下、岐阜おみやげ川島店店内、ひだまりホール、自然発見館に設置されています。     ベビーカーのレンタルは? 7か月~2歳のお子様用のベビーカーを無料で貸し出し可能です。ただし数に限りがありますので、いつも乗るお子様なら持参いただく方がおすすめです。   実は12月に、小さなお子様連れのお客様に事前アンケートを取らせていただきました。たくさんのご意見やアドバイスをいただくことができ、大変参考になりました。なかなかすべてにお答えするのは難しいのですが、少しずつでもこのような企画に反映していくことができればと思います。お答えいただいた皆さまに、お礼申し上げます。ありがとうございました。     さて今回は、前回以上に平日のイベントを増やしてみました。 私たちがメインで実施するミニトト縁日のほか、おひるねアートや手形・足形アートには講師の方もご参加いただきますので、より素敵な作品をお作りいただけると思います。   通常ほかの会場で開催されているものより、価格はかなり控えめです。講師の方もママたちですので、安心して初めての方も是非チャレンジしてみてくださいね。   さらに、リトミックを初めて開催します!こちらは中部学院大学短期大学部の先生にご協力いただきます。参加費は無料(入館料別途)ですので、気軽にお越しください。     そして、おさかなハイハイレースを久しぶりに開催します!以前は休日だけだったのですが、平日にも枠を設けました。 平日しか来られない方、休日しか来られない方、どちらもご参加をお待ちしています。     まだ寒いこの時期。「おさかな、いこう♪」とお出かけしてみてはいかがでしょうか。 それでは、水族館でお待ちしています!  
ハゼとは…何か
  • 企画展・特別展示

ハゼとは…何か

みなさまこんにちは。展示飼育部の山下です。 今回のコラムは2025年度冬季企画展『ハゼパラダイス』、通称ハゼパラの内容に関してです。   ハゼパラ、テーマはもちろんハゼなわけですが、果たしてハゼとはどのような魚のことを言うのか、という話をしていきます。     ハゼパラでは「ハゼとは条鰭綱ハゼ目のグループにふくまれる魚のことをいう」としています。条鰭綱とは動物界脊椎動物門の下位分類の1つのことで、いわゆる魚類の約95%がふくまれます。さらにその中にふくまれるハゼ目というグループに属する生き物を「ハゼ」と呼ぶ、としています。   図の黄色い部分です。     さらに今回は、Near & Thacker, 2024 という論文によって示されている分類体系に従い、ハゼ目の中には12の科がふくまれる、としています。   それぞれの科とは   コモリウオ科   テンジクダイ科   ベラギンポ科   ツバサハゼ科   ドンコ科   ミリエリンガ科   カワアナゴ科   ヤナギハゼ科   ノコギリハゼ科   オクスデルクス科     ハゼ科   タラッセレオトリス科 です。   なにやらいっぱいいてよくわからないと思いますが、それぞれの科については後日また別のコラムで解説しようと思います。   ひとまずはこんなグループがハゼ目にはいるんやなぁ、くらいの認識を持っていただければと思います。   まとめるとこんな感じです。 動物界脊椎動物門条鰭綱ハゼ目にふくまれる魚を「ハゼ」と呼び、さらにハゼ目の中には12の科(さらに小さなグループ)がある、ということです。     ただし、人によって支持する分類体系は異なり、ハゼと呼ぶ対象が異なることがあります。 例えばこちらの魚 マハゼです。   さらにこちら ヨロイボウズハゼという魚です。   おそらく最近のハゼに関する図鑑や文献などでは、これらの種類はハゼとして扱われているのではないかと思います。いわゆるハゼ“らしい”見た目をしたハゼですね。     それに対してこちら イラストではありますが、こちらはコモリウオ科の1種を描いたものです。 初見でこの魚を見て、ハゼと思う人はほぼないのではないかと思います。   また、この種をハゼとして紹介している図鑑や文献も少ないと思います。 というのも、こちらのコモリウオ科は遺伝解析の結果、比較的近年になってからハゼの仲間として扱われるようになったグループだからです。   このような、見た目はぜんぜんハゼらしくないけれど、遺伝解析の結果ハゼの仲間と考えられるようなグループは、人によってはハゼにふくまない方が良いのではないか、という人と、ハゼにふくんでもいいのでは、という人もいるのです。     ハゼをテーマとした企画展をするにあたり、何をハゼとするのか、ということは決めなければいけませんでした。悩みに悩んだ末に、やはり最新の分類体系を採用しようと思いました。それが本コラムでご紹介した分類体系です。 ハゼというのも複雑なんだなぁ…と思っていただけると嬉しく思います。     なかなか難しい話となってしまいましたが、ハゼとは何か、というコラムでした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 今後は展示種についてちまちまとコラムを作成していくので、楽しみにお待ちいただければと思います。   それではまた次のコラムでお会いしましょう!
カワウソと初めて接して
  • コツメカワウソ

カワウソと初めて接して

みなさまこんにちは。新しい年が始まりましたね。みなさまにとって、2025年はどんな年でしたか?   このコラムでは、昨年4月からコツメカワウソの担当になった私が、日々の仕事を通じて感じたことを振り返りながら綴ってみたいと思います。文章ばかりになりますが、どうぞお付き合いください。     昨年度までは魚類・両生爬虫類を担当していましたが、今年度から哺乳類・鳥類の担当になりました。異動を告げられた当初は、正直なところ戸惑いの方が大きくありました。 今年は○○を繁殖させよう、○○の水槽のレイアウトを変えようなど、取り組みたいこともたくさんあったからです。     とはいえ、異動は新しい分野に挑戦する機会でもあります。さまざまな生きものを担当してきた先輩から「イルカの取り上げと大型魚の取り上げには共通するものがある。いろいろな生きものを経験することで、視野が広がるよ」と声をかけていただき、よし、やってみようと気持ちを切り替えることができました。     魚の飼育とカワウソの飼育で、特に大きく違うのは給餌の時間がトレーニングの時間にもなるということです。当館では、指先に吻端をタッチさせたり、お腹を見せてもらったり、歯磨きをしたりといったトレーニングを行っています。   これは、動物の健康チェックや日常管理を安全に行うために、とても大切な時間です。     トレーニングは私にとってほぼ初めての経験でした。子どもの頃、実家の犬に「おすわり」や「お手」を教えた記憶はありますが、仕事として動物と向き合うのはまったく別物です。最初に見学した先輩のトレーニングは、正直圧倒されてしまいました。   2頭のカワウソを同時に相手にし、次々と動作を引き出していく姿は、まるで魔法のよう。私もあんなふうに動物と関係を築けるようになりたいと、強く思いました。     はじめのうちは、先輩方の作業を見学しながら、少しずつできることを増やしていきました。夏頃には、ぎこちないながらも指先タッチや寝転がし、歯磨きまで行えるようになり、自分なりに手応えも感じていました。     ところが、ある時期から、バックヤードで飼育しているアサヒとのやりとりがうまくいかなくなってしまいました。第一に私の技術不足があり、加えて当時、体調管理のためアサヒの給餌量を減らしており、アサヒの気が立っていたのもあったと思います。給餌や作業の際に、緊張感のある場面が増えてしまい、私自身もどう接すればよいか悩むようになりました。   唸りながらこちらに向かってくるアサヒの姿に、犬とは全然違う。カワウソはあくまで野生動物なのだ、と恐怖さえ感じました。   今振り返ればもっと早くすべきだったのですが、班の先輩方に相談したことで、状況は改善しました。   動物との距離の取り方、立ち位置、合図の出し方、そして「落ち着いて堂々と向き合うこと」。実際に私の給餌を見てもらいながら、ひとつひとつ教えていただきました。すると、少しずつアサヒとの関係も落ち着いていきました。     今では、歯磨きなどに加えて体温測定までスムーズに行えるようになり、私もアサヒも互いにリラックスして日々の管理ができています。ようやくスタートラインに立てた、そんな気持ちです。   班を異動してから、学ぶべきことは本当にたくさんありますが、時間が経って「もっとできるようになりたい」「こんなことにも挑戦してみたい」という思いも増えてきました。ちょうど1年前、以前の担当生物に対して思っていたような感じです。     これからも、先輩方の作業を見て学び、本を読んで勉強しながら、少しずつ技術を習得していきたいです。   動物たちが安心して過ごせる環境をつくれるよう、日々成長していきますので、温かく見守っていただけたらうれしいです。 2026年も良い年になりますように!
2026年の初詣 新年早々魚づくし
  • アクア・トトの生き物

2026年の初詣 新年早々魚づくし

みなさま明けましておめでとうございます。展示飼育部の山下です。 もう2026年が始まり、半月が経過しました!早い!   みなさまの2026年は良い年になりそうでしょうか? 私の初夢は上司に怒られるという悲惨なものだったので、若干ナーバスです。   気持ちを切り替え、年明け1本目、新年らしいコラムを書こうと思います。(ハゼパラに関する内容ではありません。)     私山下は2026年1月3日に、岐阜県海津市にある千代保稲荷神社、通称おちょぼ稲荷へ行ってきました。 すごく混んでいました…!     おちょぼ稲荷は商売繁盛・家内安全のご利益があるとされる神社だそうです。私も2026年、アクア・トト ぎふがにぎわって欲しいなぁ、という願いを込めてお祈りをしてきました…よ?もちろん…。     それはさておき、おちょぼ稲荷には多くのお店が連なる参道があり、ちょっと珍しいものも売っています。 今回のコラムでは山下が買ったもの、食べたものをご紹介します。食べログみたいですね。     さっそく1つ目はこちら コイの刺身です。 酢味噌を付けて食べるのですが、身がコリッコリで非常に美味しかったです…。また食べたい。 臭みなどはぜんぜんなく、良い歯ごたえでした。酢味噌なしでも食べてみましたが、なんとなく独特の甘みがあり、興味深い食べ物でした。     2つ目はこちら モロコの佃煮です。 こういったものは、小魚をまとめて佃煮にしていることが多く、実はいろんな種類の魚がいることが多々あります。私もどんな種類がいるかな~と観察しながら食べました。すると、モツゴかな?という佃煮がほとんどでした。中にはタモロコやスジエビなども紛れていました。 何店舗かで購入したのですが、お店ごとに味付けが異なり、楽しかったです。     3つ目はこちら ハゼの佃煮です。 こちらもどんなハゼかな~と思ってみてみると、マハゼです。マハゼのみでした。 非常に美味しかったです。ハゼパラで展示しているマハゼを美味しそうに感じてしまうくらいです。マハゼは天ぷらくらいでしか食べたことが無かったですが、佃煮もいいもんですね。なんでも佃煮は美味しいんですけどね。     4つ目はこちら   ヤツメウナギ キモの油です。 なんじゃこりゃぁ、です。   ちなみに中身はこんな感じです。 黄色いつぶつぶが入っていました。 こちらはドライアイに効く薬として売られていました。 試しに飲んでみると…無味!完全に無味です。 ヤツメウナギというのはヤツメウナギ目にふくまれる魚類の総称(当館で展示しているキタスナヤツメもヤツメウナギ目にふくまれます)であり、具体的にどの種類から油を抽出したのかはわかりませんが、こんなに油がとれるもんなんだな…と思いました。     この他にも、うずらの姿焼き、ナマズのかば焼き、お野菜の漬物などを買って食べました。どれも美味しかったです。 今回ご紹介した以外にもいろんなお店があります。興味がある方はぜひ行ってみてください。   それでは、2026年もアクア・トト ぎふをどうぞよろしくお願いいたします。 良い一年をお過ごしください!
今年も賑やかに!
  • アマゾンの生き物

今年も賑やかに!

みなさま、こんにちは! 本年もよろしくお願いいたします。 新年を迎えたアクア・トト ぎふの賑やかな様子をご紹介したいと思います。     まずはこちらの写真     ピラルクーの上に気になる集団が・・・。     こちらはオトシンクルスの群れになります。 岩や木に付いたコケを食べてもらおうと、アマゾン川の水槽に沢山入れてみたのですが、我々の期待の遥か斜め上を行くかのように、アクリル面に群れてくっついています。     「えっ、そこに付く・・・」スタッフ一同、苦笑しています。 しかし観察していると、同じような向きでくっつき、水流にシンクロして尾が動く様子を見入ってしまいました。 [video width="1080" height="1920" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/01/20260116_6.mp4"][/video]     結果よし、ということで。見守っています。 そして更にこちらの魚も仲間入りしました!     そうピライーバです。アマゾン川の怪魚といえばこの魚!と私は幼少期から思っていました。 図鑑や雑誌に掲載されていた、アマゾン川で釣られたピライーバの大きさにびっくりして、何度も見返したその印象がぬぐえず、今日に至ります。 展示のピライーバはまだ小型ですが、これからの成長がとても楽しみです。   本当にカッコイイ魚だな~と、毎朝見るのを楽しみにしています。 今年も賑やかな水族館の生き物たちと、皆さまのお越しをお待ちしております!
重要なお掃除
  • バックヤード

重要なお掃除

みなさま、こんにちは! 吉本です。   いつのまにか年の瀬になってしまいましたね… 大掃除は済みましたか?私はまったく手を付けておりません!     今回のコラムは水族館ならではの掃除について紹介します。   掃除をした水槽は、メコンオオナマズを展示しています「メコン川中流の魚Ⅱ」です。     どこを掃除したかと言いますと、普段は砂利で隠しているこの部分です。   こちらの写真は、バックヤード側から撮影したもので、皆さまのご覧いただいている観覧面は照明機材がある方になります。   黄色で囲った部分がグレーチング(側溝蓋)で、下に溝があり、水槽→濾過槽へと続く水の通り道となっています。ですが、魚が泳ぐ際に蓋がずれてしまい、中に砂利が入り込んでしまいました。そのままにしておくと濾過の効率が落ち、水質が悪化し最終的には魚に悪影響が出てしまいます。その為、影響が出る前に掃除が必要となります。     作業としてはとても単純です。   まず、砂を蓋の上からどけます。   続いて、蓋を外し。   中にたまった砂を出していきます。     この様にとても簡単そうに感じますが、各作業を実施する際は常に魚を驚かさないようにしなくてはなりません。 特にメコンオオナマズはとってもデリケートです。驚かせてしまうと、勢いよく泳ぎだし、作業者に衝突する可能性があります。現在のメコンオオナマズは全長1.8m前後です。そんな巨体に衝突されてしまうと大惨事に…。 また、衝突はされなくてもエサを食べる量が減るなどの影響があります。その為、作業時は潜水作業するスタッフと魚を含め異常がないか見回りをするスタッフと2人体制で行います。 私は見回りポジションでした。おそらく、潜水するスタッフはドキドキしながら作業していたことでしょう…。     今回の掃除では目に見えて綺麗になった!とはなりませんが、飼育をする上では欠かせないとても重要な作業です。   当館のこの作業を見たことがあるお客様は、おそらくいらっしゃらないと思います。それもそのはず、休館日にひっそりと掃除していました。なぜかというと、この作業は砂にたまった汚れが舞い、水が濁ってしまいます。その為、こういった大掛かりな掃除や設備の更新などを年に数回ある休館日に行っています。   せっかくアクア・トトに行こうと思ったのに、休館日!となったお客様もきっといらっしゃったのではないでしょうか。残念がらずに、あの中ではスタッフがせっせと掃除しているのだろうと思ってください。   それでは、みなさまのお越しをお待ちしております!!
ネコギギのこどもたち
  • 企画展・特別展示

ネコギギのこどもたち

こんにちは。気づけば2025年も、あと少しですね。 へび年から、うま年へと移り変わります。 さて、今年を締めくくるトピック展示では、十二支に選ばれなかった「ねこ」さんに登場してもらうことにしました。     アクア・トトで「ねこ」さんといえば…、ネコギギです。     ネコギギは、岐阜県・愛知県・三重県にしか分布していない、小型のナマズの仲間です。 河川改修などの影響で、すめる環境が減り、個体数も少なくなってしまいました。 そのため、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧ⅠB類に選定され、国の天然記念物にも指定されています。     当館では、いなべ市教育委員会が取り組む「員弁川水系ネコギギ保護増殖事業」に協力しています。   この夏、バックヤードで飼育している親個体の繁殖に成功し、そのこどもたちが元気に育っています。     【お腹の大きなメス】 いよいよ、オスと同居させます。     【産みつけられた卵】 粘着性があり、石などにくっつきます。     [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2025/12/20251227_0.mp4"][/video] 【ふ化して1週間後】 この頃は、オタマジャクシのような姿をしています。     【それから4か月後】 現在では大きさが3~4cmほどになり、からだの模様もはっきりして、とてもきれいです。     展示は2026年の2月2日までの予定ですので、ぜひ成長の様子を見にきてくださいね。
オタマジャクシ不足の方へ。
  • 両生類

オタマジャクシ不足の方へ。

最近、長良川下流の魚水槽にてボラのポイントガイドを始めた安原です。 皆さま是非とも私のポイントガイトも聞きにきて下さい!     しかし、今回ご紹介する生き物はボラではありません…   オタマジャクシです! オタマジャクシにはどんなイメージがありますか? 私は今までオタマジャクシと言ったら、小さな真っ黒いオタマジャクシを夏に川でしか見たことがありませんでした。 しかし、こんな冬の季節にも当館の水槽にオタマジャクシがいるんです。     それがこちら。   ツチガエルのオタマジャクシです。   私が想像するオタマジャクシより色も茶色いし大きい…。   本州在来のカエルの多くは通常春から夏にかけて卵を産み、オタマジャクシたちはその年のうちに変態し上陸します。 しかし、ツチガエルは変態せずオタマジャクシのまま越冬する個体が多くいます。 オタマジャクシのまま越冬するカエルは九州以北の在来種では、なんとツチガエルだけです(外来種のウシガエルはオタマジャクシのまま越冬します)!   以前先輩が書いたコラムでオタマジャクシのポケット水槽を紹介していましたが、そのオタマジャクシたちもほとんど上陸せず、今もまだオタマジャクシのままです。   ちなみに上陸した個体はバックヤードで暮らしています。     同じ時期に生まれたのに成長スピードが違ってくるのが、不思議で面白いなぁと感じます。 私が小さい頃見ていたオタマジャクシは、何の種類のカエルだったのでしょうか。 カエルについてももっと勉強して、いつか何だったのか分かる日が来ればいいなと思います。   現在オタマジャクシ不足の方、ぜひ「水田や用水路の生きもの水槽」にお越しください!
今日は「ハゼの日」
  • 企画展・特別展示

今日は「ハゼの日」

みなさまこんにちは。展示飼育部の山下です。   本日12月23日はハゼの日です。 なぜハゼの日なのかというと、本日はハゼの仲間の研究者として知られる上皇陛下の誕生日だからです。   ハゼの日には、魚類研究者や愛好家をはじめとした一部界隈で、ハゼに関する話題で盛り上がるのです。 ちょうどハゼをテーマにした企画展『ハゼパラダイス』を実施している身として、ハゼの日に合わせてコラムを書こうと思いました。     「ハゼパラダイス」でも、「上皇陛下とハゼ」と題したブースがあります。 ここでは、上皇陛下のご研究についてのご紹介、上皇陛下とゆかりのあるハゼの展示をおこなっています。     上皇陛下はこれまでに10種のハゼを新種として記載され、30種以上のハゼに新しく標準和名を提唱されたことが知られています。   ここで少し語句の解説です。 〇新種記載… 未知の生物が見つかった場合に、ほかの種と比較して何が違うのかを科学的に明らかにし、学術論文などで新種として記載することを言います。記載論文の中でその種の学名を命名し、新種を代表し基準となる標本を指定する必要があります。   〇標準和名… 日本で一般的に用いられている日本語での生物の名前は「和名」と呼ばれます。地方によって呼び名が変わる種など、同じ種でも複数の和名を持つものもいますが、その中でも1種につき1つだけ与えられる全国共通の和名を「標準和名」と言います。新種記載の際や、図鑑などの刊行物、学会発表などの際に新しく提唱されることがあります。     それらのハゼの中から、上皇陛下が標準和名を提唱されたハゼの1種である、アケボノハゼを展示しています。   アケボノハゼは「日本産魚類大図鑑」という図鑑の中で、上皇陛下によって新たに標準和名が提唱されたハゼです。   こちらが日本産魚類大図鑑です。実は私はこの図鑑を持っていなかったのですが、先日参加したとある学会のオークションに出品されていたので、「ちょうどいい機会やな…。」と思って落札しました。嬉しい。     …話は戻ってアケボノハゼですが、非常に鮮やかな体色をしたハゼです。頭部から尾部にかけてのグラデーションのかかった体色を、状態が刻々と移り変わる「曙(あけぼの:夜が明け始める時間のこと)」に見立てたことが名前の由来とされています。   水槽内でも鮮やかな体色と優雅な泳ぎを見せてくれるハゼです。お客様の反応を見ていても、なかなか人気のハゼ…!     そしてアケボノハゼの生体展示以外にも、上皇陛下が新種記載されたハゼや、標準和名を提唱されたハゼの一部を写真でご紹介しています。ご紹介できているのは本当に一部なので、気になる方は上皇陛下とゆかりのあるハゼに、ほかにどんな種類がいるのか、ぜひ調べてみてください。     そしてSNS、特にX(旧twitter)では毎年多くの人がハゼの日に関する投稿をされているのを見かけます。今年もハゼの日で盛り上がりつつ、ハゼパラダイスも盛り上がっていくと嬉しく思います。     それではこのあたりで今回のコラムは終了とさせていただきます。 また次のコラムでお会いしましょう!
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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