世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
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今年の春は、“クラゲ”にご期待ください!

2024.03.28 (木)

霜鳥

まだ肌寒い日も続きますが、世間はすっかり春休みモードですね。

館内でもお客さまの賑やかな声を聞くことができ、なんだか嬉しくなってしまいます。

 

さてみなさま、今回は一足早く、4月から開催予定の企画展について、少しだけご紹介させていただきます。

 

アクア・トト ぎふは2024年7月14日に開館20周年を迎えます。

<もうすぐ20周年特設サイト>

 

 

4月13日からの1年間を “20周年”として、みなさまに楽しんでいただけるよう、さまざまなイベントや新規展示を準備しています。

すでに公開が始まっているものもありますが、私が注目していただきたいのは、全3回実施される特別企画展。

その第一弾、4月13日から始まるのは“クラゲ”をテーマにした企画展です!

その名も、「クラゲに夢中!~きっとあなたも、好きになる♡~」!

 

淡水魚の水族館でクラゲの展示は、かなりレアなのではないでしょうか。

今回はクラゲで有名な神奈川県の新江ノ島水族館(実は当館と同じ会社「㈱江ノ島マリンコーポレーション」が運営しています)に全面的に協力をいただき、多種多様なクラゲの世界を、みなさまにご紹介いたします。

奥深くておもしろいクラゲの魅力に、みなさまも夢中になっていただきたいな~と思いながら準備を進めている今日この頃です。

 

 

昨秋から、どのようなクラゲを展示しようかな?と構想を練っていましたが…、やはり当館は木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の生き物をテーマに展示を行っていますので、木曽三川が流れ着く“伊勢湾”で見られるクラゲは外せない!と思いました。

 

 

そこで、展示に向けてクラゲ採集です。

先日、新江ノ島水族館のスタッフと一緒に伊勢湾へ採集しに行きました。

 

漁港などで岸壁に沿って歩きながら、海面を見てみると、意外とたくさんのクラゲが見つかります。

 

 

目に見える大きなサイズのクラゲは柄の長い柄杓を使って、水ごとそっとすくって採集します。

 

 

さらに、目の細かい網を海中でゆっくり動かしてみると…。

 

 

1 cmに満たないような小さなクラゲもたくさんとれました。

 

 

江ノ島のスタッフはさすがクラゲのプロ、クラゲを探す際のコツや採り方のポイントなど、たくさんのことを教えていただきました。

 

採集したクラゲはバックヤードで大事に育てながら、企画展でみなさまにお披露目できるのを待っているところです。

 

もちろん、伊勢湾のクラゲ以外にも、たくさんのクラゲを展示します。

淡水ならではのあのクラゲも!

どうぞお楽しみに。

 

ぜひこの春は、アクア・トト ぎふの“クラゲ”に会いに来てくださいね!

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カテゴリー  企画展・特別展示
キーワード 霜鳥
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