岐阜県初!
2013.06.14 (金)
皆さんこんにちわ。
6月に入り、梅雨入り宣言後も雨がなかなか降りませんね。
梅雨と言えばアジサイ、アジサイと言えばカタツムリですね。
そこで6月のマンスリー水槽の担当になった私は、カタツムリ展示を試みてみました。
カタツムリと言えばこれでしょうか。
この東海地方でよく見るイセノナミマイマイ。
しかし、この陸にすむ貝であるカタツムリは、このイセノナミマイマイだけではありません。
今回は水族館周辺で調査を行い、カタツムリを集めてみました。
そしていきなりこちら!
カタマメマイマイという種類で、こちらなんと
岐阜県初記録種 であることが分かりました!!!
すごいことです。
写真で見るとこんなに立派に見えますが・・・。
小さっ!
よく見つけました。
実は見つけたのは私ではなく、
私に借りがあったため採集を手伝ってもらった採集小僧の田上さんなのです。
カタツムリの採集なんて分からへん、なんて言っていたのですが、
ビギナーズラックとはこのことか。
種類の同定は、私たちではとても出来ず、
愛知みずほ大学の川瀬先生にご協力頂きました。
お忙しい中、ありがとうございました。
他にもこちらキビガイ。
殻の巻き数が多いですね。
こんなに立派な殻をしていますが・・・。
極小!!!
他にもこちらはナミコギセル。
こちらはウラジロベッコウ。
などなど今回の調査で、10種類のカタツムリを見つけることが出来ました。
陸にすむ貝、カタツムリ。
普段良く目にするイセノナミマイマイなどは、
カタツムリの世界では例外的に大きなもののようで、
実はその殆どはとても小さなカタツムリたちなのです。
今回、岐阜県で初めて見つかったカタマメマイマイは、他の地域でも発見例は少なく、
環境省のレッドリストでは絶滅危惧 II類になっており、希少な種であるようです。
カタマメマイマイが水族館のある各務原市で見つかったことはとても感慨深く、
まだまだ身近な自然でも知られていないことがあることを再認識しました。
小さすぎて気付かれない陸にすむカタツムリの仲間、
みさなんにちょっとだけでも興味を持って頂ければなぁ~と思います。