カエルの給餌
2015.11.26 (木)
ブログがお久しぶりの須田です。
私事ですが、10月に魚類担当から動物担当になりました。
魚たちに変わって、これからはカエル、サンショウウオ、ヘビ、
カピバラ、アシカ、カワウソなどの動物たちと共に頑張ってまいります!
さて、早いもので動物担当となって1か月が経ちました。
業務の中では、これまで水を隔てて接してきた魚たちと比べて、
生き物たちとの距離が近いなぁ…と感じることがあります。
今日のブログはそんな「近さ」を感じた餌やりの話です。
火曜日と金曜日は、カエルの給餌(=餌やり)の日。
カエルたちのごはんは主に生きたコオロギなどの昆虫です。
↑こんな感じで、口の大きさに合わせて給餌できるよう
様々なサイズのコオロギを用意しそれぞれの水槽へと向かいます。
ピンセットで口元に近づければ食べてくれるカエルもいれば、
中には手が近づくと警戒して食べなくなってしまう種類も…。
その種独特の食べ方はもちろんですが、
個体のクセを見極めるのがなかなか難しいです。
↓こちらはピンセットから食べてくれたニホンアマガエル。
餌のケースを片手に、予備水槽のカエルたちのもとにも向かいます!
↓こちらはモリアオガエルの予備水槽。
待ち切れていない個体がちらっと写っていますね!
先日、この水槽の餌やりを始めようとしたときのことですが、
ごはんだよ~とふたを開け、コオロギをつまもうとモタモタしていたところ!
ビターンとコップに衝撃を受けました。
は、はりつかれた!!!
さすが樹上棲のカエルです。
このあとすぐにもとの場所へとお帰り頂きました。
展示水槽ではじっとしていることの多いモリアオガエルですが、
思っていたより強いジャンプ力と指の吸着力があることを
しっかりと学ばせてもらった出来事でした。
自分との距離が近いことを頭に置いて、気を付けなきゃな、と反省です。
モリアオガエルが展示水槽のガラス面に張り付いているときは、
吸盤の観察チャンスです。
張り付く姿に出会えた際はぜひ、
ぷっくりつやつやの指先に注目してみてくださいね!