おもしろ飼育コラム

カマツカ類繁殖3
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カマツカ類繁殖3

みなさんこんにちは。 永井です。さて今回は以前紹介したカマツカ類の繁殖の続きです。     以前のコラムでは、カマツカっぽくなってきたというところまででした。 今回はその続きになります。 前回のコラムが6月21日に公開され、この頃は体の暗色斑がまだはっきりとは見えませんでした。     それから7月に入り、写真を撮ってみると…。 黒色の暗色斑が少しはっきりしてきました。ひげもはっきり見えています。   現在も徐々に大きくなっているカマツカ2種。 4mmほどに成長している個体も、ちらほら出てきました。大きくなれば展示もできるだろうということで、当初の予定では繁殖したカマツカの幼魚のみをトピック水槽で展示する予定でした。   しかし、カマツカ、ナガレカマツカどちらも同じように大きくなってきているので、せっかくなら2種同時に展示しようということになりました。それから種名板の作成やレイアウトの準備などをし、休館日に設営を行い、いよいよ展示開始となりました。 私一人の力ではここまでしっかりしたものは出来ず、先輩スタッフのみなさんに協力していただき、なんとか展示までたどり着きました。この2種の幼魚を近くで見比べられる機会は少ないと思いますので、是非一度足を運んでいただき、幼魚をご覧ください!
モトロの赤ちゃんが生まれました!
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モトロの赤ちゃんが生まれました!

みなさまこんにちは。安原です。   タイトルの通り、モトロの赤ちゃんが6月22日に生まれました!! そのモトロはどのような魚かというと、アマゾン川流域に生息する淡水エイの一種になります。     当館ではモトロの繁殖を目指し、1月13日から当館で1番大きなバックヤードの水槽を使ってオスとメスをペアリングさせていました。 (この水槽を見たい方はバックヤードツアーでご覧いただけます!)     3週間経過した2月2日にオスを別の水槽に移してペアリングを終了しました。 エイは交尾行動をする際にオスがメスにかみつくので、メスは傷がついてしまいます。 今回もメスにかなり傷ができてしまったので、ペアリングを終了しました。     直接交尾行動は見ることができなかったので、妊娠しているのかドキドキしながら過ごしていました。   すると、ペアリングをしてから約3か月後の4月頃にはこんなにお腹がふくらんでいました!     妊娠しているかもしれないと期待していると、時間の経過とともにどんどんお腹がふくらんでいき、5月下旬には胎動も確認できました。   胎動を確認できたので、もうすぐ生まれるのかなと思い毎朝楽しみに水槽を確認しに行っていましたが、なかなかすぐには生まれてきませんでした…     それから約1か月後の6月22日の朝、水槽を見に行くと小さなエイが泳いでいました!   メスを飼育していた水槽にはいろいろな大型魚がたくさん入っているので、すぐに赤ちゃんエイを回収し安全な水槽へと移動させました。   今回は10匹出産しました。生まれた時の大きさは10cmぐらいです。 生まれてから2週間ほど経ち、ごはんもしっかり食べて元気に成長してくれています。     そして、7月6日から当館1階のアマゾンエリアにて期間限定で展示を開始しました! 赤ちゃんエイのお母さんも展示の水槽に戻りましたので、別々の水槽ですが親子をご覧いただくことができます! (アマゾン川の魚Ⅱの水槽では、モトロを2個体展示していますが大きい個体がお母さんになります)   展示では胎動の様子やオスメスの違いなども紹介していますのでぜひ見に来てください!
カニ?でも脚の本数が足りない…
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カニ?でも脚の本数が足りない…

みなさま、こんにちは。 当館にて開催中の企画展『カニカーニバル』も開催期間が残りわずかとなりました。 楽しんでいただけましたか。     今回は、紹介しきれなかったカニの秘密を紹介します。 この秘密が分かれば、カニカニクイズゾーンを楽々クリアできます。     パネルや水槽の下に怪しげなボタンとハサミの模型がありますね。カニ以外の生き物のボタンを押すと、ある仕掛けが作動します。(スタッフの力作です) …が、その仕掛けは実際に押してからのお楽しみです。     実は、甲殻類の中には一見するとカニに見える生き物でも、分類からすると実はカニの仲間ではないことが多々あります。   生き物の進化の中には、収斂進化(しゅうれんしんか)というものがあります。異なる祖先を持つ生き物がよく似た環境に適応する過程で、似たような特徴(形態や機能)を持つことを収斂進化といいます。 その収斂進化の中に、「カーシニゼーション(カニ化)」という例があります。   カーシニゼーションとは、カニに似た体型へと進化する現象を指します。ここで重要になるポイントの1つは、腹部が腹側に折りたたまれ、甲羅(背甲)の下に収まることです。 つまりは、エビの様な細長い(縦長)体型ではなく、カニの様に幅の広い体型になることです。他にも神経や筋肉構造などさまざまな箇所も変化します。     それでは、なぜカニ化が起こるのか? 実は、まだ完全に解明されておらず、さまざまな要因が組み合わさり発生したものと考えられています。   このカーシニゼーション(カニ化)により、見た目はカニに見えるのにヤドカリの仲間だった!ということがあるのです。 では、その見分け方についてですが、パッと見て数えられる脚の本数が分かりやすいと思います。基本的にカニの脚は片側に5本、左右で計10本あります。ヤドカリがカニ化した生き物は片側に4本、計8本しか見えません。残りの2本は無いわけではなく、小型化していたり、見えない箇所に隠れていたりするのです。また、見た目では分かりにくいですが、折りたたまれた腹部が柔らかく、左右が非対称な場合もあります。     写真はアフリカンロックシュリンプで、エビの仲間です。 腹部が折りたたまれていません。     こちらはトゲノコギリガザミで、カニの仲間です。 腹部が折りたたまれており、脚が10本見えます。   以上が、紹介しきれなかったカニの秘密でした。   ここまで当コラムを読んでいただいた方はお気づきになられたことでしょう。 皆様も知るあの○○○ガニ。実はヤドカリの仲間なんです。 その正体は、7月12日までの『カニカーニバル』に来てのお楽しみです。   皆様のご来館、心よりお待ちしております。 終了まであとわずかのカニの祭典にぜひお越しください。
沢にいるカニの沼
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沢にいるカニの沼

みなさま、こんにちは。   登山や沢遊びに出かけたとき、石をひっくり返してカニを探した思い出はありませんか?そんな時に見つけて嬉しかったカニといえば、お馴染みの「サワガニ」ですよね。     実は、そんな身近なサワガニに、近年驚くべき発見が報告されているのをご存知でしょうか。   開催中の企画展『カニカーニバル』では、このサワガニは絶対に紹介したいという思いがありました。全国のサワガニを集めるのは簡単ではありませんでしたが、さまざまな方のご協力をいただき、無事に展示することができました。ご協力いただいた皆様には、大変感謝しております。   さて、サワガニが辿ってきた歴史はとても複雑なようで、ここで語り尽くすことは難しいのですが、その魅力の一部を少しだけご紹介します!     サワガニは他のカニと異なり、一生を川などの淡水で過ごし、海へは下りません。つまり海を渡れないため、広域に移動する手段を持たないはずですが、日本全国に広く分布しています。この事実こそが、サワガニの不思議なのかもしれません。   海を渡れないサワガニが分布を広げられたのは、かつて陸地が繋がっていたからです。つまり、サワガニのルーツや遺伝子の繋がりをたどることは、日本列島がどのように繋がり、そして分かれていったのかという地理の歴史を解くことにも繋がるのです! とてもロマンのあるお話ですよね。     また、サワガニには茶色だけでなく、青色や赤色の個体がいることが知られています。     しかし、見た目の体色が似ていても、遺伝子を調べてみると昔から別の集団に分かれていた、なんてこともあるそうです。体色の違いは、その地域の環境に合わせている可能性もありますが、まだ明確なことは分かっていません。   私が個人的に一番不思議だなと思うのが、「青い個体のsKK集団」と呼ばれるサワガニです。     実は、青い個体は黒潮が流れる比較的暖かい太平洋側に多く分布しているようで、九州南部だけでなく、遠く離れた伊豆半島や房総半島にも飛び地のようにすんでいます。   一生を川で過ごすはずのサワガニが、一体どうやってそんな長距離を移動したのか。もしかしたら、黒潮の流れに乗って海を渡るという移動をしたのではないか?それとも、過去に広く分布していた大きな集団の一部が、それぞれの場所で生き残っただけなのか?研究論文でもこのような考察はされていますが、こちらもまだ明確なことは分かっていません。     展示中、ある集団のサワガニが水槽の壁を登っている姿をよく目にして不思議に思いましたが、最新の研究では、サワガニは思っている以上に移動能力が高く、成長すると水中だけでなく陸上も歩き回ることが分かっています。今回の企画展を通してさまざまなカニについて学ぶ中で、カニは私の想像以上に驚きの能力を持っていることに気付かされました。 身近な生き物の中にも、まだまだ知らない不思議が隠されていますので、ぜひ目を向けていただけると嬉しいです。     ちなみに、そんなサワガニの魅力にハマってしまったのか、サワガニのマニアックなガチャガチャを回して、全集団をコンプリートしようとしている当館の飼育スタッフが何人かいました(笑)  
マメコブシガニを探しに
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マメコブシガニを探しに

みなさまこんにちは。 前回のコラムでは、企画展で新しく展示を開始した、ちょっと変わったカニ「マメコブシガニ」をご紹介しました。 潮干狩りに行った際に出会えるかもとお話ししたマメコブシガニですが・・・     実を言うと私がよく足を運ぶ地元の木曽三川の河口干潟では、これまで一度も出会ったことがなかったんです。生息していないのか?と疑問に思い調べてみたところ、文献にて採集記録を発見しましたので、「自分の目で確かめたい!」と思い、早速探しに出かけてきました。     残念ながら、この日の条件は決して良いとは言えず、雨後で川が濁っており、水は淡水寄りの甘め。さらに大潮でもないという厳しい状況です。マメコブシガニがよくいるとされる波打ち際や潮だまりを中心に、広い干潟を歩き回ります。 ・・・が、見つからない。 小さなガザミの姿は確認できたものの、本命の姿はどこにもありません。   エサとなる貝類が豊富かどうかが適した生息環境としての重要な指標になりますが、この日は貝の姿もあまり見られなかったため、 「ここにはいないのかもしれないな・・・」と勝手に推測し、諦めムードのまま帰りの時間がきたので、とぼとぼと帰路につき始めました。     その帰り道、ふと足元に目を落とした時です。 ん?   「あっ!!これは!」   なんと、マメコブシガニがいました!!   驚いたことに、見つけた場所はスタート地点のすぐ近く。「手前すぎるし川に近いからいないだろう」と勝手に思い込み、あまり探していなかった場所でした。しばらくじーっと観察していると、モゾモゾと姿を現すマメコブシガニ。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/06/0625_movie.mp4"][/video]     少し触ってみると、前回のコラム通り、やはりピタッと石のように固まりました。 干潟で見かけるカニの多くは、急いで穴や石の下に隠れたり、ハサミを振り上げて威嚇したりといった逃避行動をとります。なぜこの種は、触られても石のように固まるのか?この丸っこいフォルムは?と不思議に思っていました。     干潮になった干潟を見渡すと、カラスやサギなどの鳥たちが、潮だまりに取り残された生き物を探して食べています。しかし、鳥たちは転がっている貝を食べている様子はありません。その光景と、発見した際の貝殻にそっくりなマメコブシガニの姿から、     「もしかして、貝殻に擬態しているのかもしれない?」と新しい気づきがあったような気がして、発見したことに加えて、満足の探索となりました。(※あくまで個人の見解です)   繁殖シーズンでもあり、もっと行動を見てみたいので、また機会を見つけて干潟へ探しに行きたいと思います。 みなさんも干潟へ遊びに行った際は、足元をぜひ探して、観察してみてくださいね!    
モクズショイの秘密
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モクズショイの秘密

みなさま、こんにちは。   企画展『カニカーニバル』はご覧いただけましたでしょうか 終了まで残り1か月近くとなりました。早いものですね。     今回のカニネタも「脱皮」です。また脱皮です。 さて、紹介する生き物は「モクズショイ」です。     「モクズガニ」と似た名前ですが、見た目は全く違います。 こちらがモクズガニになります↓   どうでしょうか。全く見た目も違うカニです。 そして先日、モクズショイが脱皮をしました。 どうでしょう。真っ白です。   モクズショイは海藻や生物片などを採取し、身に着け擬装(カモフラージュ)をする習性があります。 和名も「藻屑背負い」が元となっているようです。   ただ、脱皮は古い甲羅を脱ぎ捨ててしまうため、せっかく集めた擬装グッズも無くなり、すっきりとした見た目になってしまいます。     では、モクズショイはどのようにして海藻などを身に着けているのでしょうか。 こちらの抜け殻を拡大してみます。   ↓拡大↓   無数の細かい毛が見えるでしょうか。 矢印で指している毛は鉤状剛毛と呼ばれるもので先端が湾曲しており、海藻などを絡めて付着させやすい構造になっています。 色々なものを付着させているのも納得です。     また、モクズショイには鉤状剛毛とは別に「単純剛毛」という毛もあり、この毛は先端が湾曲しておらず、海藻などを付着させることには向かない形態になっています。     では、「単純剛毛」は何のためにあるのか? 触覚的な感覚器官としての機能があるとされていますが、まだ完全に解明されてはいないようです。 解き明かされる日が待ち遠しいです。     ちなみに単純剛毛は成長段階や性別などによっては生えていない場合もあります。 今回脱皮した個体には単純剛毛は確認できませんでした。   現在の脱皮した個体は、時間が経っていることもあり、モクズショイらしい見た目になりつつありますが、まだ脱皮直後の名残があります。   なかなか見る事ができないタイミングですので、気になる方はぜひ『カニカーニバル』へお越しください。
マメコブシガニの展示を開始しました
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マメコブシガニの展示を開始しました

開催中の企画展にて新しく展示を開始しましたカニのご紹介です。 当館の飼育コラムとしては、恐らくこれが初登場ではないでしょうか。 ご紹介するのは、こちらの「マメコブシガニ」です!   主に干潟に生息しているカニなので、潮干狩りに行った際にもしかしたら会ったことがあるかもしれません。   基本的に、干潟にいるカニたちは警戒心が強めで、人の気配を察知すると、一瞬で砂や石の下にシュッと隠れてしまいます。 ところが、このマメコブシガニは少し違います。 干潮時に観察してみると、波打ち際や水たまりを割と堂々と徘徊しているのです。 しかも、捕まえようとして触っても急いで逃げる素振りは見せず、その場で石のようにカチッと硬直します。カニなのに隠れない?逃げない?となんとも変わっているように感じます。     さらに変わっている点があります。 カニといえば「横歩き」がおなじみですが、マメコブシガニはなんと「縦歩き」をすることができます!そのユニークな歩き方は、見ていて飽きません。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/06/0611_3.mp4"][/video]     また砂に潜る性質があるのですが、   その時の呼吸方法が、あのカラッパと似ています。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/06/0611_4.mp4"][/video]   カラッパほど大きくないので派手さはありませんが、砂にしっかり潜って姿を隠している時でも、このミニ噴水を見つければどこにいるか分かります。ぜひ水面にも注目して観察してみてくださいね。   他にもなかなかクセが強く愛嬌たっぷりのカニのお話がたまっていますので、少しずつ紹介していきます。お楽しみに!
脱皮は欠かせない
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脱皮は欠かせない

みなさま、こんにちは!   現在、アクア・トトでは春の企画展『カニカーニバル』を開催中です!! 今回のネタはカニには欠かせない…脱皮です!     それではこちらの写真をご覧ください。 丸いフォルムが目立ち、特異なハサミを持っているマルソデカラッパです。     カニカーニバルの準備時、生体を展示水槽に移そう!となり、バックヤードのマルソデカラッパを見てみると、なんと脱皮の真っ最中でした!   その時の私の心境は「脱皮か…無事に終わってくれ」と願う気持ちでいっぱいでした。実は、カニを含む甲殻類にとって成長に必要な脱皮は、失敗すると命の危険があるのです。 時折、脱皮中に力尽きてしまったのか、古い殻を脱げないまま…なんてこともあります。     そのため、マルソデカラッパの移動は後に回し、他の生体の移動に取り掛かりました。約20分後に脱皮は順調かな~とマルソデカラッパを見るとすでに脱皮を終えていました。驚きの速さです。     とりあえず、無事に脱皮が終わりホッとしました。 そして、気になるのが脱皮後はどれくらい大きくなるのだろう?ということです。 企画展の解説でも触れていますが、脱皮後は数%~20%以上大きくなると言われています。     今回は、頭胸甲(いわゆる甲羅)の幅を計測して比較しました。 定規の当て方が下手で申し訳ありませんが、目盛りを見てみると ・脱皮前 約9.8cm ・脱皮後 約12cm その差、2.2cm!およそ22%も大きくなりました!! 正直、「脱皮って、こんなに大きくなるのか!」と驚きました。     ちなみにカニなどの甲殻類では、甲羅と同様にキチン質でできた前腸や後腸、鰓の外側のクチクラ層も脱皮時に剥がれ、抜け殻の中にそれらが薄い膜として残ることがあります。   展示水槽の抜け殻は、基本的にスタッフが回収しますが、もし水槽内に抜け殻を発見したら目を凝らして見てください。   それでは、みなさま! カニのお祭り『カニカーニバル』でお待ちしております!! ぜひ、お越しくださいませ。
忙しそうな干潟のカニたちをのぞく
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忙しそうな干潟のカニたちをのぞく

企画展『カニカーニバル』が開幕してから早いもので1ヶ月ほどが経ちましたがご覧いただけましたでしょうか。   干潟のカニたちが展示開始直後は、せっせと作った巣穴に引きこもりがちでした。しかし、環境に慣れてきた最近では、展示水槽のあちらこちらで活発に活動する姿が見られるようになっています。 チゴガニやヤマトオサガニの食事は忙しそうで、砂の中からハサミを器用に使って、休むことなく口元へ運ぶ忙しそうな動きは、まるで早送りの映像を見ているかのようで、見入ってしまいます。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/05/20260517_1.mp4"][/video]     ヤマトオサガニが水中で食事をする際に、周りのものをかき集めるような独特のハサミの動きをするので、その姿をぜひ動画に収めたいのですが、カメラを構えるとピタッと動きを止めてしまう・・・ 撮影できたらSNSで紹介したいと思います。     さて、野生下では非常に警戒心が強く、姿が見えると一斉に巣穴に隠れてしまいます。野生下でじっくり観察するには、気づかれないよう石のように固まって待つ我慢が必要ですが、展示水槽なら至近距離で行動を観察できます。     また、干潟のカニたちは、河川や海の生態系で非常に重要な役割があります。 主に上流や海から運ばれてきた微細な有機物を食べています。食べることで、河口の環境における浄化装置としての機能の一部を担い、さらにせっせと巣穴を掘ることで、本来なら酸素が届きにくい砂や泥の深い層まで空気が送り込まれます。これにより堆積物の分解が助けられ、干潟の環境が保たれます。 忙しそうなカニたちの動きは、実は豊かな水辺を維持するために重要でもあるのです。     今後はチゴガニやヤマトオサガニが左右のハサミを一斉に振り上げる「ウェービング」という行動も見られないか楽しみにのぞいていきます。 カニたちが作り出す小さなボコボコとした巣穴の跡や、砂粒を丸めたごはんの跡など、水槽の隅に残された跡にも注目してみてくださいね。
カニカーニバル始まりました!
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カニカーニバル始まりました!

始まりました!春の企画展『カニカーニバル』 今回の主役は、あのカニです。     みなさん、カニと言えば、どんな姿を思い浮かべますか?「茹でたら赤くなる」「横に歩く」「ハサミに挟まれたら痛そう」・・・たしかにそれもカニなのですが、実はひとくくりにできないほど多種多様です。   また、「カニ=海の生き物」という印象が強いかもしれませんが、海以外にも川や森でくらすもの、海と川を行き来しながら一生を過ごすものなど様々な環境で暮らしています。カニカーニバルでは、そんなカニたちを一堂に集めたまさにカニのお祭り。   会場では、楽しんで学べる体験ができる「カニカニクイズ」やカニを取り巻く環境の現状についても、映像や解説パネルでじっくり紹介しています。     まず見ていただきたいのが、世界最大級のカニ、タカアシガニです。ぜひ間近で迫力のある大きさを体感してください。     身近なカニといえば、サワガニですよね。 実は地域によって体色が全然違うってご存知でしたか?   最新の研究では、日本のサワガニは5つの集団に分かれることが知られており、企画展では様々な方からご協力をいただき、そのうち4つの集団を展示しています! ぜひ見比べてみてくださいね。     そして最後になりますが、私の個人的な楽しみ方。 カニの姿を近くでじーっと観察していると、「なぜこんな形なんだろう?」とハサミや甲羅が不思議でユニークだなあと思いますが、特に「眼」のあたりに注目です!     干潟に生息するチゴガニですが、この突き出た眼、アップで見るとまるで潜望鏡みたいで、なんだか愛嬌がありますよね。この眼で周囲をしっかり警戒しながら、干潟で暮らす姿は見ていて飽きません。 他のカニたちもそれぞれ全く違った姿や形をしていますので、注目してもらえる嬉しいです。 これから少しずつ、展示しているカニたちを紹介していきますので、どうぞお楽しみに。 開催期間:2026年4月18日(土)~7月12日(日)
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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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