ずーっと旅行記やパンタナールの現地のことを書き続けてきましたが、 展示中の生き物についても紹介します。 この生き物は何でしょうか? 正解はマタコミツオビアルマジロ アルマジロが正解でしたー! この写真はアルマジロの甲羅です。 「鱗甲板」と呼ばれるウロコ状の硬いヨロイは、実はなんと「体毛」が変化したものです。天敵のジャガーやピューマ、オオカミなどから身を守ることができます。 進化ってすごいですね。 これを人の頭部で考えてみると・・・ 髪の毛が硬くなり、ヘルメットになるってことでしょうか? 以前、アルマジロの展示飼育も担当している近藤が魅力を紹介してくれました。読んでいただけましたか? https://aquatotto.com/blog-diary/detail.php?p=7655 アルマジロは夜行性で1日15時間以上寝る動物と言われています。 視力がとても弱いかわりに、嗅覚が発達していて、においでエサを探します。 虫やシロアリ、果物など、時には動物の死骸なども食べるようです。 アリなどを食べる際には、大きな爪でアリ塚や地面を掘り、粘着性のある長い舌を器用に使って捕食します。 においをかいでいる行動はこちら クンクン鼻を動かし、においをかいでいる様子が分かりますよね。 20種程いるアルマジロの仲間の中でも、ミツオビアルマジロとマタコミツオビアルマジロだけがボールのような球体になることができます。 こんな感じです。 まるで美術館の展示物のようにも見えますね。 ある朝「え?のびている」と思ってしまう姿を見かけました。 動かない どうした?元気ないのか? と心配しましたが、近くで見るとちゃんと呼吸をしています。 どうやら寝ていただけのようです。 しばらくするとこちらの気配に気づいたのか、起きて走り始めました。 起きる瞬間の映像です。 可愛いですね~。 おまけの話です。 ミツオビアルマジロとマタコミツオビアルマジロの現地名は「Tatu-Bola(タトゥーボーラ)」と言います。「タトゥー」はアルマジロ、ボーラは「ボール」の意味です。 ボールのように丸くなるアルマジロということなんでしょうね。 もうひとつおまけの話です。 サッカー好きならご存知かもしれませんが、 2014年にブラジルで開催されたワールドカップ。ブラジルが歴史的な敗退をした大会です。 その大会のマスコットに「フレコ」というミツオビアルマジロがモデルになったキャラクターがいたんですよ。 では。 Tweet