おもしろ飼育コラム

オスとメスの見分け方
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オスとメスの見分け方

3階の水槽にいるカルガモ、オスとメスがそれぞれいるのですが皆さん見分けがつきますか?他のカモだと、オスとメスは模様が全然違いますが、カルガモはとても似ています。でもよく見ると、ちゃんと違いがあります。一番分かりやすいのは腰(?)の部分。尾のつけね、背中側のところの色が、オスは黒っぽく、メスは胸やおなかと同じまだら模様なんです。写真は右がオス、左手前がメスですね。オスとメスがわかると、いろいろな行動の意味が見えてきたりします。今度じっくり観察してみてくださいね。

食べちゃダメ
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食べちゃダメ

ヌマヨコクビガメが水面をじーっと見つめていました。その目線の先には真っ赤なジュエルフィッシュ。そういえば、少し前に水中で泳ぎながら必死にジュエルフィッシュを追いかける姿を見たような気が…。もしかして、狙ってる?でも、君の泳ぐ速度じゃいつまでたっても追いつけないねぇ。

いい夢見てるかな
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いい夢見てるかな

毎日寒い日が続いていますね。こんな時の陽だまりは暖かくて、本当に気持ちがいいものです。中庭は風も穏やかで、お昼寝するにはちょうどいいんでしょうね。カピバラのしずちゃんも幸せそうに寝ています。時々、耳や鼻がぴくぴくっと動くので、何か夢でも見てるんだろうなぁって。でも、物音がすると飛び起きます。その辺りは野性味を感じますね。

お布団干して
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お布団干して

写真の飼育係が洗っているのはドンゴロス。よくコーヒー豆が入っているような麻袋ですが、これはコツメカワウソの布団です。3階巣穴の水槽で、カワウソたちがもぐりこんで寝ているあれです。この布団、飼育係が毎日このように洗ってきちんと干して、気持ちよく乾いたものに取り替えてあげてます。 そういえばうちの布団、最近あんまり干してないなあ。仕事のある日は干せないし、休みの日も天気悪いとだめだし・・・。カワウソのほうが絶対待遇がいいぞ!と思う飼育係なのです。

ハート型に見えませんか?
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ハート型に見えませんか?

もうすぐバレンタインですね。実は、ずっと前から、「あ、ハート型だ」と思っていたものがあるんです。それはアシカの鼻の穴。左右くっつけるとハート型ですよね?マリンもミントもトレーニング中や遊んでいるとき、じっとヒトの顔を見てきます。そのときハート型の鼻の穴はひくひくと開いたり閉じたりします。このハート型に気付いたとき、他のアシカ担当者に報告したのですが、反応はいまいち。「見えるっちゃー見えるけど…。」って感じの反応でした。皆さんはこの鼻の穴、ハート型に見えませんか?

角出せ
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角出せ

2月のマンスリー水槽には、コンゴウフグが展示されています。ポップな黄色い体、にゅっと細く伸びた角におちょぼ口の、大変可愛いフグですが、これがまた人懐っこいんです。水槽のふたを開けると「餌?!」とばかり寄ってきて「ちょーだい!ちょーだい!」と水面に顔を出します。角が水面から出ちゃうのもおかまいなし。時には口から水をぴゅっと吹いたりして、とってもキュートです。角、ちょいとつまんで持ち上げたらあわてるだろうなあ、とは思いますが、それも気の毒なので実行はしていません。はい。

命のバトン
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命のバトン

春に当館で繁殖させたハリヨの稚魚が大きくなったので展示水槽に出しました。3~4cm程の稚魚が70匹ほど・・・バックヤードにはまだまだたくさんの稚魚がいるんですよ。大きな水槽に移され餌をたくさん食べるうちにすでに婚姻色のでているオスを発見!来年の春~初夏にかけてこの稚魚たちはさらに大きく成長して立派な親魚となり、繁殖し子育てをします。ハリヨの寿命は約1年、次の世代へ命のバトンを繋いでいます。

コサギ卵その後
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コサギ卵その後

先月、コサギが産卵し、一生懸命親鳥はたまごを温めていたのですが、一向にふ化する様子がありませんでした。ふ化までの日数は約24日と言われています。もう一ヶ月も経つので、様子を見てみることにしました。巣にはたまごはあるものの発生している様子はなく、残念ながら今年は失敗に終わったようです。時期もずれていましたし、今回は仕方が無いかなと思います。来年こそは上手く繁殖できたらなぁと願います。

ヨツメウオの不思議
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ヨツメウオの不思議

10月のマンスリー水槽は「10月10日の目の日」にちなんだ魚の紹介です。その中でも不思議なヨツメウオの紹介をしたいと思います。ヨツメウオの目は2つしかありませんが、目を横切る特殊な仕切りがあるので、4つの目があるように見えます。この仕切りを使って水中と水上同時に見ることができます。普段は愛嬌のある顔でふらふらと水面上を泳いでいますが、餌を見つけると大きな口で物凄い勢いで餌をたくさん食べます!しかも排泄の間隔が早く、排泄物も多いので掃除が大変です。ジャンプ力もあるので水槽には蓋が欠かせません。話は変わりますが仕事中に天井のパイプや金具に頭をぶつけたり、足元のデッパリでよく転ぶので、ヨツメウオのように「上と下が同時に見れたら…」と思う今日この頃です。

忍び寄る黒い恐怖~渓流の巻~
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忍び寄る黒い恐怖~渓流の巻~

先日、岐阜県の上石津付近にある渓流で展示用生物の採集をしていた時のお話しです。ふと長靴を見ると、黒い尺取虫のようなものがくっついていました。それはヤマビルで、瞬く間に長靴の中に入ろうとしてきたので払い落としました。ヤマビル対策はしたのですが、わずかな隙間をついて、侵入したようです。全く気がつきませんでした。ヤマビルが血を吸う時に出すヒルジンと呼ばれる血液凝固を妨げる物質のおかげで出血が止まりにくくなり写真のようになってしまいました。わざわざヒル間(昼間)に活動しなくてもいいのに。

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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