おもしろ飼育コラム

<サンショウウオ日記 vol.20>第2回サイエンスカフェ開催!
  • イベント
  • 企画展・特別展示
  • 日本の両生類

<サンショウウオ日記 vol.20>第2回サイエンスカフェ開催!

8月21日(土)に、第2回サンショウウオdeサイエンスカフェを開催しました。 講師に首都大学東京の草野保先生をお迎えして、 「トウキョウサンショウウオの生態と東京都多摩地区における保全」というテーマで お話していただきました。   草野先生らが行っている保全活動を参考に、カスミサンショウウオの保全活動を実施していることもあり、 私もかなりワクワクです。 ちなみに、トウキョウサンショウウオはこのあたりにはいませんが、同じ止水性サンショウウオですので、 すごく参考になります! (過去の文献などに愛知県のトウキョウサンショウウオという記述がありますが、研究の結果、カスミサンショウウオとされました)   まずは、当館スタッフによるアイスブレイク。   今回は、「水」についての問題をみなさんに考えていただきました。 サンショウウオの繁殖場の水枯れや陸地化は、かなり深刻な問題です。 その辺りをふまえてのアイスブレイク、ニクい演出です。   さて、本題の草野先生のお話。 トウキョウサンショウウオの保全活動についての部分では、何よりその調査地点の数に圧倒されます・・・。 もちろん、その活動には大勢の方が関わっていらっしゃるのですが、 このネットワークと長期間にわたる調査活動は本当にすごいと感動しました。 しかし、個体数の減少もはっきりと表れているとのことでした。   今までは「開発」がトウキョウサンショウウオが減っていく主な原因であったのが、 さらに「外来種」や「心無い人間の違法採取」などもあらたな脅威となっているとのことです。 アライグマが食い散らかしたトウキョウサンショウウオの死体写真や、違法採取の写真は 本当に心が痛みます。 講演終了後は質問タイム。 時間いっぱいまで質問が飛び交いました。中には時間の都合上、質問できなかった方もいらっしゃるくらい活発。   今回は小学生のお客様も参加されていて、またその少年が、誰より活発に質問していたのには驚きました。 その質問にも、草野先生はしっかりと答えてくださり、また質問内容が非常に興味深くて、 一気にフロアが「なるほどー!」てな雰囲気につつまれました。 こういう感じが、企画して良かったと何より思える瞬間であります。   草野先生、ご講演本当にありがとうございました!     ちなみにこれは、その小学生のお客様が作ったジオラマです。 サンショウウオ愛に包まれた作品ですね!!  

<サンショウウオ日記 vol.16>ライブペイント開催!
  • イベント
  • 企画展・特別展示
  • 日本の両生類

<サンショウウオ日記 vol.16>ライブペイント開催!

ここ数年、アクア・トトぎふでは、企画展と連動したイベントを夏に実施しています。 今年は「サンショウウオ展」をやっていますので、小型サンショウウオをテーマに楽しく学べる、 いろいろなイベントや企画をみんなで練り練りし、実行にうつしています。 そして、そのサンショウウオ・イベントの一つ、 「アートdeサンショウウオ~ライブペイント~」を8月7~8日に実施しました。   今回のライブペイントでは、絵本作家である池谷剛一さんをお迎えして、 中庭に突如出現した巨大なボードに、心地よいリズムの音曲に合わせて、 4枚の絵を描いていただきました。   真っ白の大きな用紙を前に、最初の一筆を入れる瞬間、見ているこちらも緊張。。。。 イベント終了後、池谷さんに「最初って、すごく緊張しないですか?」って聞いたところ、 「そこが一番、楽しいんだよ・・」とのこと。 おぉぉ、カッコイイ! テーマは「サンショウウオ・森と水・自然のつながり」です。 池谷さんの絵本は「いのち」をテーマに描かれています。 今回のライブペイントともつながるテーマで、否応なく期待が高まります。 軽快に音をつなぐ彼は、実は当館の飼育スタッフ。 仕事よりイキイキしています。コラ。 途中、見に来てくれた子供たちにも、作品を手伝ってもらいました! プロ顔負けの筆さばきに、オーディエンスからも大きな拍手!   さて、我々の仕事はというと、描いている池谷さんの絵をみながら、 サンショウウオの生態や生物のつながりについて、くわしく解説していくこと。 まさに、アートとサイエンスのコラボレーション!   2日目は3枚目の途中で豪雨にみまわれ、ライブが一時中断となるハプニングがあったものの、それもご愛敬。 とても心に残るイベントとなりました。 池谷さん、どうもありがとうございました!   イベントの様子をYouTubeにアップしていますので、ぜひ見てくださいね。  

<サンショウウオ日記 vol.13>イベントの打ち合わせ
  • イベント
  • 企画展・特別展示

<サンショウウオ日記 vol.13>イベントの打ち合わせ

サンショウウオづくしの今年の夏、イベントの準備もちゃくちゃくと進行しております。 先日は8月22日(日)に実施する、 「アートdeサンショウウオ~クレイアニメをつくろう!~」の打ち合わせを、 一緒に実施運営するNPOの方々と行いました。   これはサンプルで作ったものですね。 バラバラはちょっと気持ち悪いかも・・・。   クレイアニメは粘土でつくった造形物を静止画撮影し、PCに取り込んで、専用ソフトでアニメーション化します。 ご存知かと思いますが、某ペンギンが主役のピ〇グーなんかのアレです。 今回は、サンショウウオの成長をクレイアニメで再現し、参加者の子供たちに生態を学んでもらおうという企画です。 出来上がった作品は、生態写真などとともにDVDでプレゼントしますよ。 さて、   クレイアニメ製作のノウハウをもつNPOの方々との打ち合わせは、いつも侃々諤々! これも、ひとえに良い講座としたいからこそでございます。   現在このイベントの参加者を募集中です。皆さんぜひぜひご参加を! https://aquatotto.com/event/schedule/detail.php?id=160

<サンショウウオ日記 vol.12>サイエンスカフェ開催!
  • イベント
  • 企画展・特別展示

<サンショウウオ日記 vol.12>サイエンスカフェ開催!

いやいや、暑い日が続きますね。 それにしても、今年はセミの声が少ない気がするのですが、 皆さんのところではいかがでしょうか? 毎年耳をつんざくほど聞こえるはずなんですが、今年はそれが全然ないんですよね。 うーむ・・・。   さて、話をサンショウウオに戻します。 さる7月31日に第1回サンショウウオdeサイエンスカフェが開催されました! 当館で行われるのは、約2年ぶりになります。 今回は講師として、京都大学大学院 人間・環境学研究科の西川完途先生をお迎えして、 「日本のサンショウウオの多様性」というテーマでお話していただきました。   開催前の会場をパチリ。 普通(?)の講演会と違って、「気軽に」参加してもらって、「気軽に」研究者に質問してもらって、知識を深めていただきたい! というのが、趣旨ですので、会場のムードを和やかにするのも我々の役目。 当館のスタッフが、手始めにサンショウウオクイズで場を盛り上げました。   やはり参加されている方は、少なからずもサンショウウオに興味をお持ちの方が多く、 準備していたクイズは「サンショウウオは両生類?」とか、そういった簡単な問題でしたので、 まず全員が正解するわけです。 こんな問題が何問か続いても、「そんなんわかるよー・・・。」みたいな雰囲気になりますよね。   そこが狙い目。ふっふっふ・・・。 最後の問題は、6枚のサンショウウオの写真の中で、同じ種を当てろという問題。 難易度急上昇。今まで静かだったフロアも少し騒然とし、参加者同士での会話が 一気に見られるようになりました。 なかなか憎い演出ですな・・・。   さて、その後はいよいよ西川先生の講演がスタートしました。 両生類の進化やサンショウウオについての概論から、 「生物多様性」や「種って?」というような内容を、サンショウウオを例にとてもわかりやすく教えていただきました。 本来、スタッフとして参加しているわけですから、周囲の状況に目を配り、先読みして動かなくてはいけない立場なのですが、すみません、もう講演に夢中でした・・・。最後に「サンショウウオのような目立たない、身近な生物こそ、大事にしていかなくてはいけない。」というメッセージは、非常に心に残りました。今回、サンショウウオ展を企画した意図はまさしくこのメッセージにあることです。展示を通じて、皆様にもこのメッセージが伝わるよう、まだまだ改善する点があるなと強く思いました。さて、講演の後は質問タイムです。 こんな機会はめったにありません。私も正直手を挙げたくて仕方がありませんでしたが、ここはぐっと我慢です。 質問は時間いっぱいまで続き、終了後も先生の前には質問の人が並んでいました。 どうやら、今回のサイエンスカフェ、大成功のようです。   西川先生、本当にどうもありがとうございました!     次回は8月21日です。 ご興味をもたれた方は、ぜひご参加ください。 https://aquatotto.com/event/schedule/detail.php?id=170   さてさて、片づけをしていると、なんとケーキが余っているじゃないですか・・。 でも、西川先生に会うなり、「太られましたね(笑)」と言われてしまったので、、、、、いただきます。

<サンショウウオ日記 vol.9>夏のイベント準備
  • イベント
  • 企画展・特別展示

<サンショウウオ日記 vol.9>夏のイベント準備

もうすぐ夏休みです。 学生のみなさんにとっては、もう今の時期がワクワクでたまらんでしょうね。 そんな感覚、おぢさんはとうに忘れてしまったのだよ・・・   と、感傷にひたる間もおしいくらいに、今はとても大変です。 なんたって、夏のイベントの準備があります。 (これは楽しく学んでいただけるに違いない、喜んでいただけるに違いない! と考えながらの準備なので、ワクワク感はかなりあります。)   GWの時もやりましたが、先日、イベントのデモンストレーションを実施しました。 場所は多目的ホール。   なんかずいぶん雰囲気が変わっておりますね。 ここは、なんとキッズルームに進化し、サンショウウオについて、 遊びながら学べるキットがたくさん用意されています。 それぞれのキットは、ちょっとづつ小出しに紹介します(ネタに困るからね)。   それでは、明日からイベントは始まりますので、ぜひ皆さん遊びに来てください。 サンショウウオが盛りだくさんでございます。 サンショウウオエプロンをつけたスタッフがお待ちしております。   一応言っておきますが、これは私では無いですよ。 

<サンショウウオ日記 vol.1>特別展風景 
  • イベント

<サンショウウオ日記 vol.1>特別展風景 

サンショウウオ展には、たくさんのマスコミの皆さんが取材に来てくれました。 どうもありがとうございます! 皆さんに「サンショウウオ展やってるよー。」ということを知ってもらいたいので、 取り上げてもらえるのは、大変うれしいことですね。   たいてい、サンショウウオっていうと、みなさんオオサンショウウオをイメージされます。 でも、今回はサンショウウオ科についての特別展。一般的に小型サンショウウオと呼ばれる仲間です。 (オオサンショウウオはオオサンショウウオ科に分類されます。) 日本には、この小型サンショウウオがたくさんいます。 普段は山や森の中でひっそりと暮らしているので、ふつう、野外で見かけることはありません。 そんなところも一般的に知られていない原因の一つかもしれません。   ぜひこの特別展でサンショウウオについて知ってもらいたいと思っています。     イメージは「森」。落ち葉たっぷり。 また、それぞれの種が似た姿形をしているので、今回はイラストを多用しています。 こんな感じで。   イラストはミュージアムショップの熊澤画伯にお願いしました。 さすが!

白熱!ザリガニつり!!
  • イベント

白熱!ザリガニつり!!

  ゴールデンウィークイベントも残すところあと2日。今年は天気にも恵まれて、日差しがまぶし~い!! 中庭では、ザリガニvs人間の、照り付ける太陽よりもアツイ戦いが繰り広げられています。 竿の先にはエサがついていて、みんな必死にザリガニをつろうとしています。ザリガニがエサをつかんだからといって、すぐに竿を上げてはダメなのです。ここはぐっと我慢、我慢・・・。 上手につれて笑顔の子や、真剣な顔つきで竿を見つめる子、そして、こどもたちに負けじと奮闘する大人・・・。このブースは常ににぎわっています。つれなくても近くでザリガニを観察したり、やさしくさわったりもできます。ザリガニ好きは中庭に集合ですよ~。  

トト・LIVE 5 好評開催中!
  • イベント

トト・LIVE 5 好評開催中!

さて、先日ご紹介したイベント、トト・LIVE5。 今日は午後に登場する先生たちを紹介しちゃいます!! 午後の部の最初に出てくるのは、バイオ教授&ロジー博士。 軽快なリズムにあわせて生き物のラップを披露してくれますよ。みなさんも一緒に歌ってみてください。♪せいぶつたようせ~い その後登場するのはこのお2人!こちらは素本亭亀太郎師匠。カメのお話をしてくれます。   もちろん、カメとのふれあいタイムもあります! 今日はクサガメ、イシガメなど4種類のカメを連れてきてくれました。そして、となりのブースにはこの方。 Dr.ホネカワです。生き物の骨や皮膚のお話をしてくれます。こんなものも見せてくれますよ! これはヘビの脱皮した皮。他にも、目の前で魚をさばいて骨を見せてくれたりもします。これを見ればお家で魚を食べるのも楽しくなっちゃうかも!! さて、午前と午後、それぞれに登場する先生たちを簡単にご紹介しました。あなたのお気に入りの先生は見つかりましたか?    

GWが始まりました!
  • イベント

GWが始まりました!

  今日からついにゴールデンウィークに突入!天気にも恵まれ、とても気持ちのいい1日です。 昨日ブログでご紹介したイベント、トト・LIVE 5も本番を迎えたわけですが、今日は午前中に登場した2人の先生を少しご紹介! まずは、毒腺ヘビクミ先生!!さっそうと登場し、気合も十分!!   赤いジャージが似合っていますね。このヘビクミ先生、ヘビのお話をした後に、なんと!!! 本物のヘビを触らせてくれます!!ちなみにこれはコーンスネークというヘビです。みんな興味深々で触っていましたよ。 そして、もうお一方!! こちらはファーブル先生。手にはカブトムシを持っています。今日はヘラクレスオオカブトムシと日本のカブトムシを見せてくれました。 先生は他にも・・・ ちょっと変わったカマキリも見せてくれます。カレハカマキリとランカマキリです。周りの風景にとけこんでいるので、どこにいるのか探してみるとおもしろいですよ。昆虫好きは先生のところに集合です!! 実は、このイベントに登場する先生たちはみんな飼育スタッフなんです。この期間は飼育スタッフともふれあえるチャンス!!生き物のことも質問できますよ。 この2人の先生が登場するのは、11:30~12:00。お見逃しなく!!!

さぁ、いよいよ明日から!!!
  • イベント

さぁ、いよいよ明日から!!!

いよいよ明日から始まりますね、ゴールデンウィーク!!! 期間中は毎年好評のゾウガメ・カピバラのふれあい体験や、ザリガニつりも開催します。そして、昨年好評をいただいたあのイベントを今年も開催しちゃいます!! そのイベントとは・・・ トト・LIVE 5 それぞれのキャラクターに扮した飼育スタッフが生き物についてのお話やふれあい体験を行います。今日は先日開催されたリハーサルの模様をご紹介しましょう! 閉館後、中庭に集まり、リハーサルがスタート!! ちなみにこちらはファーブル先生。虫についてのお話をしてくれますよ。聞いているほかのスタッフは真剣そのもの。 そしてカブトムシに興味津々です。 お互いに「ここはこの方がおもしろいかも!」、「ここは掛け合いをしながら進めよう」など、意見を出しあい、最終確認。 期間中は、ファーブル先生のほか、ヘビの話をしてくれる毒腺ヘビクミ先生、カメの話をしてくれる素本亭亀太郎師匠、生き物の皮膚や骨の話をしてくれる外科医Dr.ホネカワ、ラップで魚を紹介するバイオ教授&ロジー博士が交代で出演します。 明日からの本番に向けて準備は万端です!!皆様のお越しをお待ちしておりま~す!!    

12ページ(全13ページ)

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内