おもしろ飼育コラム

生物のふしぎな能力3
  • 企画展・特別展示

生物のふしぎな能力3

こんにちは。   今回は「食虫植物」です。 普通、植物は根や葉から窒素やリンなどの栄養を吸収しています。しかし、食虫植物の仲間が生息する環境は、栄養の少ない環境であるため、昆虫などを捕まえて分解し、養分を吸収することで栄養を補っています。 昆虫の捕まえ方は種類によって違います。 粘着式 写真は、モウセンゴケ。葉の表面にある繊毛からネバネバした粘液を出し、昆虫などがくっつき捕えます。   罠式 写真は、ハエトリソウ。二枚貝のような葉の表面の感覚毛に昆虫などが触れると、開いていた葉を閉じて、捕まえます。   落とし穴式 写真は、ウツボカズラ。葉の形が袋のようになっていて、中には消化液が入っているので、入り込んだ昆虫などは、消化され吸収されてしまいます。   いやぁ、生き物ってすばらしいですね。 では、次回またお会いしましょう。   ツイート    

ミミックオクトパスのカレイ(鰈)な擬態?
  • イベント
  • 企画展・特別展示

ミミックオクトパスのカレイ(鰈)な擬態?

こんにちは! 今回は、ミミックオクトパスの 不思議な魅力についてご紹介したいと思います! 「ゼブラオクトパス」という名前がありますが、 別名の「ミミックオクトパス」という名前の方が有名だと思います。   比較的最近発見されたタコの仲間で、 テレビやマスコミでも放映され一躍有名になった種類です。 その有名になった驚くべき能力とは「他の生物への擬態」… すなわち他生物の形態をマネするということです。 書物によると「ウミヘビ」「ミノカサゴ」などの毒のある生物や カレイやカニなどの生物への擬態も可能との事。 しかも擬態できる種類は40種類以上とレパートリーが広い… 生物界に「アカデミー賞」があれば「主演」で受賞間違いなしかと思います。 ちなみに水槽の中ではどんな擬態をするのかというと… 私が確認したのは3つだけです。(何となくですが…おそらく…) 「カニ」 「カレイ」 「ウミヘビ」 水槽掃除やメンテナンスを行うために水槽に手を入れる時があります。 その時に驚くのか分かりませんが、   予想外のでき事が数回ありました。 実際にこんな事がありました。 水槽の様子を見に行った所、 ミミックオクトパスの姿が見当たりません。 タコの仲間はわずかな隙間があれば水槽から逃げ出してしまう程です。 ですが、水槽のフタはしっかりと閉まっており… 水槽の下を見ても発見出来ません… 「どうしよう…」と冷や汗が出始めた時に、 水槽の中にある石をひっくり返して見ると… いました…砂の中に潜っていたのです。 と同時にミミックオクトパスが「カレイ」のような形で泳ぎ出しました。 わずか数秒の出来事ですが、思わず「あっ!」と声を出してしまいました。 こういった瞬間に立ち会える時が、本当に嬉しいです! また紹介したいと思います!   ツイート            

生物のふしぎな能力2
  • 企画展・特別展示

生物のふしぎな能力2

こんにちは。 現在特別展示中の生物の内、今回は、「ヒシムネカレハカマキリ」のご紹介。 早速ですが、下の写真にヒシムネカレハカマキリが1匹います。  どこにいるかわかりました? カレハカマキリの仲間は、枯れ葉によく似た容姿で、まわりの環境に同化して、 餌となる生物を待ち伏せたり、敵に見つからないようにしています。 遠目ではどこにいるのか、わかりませんね。 では、近付いてよーく見てみましょう。 こんな感じです。 では、再度問題です。 1枚目の写真のどこにいたのでしょうか?   次回は、食虫植物を紹介しようかな。と思っています。 ツイート  

生物のふしぎな能力
  • 企画展・特別展示

生物のふしぎな能力

こんにちは。 現在行っている特別展示「生物のふしぎな能力」展から、展示種のご紹介。 今回は「モンハナシャコ」 モンハナシャコのパンチはすごいらしい。 餌となる生物や外敵など、捕脚を使って一撃で仕留めるそうな。 スキューバダイビングをしていると、たまに見かけます。 触ろうとしようものなら、ガイドの方に止められます。 危険なので、絶対手を出してはダメなんですが、どれほどのものなのか興味はあります。 しかし、ガラス水槽も割ってしまう程の勢いらしいので、そうとう危ないのでしょう。 みなさんも潜るときは、お手を触れないように。 次回は「カレハカマキリ」です。   ツイート

カメペディア ~最終進化型~
  • 企画展・特別展示

カメペディア ~最終進化型~

さてさて、夏休みも終わりましたね。 夏休み期間中、この「カメペディア」は、かなりの人気をいただき 一部のお客様にはなかなかご覧いただけないケースもありました・・・。 でも、今なら大丈夫!! ゆったりとカメたちをご覧いただけますよ♪ さ~ら~にぃ~・・・ 「カメペディア」は進化に進化を重ね、ついにフルコンプとなりましたっ!!!!!       ・・・とある担当者の思いつき?いえいえこれもニクイ演出なのだそうです・・・ 9月に入り、展示期間終了まであとわずか(26日までです)となった今、 話題に欠かさないこの「カメペディア」!! まさにこの夏のアクア・トトぎふを象徴するかのような死力を尽くした展示ですね。   ま、前置きはこのくらいにして、どんなカメが追加されたのかというと 近年、問題視されている交雑個体(ハイブリッド)です。       一部のヒトの手によって移され、放たれたカメたちが、深刻な問題となっています。 (これは、カメに限らず、魚類や昆虫類など多くの生物にも共通して云えることです) この交雑してしまったカメたちの「声」が 少しでも多くのお客様に届くことを願いつつ、 カメペディアは、最終進化を遂げました。 かなりの見ごたえがあります。とくとご覧あれ!!!   ツイート                

高校生カメサミット
  • 企画展・特別展示
  • 研究・調査

高校生カメサミット

8月5~7日に、カメの調査を実施されている高校生が全国各地から、 愛知県に集合されました。 その名も「高校生カメサミット」! そして、最終日のプログラムとして、 なんと当館の特別企画展「カメぺディア」見学を組み込んでくださいました。 東は栃木県、西は高知県・岡山県と津々浦々から、 約20名の生徒さんたちが大集合です。 (いつもお世話になっている岐阜高校の生徒さんも参加されていました!)   まずはバックヤードを案内し、その後いよいよ「カメペディア」の見学です。 展示解説を行うのは、この方。愛知学泉大学の矢部隆教授です。 なんて贅沢な! 身振り手振りを交えつつ、汗だくになって丁寧に解説してくれています。 我々職員はもはや出番なし・・・ (一緒になって解説を聞くのみです、勉強になりました)   リクガメブースは屋外なので暑い!でも、みんな真剣に聞き入っています。   今回の「カメペディア」見学の感想など、 参加者の皆さんに直接お聞きする時間がなく、 もうすこし対話できればうれしかったのですが、 帰りの時間もありますし、しかたありませんね・・・。 皆さんのカメ研究でのご活躍に期待しております!         Tweet

ヘビの魅力
  • 企画展・特別展示

ヘビの魅力

みなさん、こんにちは。 突然ですが、みなさんはヘビはお嫌いですか? どんな印象をお持ちでしょうか? ちなみに私は、水族館で働く前まで、ヘビは苦手な生き物でした。 脚がないのに進んだり、舌をチロチロと出したり、 噛まれると痛そうだったりと印象がいまいちでした。 しかし、水族館で働き始め、ヘビの飼育担当になってみると、とても興味深い生き物でした。 細長い体に合わせて、左肺が退化していたり、 大きな餌も丸のみ出来るように下あごが2つに別れていたり、 進み方も種によっていろいろだったり、 舌を出すのはにおいをかぐためだったり、 子供を産む(卵胎生)種がいたりと様々です。 毒を持つヘビもいるので、気をつけなければいけませんが、 じっくり観察してみるとかわいい顔をしているなぁと思い、 苦手意識は薄くなりました。 まぁ、外で会うと”ドキッ”とはしますが・・・・。 現在、水族館1F ITルームにて、岐阜県に生息するヘビ3種を展示中です。 この機会に、ぜひ観察してみてください。 少しは苦手意識がなくなるかも・・・。         Tweet

カメのホネ
  • 企画展・特別展示

カメのホネ

特別企画展「カメペディア~カメのなかま・からだ・くらし・いま~」がはじまって、 もう2か月が経ちました。 【日本編】から【世界編】への展示切り替えも無事終了し、 大きな問題もなく夏休みを迎えれて、本当によかったよかった。 (【日本編】も場所を変えて継続中ですよ)   今回、カメをテーマとして取り上げてみて、強く感じるのが、「みんなカメが好き」ということ。 しかも、老若男女問わず。 もちろん苦手な方もいらっしゃるんでしょうけど、やっぱり他の生物に比べて人気があります。 ですけど、観た人が「カワイイー」で終わってしまっては、非常に残念ですので、 もっともっと詳しく知りたいと思える展示になるよう、まだまだ進化させていかなくては・・・。   さて、カメの進化といえば、やっぱり「甲」。(某CMばりに強引だったですか~) ここに骨格標本が展示されているわけですが、背甲を支えるかのように、 背骨から横にたくさんの骨が出ています。 これは実は肋骨です。漫画の戦闘シーンで、よく2~3本折れるあの骨です。   カメの不思議なところは、肩の骨がこの肋骨の内側に入っているところです。 だからこそ、甲に頭や足をひっこめて身を守れるわけですが、こんな生物は他にいません。 どういう進化をすればこんな突飛な構造を持てるのか本当に不思議です。   実は、これは発生の過程で肩の骨が、内側にグイッと折れ込んでいくことで、 こんな風になるんだそう。 2009年に理化学研究所の形態進化研究グループの方々がこの仕組みを解明されました。 この折れ込む様子が、アニメーションで見れますので、下記アドレスをチェック! http://www.cdb.riken.jp/jp/05_development/0506_turtle01.html   また、「生物の科学 遺伝 2010年3月号」でも少し詳しく紹介されていますので、 ぜひ、興味をもたれた方は読んでみてくださいー。 カメペディアで出会えるカメ達を観る目が変わること請け合いです。   今日もいいところにいてくれてるね!リュウキュウヤマガメ君よ。         Tweet

カメペディア、好評開催中!
  • 企画展・特別展示

カメペディア、好評開催中!

どうも、どうも。 10日ぶりのブログ更新です。 前回撤収作業と設営作業の様子を紹介したままだったので、 「で、今はどうなのよ?」 なんて思っている方も多くいらっしゃるかと思いますが・・・。 カメペディア~カメのなかま・からだ・くらし・いま~ 好評開催中です! 会場はこんな感じに仕上がりました。 ずらっと水槽がならんでいます。 始まって1週間経ちますが、みなさんやっぱりカメが好きなんですねぇ。 時間をかけてゆっくりご覧いただいている方が多いように感じます。 リュウキュウヤマガメは時々カメラ目線。 ホクベイカミツキガメは上を向いて何を考えているのやら…。 日本に生息するウミガメ類以外のカメたちが集合しています。 みなさんぜひぜひ見に来て下さいね!     Tweet  

コリドラス展だより NO.6
  • 企画展・特別展示

コリドラス展だより NO.6

  みなさんこんにちは!   飼育スタッフ国崎です。 今回はコリドラスではなく私の紹介をしましょう!? 私は写真のような顔してます。 これはコリドラス展で使用されているイラストなんです。 絵の上手なスタッフの方に書いてもらいました。 ヒゲが濃いので2日間も剃らないとこんな顔になるのですよー 館内を歩いていると、 「あなたはくにちゃんですか?アマゾンてどんなところなんですか?」  と子供たちに聞かれたことが何回かあります。 くにちゃんを見かけたら気軽に声をかけてくださいね! コリドラス展も5月31日で終了です。 ぜひ見に来てくださいね!     Tweet

26ページ(全32ページ)

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内