いやいや、暑い日が続きますね。 それにしても、今年はセミの声が少ない気がするのですが、 皆さんのところではいかがでしょうか? 毎年耳をつんざくほど聞こえるはずなんですが、今年はそれが全然ないんですよね。 うーむ・・・。 さて、話をサンショウウオに戻します。 さる7月31日に第1回サンショウウオdeサイエンスカフェが開催されました! 当館で行われるのは、約2年ぶりになります。 今回は講師として、京都大学大学院 人間・環境学研究科の西川完途先生をお迎えして、 「日本のサンショウウオの多様性」というテーマでお話していただきました。 開催前の会場をパチリ。 普通(?)の講演会と違って、「気軽に」参加してもらって、「気軽に」研究者に質問してもらって、知識を深めていただきたい! というのが、趣旨ですので、会場のムードを和やかにするのも我々の役目。 当館のスタッフが、手始めにサンショウウオクイズで場を盛り上げました。 やはり参加されている方は、少なからずもサンショウウオに興味をお持ちの方が多く、 準備していたクイズは「サンショウウオは両生類?」とか、そういった簡単な問題でしたので、 まず全員が正解するわけです。 こんな問題が何問か続いても、「そんなんわかるよー・・・。」みたいな雰囲気になりますよね。 そこが狙い目。ふっふっふ・・・。 最後の問題は、6枚のサンショウウオの写真の中で、同じ種を当てろという問題。 難易度急上昇。今まで静かだったフロアも少し騒然とし、参加者同士での会話が 一気に見られるようになりました。 なかなか憎い演出ですな・・・。 さて、その後はいよいよ西川先生の講演がスタートしました。 両生類の進化やサンショウウオについての概論から、 「生物多様性」や「種って?」というような内容を、サンショウウオを例にとてもわかりやすく教えていただきました。 本来、スタッフとして参加しているわけですから、周囲の状況に目を配り、先読みして動かなくてはいけない立場なのですが、すみません、もう講演に夢中でした・・・。最後に「サンショウウオのような目立たない、身近な生物こそ、大事にしていかなくてはいけない。」というメッセージは、非常に心に残りました。今回、サンショウウオ展を企画した意図はまさしくこのメッセージにあることです。展示を通じて、皆様にもこのメッセージが伝わるよう、まだまだ改善する点があるなと強く思いました。さて、講演の後は質問タイムです。 こんな機会はめったにありません。私も正直手を挙げたくて仕方がありませんでしたが、ここはぐっと我慢です。 質問は時間いっぱいまで続き、終了後も先生の前には質問の人が並んでいました。 どうやら、今回のサイエンスカフェ、大成功のようです。 西川先生、本当にどうもありがとうございました! 次回は8月21日です。 ご興味をもたれた方は、ぜひご参加ください。 https://aquatotto.com/event/schedule/detail.php?id=170 さてさて、片づけをしていると、なんとケーキが余っているじゃないですか・・。 でも、西川先生に会うなり、「太られましたね(笑)」と言われてしまったので、、、、、いただきます。