こんにちは。 2Fのコンゴ川エリアの水槽のひとつに、漁の仕掛けがレイアウトされている水槽があります。 これは、コンゴ民主共和国のワゲニア族が、伝統漁法(ワゲニア漁)で使うもので、 木やつるを編んで作られます。 ワゲニア漁は、急流で行われる漁なので、水槽の雰囲気とは異なりますが、漁期が終わると仕掛けはそのまま川に捨てられるので、それが流れ着き、小魚たちの隠れ家になっていたら、こんな感じなのかもしれませんね。 水槽の中には、ほかにも石や流木がレイアウトされています。 あ、右下の大きい石、これは石ではありません。 フグです。 ほらね。 テトラオドン・ムブという淡水(汽水にも)にくらすフグの仲間です。 体には迷路のような模様があります。 大型のフグで、この個体はゆうに60cmをこえています。 こんな顔で見つめてくるので、ハートをわしづかみにされているお客様も多い様子。 淡水フグ最大になるテトラオドン・ムブ。 どこまで大きくなってくれるのか、楽しみですね。 大きくなってくれるのが楽しみといえば、もうひとつ。 ナギナタナマズ科で最大種と言われているチタラ・ロピスが2F「メコン川の魚」水槽に仲間入りしました。 ボルネオナイフフィッシュとも言われ、体長150cmに達します。 これまで展示しているインディアンナイフとそっくりな体形で、それを黒塗りしたような魚。 展示してから5日目のこと、 (まだ新しい水槽に慣れていないだろうし、エサは食べなくても仕方ないよね) などとスタッフと話しつつ、エサやりを始めたその瞬間、黒い影が怒涛の勢いで泳ぎまわりながら、巨大なパールムやワラゴの間をかいくぐり、エサ!エサ!エサー!!!!!と言わんばかりに食べてくれました。 エサを投げ入れた私も、水槽の観覧側で見ていたスタッフも唖然。 度胸もビックサイズのようです。 その時の動画はありませんが、今は落ち着いた感じでゆうゆうと泳ぎながらエサを食べています。 まだ、体長80cmぐらいなので、この水槽の中ではかわいらしくも見えますが、 大きくなるにつれて、すご味が増してくることでしょう。成長をお楽しみに。 Tweet