おもしろ飼育コラム

新しい魚が仲間入り 
  • アクア・トトの生き物
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新しい魚が仲間入り 

  2階 アフリカ・コンゴ川下流の魚コーナーに新しい魚を展示しました。   上の写真の魚はシノドンティス・アルバーティー。       こちらはシノドンティス・フラビタエニアータです。   アフリカ大陸に分布するナマズの仲間シノドンティス属は 100種以上いると考えられている広大なグループです。   既に何種類かは展示されてきましたが、今回、新たに2種追加しました。   ひときわ大きな眼と長いヒゲを持つSy.アルバーティー。 体全体に美しい縞模様がはいるSy.フラビタエニアータ。   いずれも10㎝ほどの幼魚で、バックヤードの水槽では所狭しと泳ぎまわり 餌をさがす姿がとても印象的でした。   展示水槽ではどのような姿をみせてくれるのでしょうか?   既に展示されているシノドンティス・デコラや、他の種類の魚たちとうまく混泳し 自分の居場所を確保することができるでしょうか?   しばらくは隠れて出てこないかもしれませんね・・・   今後の成長が楽しみです!     ツイート

カワおはぎ
  • 新しい展示

カワおはぎ

夏休みが始まりましたね。 たくさんの来館者が来られるこの季節、いよいよこの展示がスタートしました。   ↓   ↓     そうです。これがかの有名な「カワおはぎ」です。     よーく見ると、もふもふもふもふしてるナイスな毛が呼吸で動いてます。 生きてます。 カワおはぎを裏からみると、   カワネズミ。   もふもふしてます、触ると気持ち良さそう。   しかし、常おはぎ状態だからといって、気軽にこのもふもふに触れようものなら、 クワッ! この鋭い歯でガンガン咬んできます…。(「咬まれると、めちゃめちゃ痛い」岩本談)   思い起こせば、6~7年前。 スタッフ2名でカジカガエル観察に行った際、 泳いできたカワネズミをタモ網ですくってしまったことがあります。 タモ網を登って逃げようとするカワネズミを落としつつ、 「手で捕まえたら咬むよね!?咬むよね!? そんな小さなプラケにはいらへんわ!どうするー!」 捕まった方も捕まえた方もパニックになったのでした(すぐに、リリースしましたよ)。 触らなくてよかったよかった!   とまぁ、そんな頃からぼんやりと「カワネズミ展示」をやりたいと私は考えていたので、 このように実現できたことは大きな喜びではあります。 なかなか見れる生物ではありませんし、 「川の水族館」としてはぜひとも紹介したい生物です。   また、いまだ謎が多い彼らの生態解明に向けて少しでも役立てるように、 飼育で得られた情報は積極的に発信していくつもりです。 皆様、ぜひ見に来てください!     だいたいいつも、おはぎ状態ですけど…。   ツイート

新人広報なつめ 「ホネ展」取材日記 Vol.1
  • 企画展・特別展示
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新人広報なつめ 「ホネ展」取材日記 Vol.1

みなさんこんにちは。 渓流展ブログでリレーを続けた「渓流 命の旅のはじまり」が 先日、無事終了しました。   ということは……?   はい、現在特別展のスペースはこんな感じで次回の準備真っ最中。       それにしても、今回はいつもと何か違うような… 水がなーい!!!   そうなんです。 今回の特別企画展示のテーマは 「骨の水族館 ~生き物たちのからだの支え方、守り方~」 3月15日(金)~7月8日(月)   ということで、魚類を中心にいろんな生き物の 骨 ホ・ネ を集めました! これは…ヘビの骨?! 他にもまだまだあります!   前回の渓流展に引き続き、今回も私新人広報なつめが 少しずつ、レポートしていきたいと思います! 準備中の段階から、 通り過ぎるお客様が興味深そうにご覧くださっています。 いよいよ、明後日3月15日(金)より始まります!! おたのしみに…☆   それでは、また!      ツイート  

新人広報なつめ 【特別展取材日記 Vol.1】
  • 新しい展示

新人広報なつめ 【特別展取材日記 Vol.1】

みなさま、はじめまして。 今年の春に入社した新人広報のなつめです!   ブログに挑戦しよう、、、と思いをはせながら、半年がたってしまいました。。   満を持して!! 本日から始まった、新たな特別展の取材日記という感じで  少しずつ館内の情報をお伝えしていきたいとおもいます!   どうかみなさま、私のつたない文章を あたたかい目でご覧くださいませ。。    今日は、特別展が始まる前の、準備の裏側をお見せしたいと思います。   12/18(火) 14:30 昨日までの夜行性動物の特別展から一転… 壁中真っ白け。   そうなんです。 一つの特別展が終わると全て撤去して、 また一から新たな特別展の準備が始まります。   あ、奥に人が見えますね。   「何をしているんですかー?」   こちらは、今回展示する「カワネズミ」の展示水槽を制作している模様。 今繋いでいるパイプの中を、カワネズミが行き来するみたいです!   ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、 アクア・トト ぎふの展示は、企画の段階から展示する生き物の手配、 展示の水槽やパネルまで、展示飼育スタッフが中心となり ほとんど当館のスタッフが手がけているんです!   写真のお二人も、普段は毎日アシカショーをしているお兄さんとお姉さんなんですよ。   水族館のお仕事は、生き物の世話だけではないんですね~。     最後になりましたが、今日から始まった特別展は、、、     渓流 命の旅のはじまり   【2013年3月10日(日)まで】   どんな生き物がいるの? どんな内容なの?? ぜひアクア・トト ぎふにお越しになって、ご覧ください!   ブログでも少しずつ公開していきますので、 お楽しみに~♪♪   それでは、また!      ツイート  

オオアタマガメ展示開始
  • 新しい展示

オオアタマガメ展示開始

  大きい頭のカメ。 尾で木からぶらさがり、岩を登るという活動的なカメ。 そんなオオアタマガメ、常設展示はじめました。   昨年の夏の特別展「カメペディア」以来、このカメを常設展示化すべく 私は時に大々的に、時に隠密裏に、様々な顔を使い分け粛々と内外にアピールを続けてきました。 その結果、常設展示にこぎつけました。   展示開始は休館日翌日、12月11日。9日閉館後から作業開始です。 水槽から魚や底砂を取り出し、乾燥。そして、擬岩の取り付けにかかります。   取り付ける擬岩も自主製作しました。 製作にあたっては、当館でFRP職人として名実ともにNo.1のヒロセ氏に弟子入りです。 氏の指導は飛騨の寒さのように厳しく、サンショウウオが冬越ししているテラスで涙を流すこともしばしば…。 製作期間中つらい日々が続きますが、しかし、私はめげません。 そう、たった一つ。 オオアタマガメを展示するという強い気持ちがあるから…。   そんな辛い日々を乗り越え、準備段階から数回の設置試験をこなします。 「よし。大丈夫だ…。」 師匠の短いながらも、優しく暖かい気持ちがにじみでる言葉に思わず目頭が熱くなります。   いよいよ設置です。   何とも言えない緊張感、展示への期待、積雪による帰宅への不安…。 いろいろな感情がこみあげる中、高ぶる気持ちをおさえつつ、 エイヤーッと水槽内に擬岩をはめ込もうとしたら、全然入りませんでした。   ヒューッ!水槽に入らない擬岩だって?こいつはお笑い草だ! 皆の視線が痛い痛い。   その後、いろいろ奮闘いたしまして、なんとか予定通り間に合いました…。   あとはご来館されるお客様の反応を、トッケイヤモリ水槽の横手から、 こっそりのぞくという非常にワクワクする仕事を残すのみ。 他の作業を終えたスタッフが展示水槽を見に来ます。 「これから上に木を張り巡らせるんでしょ?」 「いつぶら下がるの?」 このような、不躾な質問を私に投げかけてきます。 長らく水槽で飼われていた個体が、木からぶら下がれるわけないでしょう。 考えたらわかるだろ!とキレそうになりますが、擬岩の一件があったので、 「勘弁してよ~」と返すのが精いっぱいでした。 オオアタマガメの話はさておき、まったく無駄な裏話を書いてしまったのですが、この際気にしません。 オオアタマガメの素敵さと、私の悲しみを感じていただけたら、ちょっとは報われます。 皆さんお待ちしております。   ちなみに、このオオアタマガメは神戸市立王子動物園さんより譲っていただきました。 どうもありがとうございました! この個体、神戸市の路上で保護された個体とのことです。 実に残念なことですが、めぐりめぐって当館にやってきましたので、 末永くお付き合いしていきたいです。    ツイート  

ヒガシニホントカゲ展示!
  • 新しい展示

ヒガシニホントカゲ展示!

3F「水田近くの土手の生きもの」水槽にて、ヒガシニホントカゲを展示してます! と、書くと「新しい展示!?」のようで誤解を招くので、 先にどういうことか説明します。 今までニホントカゲと呼ばれていた種は、 日本列島に広く分布している考えられていましたが、 近年の研究結果から、東日本にすむものと西日本にすむもので、 遺伝的に大きく違っていることがわかりました。 そして、今年8月にでた学術論文(※)で見分け方が明らかにされ、 ニホントカゲは二種に分けられました。 これにより西日本に生息するものがニホントカゲPlestiodon japonicus、 東日本に生息するものが、新たにヒガシニホントカゲPlestiodon finitimusとして 新種記載されました。 岐阜県内の個体はヒガシニホントカゲです。 さらに、ヒガシニホントカゲの中でも中部地方のものは、 遺伝的に分化していることがわかっています。 生物の分類は研究の発展とともに変更されることは、不思議なことではありません。 (当館飼育生物で最近変更したものを挙げると、例えばコサギ。 今まではコウノトリ目とされてきましたが、 研究の結果ペリカン目となりましたので、変更してます) こういった情報の更新はこれからも迅速に対応していきます (今回はちょっと遅かったです、すみません)。   ちなみこのように種名板を変更しました。 旧     新     写真はそのままですけど、何か? 下記HPも是非。 http://www.nies.go.jp/biology/research/pu/2012/1208.html ※Okamoto, T.and Hikida, T. (2012)  A new cryptic species allied to Plestiodon japonicus (Peters, 1864) (Squamata: Scincidae) from eastern Japan, and diagnoses of the new species and two parapatric congeners based on morphology and DNA barcode. Zootaxa 3436: 1-23.           ツイート  

パクーたちが仲間入り!
  • アマゾンの生き物
  • 新しい展示

パクーたちが仲間入り!

とうとうパクー入りました!? これだとよくわからないですね・・・   1Fアマゾンコーナーに新しくカラシンの仲間を展示したんです! 時には大型哺乳類をも餌にしてしまうといわれる肉食性のピラニアは有名な魚ですね? このピラニアに近い仲間で主に植物食性の種を総称してアマゾン川流域の人々は  ”パクー”と呼んでいるんです。        ちなみにパクーってこんなヤツです!  ピラニアに似てますね。これはパクーの中でもメチニス属の一種です。     これもパクーです。黒の横縞がシブイですね!   パクーは私がとても好きな魚で、 昔アマゾンに出かけた際も様々なパクーに出会いました。 アマゾン川流域の人々にとってパクーは庶民の味で市場でもよく見られ、 食用に並べられたパクーを見つけるたびにどのような種類か観察していたのを 思いだします。     市場に並べられるパクーたち   これはミロソマ属の一種です。 現地では小骨が多いので骨切りしてから素揚げやフライにします。 脂がのってとてもおいしい魚でした。     今回、アマゾンコーナーの展示種の入れ替えもあり、 長年暖めてきたパクーの群泳にこぎつけることができました。 パクーの多くは幼魚から成魚へと成長してゆく段階で 体形や体色に変化がみられる魚で、 成長過程を今後みなさんに見守っていただくのも、 この種類を展示する醍醐味と考えています。   今回、約20種およそ100尾のパクーを展示しました。 いぶし銀が乱舞する様子をお楽しみいただければと思います。 迫力満点のピラルクーやレッドテールキャットとはまた違った 渋いアマゾンの魅力を感じていただけたら幸いです! ツイート        

プチリニューアル♪
  • 新しい展示

プチリニューアル♪

この秋、プチリニューアルを行ないました。 それは、3階にある「上流の魚」たるタイトルがつく アジメドジョウの展示水槽です。 以前より、アジメドジョウを展示飼育しておりましたが、 隠れて見えなかったり、じっとしていて泳がなかったりと私個人的にも不満の残る展示でした。 実は、このアジメドジョウは、上流域つまり流れのある場所に棲んでいて、 よく泳ぐのです!! 川の中に潜ってみると 川底を這うように、群れをなしてぴろぴろ~っと泳いでいるではありませんか! 初めて見た時、感動すら覚えました。 夏、上流で川遊びした方は、そんな彼らを見たことがあるかもしれませんね? その様子を水槽でも再現したくて、今回水槽内に水流を付けてみました。 流れに負けじと泳ぐものや石の隙間をうねうね潜っているものなど まさに自然!!(と自画自賛) ま、水槽の片隅で休憩モードになっているものもいますが、それは愛嬌ってことで・・・。 泳ぐアジメドジョウをぜひご覧あれ!!! (アジメドジョウに混じってヨシノボリも展示しています)     ツイート

ヒバカリ ~魚を食べるヘビ~
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ヒバカリ ~魚を食べるヘビ~

こんにちは。 夏休み期間中、こじんまりとではありますが、水族館1階ITルームで「岐阜県に生息するヘビの仲間」を展示しています。岐阜県には、アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシ、ヒバカリ、シロマダラ、タカチホヘビ、ジムグリ、ニホンマムシの8種類のヘビがすんでいます。今回、展示しているのは、そのうちの3種類で、シマヘビ、ヒバカリ、ジムグリです。私は、何かとカエルが気になり、犬の散歩の途中や、ドライブに出かけた時などに、素敵な田んぼを見つけると足を止め、 カエルの観察をしてしまいます。 そんな時、よく出会うのがヒバカリです。 ヒバカリは、カエルやオタマジャクシ、そして魚をエサとしています。   ところでヘビはどうやって魚を捕まえるのか見てみたくありませんか? 一言で言うと、めちゃくちゃです。 ターゲットを見つけると、「下手な鉄砲数うちゃ当たる」、そんなかんじです。 では、連続写真でどうぞ。   ① 右前方にエサ発見!   ② えいっ!   ③ とりゃ~!こんな攻防がしばらく続きます。   ④ そして、ゲットーーー!!    ⑤ 食べる向きは決まって頭から。   ⑥ 飲み込んだ後は、胃まで流し込み   こんな感じです。ヒバカリでした。         Tweet

マミズクラゲ
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マミズクラゲ

9月13日より、日本で唯一淡水にすむクラゲ、 「マミズクラゲ」を展示しています。   これは、愛知県内の池で水族館スタッフが発見し、採集したもので アクア・トトぎふでは、初めての展示となります。 神出鬼没のクラゲで、夏の終わりごろに 各地の池や防火用水槽に突然発生したかと思うと、 その翌年にはまったく発生しないというようなこともあります。 いつどこに発生するのか、 この次は、いつ展示できるのかもわかりません。   この不思議なマミズクラゲ、いつまで展示できるかわかりませんので、 興味のある方は、お早めにご覧ください。      

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本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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