おもしろ飼育コラム

極寒の中
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極寒の中

水族館スタッフは、館内で生き物の世話をするだけではなく屋外に出かけ、環境や生物の調査をするのも大事な仕事です。これは、1月24日、今シーズン初めてのワカサギ調査に出かけた様子で、採集方法は釣りです。ご覧のとおり非常に寒かったです。北風はビュービューと容赦なく吹き荒れ、時には雪まで運んできます。そんな中、ボートの上でじっ~と耐えしのぎワカサギに関するデータを集めます。一見、遊びのように思われますがボウズ(0匹)では帰れないし、今後に活かせる情報を持って帰らなければならないので大変なんですよ。結局この日は、あまり釣れず身も心も完全に冷え切って水族館に戻りました。冬の調査はつらいです。
カマキリの抗争
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カマキリの抗争

3F「岐阜県の希少淡水魚Ⅱ」にいるカマキリは、今、口の中が真っ赤です。1月から3月はカマキリの産卵期で、これは婚姻色です。自分のすみかに近づいてくるほかのカマキリに、口をあけて威嚇します。そして噛み付くことも。普段は石のようにじっとしてエサを食べるときしか動かないカマキリですが、怒ると怖いようです。
雪が舞う。コサギも舞う。
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雪が舞う。コサギも舞う。

何年ぶりかという大雪に見舞われたこの冬。水族館では3階の外に面している水槽に雪が積もる積もる・・・。そんな中、真っ白なコサギが雪の中でたたずんでいました。雪の白さとコサギの白さがなんかきれいでした。雪の日の水族館もなかなかのものです。飼育係が水族館に到着するまでが大変ですけど・・・。
抱きダコ
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抱きダコ

カエルの仲間は産卵が近づくと、オスがメスの背中にガシッとしがみつき、抱接と呼ばれる体勢をとります。簡単に言えば、オスがメスにおんぶされるのです。このときオスはメスのわきの下(人にたとえると)に、前あしをまわしてつかまるのですが、考えてみてください。ぬるっとしたメスの背中に、ぬるっとしたオスのお腹が乗っかって、さらに、ぬるっとした脇の下に、ぬるっとした前あしでつかまる。これでは、ぬるぬるして到底長時間耐えられそうにないですよね。でも、大丈夫。なんと繁殖期のオスの指には秘密が隠されているのです。すべての種が持っているわけではないのですが、親指の付け根に抱きダコと呼ばれるタコができ、これが滑り止めになります。メスにも多少のふくらみがありますが、オスほど顕著ではありません。親指の黒いとこわかるかな?
重いよ
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重いよ

人間の健康診断にも必ずある項目、体重測定。水族館でも生き物の体重を量って健康管理をしています(魚類は量れないものも多いけどね)。アルダブラゾウガメも、定期的に体重を量っています。もちろん自分で体重計にのってくれたりはしないので、よっこらしょっとカメを持ち上げ、はかりにそっとのせます。コマチさん、何キロ?今はまだ、人の手ではかりにのせられるけど、もっと大きくなって100kgを超えたらどうしようかな。ふたりがかりで持ち上げても、ぎっくり腰になりそうだしなあ…。
ここは温泉か!!?
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ここは温泉か!!?

3階のカルガモやコサギがいる水槽は、外に面した屋外水槽です。寒い日にはぽかぽか湯気が出ています。ここは温泉??と思うかもしれませんが、そんなに暖かくはありません。水温を計るとだいだい22℃くらいです。外が寒すぎるのです。しかし、見ていると暖かい気分になってしまいます。
メッセージ
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メッセージ

水族館2階探検小屋スペースの机の上に、誰でも自由に書き込めるメモ帳が置いてあります。そこには、色々な思い出をつづったとても素敵な文章や絵などが書き込まれており見る人を和ませてくれます。そんな文字や絵を見ていると私たち飼育係も疲れを忘れることが出来ます。そんな一文をご紹介・・・「1/11 パスポートで月に3回くらい来たがる息子と娘。ささやかな休息を魚とカエルからもらっています。落ち着きますね、子供をおこらないでゆったりと過ごしたいと思う母です…」「1/12 あと少しの岐阜の思い出ができたね」「1/17娘の1歳の誕生日に初めて来ました。上の娘の3歳の子はとても興味深く見ていました。カワウソが可愛かったです。カミナリをとてもこわがっていました」などなど。みなさんの良き思い出作りに、ご協力出来たことをとてもうれしく思います!
カスミサンショウウオが産卵したよ
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カスミサンショウウオが産卵したよ

こんな寒い季節に、人知れず繁殖活動に精を出しているものがいます。それは4階にいるカスミサンショウウオ。1月11日と13日の朝の点検時、水槽内で卵を見つけました。卵は卵のうというバナナの形をした寒天質状のものに保護されています。中に入っている卵を観察していると、はじめはただの黒い丸だったのが、線が入り、長細くのびて、今では頭になるのかなぁ?と思う部分も確認できます。現在はバックヤードにて大切に大切に育てています。無事成長するといいなぁ。
潜る姿
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潜る姿

水族館では大きな水槽を掃除するときなどに空気の入ったタンクを背負って潜ります。夏は結構気持ち良いのですが、冬の潜水は厳しいものがあります。特に水温の低い水槽では寒さに耐えなければなりません。そしてこの冬、寒波に見舞われ大雪の日が続いている中、飼育係は日々潜り続けています。雨の日も風の日も、そして雪の日も・・・。毎日が凍える思いです。あぁ、早く春が来ないかなぁ。春は花粉症持ちにはきついですけど・・・。
脇役?主役?
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脇役?主役?

先日、ある水槽の掃除役に任命された魚がいます。その水槽の主役は岐阜県の希少淡水魚「ハリヨ」です。この水槽は一生懸命掃除しても、コケがみるみる生えてきてしまうのです。そこで飼育係のI君は、コケを食べる魚に手伝ってもらおうと考えました。彼がいろいろ悩んだ結果、見事オーディションに合格したのはタナゴの仲間のアブラボテです!!I君だけでなく飼育係みんなの期待を背負って、アブラボテたちは今日も掃除に励んでいます。でも、頑張りすぎて主役の座をとっちゃダメですよ?
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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