皆さまこんにちは。 体験学習班の河合です。 1月の活動内容は、「川のめぐみ」と題し、10月に特別講師としてお招きした川漁師の平工顕太朗さんに再びお越しいただき、岐阜の食文化についてお話していただきました。 10月の活動はこちら。 平工さんは、アユを中心にコイ、ニホンスッポン、モクズガニなどを漁の対象とし、天然魚の販売やご自身の店「結の船」で料理も提供されています。 アユについては8月と10月の活動で学んだので、今回は「モクズガニ」と「ニホンスッポン」について、漁法から料理の話までわかりやすく丁寧に教えていただきました。 ①漁具、漁法について 生態や習性の説明から始まり、いつどこにどのように仕掛けを設置するのかなど 経験を交えた解説は、説得力がありとてもわかりやすかったです。 モクズガニが捕れすぎてしまうため今は禁止となった漁法の話も、子ども達には興味深かったようです。 ②食べ方について それぞれの捌き方や平工さんのおすすめの食べ方、食べられる部位と食べられない部位、寄生虫による食中毒の話など(※今回は寄生虫の恐れがあるので食用で冷凍保存したものを使用しました。)平工さんは子どもたちと一緒に捌きながら説明してくれました。 プロに教わりながら滅多に触れることのない食材を調理した今回の活動は、子どもたちにとって良い経験になったことでしょう。 スッポンを捌くのは難しいけど、カニなら一人でもできるようになったのではないでしょうか? 他には保存方法、漁期、市場価格、チュウゴクモクズガニ(通称:上海ガニ)との見分け方やスッポンの首のしくみ、カニは「杯」スッポンは「枚」といった数え方など雑学も交えて楽しませてくれました。 平工さんのバラエティに富んだお話は、大人が聞いても面白い内容ばかりで、私も勉強させていただきながら活動のサポートをしました。 今回は、コロナ対策や食中毒を考慮して食べることはできませんでしたが、生き物好きの川漁師、平工さんならではの観点と経験談、捌く体験だけでも「川のめぐみ」について深く学ぶことが出来ました。 なお、使った食材は平工さんが持ち帰り、鍋にしたそうです。 では Tweet