ヒガシヒダサンショウウオとネバタゴガエルの特別展示水槽を設置しました。 こちらはヒガシヒダサンショウウオ。2018年に新種記載されました。 近縁のヒダサンショウウオと比べて大型で、口の中の歯列の形などに違いがあるとされています。 こちらがネバタゴガエル。2014年に新種記載されました。 長野県根羽村で発見されたことが名前の由来です。 タゴガエルと近縁で、見た目からは区別がつきませんが、オスの鳴き声が違うことがわかっています。 こちらがネバタゴガエルの鳴き声。 「キャン、グウグウ…」という感じで、最初の方がタゴガエルと違っています。 「ワン」と犬のように鳴くと話題になりましたが、私にはちょっとわかりません(笑) 新種記載当時は、どちらの種も岐阜県内での生息は確認されていませんでしたが、最近になって岐阜県内でも確認されました。 これにより、15種のカエル(外来種をのぞく)と7種の小型サンショウウオが岐阜県内には生息していることになります。県内での分布状況は、ネバタゴガエルはわりと広く分布しているようです。一方、ヒガシヒダサンショウウオは今のところ東濃地方のごく一部の場所でしか見つかっていません。 私も何度も生息地調査に参加しましたが、なかなか見つけることができず非常に苦労しました。その分、見つけたときはあまりのうれしさに思わず「イタァー!」と叫んでしまいました。 生息が確認されたのがごく最近ということもあり、この2種の岐阜県内での情報は少ないため(特にヒガシヒダサンショウウオ)、これからも積極的に調査していきたいと思います。もしかするとまだまだ岐阜県内から新しい種が見つかるかもしれませんね。 とりあえず展示期間は8月中旬までの約1カ月間です。ぜひ、見に来てください! Tweet