3F「水田と用水路の生き物」エリアの特別水槽を、「ミナミメダカとキタノメダカ」から「ツチガエルの越冬幼生」へ展示替えしています! さて、私たちの身近で見られるカエル類の多くは、春から初夏にかけて卵を産みます。 同時期には、たくさんのオタマジャクシたちが泳いでいる姿も見られることでしょう。 この写真は、今年の春に田んぼで発見したヤマアカガエルの卵です。 オタマジャクシたちは、通常はうまれたその年の夏のうちにカエルへと変態します。 しかし、ツチガエルはオタマジャクシのまま冬を越し、翌年の夏ごろに変態する個体が多いのです。 こちらがツチガエルです。全身がいぼに覆われているのが特徴です。 冬に見つかるオタマジャクシは、ツチガエルだけではありません。 本州では、特定外来生物であるウシガエルもオタマジャクシのまま越冬します。 ツチガエルは目元にピエロの目のような十字が入っています。一方、ウシガエルはツチガエルよりも大型で背中に水玉模様が見られます。 ウシガエルは法律で移動や飼育が禁止されているので、注意してくださいね。 水槽では現在、およそ20匹のツチガエルのオタマジャクシを展示しています。 隙間に多く隠れているので、何匹見つけられるか探すのも楽しいかもしれません。 オタマジャクシ一同、ご来館をお待ちしております! Tweet