カエルのお尻の穴から脱出?!
先日までナマズの稚魚を展示していた水槽(3階の田んぼや用水路の生き物コーナー)の、展示替えを行いました。
今回は「マメガムシ」です。
マメガムシ?
初めて名前を聞く方も多いかと思います。
マメガムシは体長4㎜ほどの甲虫の仲間で、浅い湿地や田んぼなどに生息しています。
わりとよく見られますが、最近では数が減ってきている地域もあるようです。
ガムシの仲間は触覚から酸素を取り入れ、お腹に空気の膜を張って水中ですごしています。
水中にいるガムシのお腹がきらきらして見えるのは、この空気の膜によるものです。
さて、このマメガムシですが
「トノサマガエルに食べられても生きた状態で総排出腔(お尻の穴)から脱出できる」
という研究成果が昨年神戸大学より発表されました。
それによると
カエルの消化管内でも、体に付着させた空気をつかって呼吸することができるようです。また、総排出腔は筋肉によって固く閉ざされているためマメガムシがこじ開けるのは困難なのですが、内側から何らかの刺激をすることで、排泄を促していると考えられています。こうして、通常のエサが排泄されるよりも短時間での脱出が可能となるようです。
これまで昆虫が敵に見つからないようにすることや、食べられないように逃げるといった行動は知られていましたが、今回のマメガムシのように敵に食べられた後に、自ら消化管内を移動し、生きて脱出できる生き物が見つかったのは初めてです。
「生きたまま脱出?なにその能力!」
私も他のスタッフもみんなびっくり。
「こんな驚きの能力をもつ水生昆虫。早く展示したい!」
そう思い続けてようやく、展示することができました。
先ほども書きましたが、体長4㎜ほどの小さいマメガムシですが、
しっかりご覧いただけるように展示していますよ!
(設営直後の写真で濁っていますが、今はそんなことないですよ)
この展示は1か月ほどを予定しています。
このような驚きの能力を知ってもらい、水生昆虫に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
ぜひ見に来てくださいね。
より詳細な研究の内容についてはこちらをご覧ください。
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2020_08_04_01.html
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