企画展便り~ウーパールーパー変態個体について~
みなさま、こんにちは!
暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
現在、開催している企画展『もっと知りたいウーパールーパー』の、個人的な見どころのウーパールーパー変態個体について紹介します。
そもそも、変態とは生き物が成長する過程で形態を変えることです。
ウーパールーパーはカエルと同じ両生類です。
両生類は通常、変態してエラなどがなくなります。
しかし、ウーパールーパーは幼形成熟(ネオテニー)といって繁殖ができる成体になっても、幼生の形態(外鰓、矢印)が残ります。
ちなみにですが、ウーパールーパーの成体はエラ呼吸、肺呼吸どちらも行うことができます。
では、本題のウーパールーパーの変態についてです。
ウーパールーパーは野生下では変態することはありませんが、飼育下ではまれに変態することがあります。
変態する要因として、飼育環境の変化や甲状腺ホルモン(サイロキシン)の投与があります。
企画展で展示しているウーパールーパーは、甲状腺ホルモンを投与して、変態させました。
人為的に変態させましたが、健康状態に問題はなく、元気に過ごしています。
それでは、変態する前と後を比較してみましょう。
まずは、外鰓がなくなっているのがわかりやすいですよね。(丸く囲ったところ)
また、尾の高さが低くなっています。(黒矢印)
摂餌する様子はこちら。
変態する前と後どちらも、エサに対する反応はとても良く、何でも食べます。
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企画展では、ウーパールーパーのエラが少しずつ変化していく様子を映像で流しています。
是非、変態したウーパールーパーにも注目してくださいね!
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