樹脂標本作製
                                    皆さんは樹脂標本をご存知でしょうか。
樹脂標本とは、長期保存する昆虫標本を透明樹脂で固めて、脚などの弱い部分の破損を防いだり、生き物をいろいろな角度から観察したりできるようにしたものです。
現在、トト・ラボでも水生昆虫(タガメ、ミズカマキリ、タイコウチ)の樹脂標本を、実際に手に取ることができます。
 
 
今回は、ゲンゴロウを例に樹脂標本の作り方を紹介します。
樹脂標本に使う樹脂は、レジン樹脂という2つの液体を混ぜることで固まる樹脂を使います。
 
樹脂が付きにくく、固まった際に取り出しやすい、写真のような小さなタッパーを準備します。(シリコン容器の方が良いかもしれません。)
 
そこにレジン樹脂の主剤と硬化剤を混ぜたものを入れて、標本の土台をつくります。固まるまでに2日ほどかかります。
 
土台が固まったら、昆虫標本を土台に固定します。乾燥した昆虫標本は樹脂に浮いてしまうので、しっかり土台に接着します。
 
土台に乗せた昆虫標本に、少しだけレジン樹脂を入れて仮固定します。
次に、昆虫標本が全てつかるくらいレジン樹脂を入れて、しっかり固まるのを待ちます。
 
固まった後は容器から取り出し、研磨して完成です。
 
今回は樹脂の配合比率を間違えて少し柔らかくなってしまいましたが、観察に支障はありませんので、トト・ラボデビューしております。
このブログをご覧になった方は、ぜひ樹脂標本を触り比べてみてくださいね。
「あ、ホントにゲンゴロウの標本は柔らかい。」ブログのことを思い出してみてくださいね。
 
 
 
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