トトベビーのトトデビュー!
                                    4/27より特別水槽「トトベビーのトトデビュー」が展示されます。
今回はその中で、スイゲンゼニタナゴについてお話します。
 
当館のスイゲンゼニタナゴは、(公社)日本動物園水族館協会の種保存事業の一つとして毎年繁殖させ、その一部を展示し、皆様にご覧いただいています。
 
本来スイゲンゼニタナゴは、二枚貝に産卵して繁殖しますが、当館では安定的に毎年100尾程度の繁殖個体が得られるように、人工授精により繁殖を行っています。
 
人工授精とは、人の手によって卵と精子を取り出して受精させることです。
赤矢印のように産卵管の伸びた成熟したメス個体の腹部を軽く押すと卵が出ます。
 
 
同様にオス個体も腹部を軽く押すと精子が出ます。
 
 
その卵と精子をシャーレ内で混ぜ合わせてしばらく放置した後、受精卵をビーカーに移して発生を待ちます。
 
受精卵は発生が進んで、徐々に魚らしい形に姿を変えていきます。
 
 
今年も人工授精を行って多くの稚魚が得られたので、「トトベビーのトトデビュー」で展示することになりました。今は餌のブラインシュリンプも食べるサイズになり、十分に展示可能な大きさに成長しました。
 
 
トトベビー水槽で展示しているスイゲンゼニタナゴのベビー達をご覧いただければと思います。
 
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